新型コロナウイルスも徐々に落ち着き、2022年には入国規制も解除され、多くの外国人たちが再び日本へ訪れるようになりました。出入国在留管理庁の調べによると、羽田空港から入国した外国人は、去年の2月と比べると約50倍にまで増加しているそうです。こうした背景から羽田空港周辺では、続々と新しいお店がオープンしています。後藤楽々キャスターの取材です。
まず訪れたのは、羽田空港のすぐ横にある羽田イノベーションシティに2022年にオープンしたレストラン。
後藤楽々キャスター
「作ってますよ、ロボットが!すごい」
実はこちら、産業用ロボットなどを製造する川崎重工が運営するレストランです。テーブルに貼られたQRコードから注文すると、自動でロボットが調理を始める仕組みです。もちろん、配膳もロボットが行います。2本の腕を使って、テーブルまで運んでくれます。
さらに、ロボットが食事の後片付けまでしてくれます。このレストランが空港近くにオープンしたのにはあるワケが…。
川崎重工株式会社 Future Lab HANEDA 合田一喜さん
「幅広く多くの国の方に見て頂いてその声を開発に活かすために羽田空港の近くにオープンしました」
実はロボットの実証実験のために作られたというこのレストラン。配膳などの作業は、客と直接触れ合うことも多いため、そのテストを行っているんです。また人手不足が問題となっている医療現場などでも実証実験が行われていて、数年後の実用化に向けて調整が進められているんです。
川崎重工株式会社 Future Lab HANEDA 合田一喜さん
「将来的には人の作業を代わりにやってくれるロボットとしていろんな分野にロボットを投入していきたい」
続いては2023年にオープンした、羽田エアポートガーデン内にある文具店。こちらは大手文具メーカーコクヨの直営店で定番のノートやメモ帳に加えお土産用の文具なども買うことができます。そのため、おみやげとして配りやすいようにメモ帳や消しゴムなどは個包装のセット売りにしています。
そして店内を見てみると…。オリジナルの文具セットを売っているという自動販売機を発見。後藤キャスターが気になったのは、中身は運しだいという2000円のシークレットセット。
その中身は、のりやペンケースなど約4500円分相当が入っていました。こちらのセットの中身は毎回異なります。セット売りはこちらのお店の限定です。
KOKUYO DOORS 森丘 舞さん
「おみやげを各国に持ち帰ってもらい(もらった人に)日本の文具の品質・デザインを好きになってほしい」
少子化やデジタル化の影響で国内の文具の需要が減る中、日本ならではの文具の魅力を海外に発信するのがねらいだといいます。
入国規制が緩和された羽田空港。戻ってきた外国人観光客に期待が寄せられます。
(2023年3月24日放送「Oha!4」より)
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