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【朗読】諸田玲子「草雲雀」(『お鳥見女房 鷹姫さま』より)~オーディオブック~ 朗読:京谷由香里

by ANNAPOST



お鳥見役は江戸幕府歴代将軍が鷹狩を愛好した事から、若年寄の支配に属し、鷹場を巡邏して、鷹に捕獲させる鳥の群生状態を確かめる役目を果たした。また、大名屋敷・旗本屋敷・寺社・幕府領など、どこでも立ち入ることが許されていたため御庭番と同様に動静を監視する役割があったと言われています。
そんなお鳥見役という仕事を代々受け継ぐ矢島家で、内助の功を発揮する珠世と家族達の物語。シリーズ3作目。既に公開している「一輪草」は八話目で、この「草雲雀」は四話目なので、時系列で言うと少し前のお話になります。

*作家 諸田玲子さまの承諾を頂き、ご厚意により公開いたします。
『お鳥見女房 鷹姫さま』(2004年9月)新潮社 所収
 諸田玲子さまのオフィシャルサイト http://www.r-morota.net/

◎主な登場人物
 矢島伴之助 お鳥見役のお役目で二年余り行方知れずになっていたが、昨年帰還(矢島家の婿養子)
  珠世    伴之助の妻で久右衛門の娘
  久右衛門  代々お鳥見役を継ぎ、現在は隠居
  久太郎  長男。お鳥見役を継ぐべく見習い役として出仕
 (水野家に仕える鷹匠の和知正太夫の娘との縁談話があったが、断わっている)
  幸江    長女。旗本に嫁いでいる
  君江    次女。婚礼を控えている
  久之助   道場の指南役として後輩の指導に当たる
石塚源太夫  果し合いの上、許しを得て脱藩。浪人の身になって
  久右衛門を頼って江戸に来てからの付き合い。子供が四人いる。
  多津   源太夫の後妻。小田原藩重臣の娘。夫の連れ子を養育

▼耳で聴いてわかりづらい文中の表記、意味などについて
 草雲雀(くさひばり)コオロギ科の昆虫。 体は茶褐色で、長い触角
  をもっている。フィリリリリと 雲雀のように美しい声で鳴くので、
  草雲雀の名がある
 玲瓏(れいろう)音声の澄んで響くさま
 中間者(ちゅうげんもの)江戸時代、武士に仕えて雑務に従った者
 落胆(らくたん)気力をおとしてがっかりすること
 情理(じょうり)人情と道理
 猛禽(もうきん)鳥獣類を主食とする鳥類の総称
 遺恨(いこん)忘れがたい深いうらみ
 嫡男(ちゃくなん)正妻の生んだ最初の男子
 面妖(めんよう)不思議なこと。奇妙
 内意(ないい)内々の意向
 家督(かとく)相続すべきその家の財産・事業などの総体。跡目
 恭順(きょうじゅん)おとなしく命令に従うこと
 骸(むくろ)死体、亡骸
 後生(ごしょう)を弔う 故人のあの世での安楽を願い、法要を行う
 父御(ててご)父、特に他人の父を敬っていう語
 天衣無縫(てんいむほう)人柄が飾り気がなく、純真で無邪気なさま
 出仕(しゅっし)勤めに出ること。また、主君の前に伺候すること
 稚児(ややこ)乳児、赤ちゃん
 磊落(らいらく)心が広く、小さいことにこだわらないこと
 馬追(うまおい)キリギリス科の昆虫。雄の鳴き声はスイーッチョ
  と聞こえ、馬子が馬を追う声に似る

♫ お好きな場面からお聴きいただけるように ♫
(青字の数字をクリックしていただくと、そこから始まります)
 解説      00:27
 本編
   一      1:34    
   二     10:15
   三    18:25
   四     28:21
   五     43:11
   六 53:47
★ご視聴くださり、ありがとうございました。

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[音楽] 諸田れい子 作おと女房高姫様より [音楽] 草おは将軍の場を巡らして鳥の生息状況を 調べおたがりが滞りなく遂行されるように 目を配るお役目で ある雑市ヶ谷の組屋敷に暮らす矢島は見役 の党首万助が任務のため旅立つとルスタを 女房の玉が切りもりしていっ たお役目で遠をして行方不明になっていた 夫は無事帰還したものの心配事はなくなら ない習慣になっている木人の兄弟にある祠 へ申出た 帰り見の娘に父キエ門の遺族を探している と声をかけられ困惑するた よ年若い娘はなぜ即wifeな父を 亡くなったと思い込んでいるのかおとみ役 の裏の役目に関わりがあるの か何やら人物の登場で あるツクツク奉仕の声に送られて社の森を 出る見で遊ぶトボを眺めながら鶴巻川を 渡り赤まんまの咲風道を 抜ける下雑司ヶ谷の大通へ続く道に出た ところでたは足を止め た草村でフリリリリリリリと涼やかな声が して いる今年も会えました ね思わず腰をかめて見えない相手に 話しかけ た草は玉王褐色の小さな虫なので見つけ にくい泣き声で初めてそこにいるのが わかる涼しい朝のうだけ聞こえる色は人の 世の汚れなど知らげに霊Earthと 透き通ってい た探すつもりは初めからなかっ たしばらく耳を済まして歩き 出す岸文人の兄弟にある祠へ申出るのは夫 の万之助が行え知れずになって以来の習い だっ た夫は無事帰還したものの心配事は なくなら ない天候や給養に邪魔をされない限り今も 参拝を続けて いる心地よい焼かだ ことたまは深呼吸をした何はともあれ 爽やかな朝というだけで身が軽く なるエを浮かべフリリと子供のように 口ずさみながら歩いている ともし あのと呼び止められた驚いて 振り向く声の主はやっこに1本差しの小柄 な男 だ後ろに風呂式包を胸に抱いた16室の娘 が立って

