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#感動する話,#朗読,#スカッと感動,#泣ける話,#ほっこりする話,#猫,#スカッとする話
おはよう え私が朝目覚めると家に夫の姿がないする と私のスマホが鳴っているのに 気づくもしもし家にいないみたいだけど どこにいるの今長男夫婦とみんなで旅行に 来てるんだよ はあ私は自分の耳を疑った夫の言った言葉 を何度も繰り返し考えるがなぜそんなこと になっているのか答えは出ない私は考える ことをやめ深いため息をつくそして次の 発した言葉にさらにうれることになるああ そうそうお前の通帳と印鑑は使わせて もらうから な私はすぐに寝室の引き出しを確認したが 通帳と印鑑がないしかし夫はその通帳の ことは何も知らないのだ これは私にとって絶好のチャンスだっ た盗んだところ悪いけどその通帳は解約し てあるわ よふざけるなよだったら今すぐ使える通帳 を持ってこい金を よこせあなた自分で言ってることおかしい わよいいからなんとか しろ夫にとって想定外だったのかよく わからないことを言っている せっかくの旅行なんでしょだったら存分に 楽しんできてねおおい 待てそう言って電話を切った旅行から帰っ てきたら夫はどんな顔をしているのだろう かそんなことを考えると自然にエミが こぼれたそしてこの一見がその後の運命を 大きく変えることになるとは誰も予想して いなかっ た私の名前は小泉良子 正社員として印刷会社で働いている今は ありがたいことに課長という役職もあって 毎日必死に努力してきたそれでも夫と協力 して家のことと仕事をなんとか両立できて いたと 思うだったら今日は飯と風呂は俺がやって おくからさ本当にそれは助かるけどこう いう時こそ助け合いだろ夫婦なんだから それじゃよろしく頼むわ ね夫むとは友人の紹介で知り合う当時24 歳だった私は慣れない仕事に追われ毎日 ヘトヘトになりながら家に帰っていた そんな時に夫に出会ったのだええ良子さん は印刷会社にお務めなんですねヘマばかり して怒られてばかりです よそれでも頑張ってる女性は尊敬できます よなんかかっこいいじゃないです かそしてそこから2年後仕事にも慣れ始め た頃私たちは結婚 する私が若い頃は女は専業主婦として家庭 を守るのが一般的だっただから私も慣れて きた仕事を辞めるのに心苦しさはあったの だが代謝することも考えていたのだしかし えせっかく仕事にも慣れてきたんだしそれ はもったいないだろうそそうなのか そうだってそれに良子にはまだまだ働いて もらわない とどうやら私が代謝することには反対だっ たのだ夫は金属加工の会社に務めていたが 私より給料は高くないそれが原因なのかと 思うこともあっ たあれ今日は早くないああなんか機械が 止まっちゃったみたいでね早上がりだった んだよそうだったんだあもしかして家の 掃除とかもしてくれたのちょっと時間が あったしただ帰ってくるのを待ってるのも 暇だったしさそれと選択もしておいた からそれからも夫は積極的に家事をやって くれるようになるそれはまさに専業主婦の ようだっ たそして結婚して間もなく1年が経とうと していた時夫の突然の行動に驚くことに なるとある朝の出来事だだったあなた仕事 に行かない の昨日付けで仕事辞めてきたからは ちょっとそれどういうこと言葉の通りだ けど夫は至っていつも通りだった私は そんな夫の姿を見て握り拳をこれでもかと いうほどぐっ 握りしめる今すぐにでも詳しく話をし たかったが唇を噛んでなんとか耐えた今日 に限って朝から大事な会議があったのだ とりあえず私が帰ってきたらちゃんと話を し ましょう案の定仕事は手につかず普段し ない小さなミスも連発した本当は今すぐに でも仕事を放り出して家に帰りたかった くらいだそして修業時間になると同時に私 は会社を飛び出した ただいまお帰りそんなに慌ててどうした どうしたって原因はあなた でしょうこうして話し合いが始まったそれ で仕事を辞めたって本当なの嘘ついてどう するんだよ朝言った通り昨日限りでやめて きたなんでそんな ことだってせっかく良子も最近昇進して 給料もアップしただろそれに俺よりも稼ぎ がいいんだし仕事を頑張りながら家事とか やるなんて大変だろ 確かに夫の言うことはまとえていただとし ても何の相談もなく普通会社を辞めること なんてするだろうか私は頭を抱え たでももし子供ができたらどうするのその 時は俺もバイトでも何でもして支える から私の不安をよそにそれからの生活は 想像以上に快適なものだった夫が家事の 一手を引き受けてくれていたために私は今 まで以上に仕事に集中できていたのだ しかしそれは子供ができるまでの間だけ だったそして長男の孝太と長女のユが 生まれることに なるじゃ今日は家でゆっくりしててくれ なんかあったらすぐに連絡してくれ分かっ たわじゃあ行って くる3級育休の間夫は知り合いの会社で アルバイトをするなどして生活費を稼いで くれていた私が仕事を再開するようになり これまで通りの生活が待っていると思って いたの だそんな私の想像はもろくも崩れ去ること に なる良子はいいよな仕事だけしてればいい んだもんなどうかしたの子供たちは言う ことを聞かないし掃除も選択も面倒だし やってられない よその言葉を聞いた瞬間に私は夫を 睨みつけ一瞬たりとも目を離さなかっ たそもそも仕事を辞めて専業主婦になる ことを選んだのはあなたでしょそんなに嫌 ならあなたも働けばいいじゃ ないそんなに簡単に行くわけないだろう今 からお前よりも稼げる仕事なんてあるか そんなこと言うならお前が探してこいよ なんで私がそんなことしなくちゃいけない のよ文句を言ったのはあなたじゃないの もういい今日はもう寝る後はお前がやって くれ夫は言いたいことだけ言って自分1人 だけ先に寝てしまう私は1人リビングで 天井を見上げたそして夫と出会った頃を 懐かしんだこんな調子では問題が解決する のはまだまだ先になりそうだと感じていた ただ今よりもことが大きくならないように 祈るばかりだったのだ が子供たちが幼稚園にうようになった頃 だっ た今日私に雪の通う幼稚園から連絡があっ たんだ けどそんなこと俺は知らないぞとりあえず 明日来てくれって私は仕事だしあなたが 言ってくれない俺だってやることはあるん だそれに俺が言ったら無職だと思われる だろだからお前が言ってくれよ何よそれ そんなことのためにそんなことお前は様な んだよそして私たちは後に取り返しのつか ないところまで行ってしまうことに なるそれから私は夫に期待することは ほとんどなくなった子供たちも成長するに つれて育児も楽になってくるしかしいつの 頃からか夫は長男の光太だけを可愛がる ようになっていたのだちょっと2人でどこ 行くのほらこたももう中学生だしべりだろ 家の飯だけじゃ足らないんだよだから俺 たちは外で食べてくるからちょっとせめて ユが帰ってきてからでもいいんじゃないの もう時間がないんだ待ってる時間も もったいないし なそう言って何くわぬ顔で出かけていって しまうこんなことは1度や2度ではない 正直この2人を見ていると胃がキリキリと 痛むのを 感じるただ私が現状を受け入れていたのは ユがいたから だそんな子供たちもそれぞれ相手を見つけ て結婚すること に太のお嫁さんであるあゆさんは礼儀 正しく良い人なのだろうと直感で分かった それは家族で集まった時の こといややっぱりこたとあゆさんはお 似合いだないやいや父さん褒めすぎでしょ そんなことはないぞそれに比べてゆと来 たら確かに今日は家族の集まりだっていう のにどうして旦那来てないんだよ急に仕事 が入ったのよ本当に仕事かなんてわから ないぞなとさんそうだなうちの家族になる ならこういう時にちゃんと来てもらわない とな2人は一方的にユのことを責め立てて いるさすがに黙っているわけにもいかない と思った私は2人をいめた2人ともその辺 にしたらどういくらなんでもこれじゃゆ がいそうじゃ なんだよ本当のこと言ってるだけじゃない かそうだよ母さんもそんなに目くじら 立てる必要ないっ てするとゆきが止に入ってくれたお母さん 私は大丈夫だ からその場はユキが介入してくれたことで 終わったがそれでも私には霧がかかったか のようにモヤモヤした日々が続いたそして その日の 夜昼間は本当にすいませんでした え急にどうしたのゆきさんに失礼なことを 言ってしまってあれはあなたが言ったこと じゃないでしょ私の見立て通りどうやら あゆさんはまともだったようだ話を聞くと どうやら家でも太は私やユの悪口を言う ことが多々あるらしいあゆさんも現状を どうにかしたいと思い勇気を振り絞って 言ってくれたのだ大丈夫よそうよ ねあゆさん本当に私は大丈夫だからあゆ さんもあの2人の暴走を何とかしたいのよ ね はいあゆさんの目には力がこもっていた私 はこうして心強い協力者を得たのだそんな ある日のことだったおはよう え目が覚めた私がリビングに向かうと夫の 姿がないいつもならソファーに座り日課の 新聞を読んでいるはずだった家の中を探す が夫は本当にいないようだすると私の スマホが鳴っているのに気づく画面を見る と夫からの電話だっ たもしもし家にいないみたいだけどどこに いるのああ伝えてなかったなちょうど今 みんなで旅行に来てるんだよ自分の耳を 疑った私には何も知らせず旅行に行って いるあまりにひどい状況に足元がふらつき 壁に手をつく 混乱している私に夫はさらに続けるああ 言い忘れてたがお前の通帳と印鑑は使わせ てもらうからなちょっとどういうこと私は すぐに寝室に向かう急いでベッド脇の 引き出しを確認したが通帳と印鑑がない私 はその瞬間夫に盗まれたのだと理解した しかし夫はその通帳が意味をなさないと いうことを分かっていない 盗んだところ悪いけどその通帳は解約して あるから意味ないわよはあそそんなこと 聞いてないぞだって聞かれなかったしふ ふざけるなよだったら今すぐ使える通帳を 持ってこい金をよせあなた自分で言ってる ことおかしいわ よ夫は使えないという真実を知らされて 混乱しているのかよくわからないことを 叫んでいるせっかくの旅行なんでしょだっ たら存分に楽しんできて ねそう言って電話を切った旅行から帰って きたら夫はどんな顔をしているのだろうか そんなことを考えると自然にエミがこぼれ てしまう私は今にも踊り出してしまいそう な気持ちを誰かに伝えたくてすぐにユに 連絡を取ったお母さんどうしたの今日うち に来ないまあ今日は休みだから行けるけど でもで急にそれは来てくれたら話すわ せっかくだし2人で来たらいいわそして1 時間後長女夫婦がやってきたあれ今日は お母さん1人なのまあねなんか嬉しそうだ けどとりあえずよく来てくれたわねそして 朝に怒った出来事を身振り手振りを使って ユに話したはあ普通そんなこと するだってあの人だからね 何かやると思ったけどまさかこんなこと までするなんて思わなかったけどでも なんかやけに嬉しそうじゃないだって早く 帰ってきてくれないかと思ってどんな顔を してるか楽しみで ええそんな話をしていると夫からの電話に 気づいたどうやら何度も電話をかけてきて いた らしいお父さんからの電話だわせっかくだ から2人も一緒に聞いて私はこの時すでに ワクワクした気持ちを抑えられずにいた じゃあスピーカーにするわ ねおいなんで電話に出ないんだごめん なさい今まで気がつかなかったのよそれで どうしたのどうしたのじゃないだろう今 こっちは大変なんだぞでお金はどうしたの 私の通帳は使えなかったでしょすると夫は 言いづらそうにしている何かを言ったよう だったが聞き取れなかったえもう1度言っ てくれる何を言ってるかわからないわあ あゆさんに借りたんだよはだから足りない 分はあゆさんに出してもらってるんだ よなぜか夫は怒った口調になっている夫の 話を聞く限り今回の旅行は夫が全て費用を 負担するつもりだったのだろうそして私は あることを確認するべく電話を切っ たそんなことになってたのねでもあゆさん 大丈夫かなだからちょっと連絡してみるわ 私はあゆさんに電話をしてみるもしもし あゆさん大丈夫 私はなんとかあゆさんに支払いをさせて しまってごめんなさいね私もすぐに連絡 できなくてすみません今回の旅行は お母さんも来るって言っていたのでその 言葉を信じてしまってそうなのあゆさん まで騙すなんて2人にはしっかりと責任を 取ってもらうからなんてあゆさんは聖女の ような人なのだろうと思った自分も嫌な 思いをしているはずなのに他人の心配を できる人はそうはいないするとユが不思議 そうに声をかけてきたずっと気になってた んだけどお母さんの通帳って使えないの ああちゃんと説明してなかったわね お父さんが持っていった通帳はすでに解約 してあるのよ中に入ってたお金も映したの にじゃあお父さんは仲をちゃんと確認し なかったのねそういうことねその後私たち は声をあげて笑い合ったその日は3人で 久しぶりの平和な日常を楽しん だそして2日後に夫から今から帰るという 連絡があっ た今から帰るから風呂と飯ののよをして おけよどこまで自分勝手なのだろうか自分 が何をしたのか全くと言っていいほど理解 していないそして待ちわびた夫が帰ってき た後ろにはこたとあゆさんの姿もあるお 帰りなさい夫の顔は旅行に行ったとは思え ないほど疲れきっている私は思わず声を 出して笑ってしまうのを必死に耐え たおい母さんなんで使えない通帳なんか 持ってたんだよでこっちは散々なめにあっ たんだぞちょっと勝手に私のせいにされて も困るわ父さん俺がさっき言っただろう何 を言ったところで母さんには通じないんだ よ確かにお前の言う通りだなこれじゃ離婚 でもするしかない かそう言って私を煽ってくる夫すると2人 に我慢ができなかったのかあゆさんが口を 開いた普段は人畜無いそうなあゆさんの 表情はで見たことがないくらいにきき迫っ ているちょっと待ってくださいどうしたん だよ2人の戯れ言にはもう付き合いきれ ません急にどうしたんだよそうだまずは 落ち着こうあゆさんの一言で2人は明らか に動揺しているだってあゆも母さんのせい で支払うことになったんだ ぞそれは違うわそれに私はお母さんと ずっと前から連絡を取っていたしずっとを なんとかしたいって相談してたのよは嘘 だろお前があゆさんをたぶらかしたのか 人聞きの悪いこと言わないでちょうだい これはあゆさんから言ってきたことよそれ に私は今回の旅行にお母さんも来るって 言うからOkしたのにそそれは違うんだ嘘 をつきましたよねそれに私も今までの言動 でようやく決心ができましたしえ私も婚 私はあさんの言葉にしばらく会いた口が 塞がらなかったまさかそんなことを言う なんて考えもしていなかったのだ私もって どういうことだよするとあゆさんは私を見 たその瞬間次に言うべき言葉も思い浮かん だあなた私も離婚するわなんでそうなるん だだってさっきあなたが言ったことよだ から望み通り離婚したあげるわこれで満足 でしょちょっと待ってくれそんなことされ たら生活が大丈夫よあなたには可愛い息子 がいるんだ からそして夫もこたも床に膝をついた2人 の絶望する表情には道場の気持ちも一切 ないその後私と夫こたとあゆさんは離婚 することになったいつかの霧がかかった モヤモヤはもうない 今は雲1つない晴天 だでも本当に良かったのはいなんだか心の 使いが取れた気分ですどうしてこたと結婚 