東京・足立区にある、サービス満点のスーパー「肉の金井」。肉も野菜もすべてが激安価格で、一日500人以上が詰め掛ける人気ぶりです。さらに驚くべきことは、スーパーにもかかわらず、営業が前代未聞の“週1日”だけ!常識破り、場所も不便なのに大盛況な秘密を探るため、裏側を追跡しました。
■豚ロース100gが95円! 大量買いが続出
最寄り駅から徒歩15分の場所にあり、毎週土曜日だけ営業するスーパー。
店先で、ひと際大きな声を出すのは、社長の金井孝雄さん(82)です。
そして、妻の三紀子さん(72)、息子の孝一さん(47)、娘のあづささん(49)。家族が中心となって店を切り盛りしています。
客:「本当に安くて、品物もすごく良いんですよ、肉が」「この子(息子)もともと肉が嫌いだったんですよ。でも食べるようになって」
高級店にも引けをとらない、おいしい肉が格安で手に入ると評判です。
金井社長:「これ和牛よ」
100グラム1200円以上する黒毛和牛が、なんと半額以下に!国産のとりむね肉だって、100グラム63円です。
この日の特売品、豚ロースは100グラム95円。となれば、思わず大量に買い込んでしまう人が続出。
客:「持ちきれないですよね~。カゴもう1個欲しいですよね」
■総菜No.1「から揚げ」 4時間で“300人前完売”
「肉の金井」では、自慢の肉を使った手作り総菜も人気です。
和牛が入ったメンチカツは2個216円。100グラムのジャンボコロッケは2個で162円と、これまたリーズナブル!
客:「自分で揚げるより全然良いよね」
妻・三紀子さん:「私も、うちで揚げないで、(夫が)揚げたものを買って食べるから」
中でも1番人気は、開店して4時間で150キロ、およそ300人前が売れてしまうという、1グラム1.2円のから揚げです。
子ども:「ここのから揚げがすごく大好き!」
会計待ちのお客さんには…。
金井社長:「お母さんにも、はい」
客:「本当にありがとう」
金井社長:「お兄さんも待っていたら疲れちゃうからね、どうぞ~!」
丸々1個、試食のサービスをするのです。
客:「アツ!できたて!」
■肉だけじゃない! “野菜”も驚きの価格
お客さんの要望には、“極力応じる”が社長のモットー。
金井社長:「はい、お母さん。どうぞ~」
客:「ありがとうございます。おいしいの!」
金井社長:「最高でしょ?」
目当てのものがある場合、取り置きも受け付けています。
お客さんの目当ては、他にも…。
客:「お肉屋さんなのに、野菜目当てで来ても良いくらい」
小松菜が3袋で105円。長ねぎは2本で73円。バナナは1房108円です。
1週間分の食材を買いに来た夫婦。
客:「7人家族なんです。育ちざかりが4人もいるので」「いま色々あがっているじゃないですか、助かります」
■価格破壊“卵50円”…気分次第で“無料”も!
常識破りのサービスはまだまだあります!会計中には…。
店員:「お肉1500円までに、あと40円くらい届かないんだけど大丈夫?卵50円になるけど」
肉を1620円以上購入したお客さんは、なんと!野菜が1つ5円か、卵が1パック54円で追加購入できるのです。
客:「(卵が)50円なんです。いまどき」
でも、まだ驚くのは早い!極め付きが…。
金井社長:「(Q.これなんですか?)ご自由に持っていっちゃって」
社長の気分次第でタダになる商品も!!
小さなお客さんには、お菓子のプレゼントです。
金井社長:「でも面白いでしょ?いつもこんな調子」
息子・店長 孝一さん:「昔からこんな感じだからね。変わらないよね。周りは大変だけど」
■崖っぷちも“V字回復” なぜ週1営業に?
