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天気予報でよく聞く「JPCZ」とは? (解説:#気象予報士 #穂川果音)

by ANNAPOST



天気予報でよく聞く「JPCZ」とは?

(解説:#気象予報士 #穂川果音)

皆さん「JPCZ」という言葉を聞いたことある方も多いと思います。
このJPCZとは、日本海寒帯気団収束帯の略です。

では、このJPCZどのようにして発生するのでしょうか?
シベリアから強い寒気が入ってきた時に冷たい空気が
朝鮮半島北部の高い山脈で二手に分かれます。
この二手に別れた風が再び日本海で合流し、
収束して発達した雪雲となるんです。

近年ではこのJPCZによって大雪をもたらすことが多くあります。

こちらは先月・12月18日時点での風の予想です。
日本海には黄色や赤などの比較的強い風が収束しているのが分かります。
このため、この風の収束によって、
北陸地方に活発な雪雲が流れ込みました。その時の気圧配置とレーダーがこちらです。

日本海にはびっしりと雨雲・雪雲がかかっているのがわかります。
特に北陸地方では大雪となりまして、新潟県の津川では
12時間降雪量は61cmと観測が始まって以来最も多い降雪量となりました。

ただ、このJPCZは局地的な大雪のため予測が難しいのもポイントです。
というわけで、JPCZが発生した際には、これらのことに注意をしましょう。
一気に積雪が増加する可能性があります。
お出掛けの際は、行きは雪が降っていなくても、
帰りは雪が一気に積もって車が立往生してしまう可能性もありますし、
交通機関に影響をもたらす可能性もあります。
不要不急な外出をするのも避けた方が良さそうです。

また、停電にも注意が必要です。
予測が難しい分、日頃から雪の停電対策を行うことも大切です。

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