したの付き合っている時はすごく大切にし てくれててこの人とならって思ったんです でもまさかお母さんにあんな態度を取る なんてあゆさんは母子家庭だったのだだ からこそ母親という存在の大切さをという ほど理解していたの だろうそれでこれからはどうするの しばらくは1人でいいですそれでちょっと お願いがあるんです がその後の夫とこたは2人で暮らすことに なったらしいただこたは夫にも働いて もらおうとしたようだがもう何年も働いて いない夫に仕事が勤まるはずもない結局 それが原因で関係も最悪 らしいそして夫からは未だに連絡が 来る少しでいいから金を貸してくれないか 来月の生活も厳しいんだだったら働けば いいじゃないまだまだ元気 でしょ今まで働いてこなかった俺を雇って くれるところなんてないんだよ夫との連絡 を未だに断っていない理由はその方がより 長く苦しませられるから だお母さんお久しぶりです元気でしたか私 はあさんの笑顔を見て心が温かくなるのを 感じたそして私は1人自由気ままな生活を 送っているこれからの人生も楽しくやって いける だろうう げ元気なうぶ声と共に生まれてきたのは 多少の 娘多少というのは文字の通りで指が通常 よりも多い病気だ私の心配とは裏腹に多少 は1歳の頃に手術すれば感知するらしく そこまで騒ぐほどの難病ではないとのこと 私は一安心したしかし義母は医者である夫 の家族と文学部卒の私が不つり合いだと 思っている らしくせっかくのかずの地にあんたなんか の血が混ざったからこんな子が生まれてき たのよなどと だその日の深夜だった私は赤ちゃんの 凄まじい鳴き声で目が覚めた思わず電気を つつける泣いたのは私の娘ではなかった 周りを見渡すと血のようなものがついた ハミを持った義母がいたどうしてここに なぜお母さんどうした のの害者をてのさ自信満々な義母を見て私 は義母が指を切ったのだと察し たとんでもないこと らしい私が慌てて娘の方を見ると娘は すやすやと眠ってい たそれ娘じゃない義母は私が何を言って いるのか分からない様子だった え義母は何やら慌てた様子顔面は真っ青だ 私は義母のとんでもない行動に度肝を抜か れることとなっ た私の名前はミキ26歳だ夫のかずも 同じく26歳私たちは大学のサークルが 同じで仲を深めていき昨年結婚したかずは 大学の医学部を卒業し今は医師として働い ている一方の私は同じ大学の文学部を卒業 した後2年ほど出版関係の会社での事務員 を経て今は専業主婦 だ1人暮らしの母が心配だというかずの 願いで義実家で始まった新生活私が専業 主婦ということもあり義母は過をするそり は一切見せ ないそのくせに癖をつけてくる ちょっとこの皿ここが汚れてるじゃないの 義母が指さしたのは皿の裏側だ裏側の汚れ なんて気にする人がいるのだろう かそのくらいいいじゃないです か私はつい本音が漏れるこれだから定学歴 はそう言ってあざ笑ってくるのだ私はこれ でも地方国交立大の文学部卒だ医学部の かずに私のことはつり合っていないと思っ ているのだ全部やり直しなさいととんでも ないことを言い出す私があまり乗りきれ ない態度を示すとあんた誰の家に住んでる と思ってるのここは私の家よさっさと やり直しなさいよ追い出すわよその手には 気が握られている叩かれたらとんでもない と私はいやいややり直しをするので ある義母の難癖が及ぶのは皿洗いだけでは ないちょっとここにゴミが落ちてるんです けど義母が指さしているのは玄関だ玄関 なんて人が出入りする分多少のゴミが落ち ているのなんて当たり前だろうこれで吹き なさいそう言って濡れた雑巾を投げつけて きた 痛い私は思わず声をあげるふ情けない嫁ね さっさと吹きなさいよちょっと何するん ですか何って雑巾準備してあげただけ ありがたいと思いなさいよそう言って雑巾 で吹き終わるまで私のことを見張り続ける の だ義母の極度の完璧主義が皿洗いや掃除 だけにとまらないのは言うまでもない 私は1日の中で行うほとんどの過を やり直しさせられる毎日を送ってい たこんなに細かいことなのにそれで全てを やり直させるのはどうかしているだったら 自分でやればいいのにと毎日思って いるそんな中私は体調の変化を感じた最近 体が熱い気がする極端に食欲がない日も あった まさかと思い3婦人家を受信すると妊娠が 発覚したの だ早く子供が欲しかったのだがようやく その時が来たかずは心底喜んでくれた初孫 ができたのだから義母も喜んでくれるかも しれないと思い義母にも報告をした お母さん私妊娠しましたえなんだって妊娠 した座りがひどくても過をさるんじゃない わよその義母の言葉は私はてっきり励まし の言葉だと思ったのだがこれは大きな 勘違いだったと後に気づくことに なる妊娠発覚後も義は私の家事に対しては 厳しく指導してきた私は味覚がおかしく なったのか変な味付けをしてしまうことが 多くなっ たなんだいこの味付けはこんなのは私に 食べさせる気じゃないわよ ね私はつりで体調が悪い中一生懸命昼ご飯 を作ったのだが義母は平気で私の作った 料理を捨てたのだえ ちょっとあまりに突然の出来事に私は何を すれば良いか分からなかったなんで捨てる んですかこんなまずい料理食べられない からに決まってるじゃない昼ご飯作り直し ね私はさすがに気力体力ともに限界だった すみません今日は体調が悪くて昼ご飯は 何か適当に食べて ください私はそう言い残して寝室に向かっ た今にもたれそうな心地だったその日の 夕飯は私は出前を取ることにしたお母さん 夜ご飯は出前を頼んどきました受け取って おいてもらえますか分かったわ すんなりと心よい返事をする義母に少し 違和感を覚えたが私の司会はあっという間 に暗くなった疲れていたのかもしれない目 が覚めると夜の7時だったかずはいつも 通り帰ってきて ないリビングに向かうと出前のウジが テーブルに置かれていたお母さん ありがとうございますソファーに 寝っ転がっている義母に私は話しかけた いいのよなんだか似ついている義母に私は ぞっとした1番上にあったウを手に取り私 は蓋を開けようとした誰かが開けた形跡が ある蓋を止めてあるテペが剥がれていた なんでだろうと思いつつも蓋を開けると 普通のじが出てきたので安心した うなぎ一切れとご飯を口の中に入れると とんでもない辛さが口の中一面に広がった から私は慌ててコップに水を注ぎ口の中に 流し込んだうじを見ても辛そうなものは 入っていなかったあらどうしたのかしら なんか辛くないですかそうかしら味覚が おかしいんじゃないの 妙にニヤニヤしている義母に私は不審感を 募らす今日つりはそこまでひどくはない日 だ妊娠して普段と違うとはいえこんなこと あり得るのだろうか私はテーブルの上に 普段見慣れない粉からしがあるのに気が つい たこの 粉お母さんのですか私は思い切ってる えそれは知らないわかずのじゃない義母の 同様ぷりを見て私は確信したこれは義母の 仕業だと粉からしの色とうのタは色合いが 似ているのでかけても分かりづらいの だろうなぜ義母がこんなことをするのか私 は理解できなかったその後も私は義から のらが をっていたご飯はほとんどが出前だった たまにかずが早く帰ってこれる時はかずが 作ってくれたがギボはと言うと私最近腰が 痛いのよと言い始めて家事をするそぶりは 相変わらず一切見せないそんなのは嘘に 決まっているの だかずが事をしている時にはに動き回りを しているのだだからかずの前では妊娠中の 私を遣える理想のお母さんを演じている つもりなの だろうそして街に待った出産の時ううー 辛い痛みに絶しのんだ買えあって元気な うぶ声とともに私の初めての子供が誕生し た時刻は夕方の4時元気な娘さんですよ私 は感動で胸がいっぱいになった私は夫が いるはずの方向に目を向けるさっきまでは 手を握っててくれていたはずだが今はい なかっ たしばらくすると夫と共に主人が戻ってき た何やら深刻そうな顔している娘さんは 多少です 達し指が1本多い状態で生まれてきました え 難病そんなの嫌だせっかく元気に生まれて きたのに心配するな手術すれば治る意て やる夫にそう言われ私は人安心した安心し てください手術は娘さんが1歳になった頃 に実施する予定です詳しい話は後ほど とりあえず娘さんは元気ですの で主からの言葉に私は平成を取り戻し よかっ た私は分娩室から病室に戻った4人入りの 病室には私の他に3人の妊婦がそれぞれ 赤ちゃんと一緒だったすやすや眠る我が子 が私のベッドの横にいた 可愛い助産師さんに促され私はベッドに横 になって我が子を 眺めるそこへ夫が入ってきたミキやったな 俺のの子供だ ぜ私の名前を大声で叫んで少し 恥ずかしかったがそれでもこんなに喜んで くれているのはとても嬉しかったその後 2人でどんな名前にするかを決めることに し た決まった名前は水希だ私の名前のみきと 夫の名前のかず合わせた感じだお互い納得 した名前がとでは職場の病院からの 呼び出しがあったまた明日の朝来るから 今日はゆっくり休んでそう言い残して病室 を去っていっ た医者という職業は本当に大変だと思う それでも患者さんを救うことにやりがいを 感じているかずのことが私は誇らし夫が 去ったと同時に義母が病室へ入ってきた あらあら生まれちゃったわ ね生まれちゃったわねなんて言い方は 初めて聞いたはい無事に生まれましたよ せっかくかずの血があんたの血と混ざった せいで汚れちゃったわ ねせっかく子供が生まれてきたというのに なんてことを言うのかあらこの子指が6本 じゃないのなんでよ多少という障害らしい ですでも1歳の時に手術すれば治るらしい ので心配しなくていいですよあんたなんか の血が混じるからこんな子が生まれてくる の よそう言いながら義母は去っていった初孫 を歓迎しているようには見えなかったこれ から先子育てをしながらの生活はどうすれ ばいいんだろう私は先のことを不安に思っ てい た義母は相変わらずはくれなさそうだし 育児だって大変だかずの仕事もますます 忙しくなるだろうし私は不安で頭が いっぱいになっ たしかし1番の不安は義母だった義母が今 私にしている嫌がらせが息子にも呼ばない ことをただ願うばかりだっ たその日の深夜赤ちゃんの泣き声で私は目 が覚めた私は電気をつけた私の娘かと思っ たら隣の田中さんの赤ん坊の鳴き声だった なんとその近くには義母がいたなぜ義母は 私の方を見ていたお母さんなんで多少の 障害者を直してやったのさ義母の手には ハミが握られていたハミには若干血のよう なものがついていたまさかと思い私は娘の 方を見るがすやすやと眠っている義母は何 を言っているのだろうお母さんどういう ことですか義母は何かに気づいたのかまな 顔をしていたその時田中さんが目を覚まし た は田中さんが悲鳴をあげナースコールを 連打していた慌てて駆けつけてくる看護師 娘の指から 違うまさかは木は田中さんの娘の指をハミ で切ろうとしたのか田中さんの娘と私の娘 を勘違いしたのかもしれない病室に意志も 駆けつけてきたこれは誰かに切られたよう な後だな医師は田中さんの娘さんの指を見 てそんなことを口に出していた意の視線は おのずと血のついたハミを持ち 呆然としている義母の方へと移ったち違う 私は違う私は何もしていないまるで自分に 言い聞かせているようだ義母が指をハミで 切ろうとしたことは誰が見ても明白だった 病院の警備員が病室に駆けつけてきて義母 を拘束したそれにしても義母はとんでも ないことをしたものだ警察によると田中 さんの娘はだったた義母は障害罪で訴さ れるだろうとのこと だ次の日の朝予告通りかずが来た自宅にも 昨晩警察が来たらしくかずは事情を分かっ ていた私は義母に今までされてきた 嫌がらせを全て話すことにした義母が私の 娘と間違えて別の人の娘さんの指を切ろう としたことも話し た義母はかずの前では理想な母親を演じて いたということもありかずは相当驚いてい たそれと同時に私への謝罪もしてくれ たその後私とかずは裁判までの間に義母が 過ごす書に洋服を届けに行った娘はまだ 病院で検査やらなんやらを受けているかず の顔を見た義母は気まずそうな顔をした かずち違うのよ私は何もしてないのよ未だ に反省をしていないのか自分は何もしてい ないと言い出す義母その時いい加減にしろ よかずが声を荒げた普段は温厚なかずが こんな大きな声を出す場面なんて私は 出会ってから初めて見たかもしれない あんたが俺の前だけいい母親を演じていた ことなんて知ってるんだよもう演じなくて いいから 義母は然としている今回の件だって俺と ミキの子供の指を切ろうとしたんだろ そんな自分の子供の指を切られそうになっ て怒らない親がどこにいるそれにあんたが ミキにどんなにひどい嫌がらせをしてきた か全部知ってるんだよそんなの許される わけない だろ義母は黙り込んでいるしばらくの間 沈黙が流れたが沈黙を破ったのは義母だっ ただってしょうがないじゃない医者な あんたにその女が似合うわけないでしょ せっかく苦労して学費を貯めてあんたを 医学部に行かせることができて医者になっ てくれてなのに結婚相手がその女考えられ ないわ不つり合いなのよそんなのどうでも いいだろ夫は反論する確かにんが俺を育て てきてくれたことには感謝しているでも もうこれまでだもうあんたとは関わりを 切る俺たち引っ越すから え義母は言葉を失っている無理もない最愛 の息子に縁を切ると告げられているのだ 弁護士とかもこっちでは雇わないからそれ じゃそう言って私とかずは面会室を後に することになった 私はどうやっって生きていけばいいの よ後方からは義母の叫び声が聞こえる今 まで本当にすまなかっ た私は夫があんだけ言ってくれてすっきり していたいいのよありがとうね引っ越し先 なんだが実は今通ってる病院の部員への 転勤の話が出ていたんだ福岡だよミの実家 も相当ない福岡は私の実家があるところだ もちろん大歓迎よお母さん本当にいいの私 は誰にでも優しいかずがそう簡単に母親と 縁を切るものかと思っていた自分の娘を 殺しかけた犯罪者と連絡を取り合いたいと 思うか確かにね夫の返答を聞いて私は 改めて母親としての自覚が芽生えた私は 母親なのだ とその後義母は懲役5年が課せられること となった裁判でも義母は相変わらず反省し ていないよう であの女が悪いのよあの女とかずが つり合っていないのよなどと無関係なこと をずっとほざいていたらしく裁判官は初犯 の高齢者だったにも関わらず思考猶予を つけようにもけられなかったそう だ刑務所の中で5年過ごすこととなった 義母は周りの受験者がいるにもかわらず めし他の受刑者と喧嘩を始めたこともあり 独房へ移動させられることとなったそうだ さらに義母の家は持家ではなく賃貸だった ということもあり義母が刑務所に入って いる間に産がそをついたせいで家賃能が 長引き家 追い出されることになったらしい大家さん は義母のことを不便に思い私たちに連絡し てくれたのだが私たちが義母の分の家賃を 払うはずがない義母は刑務所から出所した 暁月にはホームレスになってしまうのだ 一体義母はどのように生活していくの やら一方の私たちは私の実家からそこまで 遠くないの職場の病院にもも近い マンションの一室を購入することができ そこで暮らして いるマンションには私の両親がよく遊びに 来てくれ私が買い物に行ったり過をしたり する間娘の水希の面倒を見てくれている水 が1歳になった頃には無事手術も成功し 水希は何不十ない生活を送っているこれ からは家族3人で私の両親とも仲良くし