Home » Announcers » 女子アナ » 【スカッと】難産のため長期入院していた私→無事出産して帰宅すると私の荷物がすべてゴミ捨て場に捨てられていた…夫「それは俺の子じゃない!離婚だ」私「えっと…そもそも私、独身ですが?」夫「え?」(朗読)

【スカッと】難産のため長期入院していた私→無事出産して帰宅すると私の荷物がすべてゴミ捨て場に捨てられていた…夫「それは俺の子じゃない!離婚だ」私「えっと…そもそも私、独身ですが?」夫「え?」(朗読)

by ANNAPOST



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家に帰ると知らない女の靴が玄関に置いて あったナザになると言われ数十時間1人で 苦しんで産んだ赤ちゃんを連れてやっと家 に帰ってきたと思った矢先だった3後数日 の娘は私の腕に抱かれ気持ちよさそうに 寝息を立てているしかし私の鼓動は娘の ネキとは裏腹にドクドクドクドクと早くっ ていく足音を立てないように静かに奥へ 入っていく娘が寝てくれていたのが唯一の 救いだったかもしれない寝室の前に行くと 楽しそうに断捨する夫と謎の女の声 ショックで息が詰まった何も考えられない そんな中私は腕の中にいる小さな新しい命 の存在で正気をなんとか保てた辛い現場に 立ち合わせてごめんねと心の中で娘に謝っ た私はそっとドアを開ける隙間から中の 様子を伺ったそこにいたの はななんで彼女がここにいる の私と夫の大輔はボランティアサークルで 知り合った友人の身に誘われてついて行っ た先に彼がいたのだ大輔は鬼作で明るく 私たちにもフランクに話しかけてくれた コミュニケーション能力が高いだけじゃ なくボランティア活動にも非常に積極的 だったきつい忙しいと言われる場所に積極 的に赴いていたそんな彼は後輩からとても 慕われていたしもちろん私もその中の1人 だったさ での活動のおかげか就職活動にも困ら なかったようだ私も大輔を見習い ボランティア活動も学業も全力でやった その結果希望の触手につつけることになり あみと居酒屋でお祝いをしている時に卒業 式ぶりに大輔と再開した憧れの先輩に久し ぶりに会えた私は舞い上がってしまって その場で大輔を映画に誘った大も快諾して くれデートに行った日に私たちは付き合う ことになった1年後私たちは結婚した あけみもそのスピード感に驚いていた けれど私には大好なら大丈夫という確信の ようなものがあった男性経験はほとんど ないけれど大輔には不思議な安心感があっ たからうーんおいしい大輔さすがだろ SNSで見たレシピなんだけどいけるよな 本当大輔が料理してくれて助かるよいいっ ていいって近の勉強って大変だろ大輔が 作ってくれたトリチャー集団に下を打ち ながら私は 頷くそう私は今南関四角の勉強の真最中な のだ元々友働きだから料理は大好掃除は私 と家事を分けていたもののほとんど に任せきりになっている試験が終わったら 元に戻すつもりだけれど働きながら家の ことをやるのは大変なことだろうけれど 大輔は嫌な顔1つせずに家事を負担して くれる素敵な人と結婚してよかったその後 試験には一発合格大輔も喜んでくれたし私 はそのおかげで稼ぎが上がったしかし夫婦 官の関係は思わぬに進んでいくある日私は 妙に体調が悪く会社を相待して病院へと 向かったそこで医者からとんでもないこと を言われたのだただいまお帰りなさい大輔 の声を聞くなり私はすぐに玄関へと向かっ た大輔は靴を脱ぎながら首をかげるどうし た機嫌いいねそれがね妊娠したのそう体調 不良は妊娠が理由だったのだ医者から告げ られた時当然驚いたもののそれを上回る くらい嬉しかった元々子供は欲しいと思っ てたし稼ぎが上がった今ならお金の心配も しなくていいきっと大輔も喜んでくれる だろうそう思っていたものの大輔は表情を ばらせたそうおめでとうそう言うと リビングと入っていってしまったそれだっ けと内心肩を落とす私は少し寂さを感じ ながらも男性はそういうものなのかもと 言い聞かせたけれどその違和感は時間が 立つにつれてどんどん濃くなっていく体調 不良に苦しみながらも私はギリギリまで 働いた会社の人からは無理しなくていいと 言われたけれど仕事が大好きだから なるべく頑張りたかったのだしかしその頃 大輔も繁忙機に入ってしまいお互い なかなか家事の時間が取れなくなった私は もう限界だと判断して鍛代行を頼もうと 大輔に提案したすると大輔は怖い顔で私に 言ったのだ無駄な金を使うなよそれなら 直子が仕事辞めて家事すればいいだろう 思わぬ言葉に耳を疑ったそしてその日から 大輔は当て付けのように家事を一切しなく なってしまった正直意味が分からなかった けれど大輔と話し合う余裕も体力もなかっ た余計なことを言ってことを荒立てたくも なかったそれならば私が頑張ればいいやと 思い仕事と並行して家のこともやるように なったきっと子供が生まれたら大輔も元の 優しい夫にも戻るだろうと信じて休日 クタクタの体で掃除機をかけていると ソファーに何か挟まっているのが見えた それは大輔のスマホだった拾い上げて テーブルに置こうとしたら背後から大輔の おいという怒鳴り声が飛んできた慌てて 振り向くと大輔は私を力の限り睨みつけて いる勝手に見るなよ気持ち悪いごめん なさいわざとじゃないのそういうのいい から返せ早く大輔にスマホを奪われた勢い で私はその場にへたり込んでしまうその 