いるということは男は中原も か 道は彼方まで 見渡せる今まで人影を見なかったから主従 は幽霊坂を抜けてきたのだろう えっとちょいとお伺いしたいことがあり ましてここいらは不安内なもの で男は小をかめた娘も頭を 下げる家をお探しです かへいこの辺りにおとり役の組屋敷がある と聞いてまりましたんですが ねそれなら道なりに少し行った右手です よ私も組屋敷へ帰るところですご案内し ましょうと促すと娘はもう一度釈をし た色白のきしな娘で愛らしい顔に思い詰め た色が ある案内するほどの道のではなかった話を かわす間もなく組屋敷の入口へき たそこから先は似たような平屋が並んで いるどちらへおいでです か四十が困惑顔をしているのを見てたは 尋ね た実は その中原が言いかけるとおとみ役を務めて おられたキエ門様のご遺族を探しており ますと娘が先に答え た草のように涼やかな声だが言い方にかか なこりが あるたまは目を見張っ たご遺族と言われました か はいキエ門は老齢だがまだかしとしている 毎日の鍛錬も欠かさない今日もこの自分は のべを歩き回っているはずで ある一体どういうことなの かお人違いではありません かではどこぞえ移られたのでしょう か娘は落胆を隠さなかっ たおとみ役の組屋敷はもう1箇所千だにも ある お高に常駐しているものや組屋敷以外の武 町に住むものもいるから尋ね人が引っ越し たと思うのも無理は ないたまは首を横に振っ たそうではありませんあなたがお探しの 家族は確かにこちらに住んでおりますが 矢島九門はまだ生きております よ 生きて いるまです か ええ即日です よ娘は絶した怯えたように12本後ずさり を するきえ門は私の父です御用が終わりでし

たらどうぞ家へいらしてお待ちください 時期に散策から戻ってまりましょう 優しく言っ たなぜ取り違えたのか知らないが娘の驚き よが尋常ではないのでたまよも少々困惑し て いる娘は動かない息を飲んでいる ばかり父に 何かお嬢様は その中原が進み出たすると娘はは厳しい口 でおやめと叱りつけ た口を封じては見たもののどうしてよいか わからず眉を寄せて試案して いる予想外の出来事に遭遇して身体極まっ ている らしいそれでし たら娘はようやく意を消したよう にキモ様にこれをお渡しくださいまし と風呂式包をたの手に押し付けたと思うや くるりと後ろを向いて小走に 駆け出すお待ちなさいあのせめて名を どなたからと伝えれば良いのです か娘の背中に尋ねたが答えは帰ってこ なかっ た娘の後から中原が首だけこちらへ回し ペコペコは頭を下げながら遠ざかって いくたまはあけに取られ たキエ門がおとみ役を務めていた頃の 知り合い らしいとはいえキエ門は隠居して10年 近くなる隠居前の知り合いにしては娘は いかにも若すぎたそれよりまずキエ門が 死んでいると思い込んでいたのが腑に落ち ない 包みに目をやった縦横1尺ほどの包みだ 手触りからして中身は 布畳んだ着物でも入っているよう だ娘の残りがだろう甘い香りがかかに漂っ て いるそれにしても謎めえた娘だっ た一体どういう知り合い か老年になって角が取れてきたものの科目 で頑固な父である裏娘とは結びつか ない首をかげつつたまは家へ帰って行っ たその日旧太郎が目黒筋のお会場へ出向い たのはおとみ組頭の内藤孫左衛門に命じ られて高野訓練の進捗状況を確ただった秋 の収穫器が終われば本格的な高がりの季節 が始まる高の訓練は今が竹縄 だ高と一口に言うが小高には3種あった 将軍が狩をするところはお場大名家に貸し 与えた狩場をおかり場会場は高上が高を 訓練するための高で目黒筋品川筋中野筋 など江戸近郊に散らばっていっ た9月に入って晴天が続いている歩きには

