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ノーベル文学賞受賞作家で沖縄とも深く関わった大江健三郎さんの訃報を受けて、那覇市内の書店では著書を集めた特設コーナーが設けられています。
▽登川二奈記者
「こちらの書店ではおとといから特設コーナーを設置していて大江さんの著書が並んでいますが、沖縄について執筆した『沖縄ノート』はすでに売り切れとなっています」
日本人2人目となるノーベル文学賞を受賞した大江健三郎さんは数々の作品を世に送り出し、死去したことが報じられて以降全国的に著書が品薄になっているということです。
那覇市の書店では沖縄での取材を基に執筆した「沖縄ノート」がコーナーを設置してから1日も経たないうちに品切れとなりました。
▽ジュンク堂書店那覇店エグゼクティブプロデューサー・森本浩平さん
「沖縄ノートに関しては電話でかなり問い合わせが殺到した。本屋としては広く評価されている作品を手に取っていただくということが、僕らが(追悼する意味で)出来ることかなと思っています」
岩波書店では「沖縄ノート」などの増刷を決めていて、訃報を受けて大江さんの作品や足跡にへの関心が高まっています。