ながら暮らしてと [音楽] うさっさと出ていけ くなんでまだ他人がうちに住んでるのそう よ邪魔早く実家にでも帰れこのブ 女夫の高い後姑と前は私を疑実家から 追い出した私が何をしたっていうのむしろ 毎月20万円もに入れてるじゃないもう いい分かったわそこまで言うなら出ていっ てあげるどうなっても知らないわ よ私はゆき子33歳だ銀行員である夫悟と は職場で出会い結婚をした夫とはお酒と いう共通の趣味がありいずれは小料理屋を 開くのが夫婦2人の夢だ現はその資金を 貯めるために疑実家で義母と共に3人で 生活をしているゆきこさんいつも ありがとうねお父さんが亡くなってサルも 仕事に行って日中は寂しく暮らしていたの よだからゆき子さんがお嫁さんに来て 話し手になってくれているのとっても 嬉しい わそう言って義母は優しく笑義父は夫が私 と結婚する前に亡くなってしまった義母と 義父はり夫婦と言われるほど仲が良く義父 が亡くなった時の小水ぶりは相当なもの だったと かそんな時に私が嫁いできて義母は心よく 私を受け入れてくれたそして疑はそれなり に大きな資産があるらしくお金に困ること はなかった嫁もなくお金にも困らない そんな心地いい生活をさせてもらっていた ので夫婦で話し合って少し多めの毎月 20万を疑実家に遅めて生活していただが そんな生活の中でも悩みの種はあるそれは 数年前に他県に嫁いでいった義である麻衣 さんのことだねえお母さん今月の生活費 少し援助してくれ もうしょうがないわねでも悟に聞かない と義のお願いに困った顔をする義母そう義 は度々実家に来てはこうして理由をつけて お金の無心を する理由は娘さんの宿代から生活費など 様々まさんの旦那さん照射勤務ですよね そんなに生活大変なんですかあら何ようち を出ていった私は実家を頼っちゃいけない いってわけいえそういうことでは義の格好 を見る限り生活が一迫しているわけでも ないのになぜそんなに疑実家のお金に頼る のか純粋な疑問をぶつけるも義はそれに 対して冷たく 答えるそんな時夫がからに入るおいまた 母さんに金を戦っているの かち お兄ちゃん大たいお前に渡した父さんの 遺産はどうしたんだああもううるさいだっ たらもういいわよそう言って義はわめき らし疑実家から去っていった悟るそう 厳しいこと言わずに前にお金を貸してあげ て母さんは甘いよ前も娘の栄会は教室代と か嘘言って自分の旅行費に当てていた だろうそんな妹のこと信用できるはずが ない義を可愛がっている義母は夫に懇願 するが夫はそれをきっぱりと 切り捨てる何でも義母は義父が生きていた 頃から義に多額のお金を渡しよく叱られて いたのだとかそれ以来義に必要以上にお金 が渡らないように義父が家計を管理してい た現在は私たち夫婦が家計を管理している そして現在開業資金の1200万にももう すぐたどり着きそうなの だ夫とどんな料理を出そうかあんな内装に したいだとかいずれ来るであろう未来な話 に花を咲かせるだがそんなが事件は起きた へ夫が倒れ た事件が起こったのは休日の昼下がり休日 出勤をしていた夫の会社から電話がかかっ てきたのだ憧れた病院で医者から聞かされ た話に心が凍りつい た夫に雲真っ出血の症状が見つかったのだ 幸名はめの余談を許さない 状況そんな中でも夫は懸命に私に 話しかけるゆきこごめん料りや叶えられ そうにないな何言ってるの悟一緒に帰って お店やりましょうよ資ももう溜まったの よ日日にやれていく夫の手を力強く握り彼 を一生懸命励まし た俺がまだ話せるうちに聞いてほしいこと がある え 何その話は思いもよらないものだっ たそしてその話をした数日後夫は天国へと 旅立っていっ たつや葬式が終わりようやく夫との思い出 に浸ることができるようになったのはそれ らが終わる 頃そんな時義母からある提案をされた ゆき子さんもうこの家から出ていっても いいのよあなたはあなたの生活をして幸せ になり なさい義母の提案は私のためを思っての ものだった正直夫がなくなったのなら私が 義母と同居する義務はないだが実の母の ように思っている義のことをこの大きな家 に1人置いていくのは不安だっ たお母さん悟が亡くなってからかなりやれ て いるこのまま私が出ていったら後を売って しまうかもしれ ない私は最悪の結末を想像しこれからも 義母と暮らすことを決意し たこうして義母との生活が始まった初めは 夫のいない生活に喪失感を覚えることも あったが日を重ねるにつれて今では2人 とも穏やかに生活ができるようになった私 は変わらず毎月20万の生活費を入れ夫の 遺族年金もあるので2人で暮らすには十分 な金額だったそのおかげか義家の資産には ほとんど手をつつけることはなかったれ の資産はいつかお母さんに何かあった時の ために残して いるねえゆき子さんこの家はお父さんと悟 の思い出がたくさん詰まっているから離れ たくないのだからこれからも一緒に暮らし てくれると嬉しい わそう言って温かく笑う 義母穏やかでありつつつましい生活 これからもそんな生活が続くと思ってい たあの時まで はねえゆき子さお母さんが元気なうちに 介護施設に入れないそんな電話がかかって きたのは義母と2人で暮らし始めて数ヶ月 後のことだっ た電話の主は義である麻衣さんだこうして お話をするのは夫の葬式以来 よなのかと尋ねるとまさんはこう話をした その施設とっても評判良くてなかなか開か ないのよこの機会にどう かしらそれは義から義母が元気なうちに 介護施設に入れてみてはどうかという提案 だったそれってお母さんは賛成しているん ですかそれにお母さんを施設に入れるとし てこの家を私1人で管理するのはなかなか 大変ですよあら何言っているのあなたも出 ていくのよその代わり私たちがその家に 引っ越すのお母さんには言ってないけど そんなの賛成するに決まってるじゃない お母さんもその方が幸せ よそう言って笑う ぎ介護施設に入れるも何もお母さんに話も 通さずそんな話を進めるなんて お父さんの一散があるはずなの にいかにも義母や私を追い出したいのが 見え見えの様子の麻さんに呆れつつ私は 彼女に向かって 言い放つお母さんが了承していない話を この場で進めるなんてできませんそれに夫 と私が必死に貯めた資金をそんな簡単には お渡しできませんよもしその話を本当にめ たいのならこちらに来て くださいそう言って怒りに任せて電話を 切りこれで義も諦めてくれるかと思ったが そううまくはいかなかったそんなある日 突然会社から出張の要請 がお母さん大変申し訳ないですが23日家 を開けますね何かあったらいつでも連絡し てきてください ありがとうさん私のことは気にせず言って きなさいな最近義が疑実家を狙っている ような気がしてならなかったが仕事なので 仕方がないと言い聞かせ私は後ろ髪を惹か れる思いで出張へと向かっ た出張中やはり義母の様子が気になった私 は何度か義母に電話をしていた今日は何を 食べたのだとか友達とお茶をしに出かけた だととかそんな軽い 世間話その時の義母の様子になんら変化は なく私は完全に安心しきっていたあんな 事件が起きるとも知らず に出張から帰ってきたその日玄関を開ける と見慣れない女性の靴が置いてあった お姉さんお仕事お疲れ様ですそう言って リビングから出てきた女性は あるさんだった急にどうされたんですか実 はちょっと降り行ってお話があっ てそう媚びた声で話す義を不審に思い ながらリビングへと入るそこには私を睨む ようにして座る義母の姿がそんな様子の 彼女たちを前にして私は椅子に腰かけ たさん私を施に入れる本なのえどういう ことですか開校1番に義母はそう尋ねてき たその問いに私ははてなを浮かべるあら お姉さんが言ったんじゃないですか お母さんを施設に入れ るってそんなこと無理やり進めるなんて どうかと思って今日直接お母さんに話しに 来たのよそう言って義はお母さんの手を 取る私はその話に頭が真っ白になったなん で私が言ったことになっているのそれはま さんが言い出したことじゃ ない私が呆然としていると義母はまた私を 睨みつけてこ話を 続ける私はこの家から離れるつもりないっ て言ったわよねなのにあなたは私を 追い出そうだなんてこの裏切り者 以前のような試合に満つた義母の目に私は 映っていない彼女のありの表編ぶりに思わ ず言葉をう ああもうお母さんは麻衣さんを完全に信じ 切って いる大体家計の管理を他人に任せるなんて おかしいのよこれからは前が暮らして くれるみたいだしもうあなたはいらないわ こちらを完全に警戒する義母と睨みつける 義そして義はもう1つと言わんばかりに 爆弾を落とすあそういえば部屋にあった ブランドものネックレス七夜に言ったら ものすごいいい金額だったの よそう言ってあわう義に私はまさかと思い 実と入る部屋の中には引き出しなされたが ちらほらと残っているブランドもの ネックレスまさかゆき子さんどうしたの あのネックレスそんなに大事なものだった の かしらそう言って笑いながら実質へと入っ ていく ぎそうですよあれは夫が私にプレゼントし てくれたものなんですそれを売っただ なんてなんてことしてくれたんです か私は涙目になりながら気前に訴えたはら お金になったんだから兄さんもきっと幸せ よ許せない亡くなってしまった大切な夫と の思い出のネックレスを捨てるだ なんてこの出来事をきっかけに私は義に 復讐することを決意 する翌日あれから一晩で自分の荷物は全て まとめた私のの であるネクタイ写真決して多いわけでは ない荷物を全てカにまとめて疑実家を 出る玄関先で嬉しそうに私を見送るぎは こう告げる後のことは任せてくださいね お姉さんそれにしてもごめんなさいね ゆき子さんの見送りなのにお母さんが来れ なくてもうあなたの顔なんて見たくない そうよそうですかでではお母さんのこと よろしくお願いします ね勝ち誇ったように笑うぎに対して私は義 を軽く一別して疑実家を後にし たこれから実家に帰って新教を探し 引っ越したくさんあるそれにまだ麻さんへ の復讐も終わっていない頑張らなければ その決意を胸に私は実家へと向かった そして引っ越しが落ち着いて数ヶ月後突如 疑実家から電話がかかってきたあなた勝手 にお金持っていったでしょどこまで下道な の本当に最低はいきなり意味が分かりませ んどういうことですか義は畳みかけるよう に私に怒鳴り散らしたどうやら詳しく話を 聞くと家計管理をしていた通帳の残高が 少なく水道台などの生活費の引き落としが できなかった らしいそれでどういうわけか私がお金を 持っていったんじゃないかという話になっ ているとのことひいから早くこっちに来 なさいよ私が答える前に義は力強く電話を 切ったあまりのうるささに思わず顔を しかめる正直あんなことをされてこちら から行く義理はないがあのことを暴露する のにはちょうどいい機会 だろうそう思った私はある人に電話をし疑 実家まで車を飛ばした数時間後やっと来た わね早く上がり なさいそう言って案内された部屋には義と 義母が私を球団するように座っているこれ よ見 なさいそこには口座の引き落としが マイナス表記になっている 生活費にいくら使ったか知りませんが使い すぎて引き落としできなかったんじゃない ですかな私たちのせいだっていうの お母さんはあんたがいた時と同じ生活で 変わらないって言ってるのよそれは私がお 金を入れていないからじゃないですか私月 20万円入れていたんですよそこになので 今そこに入っているのはお父さんが残して くれた遺産だけです はそれでもおかしいですね私がこちらを出 ていく時には200万近くこの通帳にあっ たはずなのに前は呆然としながら通帳を 見つめるそんな様子に義母は思わず義に 問いただすまどういうこと何か買ったのそ それはホストに見いでいるんですよね義と 義のやり取りに割り込むようにに私は声を かけたえし証拠でもあるの証拠はこれです よ私は1枚の写真を取り出すそこに 打ち出されていたのは派手な若い男性と 歩く麻衣さんの 姿義母は絶したまま写真を見つめているな あんたこれどこで夫が持っていたんです いつか使えるかもしれないっ てそう夫が亡くなる前にしてくれた話と いうのはこのことだったのだどうやら以前 から義妹の金銭面が気になっていた夫は 秘密裏に彼女のことを調査していたらし 写真も夫が自ら撮ったものらしくこの写真 のホストとの関係はかなり前から続いて いるようだったどうして悟はそんなこと 一言も義母はそう言って呆然と するお母さんに言ったら絶対心配をする から自分だけで麻衣さんを説得して構成さ せようとしていたんですよまその願いは 叶わなかったですが そんな私のその言葉に義母は顔を真っ青に すると今度は義に問いかけるどういうこと なのまお父さんの遺産はもうこの通帳に しかいなかったのよそそれはまさん私に 無実の罪を被せたかったようですけど意味 ないですよだって私の時はこんな風には ならなかったんですから明らかにまさんの 使い込み です義はその言葉に悔しそうな顔するあと まさんが勝手に土屋に入れたネックレス盗 剤に当たりますからねのど弁護士から話が 行くと思うので そのつもりでお願いし ます静かになった今に静寂が 訪れるその時インターホンが鳴ったあもう 到着したみたいですね今開けます ね義たちは何が起こっているのか分から ない表情で私を見つめるそんな様子をよめ に私は玄関先にいる訪問者を今へと案内し たな弘樹まお前何やっているんだ私が今え 案内した人物それは義の旦那である弘樹 さんだゆき子さんから呼ばれたんだ大事な 話があるってその写真 は弘樹さんが写真を一別して義に尋ねるな これは合成よこんなこと私がするわけない じゃないお前俺に金を借りた時も娘の教育 費がとか言って嘘ついたよな今回も嘘を つくのか全部聞いていたよゆき子さんが 通話をついでくれていたおかげでねそう 言って弘樹さんは携帯を掲げたそう義たち と私の会話は弘樹さんにも筒抜けだったの だそれにしてもゆき子さんが教えてくれ なかったらこんなにも早く君の愚には 気づかなかったよ弘樹さんとコンタクトを 取ったのは疑実家を出て数日後のこと義の 散在癖を怪しんでいた弘樹さんは義のこと で話があると言うと心よく話し合いに応じ てくれたそこで私はこの写真と義が私に これまでしてきたことを 暴露案の定樹さんは義がホストに見いで いることを知らず義が迷惑をかけたお詫び にと 今回のこの話に乗ってくれたのだゆき子 さんから色々聞いた後君のことを調べさせ てもらったよこの写真のホストと浮気まで していたんだってね子育てで何かストレス があるのかもしれないと少しの散在には目 をつぶっていたものの浮気までしてた なんてもう俺はお前の面倒は見切れない 離婚しようそんなの嫌よねあなた考え直し てちょうだい そう言われ義はわなわなとへたり込む涙を こぼしたその後弘樹さんから聞いた話では 義と弘樹さんは離婚したそうだ離婚の際に 娘さんからパパと一緒がいいママは男の人 とすぐ遊びに行って私のご飯作ってくれ ないから嫌だと言われたことで娘さんに 対してのネグレクトも露呈 真剣は弘樹さんに渡ったとのことどうやら 義は娘さんの育児をほとんど放棄し霊の ホストと会っていたらしいその際に見いだ お金や自身のものとして買っていた ブランドものこれらは全て弘樹さんや疑 実家から借りたお金借りた金額は年を大事 にどんどん膨らみいつの間にか返せない 金額にまでなっていたのだとかその時に 舞い込んできたのが夫の死家計管理を義父 