もってこいの季節 だ旧太郎はまだ正規のおとみ役ではなく 見習いで あるあちこちのお場へ使い走りをさせ られる時には高がりと直接関わりのない 例えば往復の街道や通りすがりのムムの 様子をこまごまと書きとめよというような 指示もあっ たやたと帳面は欠かせ ない初めは歩き回ってばかりいるお役目が 好きになれなかったいや歩くのはまだいい 仮に何より高に馴染めなかったところが 行方しれずになった父の大役を務めている うちに他を見る目が変わった タは生まれながらのカリドだ獲物は命の糧 であるそれは高の定めで常理の入り込む 余地はなかっ たここの毛筋は冷鉄であるがゆえに 美しい一人様のお上がいらしておる ぞ目的地へ到着するとおとり会場きのお とみ狭山神治郎が耳打ちをした 越前様とは老中の水の越前の神たく出 ある城とはどなたです か春先の円THを思い出して即座に尋ねた わっち正大優様 だ狭山は答えたやはりそうか旧太郎は眉を 潜めたわが疎ましいのではないむしろ身の ほども知らぬ太郎の事態を何の意根もなく 受け入れた男に交換を抱いていたとはいえ 顔を合わせるのは 心苦しいましてやその後の高がりでは党の 高姫様から平手打ちを食らっていっ たあけにかけてはあ様の右に出るものは おらぬ最も作用なこと申せば我らがお高城 様方の失跡を買おうが の将軍家の高上にはジフがあるそのくわを 呼びつけ見習いの若者たちに手解きをさせ ているのだと狭山は苦笑し たあがけとは野生のタを訓練することで あるそれに対してひなから育てるのは 須高あは高上の腕の古いどで ある高へ出ていくと14人の若者がわを 取り囲んでいたコをした腕にタが止まって いる動毛な目で辺りを見回しているのは 闘争心大勢な若 だろうエジから一歩離れて細身の若者がい たわの手にあるタより一回り小ぶりのタを 手にして いる旧太郎の姿を認めると若者はエジに背 を向けて近づいてき た一目見た時から旧太郎は若者の正体を 見抜いてい た2度と会うことはあるいと思っていたの にまたもや顔を付き合わせることになろう と

は気まずくもありいたまれなくもあったが それでいて旧太郎の胸は高なってい た自分でも予想外の高ぶりで ある Aは四歩のところで足を止め真光から旧 太郎を見つめ たきかな目の色だ以前あった時ほど激怒し てはいなかったがそこにはなお怒りか避難 か燃え立つような激しさがあっ た旧太郎はたじろぐことなくエの視線を 受け止め た美しい目だと思った他のように何者にも 媚びない無垢で無鉄砲をなめ だ旧太郎が何も言わないのでAはツンと顎 を振り上げ た笑わは恥を欠かされまし た初めて聞く声は思いの他柔らかで震えを 帯びて いる謝ることも言い訳をすることもできた が旧太郎はどちらもしなか た帰ってエを侮辱するような気がしたから だ旧太郎は頷い たAは一瞬規制を削がれたようだっ たブれもそなたなど大嫌い じゃ今度は尖った声で言っ た断層しているせいか22という年より 若く見える怒った顔はむしろ幼くさえ見え た無邪気に怒りをぶつけてくる女が何やら 愛しく なるエドの起と断ったわけではありませ ぬ言い訳はしないつもりだったがそれだけ は言っておきたくなっ たAのようにまっすぐな気象の女に誤解さ れたまま別れたくは ないでは なぜAのまなざしが揺らいだ 矢島の着なとして思うところがあったから ですAは唇を引きてんだまま旧太郎の瞳を 見つめて いるとその時おすがなった完成が 上がる大空でほとばしった刺繍に血が 高まったのかそれまで微動にしなかったタ がAの腕で羽ばたいたAは高の足に結んが 綱をたり寄せ たこのままでは腹の牛が収まりません そなたに勝負を挑むゆ受けて立ち なされゆうやイやきびを返した何をどう 勝負せよというのか肝心のことは明らかに しないで足早に父や若者たちのいるところ へ戻って 行く旧太郎はリとした後ろ姿にに見れ た高姫様 かいつかもう1度巡り合うような予感がし たいいともなんであれ受けてた と口に出して行ってみるそう思うのは

まんざらでもなかっ たねえおば様おじい様どうかしちゃったの 秋が鼻の頭にシを寄せて訪ねたたまは名を 刻んで いる門のところでご挨拶したのに知らん かお見向きもしないで出ていっちゃう なんていつものおじい様じゃない みたいそれにねわの分からないこと ブツブツ言ってるの君が悪かっ た妹の雪も口を揃え た考え事でもしていらしたの でしょうたまは手を止めたさあおしりをし てないで早く終えておしまいなさい な捧げが山になっている細長いさの中には 小さな豆が十数子行儀よく1列に収まって いるはずだっ たさやをが切り取るのが少女たちの仕事で 豆はさごと煮られ遊の前に 並ぶキエ門の話はそれでおしまいになった がたまよの胸の使えは降りなかっ た包丁を動かしながら試案に くれる本人父上はどうしてしまわれたの か朝の散策から戻るのを待って生しの娘に 託された風呂敷包を手渡し た娘さて心当たりはないが な首をかげつつキエ門は包みを開いた中 から出てきたのは色合せた大島のこで ある大島は縦糸にきぬ抜糸にもめを使った もののだ地はあいちゃ袖にすり切れを かがった跡がある古びはいても着物など 滅多に着る機会のない火九節にとって青島 は常もの子だっ た一目見た瞬間キエ門は雷に打たれたよう に硬直した青くなり赤くなりまた青くなっ て肩で荒い息をついた お心当たりが終わりなのです ね穏やかに尋ね たキエもは答えなかっ た子を託した娘後は父上が生きておられる と聞いて真底驚いておりまし たこれはご遺族に届けるつもりだったそう です名も告げず逃げるように帰ってしまわ れたのですよ それでも何も言わなかっ た呆然と虚空を見つめて いる父の顔があまりに悲痛だったのでたは いたまれなくなって席を立っ た旧門はそれからというもの実質にこもり きりだっ たひを運んだ時も庭を眺めていた前を下げ に行っても一言も口を聞かなかっ たどうしたというの だろう暗示ていたのでいつも通り夕べの 散策に出かけた時は胸を撫で下ろし たあのこはおそらく父のものに違い

