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バレーボール・リガーレ仙台。今シーズン限りで現役引退とチームを退団する仙台市出身の佐藤あり紗さんが2月26日、大勢のファンが見守る中、最後のホームゲームに臨みました。
ファン
「佐藤あり紗さんは地元の誇りの選手ですので、最後まで見届けようかなと思ってました」
「きょうはどれだけ泣いても良いように、バスタオルを持ってきました」
「ガンバレ、あり紗さん!」
2月26日に行われたリガーレ仙台の今シーズンホーム最終戦。この試合、佐藤あり紗選手兼監督にとって地元・宮城での現役最後の試合となります。会場には最後の勇姿を見届けようと、ホーム歴代最多となる1108人の観客が集りました。
この試合、序盤からリガーレが主導権を握ります。今シーズンエースに指名された末永真由がチームを引っ張る活躍を見せ、まずこのセットを先取します。
続く第2セットも佐藤あり紗のトスから得点が生まれるなどつなぎのバレーを展開しセットを連取するリガーレ。
一時流れを渡し第3セットを奪われますが、ここで佐藤あり紗監督がチームを鼓舞すると、第4セット、再び流れはリガーレへ。中でも加藤彩夏がチームトップの17得点を挙げるなどキレをみせると…。
迎えたマッチポイント。最後は、佐藤あり紗のトスを仙台市出身、鈴木音が決め勝利。宮城のバレーボールを支え続けたオリンピアンはファンが見守る最後のホーム戦を勝利で締めくくりました。
佐藤あり紗 選手兼監督
「自分のキャリアの最後は絶対に仙台でプレーしようと思っていた。きょう皆さんの前でリガーレ仙台のチームメイトと一緒にバレーができて、本当に良かったと思います」
惜しくもファイナルステージ進出は逃したリガーレ仙台次は広島で行われる今シーズンの最終戦、有終の美を飾る勝利を目指します。