や夫が担っていると知っていた義は義父の 遺産や義実家の資産をこの機会に全て自分 のものにしてそのホストと一緒になろうと していたらしいだが今や前は弘樹さんへの 慰謝料娘さんへの養育費私からの ネックレスの損害賠償請求で首が回らなく なって いるさんへの慰謝料私への損害賠償請求は 借金をして一括で支払われ今は借金の返済 のために水商売をしているそう だそんな状態でホストがいができるはずも なく例のホストにも捨てられてしまった らしい一方でギボはと言うと現在もあの家 で生活をしている らしい樹さんが一度会った時にはやれて水 しきった様子 見る影もなかったそうだそんな出来事に 反して私には嬉しい知らせが舞い込んでき たえ本当ですかそれは義がシアに入れたと いう夫との思い出のネックレスが七屋に あるという報告だったたもで連絡して よかっ た運力ネックレスには買手がついてい なかったようで私はさんに連絡を入れて 急いで屋へと向かった土屋に到着すると そこには弘樹さんと義の姿義は以前会った 時に比べて随分疲れきった顔をしている この度は元妻が大変ご迷惑をかけして 申し訳ございませんでしたほらお前も謝り なさいすみませんでし たそう言ってさんの横で謝るさんそのにし つつも私は義からしぶしぶ渡されたお金に よって夫との思い出のネックレスを 買い戻すことに 成功正直最後まで麻衣さんの態度に反省の 色が見られなかったようだが夫との思い出 のネックレスが戻ってきたのでもう彼らと 関わるのはこれで最後にしようそう決意し て私は彼らと別れ たそれから数ヶ月 後あれから私は料リアを開業したもちろん 夫との開業試金で生前夫の希望であったコ 民家風のこリリアはありがたいことに大 繁盛義たちのことを忘れるくらいに忙しい 毎日を送って いるだがそんなある日いらっしゃいませ お母さん夕方のオープンして間もい時間帯 に おのお客様が来店したのだそれは少しれた 義母の姿だったゆこさん本当にごめん なさい私前の口車に乗せられてあなたに ひどい ことかい声で床に額をこすりつけながら 謝る義母私はそんな姿に心を痛めたそうだ は義に乗せられていただけなのよねある 意味お母さんも義の被害者なのかもしれ ないお母さん顔をあげて ください今どこにいらっしゃるのですか そう聞くと義母はポツポツと話し 始める前の借金返済のために家を売却した ことこれからと一緒にアパートに引っ越す ことこの土地を離れる前にどうしても私に 謝っておきたかったこと本当は前も一緒に 謝らせるべきなのだけどごめんなさい前の 分まで私が代わりに謝るわ本当に申し訳 ございませ んそう言って何度も謝る義母は最後に見た トゲとしさはどこにもなく真摯に私に謝っ てくれているように感じた そんな様子の義母を見て私はある提案を するお母さん私のところで暮らしませんか えあなた何言っているの私はあなたに ひどいことをしたのよ義母は確かに私に ひどい暴言を吐いたでもそれは義に騙され ていただけだそれだけなのに借まみれの娘 の元ですことは義父も夫も望んではいない だろうもしお母さんが私に悪いことをした と思ってくくれるなら手伝ってもらえませ んかちょうど人手を探していたところなん ですあなたって人 はでも 嬉しいありがとうね 改めてこれからもよろしくお願いし ますそう言うとお は何かをさしたようで涙目になってそう 呟い たこうして再スタートを切った義母と私 もしかしたら今後も何か壁があるかもしれ ないだがきっとギフト夫が私たちを見守っ てくれるだろうそう信じて私たちは新たな 未来に向かって歩き始めたのだ [音楽] お母さんたちが取っていったのは私が両親 に送ろうと思っていた時計なの返して よ問い詰める私に夫は少しむっと する母さんたちは美香にとっても家族なん だからさ今回は俺の家族に高々したと思っ て美香の両親にはまた別のものを買えば いいだろう母さんたちあの時計気に入った んだってさ悪びれもせずにそう言い放つ夫 このの家族には何を言っても無駄なの ねあなたが何も対処してくれないなら私が 自分で取り返し ます怒り狂った私は疑実家に乗り込むこと にしたの だ私はミカ27歳三年上のたけるとは結婚 して5年がだった私とたるの間に子供はい ないたると結婚する前に私から仕事を続け たいからしばらく子供は作れないごめんと 言ったためだ私はずっと夢だったウェブ デザイナーの仕事をしており現在も バリバリ働いて いるいいよそんなの子供を作るタイミング なんて人それぞれなんだからむしろ俺より ミカの方が稼いでて申し訳ないくらいだよ たるはそう言って笑ってくれたその優しげ な笑顔に私はアンドする私は今の会社に 転職してから会社の方針で在宅ワーカーに なったそのやり方が合っていたのか在宅 ワーカーになってから私の収入はぐと 上がったのだたるも決して収入が低いわけ ではないが結果的に今は私の方が収入を得 ているただ私はたるの方が収入が低いこと を少しも気にしていないむしろ好きな仕事 を続けさせてくれるたるに対して感謝の気 を持っているくらいだたけに暮らしている 義母もたると同じく私が仕事を続けること や子供を作らないことには文句を言わない でくれている義父は早くに多しており疑 実家では義母と未婚の義が2人暮らしをし ていた今更働き方なんかわからないらしく 気前は高校を中退してから就職先が 見つからず今でもフリーターをしている らしい結果的にどちらも働いていないと いう疑実家に私とたるは現在月15万の 仕送りをしているまほとんどは私の収入 から演出している けれどそのせもあったか疑実家に規制する たびに義母と義は私を毎回べた褒めするの だみかさん最近お仕事の調子はどうな のあらまた大きな仕事が入ったのねすごい わ お姉さんすごいですよねお兄ちゃんよく こんな素敵な人と結婚できたな義母と義は わざとらしいくらい私を褒めるので私は逆 に居心地の悪さを感じることもあった しかし嫁には仕事をさせない早く子供を 埋めという姑もいると聞くので私は恵まれ た環境にいるなとしみじみ感じている そんなある日突然たるの転勤が決まっ 美香は地元を離れることになるし転勤先は 俺の実家の近所なんだもし嫌なら俺だけ 単身不妊で行ってくることもできるよたる はそう提案してくれたが私は首を横に振っ たうんうん私はほとんど在宅で仕事をして いるから場所は関係ないし大丈夫それに なるべく夫婦一緒に暮らしたいのこうして 私とたるは疑実家の近所に引っ越すことに なった今までより疑実家との交流は多く なるだろうが今までもトラブルになった ことはないし大丈夫だろうそう思っていた 私が甘かったのだ疑実家の近所に越して 初めのうちは何の問題もなかったしかし1 ヶ月も経つと義母と義が週に1回はうちを 訪れるようになったのだそれもアポなしで 突然押しかけてくるそれだけならまだのだ が問題は義母と義のたりだった2人はうち に上がり込むなりこれ私が好きなお店の 焼き菓子じゃない頂いてもいいかしら うわあこれ新作のコスメじゃんお姉さん これちょうだいと家を物色するのだその 遠慮のなさに私も初めはどいていたがいつ もよくしてもらっていることを考えると無 に断ることができなかった しかも義母ぎ前がたるのはお菓子やコスメ など比較的安いものばかりなのでこれ くらいいいかと思ってしまっていたのだ しかし私のこの態度が良くなかったの だろう次第に義母と義がたるものは高価な ものへと変わっていったブランドもの バッグアクセサリー 家電値段も気にせずに義母と義は物を ねだるようになったのだそのバッグは買っ たばかりなんです持って行かないで くださいいいじゃない家族なんだからみか さん稼いでいるんだし新しく買い直し でしょう私がいくら拒否しても義母と義は 半ば強引に持って帰ってしまうさすがに おかしいと感じた私はたるに相談したが 母さんたちはミカが好きなんだなきっと 家族が増えたみたいで甘えてるんだよと 呑気に笑うだけだった少しくらいなら目を 潰れるけどこんなに頻繁に高価なものを 持って行かれるのはさすがにおかしいわ たるからやめるように言ってよミカ稼い でるんだしいいじゃないか親高校と思って 少しくらい譲ってやってくれよ親高校は あんたがするものでしょうが私は喉元まで 出かかった言葉を飲み込んだたるに行って も何も変わらないと悟った私はそれ以上 たるに相談するのをやめたそんな日々が3 ヶ月ほど続いた頃私の両親の結婚記念日が 気づくと来月に迫っていた今回はボーナス を使っていつもより高価のものを送ろうと 考えていた私は両親にペアの高級腕時計を 購入した夫婦なの良い両親のことだから ペアの時計なんてあげたら喜んで毎日つけ てくれるだろうな 渡す日はまだ先だったが私は早くも両親の 結婚記念日を祝うのが楽しみになってい たしかし腕時計を購入した数日後私は仕事 で多に出張に行くことになってしまったの だ出張なんて滅多にないのになんでこの タイミングで私が懸念しているのは義母と 義のことだったもし私がいない間に義母と 義が押しかけてきたらプレゼントの腕時計 を取られたら想像するだけでぞっとする たける私がいない間はお母さんたちを家に あげないでね私の部屋には両親への プレゼントも保管してあるし勝手に持って 行かれたら本当に困るの私はたるに強く 念押しする分かったわかった大丈夫大丈夫 スマホをいじりながら軽く返事をするたる 一松の不安をを覚えた私はもしもの時の ためにと実質に隠しカメラを仕掛けておく ことにしたお願い何事もありませんよう に私のそんな願いはあけなく砕かれ た1週間後出張から帰ってくると私はすぐ に違和感を感じたリビングの家具食器棚に あったカップテーブルの上のお土産何もか もが明らかに少なくなっているのだ はっとした私はすぐに実質の引き出しを 確認 するないプレゼントの時計がなくなってる 私は殻になった引き出しの前に 立ち尽くす部屋を見回るとバッグや アクセサリーインテリアもいくつか なくなっていた慌てて隠しカメラを確認 すると私の部屋を漁っている義母と気前が 映し出されたしかもそこには笑顔で2人と 会話しているたの姿まであったのだあまり のショックに私はフラフラとリビングへ 向かったちょっと たるお母さんたちのこと家にあげた でしょうどうして私のものを勝手に渡した の震える声で問いただすう俺の家族なんだ から家に入れてもおかしくないだろうそれ にみか母さんたちにはよくしてもらってる んだし少しくらい物をあげいいじゃないか お下がりをあげるみたいなもんだろう あっけらかんと答えるたるに私は絶したわ 私の話を聞いてたの高価なものまで たくさん持っていかれたら困るのよそれに 今回は私が両親に送ろうと思っていた時計 まで取られたの出張前に説明したはずよね 問い詰める私にたは少しむっとする母さん たをそんなに悪したいのかそれに母さん たちはみかにとっても家族なんだからさ 今回は俺の家族に高校したと思ってみかの 両親にはまた別のものを買えばいいじゃ ないか母さんたちあの時計気に入ったん だってさそう言い放つたるは少しも悪気が ないように見えた私はたるたち家族に対し てりを超えて恐怖心すら湧いてき たもういいわ あなたまでそんなことを言うなら私が直接 取り返しに行くから低い声でそうつぶやき 私は義実家に向かった疑実家に到着すると 義母と義は驚いたような顔で私を出迎えた なみかさんそんなに怖い顔し て私の家から取って言ったもの全部返して もらいます から引き止める義母と義をして私は疑実家 のリビングにズンズンと押し入った疑実家 には元々我が家にあった者たちが溢れ返っ ていたしかしバッグやアクセサリーは床に 散らばりお菓子などの食べ物は賞味期限が 切れている人の家から勝手に持っていった くせに大事にもしてくれないのね私が自分 へのご褒美に買った者たち中には人からの もらい物まである元は自分の家で大切に 保管していたものが粗末に扱われているの を見て悲しさが込み上げてきたみかさん 突然なんなのこんなことして失礼だとは 思わないの顔を真っ赤にした義母が私を 怒鳴りつけたあなたたちだって無理やり私 の家に入って泥棒したでしょう失礼なのは どちらですか私の部屋から取っていった 腕時計早く返してくださいあれは私の両親 へのプレゼントなんです負けと怒鳴り返す 私に義母とぎがたじろぐど泥棒みかさんに はあんなによくしてあげたのになんですか その言い方はこの恩知ずお姉さんがそんな 人なんて思わなかったお母さんが かわいそうあめきらす義母と義およそに私 は腕時計を探すためにリビングを見回した けれど一向に腕時計は見当たらない義母と 義に問いたそうと目をやると2人の手首に は私が購入した腕時計がつけられていた その瞬間私の中に言いよのない怒りが 湧き上がってくるそれ私が両親に プレゼントしようとしていた腕時計どうし てあなたたちがつけているんですかそう 言って思わず私は義の手首を掴んだ ちょっと話してよ これ気に入ってる時計なのよお姉さん ひどいこんなの暴力じゃないそう 騒ぎ立てる義母と義を私はきっと睨みつけ たどの口が言うんですかそれに家族なら 勝手に物をもらってもいいんですよねそれ なら私も遠慮なくもらっていこうと思って この腕時計頂いていきます ね私は皮肉を込めて冷たい声で言い放っ たあなたはうちの嫁でしょ嫁がそんなこと して許されると思っているの義母の口から 出たその言葉に私は呆れ返って笑って しまった結局あなたたちは私のことを家族 ではなく嫁として軽んじていたんです ね私がそうつぶやいた時だった私を 追いかけてきたのか遅れて疑実家に到着し たたるがリビングに入ってきたおいミカ いい加減にしろよ勝手に母さんたちの家に 入って何を騒いでいるんだ珍しく大声で 怒鳴るたるを私は冷たい目で見るあなた私 が相談した時は軽く流していたのに自分の 家族のことになるとそんなに本気で怒れる のね結局あなたは私の味方なんて1度もし てくれなかったもう無理 よ私たち離婚し ましょうその言葉に私以外の全員が青め たお姉さん落ち着いていくらなんでも離婚 はやりすぎじゃない私たちお姉さんに 意地悪してたわけじゃないんだしそうだよ みかお前母さんたちとは仲が良かったじゃ ない か慌てて面会する3人それもそうだ 私に離婚されれば仕送りはなくなり疑実家 の生活はままならなくなるのだから意地悪 してたわけじゃないそうねあなたたちがし ていたのは意地悪じゃなくて犯罪だわ今回 の件実質に設置していたカメラに全て証拠 が残っていますあなたたちには警察に行っ てもらいますからねそそんな待ってくれよ みかさっきも言ったが家族に高校したと 思って見逃してくれよ俺たちミカのことは 本当に頼りにしてるんだよ必死で すがりつくたるに私の怒りはついに爆発し たそんなに高校したいなら自分でしなさい よお母さんたちに取られたものも仕送りも ほとんど私のものじゃないそんなに言う なら自分で稼いだお金で高校したらどうな のあなたたちが頼りにしているのは私のお 金でしょその言葉にたるは 口ごもるじ実は今回の転勤左遷されたこと が原因だったんだ収入もかなり減ってだ からミカに離婚されたら本当にやばいんだ よ頼むよ はあさせ私何も聞いてないんだ けど衝撃の事実を聞いて驚く私と反対に 義母と義は気まずそうに俯いたおそらく 義母と義もたるが作戦されたことを知って いてみんなで私に隠していたのだろう とにかく私はもうあなたたちと縁を切り ますたるさんとも離婚しますしお母さん