ないたに見覚えがないということはお役目 で遠をした時集えたのではない か も万之助同様何度か遠を命じられて いる1度など2年あまりに及び帰還した際 脇腹から背骨をえぐるように生々しい刀傷 を負っていっ た子には当時の思い出が染みついているの ではない か娘の思い詰めた顔が 蘇る おば様 たらゆけが袖を引っ張ったおば様までなん だか変どうしたのです か秋も探るような目で見つめて いるなんでもありませんよ明後日は13屋 でしょお団子をいくつ作ろうかと考えてい たの です8月の15屋は石塚家の面々と共にお つきみをし 片付きだけ見るのは意事なのでもちろん 明後日も賑やかな集まりにするつもりだと なれば月見団子もちょっとやそっとでは 足りない何しろ石塚家は現代夕始め元太郎 を現じろと退職感が揃っていた重親の団子 もあっという間に平らげて いるユは素直にそっかおつみねと手を叩い た次は私たち何をすればいい のたまよはエボを浮かべたあちらへ行って 何か手伝うことがないか聞いてごらん なさい君えと里は茶の間で綿入れを縫って いる人へから合わせへ衣替えは済ませた ばかりだが秋口は急に換気が来るので早め にの準備をしておかなければなら ない元気な返事を残して雪は出ていったが 秋はその場に指したまま大人びた顔でたよ を見つめて いるおば様おば様が何を考えていたか当て てみましょう か何 でしょう君え姉様がお嫁に行っちゃった後 のこと考えてたんでしょう 1人じゃ寂しい もの私が子になってあげましょう か長女の幸恵は旗本に嫁いでいる君も円 THが決まって来週には修SAWをあげる 運びとなったそうなれば父夫息子たちの 世話はたよ1人の仕事になる秋は子供なり に気を回したのだろう あきちゃんが矢まけの子になったらあなた のお父様やお母様が寂しがります よそうだ けど今だってしょっちゅう来てくれてる でしょそれで十分です よ

本当出ていくものがあればやってくるもの がいる家とはそうして少しずつ形を変えて いくももだこの家にも時にお嫁さんが来 ますさらりと言うと秋は目を丸くしたお嫁 さん て旧太郎が家を告げば妻をもらうことに なる でしょう旧太郎も金之助も塔に身を固めて も良い年で ある君にしても決して早い結婚ではなかっ た矢の子供たちの根気が遅れてしまったの は党首の不在が長引いたせい だ ふーん九太郎お兄様にお嫁さんが来るの か当たり前でしょうだから心配はいりませ んよさ縫い物を手伝って いらっしゃい今度は秋も出ていっ た1人になるやため息をつい た旧太郎は先頃円THを断ってしまった そのことも気がかりだがそれを言うなら 牛之助の行成も悩みの種である次男は容姿 に出すしかないそれが後家人の家に生まれ た男児の宿命で ある昔の万之助ならくっなく話し合えた なんであれ的確な答えが帰ってきたたが今 は自分の殻に閉じこもっていて相談し づらい一層父上のことを話してみようか ふと思い首を横に振っ たあのこが密偵役を勤めていた頃の思い出 につながるものなら名のこと夫には言え ないさやの上から指で豆の形をなぞる 子供の頃よく数の当てこをし た豆なら中身を当てるのは簡単だが人の心 はちょっとやそっとでは知りよが ない捧げを入れたざを抱えてたまは井戸端 へ出ていっ た術の稽古が終わった後は に呼び止められた幼馴染みの覇は君への 言い付けで来週には議定になる遠慮は ない面容な話だ なうんおじ様の一見で幕を下ろしたかと 思ったがそうではなかったよう だはの話に牛之助は眉を潜めたさすれば たた様 も表向きは休止と届けが出ているだが家督 を継いで2年にもならぬ尋常なご世挙では ある まいそういえば仙台のた様が休止した後 沼津班は三河の領地を挙げしたんだった なその上昨年は常川の分水路とインバ沼の 古掘り筋の不審御用を賜ったいずれも越前 様のによるも らしい菅沼まはお勝ち目を務めているので 初犯の事情に 詳しいこの日はが牛之助に教えたのは