今からおよそ45年前。肉の金井がオープンした当初は、周辺にはスーパーもなく、にぎわっていたといいます。しかし…。
金井社長:「スーパーがバンバンできちゃった。うちもあっという間に売り上げが落ちちゃった」
オープンして10年後には、月に50万円の赤字が出るほど客足は減少。
金井社長:「減っちゃうなんてもんじゃない。まるっきりよ」
そんな崖っぷちの中、支えとなってくれたのが…。
三紀子さん:「なんか曲がっていない?」
金井社長:「大丈夫だよ、曲がっているのはお母さんの頭だよ」
三紀子さん:「人に手伝わせておいてなによ~?」
明るく社長を支える家族でした。
娘・あづささん:「白菜のカゴ用意しておくから」
応援してくれる家族のためにも営業は続けていきたい…。
考えついたのが、営業を週1日だけにして、“お客さんが驚くほど大安売りをする”という思い切った決断でした。すると…。
客:「週1だから、逆に絶対来ようって気になる。常に開いているより」
週1日営業のため、大量買いするお客さんが増え、客単価が大幅にアップしたのです。
金井社長:「1カ月の売り上げが毎日やっていた時の売り上げを2週間で超えた」
■仕入れのヒミツは…“社長の1週間”
常識破りのサービスを生み出す“スーパーな社長”が営む激安スーパー。
なぜこんなにも安く売ることができるのか?その秘密を探るため、社長の1週間を追跡しました。
金井社長:「はい、どうも」「(Q.きょう、お仕事は?)休み!」
月曜日も…。火曜日も…。なかなか秘密は明らかになりません。
営業前日の金曜日。ついに、社長が動き出しました。
到着したのは、埼玉県のとある市場。野菜をトラックへ運びます。ここまでは普通の仕入れ風景です。
しかし、自宅に到着すると、耳を疑う言葉が…。
金井社長:「ダイコンなんて1本も頼んでいない。ナスも頼まなかったよなぁ」
三紀子さん:「頼んでいないね~」
え…社長、仕入れは大丈夫なんですか?
実は、この野菜は卸業者が大手スーパーなどからの大量発注に備えて用意したものの、出荷できず残ってしまったもの。
金井社長:「(Q.質は悪くない?)悪くないよ!最高のやつよ」
そうなんです。仕入れる野菜は、すべておまかせ。まとめて買い取ることで、良いものを安く仕入れられるのです。
さらに、週1日の営業なので、人件費や電気代も抑えられるため、その分お客さんへ還元できるといいます。
今年で83歳になるスーパーな社長、まだまだやりたいことだらけだそうで…。
金井社長:「本当は焼き肉屋をやりたい。焼き肉屋やる時、呼んでやるから。おいしい肉を」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
21 comments
ボンビーな日本人には嬉しい❗🙌🥺🙌
全てが値上がりしててもう生活が苦しい・・・
若い頃にこういう人たちを集めて高額商品を売りまくってました。
養分になってくれて有り難うございました。
からあげ美味しそう🥺
まともな給料じゃ雇えないね 奥さん子供に無償労働させてそう
すごいな82歳でまだ焼肉屋やろうとするのか元気やな
ブランド財布持ってて安売りで、買い物する人面白いですね。
出荷できなかった野菜のまとめ買いですか・・・
そういった野菜が入手できるうちはいいけど、
集団カルト創価ジャパンくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれ🚀🚀🚀🚀🚀💥💥💥💥💥💥💥💥💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀
近所に欲しい
父さん、若い頃から一生懸命働いていた顔してるなあ。
無理せずお元気で商売続けてください。
関東一円~全国に報道して大混雑スーパー!!
宣伝ありがとうございました。
古い店なので安くできる❗️
しかし、親の代が、相続税を負担で割高になるそうです🎵
このお歳になると儲け云々よりも客の喜ぶ姿が第一になるのかね。
近くのスーパーは堪ったもんじゃないが。
余った野菜を仕入れられるのすごいフードロス減らせてそう
車の運転大丈夫かな?だけが心配になる
大手スーパーがいるからやっていけるのか。
そんな方法があるのか
おやっさんよく考えたな
さすがは金井さん、顔見て納得
基本的に社長と奥さんで経営して営業日に子供に手伝ってもらうって感じかな
週イチだとほんと全部売りきらないと次までもたない商品多いだろうな。