9月に開催が迫った「森の芸術祭」に合わせて、岡山に初めて、あの人気観光列車がやってきます。9月28日からの運行開始を前に、8月23日、特別な車両の魅力が報道公開されました。
波や花の模様があしらわれきれいなグラデーションで彩られた車体。ふだんは山口県の山陰線で運行されている観光列車、「○○のはなし」です。岡山県北での「森の芸術祭」開催に合わせ、特別に岡山県で運行されることになりました。車内の様子は…?
(中塚美緒アナウンサー)
「美しく洗練されたデザインですね。なんとこちらの車両が和風のデザイン。そして前側ののこちらの車両は洋風のデザインとわかれているんです。山口県が、日本と西洋の文化が出会った土地であることがデザインの由来だそうです。まさに和洋折衷ですね。」
特に洋風の車両は、全席が窓側に向いており、県北の緑豊かな美しい景色をたっぷり楽しむことができます。
(中塚美緒アナウンサー)
「○○のはなしは、普段山口県では海側を走っています。車窓から山々を望む景色を見られるというのはなかなか貴重かもしれませんね」
その土地で出会う様々な「はなし」を楽しんでもらいたいという思いから「○○のはなし」と名付けられた観光列車。「森の芸術祭」開催期間中は伯備線の岡山駅~新見駅間を走り、沿線自治体の担当者が様々な「はなし」でおもてなしをするということです。
また、県北の食材をふんだんに使った特製弁当も登場。森の芸術祭への道中、五感で岡山県北の魅力を感じることができます。
(JR西日本岡山支社ふるさとおこし本部 山田大祐さん)
「森の芸術祭に行くまでにただ移動するのではなく、移動を楽しみながら、社内でお弁当を食べていただきながら、通常は(岡山県内で)運転していない列車でお客さんに楽しんでいただきたい。地域の観光スポットや岡山県北の新たな魅力を発見してもらえれば」
「○○のはなし」は、9月28から10月27日までの土・日・祝日運行されます。