万之助が密偵として入り込み要約のことで 生還した沼ず販の現状だっ た沼ず班では万助がキにつく数ヶ月前に阪 のたが休し男のが家を継いでいった斗の話 では去7月にたたも休止して弟の田永が 新種になったと いうたの休止には水野越前の神の意が働い ていたそりの合わないたを排して水野は 教皇手段に出た挙とは量を幕府へ能する ことだ土地を取り上げられ不にされて沼津 班は財政的に大きな打撃を受けたにも かわらずまたもや反が死去したのだたたの 早すぎる死は表向きは幕府への狂人をよっ ていてもなお水面化でし烈な抵抗が続いて いたことを意味しているのではない か今はもう関わりはない聞き流しても 良かったが牛之助には一言とは思えなかっ た 父は未だに苦しんでいる祖父のキ門も長い 歳月人知れず苦しんでき たキエ門がどこで何をしてきたかは知る よしもないが父同様壮絶なお役であったに 違い ない牛之助は母を思ったおとり役の家に 生まれたばかりに夫や父の身を安んじ苦難 を共にしてきた そればかりか祖父の日合の死も間の当たり にして いる牛之助の早祖父は遠出先からむになっ て帰ってき たエ前様に関われば骨の髄までしゃぶら れる睨まれるのも怖いが引き立てられるの も迷惑だ な親友同士の気安さでつい本音を吐いて いる ハトと別れてキロに着い たみちみちすを思い出したのは沼津班の話 を聞いたせい だろうすは沼津で知り合った娘の行為に つけ込んで父を救い出すために危険な役を 担わせ た無事に暮らしていると聞くがすの心を 持てあんだ後味の悪さは胸に重く のしかかってい いる家の前まで来た時は日が暮れていた 木門に向かおうとして足を止める門前に 人影があっ た一瞬たか決めかと思ったがそうでは なかった2人より小柄で年も 若い君えの友人が訪ねてきたにしては妙な 時刻だった そういえばこの冬斜め向いの家に女が 入り込んで騒ぎを起こしたことがあっ た牛之助はこの時も女が門前を行ったり来 たりする様を眺めてい

たあれは千喧嘩の果ての騒動だったが目の 前の娘にもただならぬ気配が漂って いる暗がりに身を潜めてしばらく様子を 伺った 娘は木門の戸を押した戸は簡単に開いたが どういうつもりか中へは入らず板をなぞる ように歩い た少し行ったところで節穴を見つけ兵に顔 をつけて中を 覗く牛之助は忍び足で娘の背後に回り込ん だ何を見て いる声をかけると娘は飛び上がったヒっと 引きつった声が 漏れる逃れようとする娘の腕をつかみ 牛之助は組屋敷の入口にある杉子だちの 根元まで引っ張っていっ た手荒な真似をするつもりはなかったが 不審な行動をしていた娘をそのまま見逃す わけにはいか ない何をしていた改めて問いただした お話しします逃げませんからどうかお手を 話して ください娘は顔をあげ明朗な声で言っ た上弦の月が淡い光を落として いる牛之助は凍りつい た すず無論すずではなかった都市格好が そっくりだというだけでよく見れば別人で ある それでも牛之助はすずが自分を探しに来た ような錯覚に囚われ たそなた はあと申します矢島きえ門様がご存命と 知りどうしても一目お顔を見たくなって 覗いておりまし た牛之助は目をしたい た矢島門は拙者の祖父だそなた祖父を知っ ておるの かあはこりと頷い た名前は存じ上げております話も何度と なく聞いておりますですが実際にお目に かかった記憶はありませ ん祖父に会いたいなら訪ねて参れば住む ことだ何上こそこそ除いてい たあの瞳に強い光が流れた 会いたくないからですお顔を見たいだけ でどういうこと だキエ門様は亡くなったと母は信じており ました15年近い歳月ずっとそう思い込ん でいたのですそれなのに生きておられ た母のことなどすっかり忘れ て平然と生きてられたなんて許せませ んどうも話が見えてこない牛之助は眉を 潜め た23尋ねるがその他はどこから参ったの

