熊本の民放４社とＮＨＫが合同で制作した防災を呼びかけるＣＭ「逃げるスイッチオン」が今年も放送されます。先日、私を含め５人のアナウンサーが集まり撮影が行われました。
２０２２年バージョン
【郡司琢哉アナウンサー】
「もし大地震に見舞われたら、もし近くの川が氾濫したらどう行動するのか普段から家族で話し合いましょう。命を守るために」
【５人】
「逃げるスイッチオン！」
熊本のテレビ５局のアナウンサーが出演して防災を呼びかけるＣＭは去年初めて制作され６月から９月まで放送されました。
それまでなかった局の垣根を越えた取り組みは評価され、国交省九州地方整備局から水防功労者賞が贈られました。
大雨のシーズンを前に今年もこのＣＭを制作することになり５月、熊本市北区で撮影が行われました。
５人のアナウンサーが揃って撮影するのは今回が初めてです。
【ＮＨＫ熊本放送局 稲塚 貴一アナウンサー】
「これから心配な時期が来ますのでぜひ僕たちの声にも耳を傾けて命を守る行動を
ぜひとってほしいと思います」
【ＲＫＫ 後生川 凜アナウンサー】
「常日頃からビクビクさせたいわけではなくてもしもの時にアナウンサーがこれ言っていたなって思い出してくれるコマーシャルになってほしいなと思っています」
【ＫＫＴ 畑中 香保里アナウンサー】
「避難をするという行動はその場を動くという大変なことだと思うんですけれども
その腰を上げてもらうスイッチにこのキャンペーンがなるといいなと改めて思いました」
【ＫＡＢ 田中 杜旺アナウンサー】
「避難と言っても避難所に行くことだけが避難ではないと思いますし丈夫な建物なら自宅に留まるのも避難行動ですし有事の時にどうするかというところを考えおくことが必要だと改めて感じました」
【ＴＫＵ 郡司琢哉アナウンサー】
「災害から県民の皆様の生命財産を守りたいという気持ちは５局同じですのでいざという時のテレビの防災情報を活用して早めの避難につなげていただけたらと思います」
こうした取り組みについて防災の専門家は
【防災システム研究所 山村 武彦 所長】
「亡くなった人の大部分が逃げ遅れで亡くなっているという現実から見て逃げ遅れないようにするためには何をしなければいけないかどの時点で逃げるか逃げるスイッチの入れ方を決めておくことが大事だと思います」
この『逃げるスイッチオン』の新ＣＭはＴＫＵでは１日から。
９月まで放送される予定です。