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2024年、あなたは「蚊」に刺されましたか?原因は気温とも…油断は禁物!今後の対策【急上昇N】 (24/08/07 18:30)

by ANNAPOST



今回の急上昇ニュースは、この時期に、やっかいな蚊についてです。

(佐藤樹理アナウンサー)
「蚊に刺されるとかゆくなるし、刺された痕も気になりますよね。でも2024年は蚊を見かけることが少ないかな…と思いませんか?7月31日から8月4日までOHKアプリでアンケートを行ったところ、3割の人がこの夏、蚊に刺されていないと答えているんです。刺された人も6割近くがその頻度は2023年より少ないとしています。24年の蚊について詳しく調べてみました」

岡山市民の憩いの場、岡山県総合グラウンドにやってきました。

(まちの人は…)
「刺されました、3日前くらい。気付いたら刺されていた」
「自転車で通勤中に足首が出ていて刺された」
「子供が小さいので涼しいタイミングで遊びたくて外に出たら(家に)帰って気付き、刺されていてびっくりした」

話を聞くと朝や夕方に刺される人が多いと感じました。そこで…

(佐藤樹理アナウンサー)
「蚊が多くいるといわれている川や草木の近くに10分間いたら蚊に刺されるのか検証していきたいと思います。スタート!」

検証を行ったのは午後2時ごろ、気温は36度でした。

「10分経過。一匹も刺してきていません」

やはり日中には少ないのか。蚊の生態に詳しい岡山大学大学院の石川哲也准教授に聞いてみました。

(岡山大学大学院 石川哲也准教授)
「最近は少ないと思う。気温が低い時はもっと多かった。気温が上がり最近はあまり出ていない。だいたい20~25度くらいになると(蚊が)動きやすくなる。30度以上になるとだんだん弱くなる」

7月、全国の平均気温は、統計開始以降、7月としては最も高くなりました。例年より蚊の活動が鈍くなり、刺される頻度が減っていると考えられるのです。

朝や夕方に刺されることが多いのは、気温が比較的低く、蚊が活動しているためと考えられます。

(長尾龍希キャスター)
「日中は動いていないということで蚊も夏バテ?」
(中塚美緒キャスター)
「(蚊に)刺されないということは、我々にとってはうれしいと感じるが?」

(佐藤樹理アナウンサー)
「ただ、油断は禁物です。香川県では7月31日に蚊が媒介する感染症「日本脳炎」への注意が出されました。定期的な検査の結果、基準値を超えたためで、2023年に出されたのは8月28日だったのでひと月ほど早くなりました。「日本脳炎」は法律上、求められているワクチンの接種によってり患するリスクを減らせますが、発症すると20%から40%の確率で死亡すると言われています」

(長尾龍希キャスター)
「蚊が媒介する感染症も多く、世界では最も人の命を奪う生物に蚊が挙げられていることも聞いたことがあります」

(佐藤樹理アナウンサー)
「では、どんな人が刺されやすいのか効果的な対策も聞きました」

(岡山大学大学院 石川哲也准教授)
「(蚊は)熱と二酸化炭素に反応する。お酒を飲み二酸化炭素を多く出す人や体温が高い人に蚊が寄ってきやすい。子どもは体温が高いため刺されやすい」

このほか妊娠している女性、足の臭いや黒い服にも寄ってくることが分かっています。石川准教授は長袖、長ズボンを着用し、肌が露出している部分は虫除けスプレーなどを使うのが効果的だと指摘します。

そして見落としがちなこんなポイントに注意が必要と言います。

(岡山大学大学院 石川哲也准教授)
「汗をかいたときに足の裏に細菌が増える。その汗の臭いに寄ってくるから、足の裏をアルコールで拭くといい。オスの蚊は普段花の蜜や汁を吸うので、メスも血を吸えないときは花の蜜や汁を吸っていると思う。フローラルな香りがする物をつけると(蚊が)寄りやすい」

OHKアプリのアンケートでは、蚊取り線香が効果があるという意見が多く聞かれました。石川准教授によると、手軽な対策としてハッカも効果が期待できるということです。

また蚊は同じシーズンで繁殖を繰り返すため、繁殖しやすい水たまりをなくすことも効果があります。これから気温が下がる秋に活動が活発になる可能性もあるので、長期的に対策を続ける必要があります。

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