か一ヶの大子番組組屋敷より参りまし た大番よりを務める加納15郎の私は名 ですの生まれですが母を失い江戸まって 叔父の幼女となりまし たそなたの母は俺のソフトコにしておった の か幸夫で共に暮らしておりました私はまだ 押さなかったので覚えてはおりませんです がおったり怪したりしてくださったそう ですがつやつかずの頃キモはお役目で家を 開けることがあっ たどこで何をしていたか聞いたことはない だが父を探して沼へ行きおと役の裏の役目 を知った今は祖父が幸夫で家人の知らない 暮らしをしていたと聞いても驚きはし なかっ た祖父は命で府に行きあの母と一時期同然 の暮らしをしていたの だろうそしてある時祖父の身に異変が 起こった彩の母はキエ門が死んだと 思い込んだがキエ門は深手を追って江戸へ 帰っ た忘れたのではない忘れなければなら なかったの だろうあの母を騙したわけでも捨てたわけ でも ない祖父に そう弁名したかったがそのことをあにどう 話したら良いかわからなかっ た母は死ぬまでキエ門様のゴシをおらって おりました再婚もせず救え門様のおそばに いいからと大江戸の兄者にも頼らず1人で 墓を守っていたの です泣きは見つかりませんでしたが墓には 片の品を埋めたすそう です1枚だけ残しておいたこそではいつか 江戸へ行く時があったらご遺族を探してお 渡しするように とあは目をうませた中のよう懸命に拳を 握りしめている姿が 痛々しそなた手てはおらぬの か話ぶりからキエもでないことは分かって い た私が母のお腹にいる時に死んだそう です詳しい話は知りませんが身の母を友で あったキモ様に託したそう でキエ門様は父との約束を守りそれは母を 大切にしてくださったと聞いており ます月がに隠れ たあは鼻をすすっ たキエ門はあにとって泣け母の恩人である と同時に死んだと偽って母を置き去りにし た憎い男でもあっ た複雑な思いに娘の心は激しく揺れている に違い

ない祖父にはどうにもならぬ事情があった の だろう事情と は祖父はそなたの母者を捨てたのではない それは確か だどうして分かるのです かすがるような瞳がまっすぐに牛之助の目 を見つめて いるきすは再びすを思っ たキモがの母にしたことは自分がすずにし たこと だすずも彩の母もおの壮大なそして陰3な たみの犠牲になったので ある今この場では話せ ぬいつか話せる日が来るかもしれぬ がならばいし方ありませんその日を待って おります 祖父に会いたければ引き合わせようそっと 顔を見たいというならそれも良い機械を 作ってやっても良い があは首を横に振っ たお話を伺ってからにいたし ますいつになったら話せるのか第一どう 話して良いものやら検討もつかない それでもこの場が収まったので牛之助は アドし た1人 かあは家人に内緒で抜け出してきたと いう月はくまから顔を出していたが夜道を 娘1人で返すのは心配だっ た近くまで送って 行こう遠慮する娘を解せ先に立って歩き 出す あの下雑子ヶの大通へ出る手前であやが 呼び止め たお名前を教えて くださいあの声は涼やかだっ たさっきは気づかなかったがこうして背中 越しに聞くと住渡った鈴音のようにも 聞こえる矢島清之助 南坊の冷や食い だふっと胸が踊った心なしか歩みも軽く なって いる昨日昨日とキエ門は沈み込んでいった ろに口を聞かない食も進まないようだうを せため息ばかりついて いるそんな父を見てたも放っては置けなく なっ た13日の朝キエ門は風呂式包を背負って 家を出たいつもの散策の入れたちだ包み さえなければどうということもない朝の 片付けを君に任せてたは後を追いかけ た気づかれぬように感覚を開けて 歩く最もすぐ後ろを歩いたところで気づか れる心配はなさそうだっ

たキエ門は前方を見据え疲れたように歩い て 行く幽霊坂へ差し掛かる手前で阿道に入っ た木人へ行く近道 だ道は鶴川を越えの森までうねうねと続い て いる辺りは身渡す限り畑と野原だが幸い 実りの秋だから鏡ば身が隠れる高さの臭や 作物にはこか ない身を隠す必要はなかっ たキエ門は振り向きもせず黙々と歩き 続ける鶴川の土手で歩みを緩め土手の上を 今度はゆっっくり歩き回っ た時折り川もを覗き込んで いるしゃがんで草をむったかと思うと小石 を投げ砂を 蹴飛ばし試案しているのは明らかだっ た何 を真の像がせり上がったもう見てはいられ ない声を かけよう駆け出そとした時背後で足音がし た現代ゆ 殿しここは拙者にお任せ あれ目くばせを する石塚一家は矢島とは目と花の先の聖堂 村の農家の離れに住んでい た2日に1度は家族揃って矢負けで遊を 取って いる昨夜現代優はキエ門の変貌ぶりに 気づき心配になって朝1番に訪ねてきたの だろう現代言なら100人力だった人 懐こく厚かましくて大ぐらい天無法腕も 立つが口も達しな現代優には苦もなく人の 心に入り込む特技があっ たキエ門も現代夕には一目置いて いる キモが何をするつもりでいるにせよ娘が 飛び出しては気まずい思いをするはず だ家人に知られたくないからこそこれまで 沈黙を守ってきたので あるここはお任せし ましょうたは後ろへ下がった現代優が土手 へ登っていくのを見届け背を 向ける本当は最後まで見届けた 小陰に隠れて見ていることもできたがそれ では父を裏切るような気がし た未練を捨てて家父を たどるたよどの社の森までごそを願い たい現代優がクアを覗いて声をかけたのは 何事もなく門が帰宅してしばらく立って だっ た万之助と旧太郎は出資中牛之助は道場へ 君はお張の稽古に出かけて いる月の地相の下心を後回しにしてたまは 家を出