たちには警察に行ってもらいます覚悟して おいてください よ呆れ返った私は変に吹っ切れてしまい妙 に落ち着いた声でそう言い放ったリビング にはそんなとたるの情けない声と義母や義 のすすりなく声が残されたその後私は隠し カメラの映像を警察に提出した義母と義は 窃盗の罪に問われあっという間に逮捕され てしまった今まで私から取ったものの分は 慰謝料を請求し一括で支払わせることに ただ義母と義は仕事をしていないため慰謝 料はたるが借金して肩代わりすることに なったそうだしかし以前より収入がぐと 減っていたたるは借金返済のために仕事を かけ持ちして注夜問わず働かされている らしいまあやっと自分のお金で家族に高校 することができて良かったのではと私は もはや他人ごのように思っていたちなみに 私のの結婚記念日には新しい新品の腕時計 に加えてペア旅行も送ることに両親は とても喜んでくれたので私も大満足だ私は 無事たるとの離婚が成立した後地元に帰る ことをけい今は慣れ親しんだ土地で仕事に 集中しながら悠々自的な生活を送っている そしてたるとの離婚が成立して1年後仕事 で知り合った男性とすることになった今は お金ではなく私自身を見てくれる人に 出会えて幸せな毎日を送って いる私たち家族は明日から旅行に行きます からあなたはオルス番している間うちの ワックスがけをしてもらうことになりまし たま待ってください私が月に入ったばかり だと知っていますよね 私を見て義母と義姉がクスクス笑ったその 後ろには申し訳なさそうな顔で黙り込む夫 が立っているもういいわこんな家承知し ました隅々まで綺麗にしておきますからね 私はわざとらしいくらいの笑顔を浮かべた 今まで私をいびり続けたこと後悔させて やるんだからこうして私の疑実家への復習 劇が始まっ た私はゆ24歳旦那のサトシとは結婚して 3年が経つ現在私のお腹にはサトシとの 子供がいる私とサトにとって初めての子供 だったため妊娠が分かった時は舞い上がる ような気持ちだったしかし臨月に入って からは少し家事をするだけでも一苦労でで 大変な毎日を送っていた実は私は全ての 家事を1人でこなしているのだサトは仕事 でほとんど家にいないし私の実家は他県に あるので頼ることができない疑実家は近所 に暮らしているがあまり頼りたくなかっ た義実家には義両親と独身の義姉が3人で 暮らしている は義家と折り合いが悪くあまり関わりたく ないの だ義母は私のことをけしており顔を 合わせれば嫌味が止まらなく なるどうやら義母は義姉が結婚するより先 に私がサトと席を入れたのが気に入ら なかった らしいなんで自分の娘の花嫁姿を見る前に よその娘を嫁に取らなきゃいけないんだい と結婚式の日までブツブツ言っていた くらいだ私とサトが結婚した数ヶ月後に 義姉は当時付き合っていた彼氏と破局した らしい義姉曰私がこんなに辛い思いをし てるのに嫁のあんたが幸せなんて許さない らしく義母と義姉の怒りはなぜか全て私に 向き今も私は2人のストレスのになって いるのだ義父もサトも気が弱く嫁いびりを 見てみぬふりしているそのため私の味方は 疑実家に1人もいない初めはサが義母たち を注意してくれると期待していたが3年も 経った今では私ももう諦めている当然私の 人心が発覚しても疑実家からはおめでとう の言葉1つ出てこなかった それどころか疑実家に妊娠報告をした時は 独身の私への当て付けそんな話聞きたくも ないわうちの初孫は実の娘から生まれた子 って決まってるのにゆみさんその子は諦め なさいと散々だったまあそんな反応になる わよね義母や義姉のいびりに慣れていた私 は特段傷つきもしなかったそれに家に帰れ ば私にはストレス発散ができる趣味がある のだそれは骨董品を集めること数年前に 亡くなった父が骨董品集めをしておりその コレクションを受け継いだのがきっかけだ それからは自分でも骨董品に熱中して しまい今では大事な趣味になっている中に は高がつくものもありコレクションの総額 は3桁にもなるだろう私はその コレクションを定期的に手入したり飾っ たりして大切にして いる熱中できる趣味があることで疑実家で のストレスを発散できているのだとは言っ ても妊婦の体に負荷がかかるのは良くない ので妊娠が分かってから私はあまり疑に 近づかよにして いしかし私が関わらなくても義家側から 干渉してくるのだアポなしで我が家に訪ね てきてはやれ部屋が汚い食事が貧乏臭いと 文句ばかり言う頻繁に突撃されてはいびら れ続け私のストレスは高まっていくばかり だっ たそんなある日私が近所のスーパーから 玄関には義母と義姉の靴が並んでいた今日 は休日でサが家にいるので突撃してきた 義母たちを家にあげたのだろうはまた来 てるのねた行まりにリビングに入ると私は 目の前の光景に驚愕した義母と義姉が私の 大切にしている骨董品を大量にゴミ袋に 捨てていたのだ高価なものは義母たちの トートバッグに詰め込まれているちょ ちょっと何してるんですかそれ私の私物 ですよ慌てて駆け寄ると義母と義姉は そんな私を鼻で笑っ たこんなもの集めてどうするの使うわけで もないのにこんなガラクタを集めてるから お部屋が散らかるんじゃない売れそうな ものは私たちがもらってあげますこれから はこんな無駄なものにお金を使わないよう に私はゴミ袋に押し込まれた骨董品を見て 立ち尽くすぐしゃぐしゃに丸められたもの やかけてしまっている陶器もある義母たち が持っていこうとしているものは軍を抜い て効果で売り払えば何10万いや何百万に なる だろうそんなひどいこの中には父からの片 もあるんですよショックのあり私の目から 涙が溢れるそんな私を見て義母と義姉は ケラケラと笑った普段はいびられても反応 の薄い私が突然泣き出したことが面白かっ たの だろうサトシは私がコレクションを大切に していること知っているはずなのにどうし て止めてくれなかったの私は義母と義姉の 後ろにに隠れるように立っていたサを 睨みつけるだだってこんなガラクタに金 かけるの無駄じゃないかそれに飾るための 場所も取るしはあこれは私が自分で稼いた お金で買っているし家にもお金は入れて いるでしょう飾っているのもリビングの 一角で毎日掃除しているのも私じゃない私 は在宅でできる仕事をしており 妊娠中も安定した収入を得ているしかも サトは同期の社員に大幅に遅れをとって おり未だに平社員をしているため現状では 私の方が収入を得ているのだ私はサトと 2人で決めた金額を毎月家に入れているし それ以外のお金の使い道に文句を言われる 筋合いはない怒りが収まらない私を義母が 静止した今日はそんなことを話しに来たん じゃないのよゆみさんあなたにお話があっ てきたんです私たち家族は明日から1週間 旅行に行きますからあなたには留守番して いる間うちのワックスがけをしてもらう ことになりまし たは旅行ワックス 書き私は義母の言うことがすぐには理解 できなかった ええ全員で旅行に行くから私たちの家は ガラ空きになるでしょうちょうどいいから ワックスがけをしてもらおうと思ってあ もちろん旅行はサトも一緒ですからゆみ さん1人でお願いねま待ってくださいサト も旅行に行くなんて初耳ですし明日から なんて急すぎますしかもワックスがけ私が 今月に入ったばかりだと知ってよね慌てる 私を見て義母と義姉がクスクス笑うだから なんだって言うのあなたは嫁なんだから 美人家に尽くして当然でしょもちろん全て の部屋のワックスがけですからね隅々まで 綺麗にしてちょうだい よ勝ち誇ったように夕義母と下げすむよう に笑う義姉その後ろには申し訳なさそうな 顔で黙り込むサ もういいわこんな 家その時確かに私の復讐心に火がついた そうですかわかりました私は俯いたまま 答えるはだ珍しく素直じゃないそれでこそ 嫁ってものよじゃ頼むわね満足げに義姉が 私の方を叩いたええ承知しました隅々まで 綺麗にはワックスがけしておきますからね 私はわざとらしいくらいににっこりして みせる見てなさいよ今まで私をいびり続け たこと後悔させてやるんだからこうして私 の義実家への復讐劇が始まっ た次の日私は朝早くからサトシと一緒に疑 実家へと向かった私は笑顔で義家族たちを 見送った後 すぐに疑実家の掃除を始めること に掃除に必要なものは全て自分で買い出し なさいとお金すら渡さなかった義母の言う 通り私は掃除に必要な道具を全て自分で 用意した放棄やちりとりそして大量の液体 が入ったバケツが複数子私は手始めに リビングから取りかかることにした さてやりますかそうつぶやくと私はバケツ に入った液体を思いっきり床にぶちまけた 床にじんわり広がっていく液体は無駄に 油臭くギトギト光っているそう私が疑実家 の床に巻いたのは大量のサラダ油だ私は床 に広がったサラダ油をべなく伸ばしていく 一面にサラダ油を塗り終わると今度は義 両親の寝室へ向かう私はそこでも躊躇なく バケツをひっくり返したああそういえば お母さん隅々まで綺麗にしろって言ってた わねそう言って私はむにクローゼットを 開くクローゼットの中には義母が好きだと いう俳優のポスターやDVDが大量に置か れていた お母さんこんなもの集めるから家が汚く なるんだって言ってましたよね私はそう 呟いてクローゼットの中にもくなく油を 塗ったくる油でダメになった俳優のグッズ は全てゴミ袋に押し込んだ義姉の部屋も 同様にクローゼットの中やベッドの下まで 満遍なくサラダ油を広げていく義母が全て の部屋と言っていたのでもちろん和室にも 容赦なくぶちまけた無心でバケツを ひっくり返し続け夕方には全ての部屋が 油まみれになった私はクタクタになり リビングの椅子に 座り込む殻になったバケツを見て自分の 行動力のすごさに思わず笑いがこみ上げて きた使ったサラダ油は10L近くある だろう私こんな真剣に何やってるんだろう お母さんたちが帰ってきたら怒られるん だろうな言葉とは裏腹に私は自分の行動を 後悔していなかった今朝までのストレスが 嘘のように私の心はすっきりとしていたの だそして1週間後旅行先から帰宅したで あろう義母から着があったちょっとゆさん あなた何を巻いたのからするベタベタして いるんだけどやだ虫までいるじゃないの 怒っているような焦っているような声で 義母が怒鳴ったえごめんなさい間違え ちゃいましたか私ワックスがけするの 初めてで使う道具がよくわからなかったん です私はわざとらしくとけて見せたしかも クローゼットや和室まで普通畳にはは ワックス書きなんてしないでしょそれに私 の趣味のグッズまで捨ててあるんだけどえ すずまで全ての部屋を綺麗にしなさいって 言ったのお母さんですよねそれにそんな ガラクタ集めてるからお部屋が散らかるん ですよ教えてくれたのはお母さんじゃない です かななんてことを弁償よ汚したもの全部 弁償しなさい は金切り声をあげるああいいですよそれ ならお母さんたちが壊した私の骨董品も 弁償してくれますね一点ももあったので3 桁は超えると思います が私が低い声で言うと義母は言葉をつまら せたな何よあなたみたいな嫁もう離婚です どうせ大した稼ぎもないでしょうからサト に離婚されたら生活していけないでしょ 離婚が嫌なら今すぐこちらに来て謝り なさいそんな義母に私は待ってましたと ばかりに言い返すえ離婚でいいですよ記入 済みの離婚届けをすでにそちらのポストに 入れてあります は義母は表紙抜きした声を出したその直後 突然電話の向こうからサのの声が聞こえ たちょちょっと待てよ離婚って何だよ俺は 認めないぞもうすぐ子供だって生まれるん だその子の父親が必要 だろ先ほどの義母との会話が聞こえて焦っ たのだろう電話は義母からサトシに変わっ ていたあらサトシそうよねあなたは離婚さ れたらまずいわよね今はほとんど私の収入 に頼りっきりなんだから でもこっちはお断りよあんたみたいな父親 ならいない方がましだわそそんな とりあえずすぐそっちに帰るからサトの声 が震えているいいえこの家には帰ってこ ないでちょうだいあなたの荷物はまとめて そちらに送ったわこのアパートは私名義な の忘れたかしら私はここ 実家に帰ります今まで私の味方をしなかっ たくせに都合のいい時だけ助けてもらえる と思わないでよ ねそ そんな電話の向こうから情けないサの声と 義母と岸の怒鳴り声がごちゃごちゃと 聞こえてくる何をおっしゃってるのか わからないので失礼しますね私は冷やかに そう言って電話を切った [音楽] その後私は無事にサトとの離婚が成立義母 たちに売り払った高価な骨董品は全て手元 に戻すことができた捨てられた骨董品は 安物ばかりだったのでもう疑実家に関わり たくなかった私は手切れ金として諦める ことにま疑実家に油を撒き散らしたことも 考えたらかなり満足な結果だこの後のこと は弁護士から聞いた話だ疑実家は義母と 義姉がお金を使い込んでいたせいで貯金が 全くなかったらしく畳を変えることすら できなかったそう数ヶ月間は油まみれの家 でサトを加えた4人で暮らしていたらしい 虫や周に必死に耐えていた疑実家だったが 近所からのクレームが耐えず結局家を 取り壊すことに 家を取り壊すにもお金がかかるため結局疑 実家は借金を追ったらしい現在は高齢な 義母まで駆り出され義家族はみんな揃って 昼夜問わず働く毎日だとか一方で私は自分 の実家に帰り無事に出産地元に帰ってきた ことでのんびり育児をすることができて いる今では可愛い我が子がククと環境に 来れてよかったと清々しく思っている くらい だな何これ ひどい切り落とされた長い髪の毛が布団の 周りに乱雑に散らばっているそしてその肩 にはバリカを握った義母が立っていた お母さん何をしたんですか私は大声で義母 を問いただした花夢を坊主にすれば結婚式 は中止になると思ったのよ私の怒りが限界 を迎えたその時誰よりも早く義母に鉄次を 下したのは意外な人物だっ た私はリナ26歳先日3年間交際したタヤ からプロポーズされ1ヶ月後には結婚式を 控えているタヤは元々私と同じ会社の上司 だった営業部のである上に非に整った 顔立ちをしているタヤは女性社員から ものすごい人気があったタヤに告白して 振られたという女性社員の会話が度々耳に 入るのだ一方の私は営業部では浮いて しまうほどの地味さで営業成績も 最下タヤのことも初めは自分とは違う世界 の人だと遠巻きに見ているだけだった しかし営業 がわない私にヤがアドバイスをしてくれた ことをきっかけにだんだんと距離が縮まっ ていったの だそして私の営業成績もようやく右肩 上がりになってきた頃タヤから私に告白を してくれた浮かび上がってしまいそうな くらい嬉しかったこと私は今でも鮮明に 覚えて いるしかし私は私とが交していることを 会社だけでなくにまで秘密にしてもらって いた自分なんかじゃタヤとは釣り合わない と私は自信が持てなかったの だしかし付き合って3年目の記念日にタヤ が俺はリナの性格も見た目も全部まとめて 好きなんだ胸を張って俺のそばにいて ほしい結婚してくれとプロポーズしてくれ たことでようやく周囲に打ち明ける覚悟が できたのだずっと周囲に秘密にしていた ため私がタヤと婚約してこき代謝すると 報告した時は家族や社内の人に随分驚かれ たものだ最近では目前に迫った結婚式に 備えかなり忙しい毎日を送っている大変な 毎日だがその忙しさ際も幸せと感じるほど 私もも結婚式を心待ちにしてい たしかし実は結婚式を目前に控えた今も私 とタヤは入籍していないただ1人義母だけ が私とタヤの結婚に猛反対しているのだ 義母は私と初めて会った時からなんで こんな地味な女がうちのタヤとと嫌味を 言ってい た義母はとても綺麗な人で他人の見た目に も口うるさい人だったそのため人でもなく おまけに地味な私のことが気に入らなかっ たのだろう普段から無口で穏やかな義父は 口出しをしないため義母の嫌みはとどまる ところを知らなかったタヤは私の味方をし てくれているが今でも明らかに義母は私の ことを嫌っている私が義母に話しかけても 無視されることはしょっちゅうありニさん は元がいいわけじゃないんだからせめて 服装くらい気を使えないのか よくそんな見た目であんなに人気者のタヤ の隣にいられるわねと嫌味を言われること も度々あった愛する人の母親に嫌われるの は辛かったが結婚式の前にあまり波風を 立てないように義務には私1人では関わら ないようにしてい たしかし結婚式を1週間前に控えたある日 私は義母から意外な頼み事をされたのだ 私たちの家から式場までが遠いから前日の 夜から現地に泊まろうと思っているのリナ さんのご実家式場の近くだったわよねニナ さんのご家族とも交流を深めたいと思って いたところだし前の番だけ止めてくださっ たりしないかしらえうちの実家にです か私の実家では結婚式前日から親戚たちが 集まって軽い飲みをするらしく私とたも そこに止まる予定だった私の実家は田舎で 農家をしているため敷地が広く義両親が 止まってもスペース的な問題はなかっ たしかし私を毛嫌いしている義母が突然 交流を深めたいと言ったことに私は若干の 違和感を覚えた母さんいくらなんでも 図々しいだろいな遠慮せずに断ってくれて いいんだ タヤはそう言ってくれたが私は首を横に 振ったうんいいのそれにお母さんが私と 仲良くしたいと思ってくれたなら嬉しい もの結婚式がすぐそこに迫りさすがの義母 も私に歩み寄ろうとしてくれているの だろうかそう信じたかった私は義母の 頼み事を聞くことにし たそして結婚式前日私の実には 義親と私の親戚たちが集まっ た私は久々に親戚たちに会いたことが 嬉しくついつい酔っ払ってしまっ たなみちゃんも来年成人式かあんなに 小さかったのに早い な今年18歳になったいのなみちゃんとの 会話は特に盛り上がった私はなちゃんが 小さい頃から妹のよにがいたのだもうすぐ 成人なんてあっという間だよね私今成人式 に向けて髪を伸ばしてるところなんだほら ちょうどりなちゃんと同じくらいの長さ じゃないこの長さまで伸ばすの大変だった のと言いながらなみちゃんは綺麗なロング ヘアを大事そうに撫でた義母もさすがに私 の実家では大人しくしておりその日は特に 問題も起こらず私もも胸を撫で下ろし た明日に備えて早く寝ようということに なり飲み会は早々にお開きすることに 止まっている人数が多いため女性と男性に 別れて大部屋で雑魚寝することになった義 両親にもあらかじめ確認していたことだっ たので義母に小言を言われることもなかっ た大部屋の電気を消すと隣の布団で横に なっていたなみちゃんがニナちゃん結婚お めでとう 明日リナちゃんの晴れ姿楽しみにしてる からねと小声でさいたもう可愛いこと言っ ちゃってありがとうさ明日に備えて早く 寝よう ね胸いっぱいの幸せを噛みしめながら私は 目を 閉じるお酒が入っていたこともあり私は すぐに深い眠りについ たどのくらい立った頃だろうか然隣から 大きな悲鳴が聞こえたな何どうしたの驚い て私は飛び起きるすると隣で寝ていたはず のなみちゃんが体を起こして泣きじゃくっ ていたそして驚くことに七ちゃんの綺麗な ロングヘアは肩より上で無さに切り落とさ れていたの だひどい部分は根元から刈り上げられた ようなところもあっ た何これひどい なみちゃん何があったの切り落とされた なみちゃんの髪の毛が布団の周りに乱雑に 散らばっているそしてなんとその傍には 義母がバカを握って立っていたのだ お母さん七ちゃんに何をしたんですか今に も義母に掴みかかりそうになるのを抑えて 私は義母を問いただしたなみちゃんの悲鳴 や私の怒鳴り声を聞いて驚いた親戚たちが 目を覚まして集まってくるなんだ何があっ たんだ義父や直樹も慌てて起きてきた違う 違うのよ義母は小さな声でそうつく私はリ さんの髪を狩ろうと花嫁を坊主にすれば 結婚式は中止になると思ってはじゃあどう して生みちゃんの髪の毛がこんなことに なっているんですか怒りが込み上げた私は 大声で義母を問い詰めた何の罪もない ちゃんによくもこんなことごめんねなみ ちゃん私がこんな人を実家に呼ばなければ こんなことにならなかったのにこの子と似 たような髪を捨ているくせに隣で寝ていて リナさんが悪いんでしょ部屋が暗いから 間違えたのよそうよ私は悪くないわ 開き直る義母の姿に私だけでなくその場に いる全員が絶するお母さんいい加減にして ください私の怒りが爆発しかけたその時 だったおい母さん何やってるんだよこれは 立派な障害罪だぞ私より先に声をあげたの はタヤだったどうしてくれるんだなんで リナをそこまで毛嫌いするんだリナの親戚 にまで迷惑をかけて俺の幸せを邪魔するな よえそんな待ってよタヤこれはあなたの ためにしたことなのよこんな地味で不細工 な女あなたと釣り合わないと思って義母は ここが私の実家であることを忘れているの か大声で私をのしったその言葉に私の両親 や親戚たちが激怒するおいどういうことだ リナをそんな風に思っていたのか結婚式 前日の花嫁の髪の毛を狩ろうとするなんて なんて人なの一番激怒していたのはな ちゃんの両親だな に向けてずっと大事に髪を伸ばしていたん ですよ成人式は人生に1度しかないのに それにリナちゃんのことそんな風に思って いたなんて若い女の子の幸せを壊して 楽しいです か大勢に一気に攻め立てられた義母は思わ ず後ずさりしたすると義父が突然義母と 親戚たちの間に割って入ったこの旅はうち の妻が本当に申し訳ございますでたなんと 義父は星座をして床に頭をつけたのだお お父さん顔をあげてくださいお父さんは何 もしていないじゃないですか私が言うと 義父は首を横に振ったいえこれは立派な 犯罪です妻のことは警察に突き出して もらって構いませんですがはのことだけは どうか誤解しないでください息子は本当に さんのことを大切に思っているんですです からどうか婚約秋だけ は涙ながらに土下座する義父を見てタヤも 一緒になり床に頭をつく本当にうちの母が 申し訳ございませんでし たそんな2人を見てその場が 静まり返るその沈黙を破ったのは私の父 だっ たた君お父さん顔はげてくださいた君が娘 を大事にしてくれているのは分かってい ますよとにかく今七の髪の毛のことと結婚 式のことを考えましょう落ち着いた声で そう言うと父はテキパキと動き始めたまず 近所でひきにしている美容室に連絡し明日 の早朝なみちゃんの髪型を整えてもらえる ことになった結婚式は予定通りを行うこと になり今を欠席させることが決まった当然 お前には警察に行ってもらうからな七さん への慰謝料はしっかり自分で払うんだそう でもしないとタヤと今夜関をしないでくれ たリナさんと被害を受けた七さんに面目が 立たないだろう義父は冷たい声で義母に 言い放った俺はお前とは離婚する今まで俺 は仕事の忙しさから家庭を買いに見なかっ た追いでお前の苦言に目をつぶってきた しかし息子の幸せを潰すような人間とは これ以上夫婦ではいられないそそんな私 働いたことないのよそれに慰謝料なんて あなたと離婚したらどうやって払えばいい のよ義母は義父にすがりついて叫んだこの 後に呼んで謝罪もなしに自分の心配かお前 は見た目の美しさを磨くことしか頭にない ようだがこれから人間性を磨くことも考え なさい普段穏やかな義父が怒鳴るところ私 は初めて見た義母も義父の迫力に思わず 立ちいでいるああそれからお前はさっき 働いたことがないと言っていたがそれなら 大丈夫だ俺の兄の会社は分かるな地元では 有名な土木系の会社だが今住み込みで清掃 員を探しているそうだを紹介してやるから 安心し なさい義父のその言葉に義母はビクッと体 をふわせ た私もその会社のことは知っている業務 内容は至って普通の土木会社だが上下関係 や礼儀に非常に厳しいことで有名な会社だ あなたのお兄さんの会社って不良の構成 施設って言われるほど厳しい会社じゃない のしかも住み込みなんてそんなところで 働くなんてによその会社の怖さを知って いるのか義母は突然涙を流しごめんなさい と謝り始め た当然俺も母さんと絶縁するからな自分の 欲のために他人を傷つける母親なんて怖く て仕方がないリナを守るためにもこ輪罪 母さんとは関わらないから なタヤは低い声で義母に言い放つと私の肩 に外手を置いたそそんな待ってよ2人とも 分かったわよ謝るから七さんにもニさんに も謝るから許して よ膝から崩れ落ち泣きなかる義母だったが 彼女の味方をするものはその場に1人もい なかっ た次の日の早朝なみちゃんと私は美容院へ 向かった 七海ちゃんの髪は根元から駆られた部分も あるためその部分が伸びるまでビを被る ことになる らしいその後なんとなみちゃんは予定通り 私の結婚式に出席してくれたのだこうして 私とタヤは親戚や友人に囲まれた幸せな式 をあげることができ た式が終わる頃には私は昨日の騒ぎが嘘の ように道足りた気持ちに包まれてい たそして結婚式が終わった後すぐに義母は ギフとタヤによって警察に突き出され た七ちゃんのご家族の行為により義母が 慰謝料を一括で支払うことで全科は免れた ようだしかし義父に離婚された義母は自力 で七ちゃんへの慰謝料を支払うしか なくなりやなく借金を追うことになった あれだけたをていたも今では朝から晩まで 働き詰めで身も心もボロボロになっている らしい義母との一見に区切りがついてから 私とタヤは晴れて入籍することができた しかし当初の予定とは変更しタヤは自らの 希望で私の家に向こりすることに初めは私 の親族と義者していたヤだったが今ではヤ だけでなく義父もえてをくほど打ち解けて おり私も嬉しい限りだそれから私たちは 何事もなく穏やかな生活を遅れて いるなみちゃんの髪の毛は成人式の1ヶ月 前になるとショート部屋くらまで伸びてい た根元から駆られてしまった部分も エクステで隠せるようになりすっかり元の 明い七ちゃんに戻ったようで安心して いるショートヘアみんなが褒めてくれてね 成人式でショート部屋って逆に珍しいから どうせならこのまま出席しようと思ってる の来月の成人式には私とタヤもお祝いしに 行くつもりだどんな状況でも私たちの結婚 式をお祝してくれたなみちゃんを今度は私 とタヤで精一杯お祝してあげようと 思うちょっと何もたもたしてるのよ こっちは車椅子なんだから早く散歩に連れ て行ってちょうだい本当にグズなんだ から姑とは結婚する前から私を召し使いの ごとくこき使うのが当たり前になっていた 早くに夫をなくし1人で趣味もなくそこに やってきた私は格好の標的だったのだろう あなたはこの家では一番下の存在なんだ から私の言うことを聞いていればいいのよ それは分かりますが私も仕事が忙しくてだ から何私の若い頃はそんなの普通のこと だったわよ私はどうしてこんな家に嫁に来 てしまったんだろうと思うことが増えた そんな姑のいびりに焚いていたある日夫 から電話が大変だ母さんが事故にあった かなりひどい怪我でもしかしたら歩けなく なるかもしれないお前も急いで病院に来て くれ すぐに行くわそれと介護が必要になったら 今の仕事をやめてお前が介護してくれよ 普通そんなこと電話で言うこの頃には夫へ の愛情もなくなっていたそして私は夫から の電話を切ると思わず声をあげて笑って しまっ たあんなに私のことをいじめていた姑が 事故しかも歩けなくなるってきっと日頃の 行いのバチが当たったんだろうと思った しかしこれだけでは私は満足していなかっ たのだそうだここから私の復讐劇が幕を 上げるそのためにお厚い向きの場所を チェック済みだそれは近所の急勾配の坂 だっ た私の名前は瞳30歳だ今は小さい事務所 ながらもデザイナーとして働いている 芸大を卒業してから念願だったデザイナー の仕事に着くことができたのだ夫と出会っ たのはクライアントとして打ち合わせをし た時だったその時は夫の一目惚れだった ようで何度も食事に誘われていたがその 全てを断っていたしかし夫は諦めず何度も アプローチされている間にいつの間にか 好きになっていたのだそれからの展開は 早く交際してから1年と立たず結婚する ことに実はまだ話してないことがあって 話してないことああ実は俺は片親なんだ俺 が大学を卒業したタイミングで病気で 亡くなってるんだそうだったのね教えて くれてありがとうでも私は全然気にして ないからえそうかく言う私も高校生の時に 母をなくしていたのだそんな経験もしてい たためか夫の告白そして今まで言えなかっ たことも理解できた私はそんなことで結婚 しないとか言わないから ありがとうこの時は似たも同士結婚して からもうまくやっていけると思っていた しかしそんな考えに疑問を持つような 出来事が起きたのだ私たちは結婚の挨拶を するために姑に会いに行ったのだがそこで 言われた一言に驚かされることになるひ さんね結婚することに関しては何も言わ ないわただただ私と同居してもらうからに は私の言うことには従ってもらうわよ同居 えあなた達から何も聞いてないのごめん 母さんすっかり言うのを忘れてたあんた子 は全くごめんひ結婚は母さんと同居する ことが条件なんだでも一瞬戸惑ったが私は 父に言われた一言を思い出していたもし 相手から東京を進められたら迷わずOKし なさいお前は嫁に行くみだそれは向こうの 家に入ることだからな父はそう言っていた のだだからこそ私は父の言葉を守ろうと姑 との同を受け入れてしまった何せ父は私に とって絶対だったからだそれにこの頃は それが正しいことなのだと自分に言い聞か せていたわかりましたこれからよろしくお 願いします挨拶くらいはできるみたいね こうして私たちの生活が始まったそれから の私は必死に姑とめの言うことに従ってい た仕事が忙しいのもあったがそれでもなん とか姑との期待に応えようと努力はして いるつもりだったのだが姑とはどんなに私 が努力をしようとも1度たりとも認めて くれることはなかったひさん達さから料理 は得意だって聞いてたけど全然だめね初め から作り直してちょうだい今からですか それだともう21時を回ってしまいます けど この家では私がルールよそれに従わない なら嫁だったとしても出て行ってもらうわ よそれが嫌ならもう一度やってちょうだい この家で私に拒否権など存在していなかっ たそして私が予想もしていない出来事が 起きるその日は残業で帰りが遅くなって しまいまた姑に文句を言われると思ってい たしかし帰ってみると家には電気がついて いない家にいる様子もないようだ私はいつ も通りに食事の準備をしようと着替えて いると夫からの着信がもしもしひ今は家か うんさっき帰ってきたところだけどそうか いいか落ち着いて聞いてくれ母さんが事故 にあった事故それでお母さんはこの時の私 は自分でも驚くほどに冷静だったしかし後 から笑いが込み上げてくる今まで私にして きたことのバチが当たったのではない だろうかと今は病院にいるんだけど足を 怪我してて先生が言うには一生歩けなく なる可能性もあるってそれって車椅子にな るってことああとにかくお前も急いで来て くれ分かったわすぐに準備して向かうああ それともし母さんが車椅子になったら世話 をするのはお前だからなそうなったら仕事 もやめてもらうけどなじゃあ病院で夫は そう言い残し電話を切ったは自分の母親な のになんで私がっていうかなんで今この タイミングで言うのよおそらく自分で姑の 介護をしたくないのだろう付き合っている 時からそうだったが夫は少しでも面倒な ことがあると私にやるように頼んでくる ことがあった今回もそれなのだろうこうし て私は一旦病院に向かった病院に着くと夫 が待ってくれていて一緒に姑との病室に 行くことに病室に入ると姑とは相変わらず の態度で看護師に虐待をついている遅かっ たじゃない一体何してたの私がこんなに なってるのに遊んでたんじゃないでしょう ねそんなことしてませんよちょうど仕事 から家に帰ったところで準備が遅れて しまったんですまあいいわとにかく私は今 こんな状態だから家に帰ったらお世話は よろしくね夫の方を見るとあらさに目線を そらしたのが分かった俺は仕事が忙しいし ここは瞳しかいないだろうちょっと待って よ私だって仕事をしてるんだからここで 決められても困るわおい母さんの前だぞ そんな言い方はないだろう達さもういいわ ひさんはこういう人なのよ私は前から 分かってたわ何が分かっているんだこの 2人は何も分かっていないそもそも私は夫 よりも稼いでいる無駄にプライドが高い夫 には黙っているのだがこの場所で暴露して やろうとも思ったがさすがに病院という こともありとまったとりあえずしばらくは 様子で入院らしいから退院したら頼むから な そうねひさんこれからもよろしくねそう いう姑とめの顔は明らかに私のことを馬鹿 にした表情をしていたきっとこう考えて いるのだろう今までよりもコキ使ってやる 私はここでようやく決心がついた今までの 文を含めて復讐してやろうときっと退院し たら面白くなるだろう私は2人にバレない ようにそっと笑った そして姑とが事故に会ってから2週間後 ようやく退院が決まったようやくこの日が 来たのだ病室に向いに行くとすでに姑とが 待機していた遅いじゃない早くうちに連れ てってちょうだいもちろんです早く行き ましょうなんかご機嫌じゃないそんなこと ありませんよまいいわそれじゃあよろしく ねこうして私の介護生活が始まったそれは 想像していた通り地獄のような日々だった のだちょっとひさん私の部屋の片付けをし てくれないかしらはいわかりました一通り 部屋の掃除を終えるとあごめんなさいねお 茶をこぼしちゃったわここも拭いてくれる すぐにやりますそれと小腹が空いちゃった から駅前の菓屋さんさんで感を買ってきて よろしく ね色々と注文をつけてくることは予想でき たがさすがにここまでだと疲れもたまって くるそれにこの時はまだ仕事も続けていた ため余計に疲労が体に来ていた翌日私は熱 が出て倒れてしまったのだ念のため病院で 見てもらうことになったが案の定過労から 来るものだったこうなっては姑の介護を することもできないとりあえず大人しく寝 ていようと思ったのだがおい倒れたんだっ て過労だっておいおい頼むよ瞳がこんなに なったら誰が母さんの世話するんだよ 申し訳ないけど回復するまではあなたにお 願いするわは俺には無理だよそもそも介護 は瞳がやる約束だろそうは言ってもこの 状態じゃまともに動けないのよ 1日寝てれば治るだろうとりあえず明日 から頼むな私は夫から心のない言葉を 投げかけられて私は理解したこの人は姑と 違い裏があってこんなことを言っているの ではないのだだからこそ私は間違いに 気づいたなんで結婚してしまったのかと夫 への愛情はもうほとんど私の中に残ってい なかったそして翌日 おはようおおはようで気分はどうだまだ本 調子じゃないけどだいぶ良くなった気が するわならよかったそれじゃ母さんのこと は任せたぞちょっと待ってよ良くなっ たって言ってもまだ全部は無理 よでもそれだけ元気そうなら大丈夫だろだ からってそれと私には仕事があるしああ それなんだけどもう今日から仕事には行か なくていいからなはどういうこと母さんの 世話をするなら仕事をやめろって言った だろ確かに言ってたけどだから俺が代わり に連絡しておいたからさこれで介護に集中 できるだろうありがたく思ってくれよ笑顔 で言ってくる夫私は勝手な行動に起こるの ではなく呆れとも言えない感情に支配され ていたじゃ俺は仕事に行くからあは よろしくな 夫が仕事に出かけリビングに1人残されて どれくらいの時間が経っただろうか私は ただひたすらにぼーっとしてしまっていた ふれに帰り私はすぐに会社に連絡した もしもし田中さんですか旦那さんから聞い たよお母さんの介護してるんだって ちゃんと連絡できなくてすいませんそれで 夫はなんとなんか介護に専念させるから からもう仕事はやめさせるってはあ やっぱり本当にご迷惑をおかけしましたで も私は今の仕事を辞める気なんてないです からそうだと思ったよそもそも本人じゃ なくて旦那さんから連絡が来るなんて おかしいと思ってたんだそれで提案なん ですが一時的に給食という扱いにして もらうことはできませんかこっちとしては 残ってくれるのはありがたいけどそれとこ 夫にはもちろん言わないでおくよその方が いいんでしょありがとうございます私も今 の家庭には色々と思うことがありまして そうか詳しいことは聞かないが無理はし ないように戻ってくるのをみんなで待っ てるよありがとうございますまさか会社の 人たちにまで迷惑をかけてるなんてここ 最近は姑のことばかり気にかけていたが あの親にして子ありとはまさにこのことを 言うのだろう正直夫のことは放っておけば いいと思っていたがそれは間違いだった このままでは私の人生はさらに存続へと 突き落とされるだろう姑とへの復讐の次は 夫だそう思った瞬間だったそれから何か いい復讐方法はないかと常に考えていたが なかなか見つからないのが現実のようだ そんな中なく見ていたテレビの映像に目が いったそこではとある事故がニュースに 取り上げられていた私はそれを食い入る ように見てしまったのだ姑は普段実質に いることが多くテレビを見る機会も ほとんどないこれは絶好のチャンスだった これは使えるわ ねそして翌日になり日課である散歩の時間 がやってきたこの時間は姑にとっても ことのようだひさん何をそんなにもたもた してるのこっちは車椅子なんだからすみ ません今行きますから私はこの時間が 楽しみなんだから早く準備してちょうだい ねでも私は知っていた姑は散歩が好きなの ではない私が車椅子を押し自分の 思い通りに動いてくれるその様子を楽しん でいるのだご近所の人たもそんなたちの 様子を見て姑とにいいお嫁さんをもらった わねと声をかけてくれるそして姑とは そんなさじを受けてなぜかドヤ顔になって いるのだ褒められているのは私なのに今日 もそんなさじを受けるとこんなに一女さん が褒められているのも私のおかげね私が車 椅子になってなかったらあなたなんて褒め られる人間じゃなかったんだからもちろん 分かってます心の中では腹端が煮えくり かる勢いだったがここはぐっ我慢した今は まだその時ではないのだこの後絶望の縁に 立たされることを考えるとせめてもの 哀れみとして今だけはいい気持ちでいて もらわないとで今日はどこに連れて行って くれるの全然知らなかったんですけど すごく景色のいい場所があるみたいなん ですよそこなんてどうですかへえそんな ところがあるのねはそこに連れて行って ちょっと遠いんですけど別に構わないわ私 は全然疲れないんだしそして私は軽やかな 足取りである場所に向かったさあ着きまし たよここが行っていた場所です確かにいい 景色ねよくこんなところ見つけたわねええ そうなんですよ実はこの前ニュースでやっ てましてニュースはいそのニュースでは ここで不幸な事故があったらしいんです ちょっと何をそれ明らかに姑とは動揺して いたがそれを無視して話を続けたその事故 にあったのは車椅子に乗った女性だった そうですそれを押していたのは娘ニュース によれば娘は介護に疲れていてこの場所で 思わず手を離してしまったとかちょっと どういうことそれで車椅に乗っていた母親 はそのまま坂の下ににある突き当たりの壁 に突っ込んでちょっとなんでこんなところ に連れてきたのよでも私思うんですよね ニュースでは事故って言ってましたけど 本当は娘の方が後ろから押したんじゃない かってもういいわ早く別のところに連れて 行ってそして私は姑とを覗き込みこう言っ た私たちの状況ってまさにそのニュースと 同じですよねま あなたもちろんそんなことはしませんよ今 はまだですがそれとこの言葉私たちの秘密 ということでお願いしますねこうして私は その日以降も姑とをこの場所へと連れ出し た姑とは嫌がることもあったがそんなこと は無視して毎日連れ出したのだ雨の日も風 の日もその効果があったのか約1ヶ月が 経つ頃には私をいびることもなくっていた それはそうだろう毎日散歩に連れ出し 30度はあろうかというほどの坂に行って いたのだからいつ落とされるとも分から ない恐怖を味わっていたに違いない姑との 心はボロボロになっていたのだ姑とへの 仕返しは一旦終わりを迎えたがまだ1人 残っているそれは夫だ私はすぐに離婚届け を用意して自分の名前を書いた夫が仕事 からから帰るのをお待ちはいこれ私はもう 書いてあるから今すぐ書いてねなんだよ これ離婚届けじゃないか本当に何も分かっ てないのね何がだよ私は仕事もやめて お母さんのために毎日頑張ってきたわこれ 以上自分の時間を無駄にしたくないの ふざけるなお前は言うことだけ聞いてれば いいんだはとにかく私は離婚を撤回するは ないからなんだったら裁判でも起こし ましょうか私が勝つと思うけど卑怯だぞ 卑怯裁判を起こされるのが嫌なのは 心当たりがあるからでしょ今日ここで サインしてくれればそれでいいから夫は 少し考えようやく観念したのか離婚届けに サインしたありがとうこれは私が出して おくからじゃあねああそれとお母さんの 介護大変だろうけど頑張ってね 待ってくれよ俺1人じゃ介護なんて無理だ 最初はみんなそういうのよ私だってそう だったんだからそのうち慣れるでしょ そして私は家を出て実家へと向かった晴れ て私は自由になったのだ実家では父が 温かく迎えてくれた以前父が私に同居しろ と言ったことに対してひたすらに謝って くれたのだもういいよ私はもう大丈夫だ からやっぱり実家は落ち着く帰ってきて 正解だったと思う姑とや夫のことはもはや どうでもいいのだこうして実家に帰った私 は人に姑と元夫の状況を聞くことができた どうやらあの2人は介護をするしないで 揉めているらしい元夫は姑とを施設に入れ たいようだが姑はそれを拒否しているとか 私にしてみればそんなことはどっちでも いいのだがその喧嘩が原因で近所の人たち にも迷惑をかけているようなのだしかも そのせいであの家から引っ越しを余儀なく されたとかあの2人のことだどこに行こう とまともな生活は難しいだろう全く本当に 救えない人たちだきっと2人とも同じよう な考えを持っているだけに相性が悪いのか もしれないどちらもプライドが無駄に高く 自分の思い通りに行かないとすぐに実する この先も一緒に過ごしていたかと思うと ぞっとしてしまう今後姑と元夫がどうなる かは分からないが今でこんな調子だったら ろな未来は待ち受けていないはずだ自分 たちのしたことが原因でこんなことになる なんて本当にすっきりした気分になるこの 後私はデザイナーの仕事に復帰した今まで は夫や姑のせいで仕事に身が入らない時も あったが今は付き物が取れたように仕事に 集中できている結婚はしばらくごめんだ これから私の第2の人生が始まるの だ嫁は飲まず食わずで働くのが常識なんだ よお正月に疑実家に親戚が集まった場で横 に座っていた姑が私を殴ってきた私が 飲み物を飲んだことが気に入らなかった ようだ どうして妊婦の私がこのような仕打ちを 受けなければいけないのだろうかしかも姑 は拳で私の肩を何度も殴りその力は次第に 強くなっていくあまりに突然の出来事だっ たことと姑の迫力にその場にいた夫たちは 数秒ほど頭が真っ白になったような表情し て動かなかったすぐに我に帰って夫たちは 姑を止めようとれたが数秒の出れが致命的 な状況となったお母さん痛いですやめて ください嫁が口答えするんじゃないよ私の 願いに冷静さを失っている姑は口応えと 勘違いして妊婦の私のお腹を全力で殴った お腹の中には赤ちゃんがいるというのに姑 に殴られた私は座った状態で片手を テーブルに手をつ もう片手でお腹を押さえてうずくまった 大丈夫 かうは私と赤ちゃんの心配をしてその場に いた親戚たちも私を心配したやれやれ少し 叩いたくらいで大げさなそう言って姑とは お茶を飲んだ姑とは人を殴っておいて本気 で何言っているのだろう か場には最悪の空気が流れる中 姑が何気なくお茶を飲む姿を確認した義兄 は私は26歳夫の年は27歳で共働きだ 子供はまだいないが先日妊娠2ヶ月である ことが発覚した喜ばしいことなのですぐに でも周りに報告したいところだが夫がある 提案をしてきたもうすぐ正月で実家に みんな集まるしその時に報告してみ せよそれは面白そうと思った私は夫の提案 に乗ることにした私は仕事が好きで出産後 も仕事を続けたいと思っていてそのことを 夫は理解してくれている新しい家族に理解 ある夫私の生活は幸せに持ちあれていた ただ1つだけ心配していることがある ちょっとまた掃除がちゃんとできてない じゃない蔵の中にも大したものは入って ないしすいません私も仕事をしているので なかなか時間がなく て疑実家は車で40分ほどの距離でまだ 54歳で車の運転ができる週のよし子さん は週末になるとよく私たちの家を訪れた疑 実家には義父の春吉さんと祖母の谷おばあ ちゃんもいるが姑はいつも1人で 姑が家に来るのはいいのだがいつも ネチネチと小言を言われて いる私に小言を言うのがそんなに楽しいの だろうか夫にはかずさんという仲のいい兄 がいる夫は下の子なので姑とにすごく可愛 がられて育てられたそうで典型的なこばね のできない親のようだった私は同じ嫁で ある義兄の奥さんのかほさんに よく電話で相談しているただ相談と言って も姑がこばねできていない相手は夫のため 義兄嫁は小言を言われることが少なく基本 的には私の愚痴を聞いてもらうだけだまた 義家夫婦には子供が3人いるので出産や 子育てに 詳しいこれからは育についても相談する ことになるだろうとりあえずは赤ちゃんに 悪い影響を与えないようににイライラし ないよう心がけているのだが私の妊娠を まだ知らない姑は相変わらず週末に家に来 ては子を言ってくる普段なら嫁姑の関係に 波風を立てないために我慢するところだが 今はお腹に赤ちゃんもいるので夫に相談 することにし たお母さんが私に何を言っても注意しない でおこうって2人で決めたけど赤ちゃんの ために少しでもストレスは減らしたいんだ けどそうだよなごめんかさに注意しとく よ夫は妊娠の説明は避けながら姑とが私に 小言を言わないように注意してくれた しかしこの注意が事態を悪くすることに なってしまっ た姑とは夫から注意をされた後も変わらず 家に来ているが子は言わなくなったしかし 子を言わなくなったのは夫の前だけで私と 2人になった時は小言を言ってくるよくも 年に告げ口してくれたね嫁の分際で生きな んだよしかも音に注意されたことで私への 不満を強めたのだろうか夫のいないところ で言うようになったので悪質性が増せて いるまた告げ口するとよりひどい目に会う と言いのか暴力まで狂うようになってきた 最近は仕事を休んだり家事を年にさせたり しているそうじゃないの嫁の立場でさって んじゃないよ先日はこう言われて 思いっきり拳で肩を殴られたまた放棄や 物差しなどの棒状なもので腕や手を叩いて くることもよく ある私が仕事を休んだり夫に家事を変わっ てもらったりなどするのは妊娠で私の体調 があまり良くないためだそのことを知ら ないので私がサボっていると勘違いするの は仕方ないとしても暴力はさすがにありえ ない暴力を震えばシトは私が言うことを 聞くと思っているのか残念ながら私はその くらいで怯むような性格をしていない私は 再び夫に相談することにしたごめん俺が 注意して状況がひどくなるなんて 俺からもう一度注意するけど今度は父さん にも注意してもらおう よ後日岐阜から注意されたようで家に来 なくなったしかし電話がかかってくること があるので絶縁や疎遠になったわけでは ない時間が経ちほとぼりが覚めればまた家 に来るようになるだろうそれにもうすぐお 正月私の妊娠発表の日 だ孫が生まれるとればの態度も変わる だろうと私は期待してい た姑が家に来なくなってから1ヶ月後 私たちは疑実家に新年な挨拶に行った 母さんただいま明けましておめでとう ございますいらっしゃいかずたちはもう来 てるわ よ疑実家に来る前はまた姑に小言を言われ たり暴力を振れたりなどするのではと不安 だがその心配はないようだ姑は私に明るく 話しかけてくれた反省して心を入れ替えて くれたのだろう か家の奥からは義兄夫婦の子供たちの声が 聞こえる私たちは姑な案内で子供たちの声 がする部屋へと案内された年久しぶりだな お2人ともお久しぶり です部屋にはとお父さんと今年て81歳に なる祖母のよおばあちゃんがい た2人とも待ってた ぞ3家族揃うのはお盆と正月くらいなので 久しぶりに顔合わせた私たちの会話は 盛り上がったしばらくしてそろそろ夕飯の 支度をしないといけない時間となっ た親戚が疑実家に集まった時はみんなで 食事をするのが定番で私夫婦はその食事の タイミングで妊娠発表しようと考えていた さ私たちは夕飯の準備をしましょう か私が水を飲もうとカップを持ち上げた時 姑とが夕飯の自宅をしようと言った料理は いつも私と姑とそして義兄嫁の3人で作る しかしその日は朝から私は体調が悪かった ため夫が私の代わりに料理を手伝うと言っ てくていたお母さんすみません今回は年尾 さんがお手伝いしますので私は持ち上げた カップの水を飲みカップをテーブルの上に 置いたその瞬間私の横に座っていた姑は いきなり大声をあげながら私の肩を拳で 殴り出したあんた私が大人しくしてる からって調子に乗るんじゃない嫁は飲まず 食わず働くのが常識なんだよカップを 持ち上げたタイミングと姑とが夕飯の準備 をしようといったタイミングがバすぎた こともありただ水を飲むという何気ない 行為が姑とには私が偉そうな態度を取って いるように見えたようだまさか水が地雷に なってしまうとは私に明るく話しかけて くれはしていたが夫と義父に言われて我慢 していただけで私が嫌いなことは変わって いなかっ た私への不満を貯めていたのか拳で肩を何 度も殴りその力は次第に強くなって いく夫も義父も姑とが私に暴力を振ってい たことは知っていた義兄嫁には愚痴を聞い てもらっているので義兄夫婦も姑との暴力 の件は知っているしかしここまで姑との 暴力がひどいものだとは思っていなかった のだろうただ私もここまでひどい暴力は 初めてだった夫たちはあまりに突然の 出来事だったことと姑の迫力に夫たちは数 病ほど頭が真っ白になったような表情して 動かなかったすぐに我に帰り夫たちは姑を 止めようとしてくれたが数病の出遅れが 致命的だったお母さん痛いですやめて ください嫁が口答えするんじゃないよ人は 一瞬でこんなにも凶暴化するのだろうか それとも姑とが特別なのだろう か私の願いを冷静さを失っている姑とは口 ごいと勘違いして夫たちが姑とを止める前 に妊婦の私のお腹を全力で殴ったシトに 殴られた私は座った状態で片手をテーブル につきもう片手でお腹を押さえてうまった 大丈夫 か夫は渡した赤ちゃんの心配をしてその場 にいた親戚たちも私を心配したやれやれ 少し叩いたくらいで大げさなそういて姑は 座る体勢を直しふんと強い鼻息を吹いてお 茶を飲んだ私と夫は赤ちゃんの心配が勝ち 姑に言い返すことも忘れていたしかし そんな私たちの代わりにお茶を飲んだ姑に 義兄が言い放っ たんもの立場じゃないのか嫁は飲まず食わ ず働くのが常識なんだよなそれは今この場 にいる人の中で1番立場の弱い嫁がもっと 率先して働かないといけないってことよ じゃあ俺たちが結婚する前はこの家では 母さんが1番立場の弱い嫁ってことになる よな母さんは俺たちが家にいた頃家のこと してたのか よ義兄の言葉に姑の顔が曇った義兄の話で は義兄と夫がまだ実家暮らしの頃姑とは 家事の多くを義母にやってもらっていた らしいしかも他の家族に暴れないように こそこそと隠れて義母に家事を落ち着けて いたそうだ幼い頃に義兄はその現場を目撃 したことがあるようで幼く状況理解でき なかった当時の義兄は義母に話を聞いた ことがあるらしい どうしてみんなに言わないのおばあちゃん はお母さんにいじめられてるのこれはね私 があんたのお母さんを昔いじめてたから その罰を受けているんだよ罰は私のものだ からみんなには内緒だ よどうやら義母は昔姑とを嫁いびりしてい たらしい姑の被害者が私だけではなかった とは そして義母が恒例になり姑とと立場が逆転 したことで姑とは隠れて義母に強く当たる ようになった らしい私は姑とがこねでできず夫と結婚し た私を嫌っているだけだと思っていた しかしそれだけでなく義母が81歳と恒例 になったことで強く当たりづらくなった ことで先が私に向けられたようだ私の嫁 いりの原因がとばっちりだったと思うと何 とも 腹立たし私は何も悪いことをしていないで はないかおばあちゃんごめん我慢できなく て言っちゃったよいいんだ長いこと秘密を 守ってくれて私は嬉しかった よばは一気に姑が悪者の空気となり会話が 一瞬途切れたその月に怒涛の勢いでここ まで展開が進んで退散させるタイミングを 失っていた子供たちを義兄嫁が別室に移動 させに行ったなんだ私だけが悪いって言う のか今の話を聞いただろそこのババも悪い んだよそれに家のことも仕事もさるこれ バカ嫁も悪いだろ私がバカ嫁を殴ったよう にあんたたちも私を殴りたいのかい暴力 なんて振るうわけないだろ冷静になって 常識を考えろよそれからおばあちゃんは この年になるまで黙って母さんの言うこと を聞いてきたんだもう許してやれよそれに 母さんが殴ったのは夫が赤ちゃんのことを 言おうとしたのでそれを私は止めた 赤ちゃんのことは自分で言いたい待って それは大切なことなので私が言います お母さん私のお腹の中には赤ちゃんがいる んですはどういうことなんでそんな大事な ことを隠してたの よ今日の食事の時にサプライズでみんなに 発表しようと夫と話していたん ですなんとも最悪な妊娠発表となって しまったものだしかし私が妊娠している ことを義兄と義父義母が知ったことで姑と はさらに悪者となったお腹大丈夫ですか すぐ病院に行きましょう大丈夫です病院は 後で行き ますお正月の寒い季節でお腹を冷やしては いけないと腹巻きをしていて腹巻きの中に は回路も入れていたの でお腹はガードされていたまた54歳の姑 との力は強くなかったので赤ちゃんの色 お腹を殴られたショックは大きかったが 痛みはそれほどでもなかった お母さんは出産と育児の先輩だから知って ますよね妊婦を殴って大治を流産させた 場合に罪になるってごめんなさいでも あなたが妊娠してるって知らなかったんだ から仕方ないわよね妊娠を知らなかったら 殴ってもいいのかよこれは謝って済まさ れる問題じゃない ぞ謝って済まないならじゃどうしろってん だ よ私への不満をため込み怒りを発させ怒り 任せに私に暴力を振るところをみんに見 られ私の妊娠を知って焦り姑の感情は短 時間で大きく上下にうさられてジェット コースター状態だすでに冷静な判断はでき ないのだろうか開き直ったかのように再び 怒りの感情を表に強く出し始めたどうする んだ警察に突き出すのかやればいいじゃ ないあんたてないんだろそれに今日の暴力 はあんたたちが見たって証言できるけど これなでの分は私は知らないよその馬鹿嫁 が話を誇張してるだけ今日1回分の暴力 事件なんて大した罪にならないと思うけど ねそれどころかただの身内の喧嘩って思わ れて警察を相手にしてくれないんじゃない か な開き直った人間は怖いものなしだ姑は 饒舌になり私たちを煽り始めたしかし姑の 言っていることは正論であり今のままでは 警察に相手にされない可能性は高いだろう 警察に動いてもらうには証拠が絶対に必要 で あるお母さんそれは警察へ一緒に行って くれ るってことですかねえ証拠集めはしてたん でしょはい子供たちを別の部屋に移動させ た義兄嫁が戻ってきた義兄嫁が言うように 私には証拠がある私たち夫婦と義兄夫婦は 仲が良く私は義兄嫁によく姑の愚痴を聞い てもらっていたので子を言われることも 暴力のことも相談していたの だねえあなたは大したことないって思って いるかもしれないけどお母さんがしている ことってモハよお姉さんそんな大げさな そんなことないわこれからエスカレートし ないとも限らない 万が一に備えて今から消化集めはしておい た方がいいんじゃない何かこそこそして私 が悪いことしているみたいになりませんか 何もなければ表に出ることもないし本当に 万が一の備えと割りきれない私は事件嫁の アドバイスで念のためにと証拠集めを始め たまさか本当にそれらの証拠が役に立つ時 が来てしまうとは悲しいことである義兄嫁 はここまでの展開を読んでいたのだろうか 私がまず証拠として集めたのは大定番の 録音だ私はシトの小言を録音するために シトと2人になった時はポケットにスマホ を入れてアプリで会話を録音していた録音 なので暴力な映像は撮影できていない しかし叩かれる音は録音できていて姑が何 をしているのかも分かるように会話の誘導 も お母さん痛いですから気で叩くのやめて くださいこのくらいで痛いわけないでしょ 本当に大げさなんだから大げさじゃあり ません手が赤くなってるんですそのくらい 大丈夫だよあんたは嫁なんだから私の言う ことを聞かないのが悪いんだ よ映像と比べると会話の音だけなので暴力 に関しては証拠能力が落ちるだろうしかし 私は証拠能力を補うためにノートに日記も つけていた日記にはいつどこでどのような ことを言われどのような暴力を受けたのか できるだけ詳細に姑のモハと暴力を記録し たまた叩かれて赤くなったり傷ができたり した場合はスマホで撮影しプリントして 貼り付けたついでに姑との関係に困って いることは事実なので自治体や家族関係の 相談センターにも相談してみた警察や相談 支援などでの相談記録も証拠となる場合が あるらしいまさか日記や相談記録までが 証拠になるとは知らなかったお母さんが いいって言ってるからその証拠を持って 警察に行きましょうあとモハと暴力だから 弁護士にも相談しないとねお母さん慰謝料 も確しておいてくださいねそんなちょっと 待ってよ警察と弁護士本気じゃないわよ ね私が色々な証拠を集めていたことを知っ た姑とはまた焦り始めた見ているこっちの 感情が追いつかなくなりそうだ証拠はある と言っても法律の素人である私たちには これらにどれだけの証拠能力があるか 分からないそのためこれらの証拠があって も警察に相手にされない可能性もある だろうしかし数々の証拠があることで警察 が動く可能性はぐっ上がった 感情が大きく揺さぶられて冷静な判断が できない姑には十分な脅威となったようだ そろそろ病院に行った方が良くないか 赤ちゃんが心配だ私はまだ10分ほどしか 経っていないと思ったがすでに40分近く 時間が経っていた義父はたった一言で ヒートアップしていたみんなを一気に冷静 に戻した私の赤ちゃんの心配もしてくれた のだろうがこのままでは収集がつかなく なると判断したのだろう義父は以前も姑に 対して私に小言を言ったり暴力を振れない ように注意してくれ私は何も言っていない のに姑とが私たちの家に行かないように まで注意してくれたしかも最終的には爆発 してしまったもののこれだけ感情的になる 集を我慢して私に笑顔で対応してい た言葉は多くないが正しい判断をして言う べき時にはしっかり言うなんとも頼りに なる義父だそうだなじゃあ母さんへの対応 は病院に行ってから考えさせてもらう よこうして今回の集まりは解散となった 私たちは正月でもやっている病院を探して みてもらい赤ちゃんの無事を確認した念の ため小学明けにはいつもの病院で見て もらうつもり だ翌日 夫と義父は殴られたのは私なので全ての 判断を任せると言われた私に怪我はなく お腹なんかちゃんも無事だったので私は 警察も弁護士もなしで大丈夫 ですこれから赤ちゃんが育っていく中 そんなトラブルを抱えるのはごめんだまた 私が何もしなくても義父がある決断をして いることを私は夫から聞いていたそれだけ で十分だ それから3ヶ月後姑はギフと離婚すること になった母親への周知や私への暴力などが 分かり義父はこれからも一緒に暮らすのは 難しいと判断したようだ特に母親への打が 離婚の決定だとなったようで義父は姑の 高頭に気づかなかったことをすごく後悔し ていたそう だが母親にをけたなどしていたのは義父が 仕事で家を出ている間であり姑だけでなく 義母もその事実を隠していたそのため私は 気がつく方が難しかったと思うので義父に はあまり自分を責めないで欲しいと思って いる多分義母もそう思っているはずだ財産 分与である程度のお金は手元にあるものの 姑はまだ54歳でありそのお金だけで生活 はできないだろう まだ年金がもらえる年齢ではないので仕事 をしていない姑は仕事探しをしなければ いけないしかし54歳での仕事探しは かなり条件が狭くなるはずだ離婚の理由が 理由なので義父も義見も夫も誰も助けて くれないだろう姑のこれからの人生は きっと地獄と なる離婚した元はずに戻ろうとした元姑の 両親は顕在だったが離婚の理由は義父から 伝えられているその理由を聞いた元姑の 両親は戻ってくるなと元姑を追い返した らしいそのためできるだけ生活しやすい 場所を求めた結果これまで生活していた疑 実家のある町に戻ってきた今は安い アパートを借りてスーパーでパートを捨て いるらしいただあまり仕事ができないよう で職場では若い世代たちから邪魔者扱いさ れているそうだまた仕事ができないので あまりシフトも入れてもらえないらしく月 の収入が少なく貯金を切り崩して生活して いる らしいこのままではいつかお金がなくなり 生活できなくなってしまうが義父も義兄も 夫も手助けする気はないようだ自業自得な ので自分でなんとかするしかない だろう義兄はいつも通り子供3人の育児に 日々格闘している義父は義母と2人暮らし になった義父が仕事に出ている間はホーム ヘルパーを頼っているが義父はもうすぐ 定年退職なので仕事を辞めてからは自分が 母親の面倒を見るつもり らしい私は妊娠後期に入った新しい家族が 増えるためその準備に忙した ただその忙しさに幸せを感じている