た父が泣いたのですか目を見張った木の 枝葉がざわめいて いる現代は小を見上げ た涙を流していたのではなく肩を振るわせ て腹の底からうめえておられたあまりに 無くてとても見ては俺なん だ父はそのお人を心から思うておられたの です ね初めは哀れみというか見過ごしにはでき ぬとの思いで面倒を見たそう だはやや子をはんでいた父親を死なせた 罪滅ぼしの意もあったの だろう罪滅ぼし 現代優は玉よを見た悲痛な目の色で ある女将の名誉へ助けよがなかったそう だたまよは息を 飲む現代優は重々しく頷い た いざ切る団になって祭祀を頼むと言われた そう な太い息を つく無論女はキエも殿が夫を切ったことは 知ら ぬ共に暮らしているうちにキモ殿も心が 動い たミバ殿というそうだがミは殿にもその後 生まれたあという幼女にも情が写って できることなら全てを捨ててさやかな 暮らしを守りたいとまで願ったそう だ叶わぬ夢だっ たキモは最後の大仕事で敵に襲われ深手を 負ったが運よく九死に一生を得てその足で 江戸へ戻っ た死んだふりを通したのは母子に避難が 降りかかるのを防ぐためで ある さや辛い歳月だったに違い ないむつみあった女を置き去りにした ばかりかいにも裏切ることになってしまっ た心ならずも犯した罪の重さにキモは 苦しみ抜いてきたと 言ミ殿はどうしておられるの でしょうなくそうじゃいやおそらく なくなったのだろうとあのこはミ殿が手塚 から縫うたものだ娘がわざわざ届けてきた のは母の遺言にそういある まいたまも小を見上げ た彼方の空は晴れ渡って いるこの分なら流産屋の月が雲に隠れる 心配はなさそう だ父は鶴巻川で何をしようとしていたの です か平成に訪ねたつもりだったが声が震え た子を川に流そうとしておられ たまあ子

をアンドの息が漏れ た持っているのが辛いと言われての ミ殿との暮らした日々が思い出されて夜も 眠れぬそう じゃ家では頑固な父だったが父には別の顔 があったミと暮らした2年の歳月を胸の奥 しまい込んで家族のお元へ帰ってき た父の体に刻まれていたのは脇腹の傷だけ ではなかったのだそう思うとたは胸が いっぱいになっ たでは流してしまったのです ねいや拙者が預かることにした現代湯殿 が死んだら一緒に墓入れてくれと頼まれた そういたしますと約束し たたまよは辞儀をし た現代湯殿のおかげ ですいやいや拙者の力など大したことは ないそれよりた殿の笑顔のおかげでどれ だけの人が救われた かまあ大業 なたまよはコロコロと笑ったおれその エクボ だ大事な子ですよネズミに惹かれぬよう に我が家には大きなネズミがワンさとおる おちおちしてはれぬ の手のひらでおでこを叩いて現代ゆも雷 reprな笑い声をあげ たネズミたちに悪さをさせたくなければ 満腹にしておくこと ですこいはお団子をたくさん作り ます賑やかにおつみをして父にもうれいを 忘れてもらわね ば連れ立って社の森を出 た組屋敷の手前で 別れる真昼にはあまり聞かれないと分かっ ていながらたまはふと足を止め草の声に耳 を済ませ た少女を開け放った縁側にすすきをいけた 花瓶団子を積み上げた大償の散歩 絹担ぎや枝豆新物のくを乗せた盆が並んで いるすっげえや誰がこんなに団子食うんだ よ玄次郎がすっとん強な声をあげ たお前だろ15屋の時だって1人で食っ ちまったじゃないか玄太郎がすかさず 言い返した違うよ10個も20個も食った のは父上さ2人は現代優の姿を目で探した 現代優は茶の間の真ん中にいたた旧太郎 牛之助君江それにはとも交えて年下の仲間 に囲まれて いる木下のところ失職中で口入れ屋の世話 になっているから雇われた先崎での見分を 面白おかしく喋っているの だろう大人てんのはさつみだつみだと騒ぐ くせにちっとも月なんか見ちゃいないんだ 玄次郎は肩をすめたそんなことはない

さ玄太郎は縁側のすみっこに顎をしゃくっ たキモと万之助が並んで月を眺めて いる黙ってあを描いているだけなのになぜ か2人の周りは乳な光に包まれているよう に見え た俺も一端の侍になりたい な2人の方に顔を向けたまま玄太郎が つぶやい た一端の侍っ て余計なことは言わず心ざしを曲げず亀を 守って中金に励むんだへんつまらなさそう だ なお前お前にもいつかわかる さ玄次郎は鼻を鳴らし たこっそり団子に手を伸ばそうとした時だ 少女たちを引き連れてたが入ってき たさあ甘酒ができました よ本物の月見酒は子供たちが眠って から月見に甘酒とは聞かないが大人用と 子供で酒かすの量も甘みの加減も変えて あるお団子食べても いいもちろんですよ大きな散歩だけおろし ていらっしゃいお月様と一緒にいただき ましょう甘酒を配り終えたところでたまは 父と夫の傍に腰を据え た毎年この季節になると道端の同じ場所で 草が鳴くのです よ月を眺めながらどちらにとなく 話しかけるはな命など知らぬげにそれは もう楽しげな声 ですると唐突にわしは人を切ったとキエ門 がつぶやい た月を睨んで いる助はみぎをし たたは同時 ない若い命が育ってい ます愛らしい住んだ目をした娘さんでし た沈黙が流れ たややあって旧門は頷い た子供は月が欲しいとねだるが大人は そんなことはでき ぬ彼方よりただ眺める のみ3人は各々の思いを胸に月を めでるあ虫が泣いてる茶の間で秋が声を あげたすず虫 だ違いますよあれは 松虫たが教えた どうしてちんちろりんって泣いてるの にちんちろりんは松虫でりんりんがすむ し大昔は反対だったそうですよいつの間に か逆さになってしまったのですっ て君江が説明を加え たそれでは馬追いはなんて泣くのでしょう 現代優 様を向けられて現代ゆは目を白黒させ

たヒヒーン 答えるやざは笑いの渦に包まれ たスイっちょんスイっちょんじゃなかった か覇が助け船を出し た向いの空き地でよく捕まえたっけ な急の助が懐かしそうに応じる 茶の間の賑いを笑顔で見守りながらたまは ちらりと父の顔を盗みみ た相変わらず月を見上げているが口元が カスカにほんで いる視線を夫に移し た万之助は妻を見てい た穏やかな目 でたまは頬を染めた 13夜の月の光は15夜の月光より淡く やかでひきは胸に 染みる吹きすぎた涼風に遅れげの乱れを 気遣い つつたまは静かに腰を上げ [音楽] た こんにちは作おとミニ応募シリーズの中 から草ひりをお聞きいただきましたいかが でしたでしょうかリクエストの多い作品 ですので楽しみにされていた方も いらっしゃったと思い ますどんな登場人物が気になったでしょう か今回もまた諸田れい子先生にご相談の上 お許しをいただき朗読をさせていただき まし たおとり女房シリーズはは全部で8冊あり 3冊目の高姫様に納められている作品 です以前公開している一輪層よりも自系列 で少し前の話になり ますおとみの裏の役目が女の命令ではやえ ないとはいえ辛くてやせない仕事であると いうことが垣間見えてきたのではない でしょう かそんな中でも家族同様の付き合いのの 現代優の子供たちとの触れ合いが心和む 一時です ねこの後あや高姫様ことAとはどのような 関係になっていくのかまたの機会に少し ずつご紹介できればと思い ます皆様からいただくコメントや高評価 スーパーサンクスでのご支援も大変励みに なりますどんどんお待ちしてい ます引き続きゆかりさん地の朗読 チャンネルをごひきによろしくお願い いたし ます大観が過ぎたばかりですので皆様 どうぞ本命を大切に風など召されませぬ よう温かくしてお過ごしください ませ草ひお聞きいただきありがとうござい まし

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4 comments

@user-mk8nn3ur6f January 21, 2024 - 1:10 pm

今夜も穏やかな声音に気持ち良く入眠できます❤

@user-gj7gz3rd7y January 31, 2024 - 7:55 pm

暖簾を潜って…
女将さんこんばんは…
在所は暖かい日が続いて間も無く大寒が抜けます(全国同じですが…)…が明日から少し凍れますやや弱い寒気団が掛かります…(天気予報によればですが…)
草雲雀、知りませんでした…初秋の季語であり興梠の仲間何ですね…
夕べは寝落ちし今朝ふと目覚め聴かして頂きました…
諸田先生のお鳥見シリーズは謎が多く跡を引き摺ります… またたおやかな日本の歳時が心ち良く想えて筆を取りました…
現代は歳時はほとんど廃れまた水うちも風鈴もあまりの異常気象に小説の世界のみに生きるかも知れせん…
お江戸はもう早春の佇まい梅の花が咲いたとYahooが伝えて下りました⁉️
北国はまだまだ女将さん地もまだ真冬真っ最中でしょう… 在所も此れからが積雪の季節…
時節柄御身、喉を御大切になさって下さい…❗

感動の朗読をありがとうございます❗
感謝です…‼️

@user-gj7gz3rd7y February 1, 2024 - 9:49 am

暖簾を潜って…
女将さんこんばんは…
とんでも無い時代に為りましたね。
先程 草雲雀の虫音をYou Tubeで聴いて確かめました、為る程可愛いらしい虫音でした。虫音、小鳥の鳴き声、各種の蝉 鳴き声等余り在る程有り私の若い頃には考えられない 第一各個人が電話機を持ち歩くなど夢にも思いませんでした七十過ぎの爺様(自分の事ですが…)がAIを使いこなすなど(娘から教わりながらですが…或いは携帯スマホの販売店を利用しながらですが…)兎に角何とかやっています。恐ろしい時代です…

ありがとうございます❗
感謝です…‼️

@user-jw7yh7wi3o February 6, 2024 - 8:09 am

ありがとうございます!

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