様子を見た大輔は私に手を差し伸べるでも なく不満そうにため息をついた妊娠してる からって甘えるなよなうちのおふは俺を 見守ってる時も立派に働いてたって言って たつまり直子が余ったれてるからいけない んだよ 横つらを張りとばすような言葉に頭が 真っ白になったここまで言われなくちゃ いけないの大輔は不満そうに鼻を鳴らすと 私を睨んだ子供がかわいそうだよこんな 情けない母親でごごめんなさい子供のこと を出され反射的に謝罪の言葉を口にする そうだ私はこれから1人の人間をんだ こんなことでくじけたり傷ついたりして いる場合じゃないスマホを見たことは謝る からそんな風に言わないで俺を責めるのは 違うだろうはん昔はお前も可愛かったのに 変わっちゃったよ なそんな態度を崩さない大輔の声を聞き ながら私は俯いたその翌日私は職場で貧血 になり倒れてしまったもっともっと頑張り たいけどここが私の限界なのかもしれない 私はその日のうちに上司に相談し退職の 日取りを決めた数週間後私はまた病院を 訪れていた半田さんは冷えしなのでナザに なる可能性が高いですねそうなんですか はいそれと少し満気味なのもあまりよく ない少しでいいので運動したり食事料をセ するようにしましょう言われていることへ の心当たりは数えきれないほどあった大輔 の料理はおいしいがいわゆる男性が喜ぶ ようながっつりしたものが多く脂質も糖質 も高かった私も仕事が忙しいからという ことを理由にペロリと平らげてしまうこと がほとんどだった妊娠し自分で料理する ようになってからは随分控えめな料にして いたつもりだだたけれどまだまだ足りない らしい大輔も私の全身を見ては下げような 目を向けるようになった気がする態度が 変わったのも私が太ったからなのだろうか 今やもうほとんど会話もかわさず夫婦関係 は冷え切っている状況を改善したい気持ち は当然あるもののどうしたらいいのか開目 検討もつかなかった数日後私が起きると 大輔はソファーの上で眠っていたうっすら お酒の匂いもするし朝帰りしたのだろう 接待だったのかなと思い毛布を持ってきて かけてあげようとしたら大輔のポケット から何かが滑り落ちた拾い上げるとそれは カップル向けの宿泊施設のカードだった 無駄に洗練された雰囲気を醸し出している 黒いカードを見て私は瞬に頭に血が登るの が分かった大輔起きてなんだようるさいな うるさいじゃないわよこれは何もう離婚 するからカードを目の前に突き出すと大輔 の目が泳いだそれが何よりの証拠だった私 は席を切ったように大好への今までの不満 を口にした言い出したら止まらなくて言葉 が湯のように溢れてくるそのうちに涙も出 てきて自分が情けなくなって思わず お兄ちゃんと口走ってしまった私と兄は仲 が良く兄は私が困っている時にいつでも 駆けつけてくれた子供の頃の名残りで感情 が限界まで高ぶると未だに兄のことを呼ん でしまうのだいい加減直さないとと思い ながらも頭がパニックになっていると頭 より先に口が動いてしまう大輔にも馬鹿に されるかと思ったものの予想に反して大輔 の顔は青めていたお俺が悪かったよごめん え今までのことは謝るし家事も俺がやるだ から離婚はやめてくれないかお兄さんにも 迷惑がかかるしこの通りだから大輔はその 場で私にって土下座をしたいきなりの展開 に私は面食らったものの大輔のつを見て いるうちにまた怒りが湧き上がってきた その後離婚届けにはきっちりサインを もらいその日はそこで終わった数ヶ月後私 はタクシーで病院に向かっていた午前中に 陣痛が来たので用事だけ済ませてその足で 病院に向かうことにしたのだ医者に注意さ れてから体質改善に気を使っていたものの 結局入院になってしまいそうだった大に家 のことをお願いねとメッセージだけ送り 背もたれに体を預けるあの日から大介は 言葉の通り家事を懸命に行い私は随分快適 な生活をさせてもらったでもそれは私の ことが大事だからではないそれは痛いほど 分かっていたから病院にも呼ばない1人で 産んで1人で育てる私はそう決意してお腹 を撫でた無事出産と休養を終え私は家へと 帰ってきた腕に抱かれた娘は気持ちよさ そうに寝息を立てているドアを開くと 予想通り女の靴があった辛い現場に 立ち合わせてごめんねと心の中で娘に謝り まっすぐ室へと向かうベッドに裸で寝転ん でいたのは大輔とあけみだった2人は一瞬 固まった後どんどん焦ったような表情に なっていくち違うのこれは直子聞いてくれ ベラベラと何かを言っているけれど私には もう関係のない話だ慰謝料と養育費のこと は後で弁護士を通して連絡するとりあえず 他人の2人は出ていってくれるここ私の家 なの他人そう他人ほら早くお前何言ってん だよここは俺の家でもあるんだから絶対出 ていかないぞそうだそもそもお前が先に 不倫したんだろ俺の子じゃないなら養育費 を払う理由なんてない大輔は鼻の穴を 膨らませながらまくし立てたなんでも看護 師をしているあけみから妊娠期間は月10 日だから妊娠期間がずれてるんじゃないと 言われたそうだ予定日から逆算したところ 大輔が出張の日に私が妊娠しているつまり 娘は大輔の子供ではなく別の男の子供に 違いない言い切った大輔は自慢げだが あけみは無言のまま俯いているそれも当然 だろう大輔は大きな勘違いをしているのだ から本当日本の性教育って遅れてるわよね あけみも看護師ならちゃんと正しい知識を 教えてあげてよあけみの方が怯えたように 震えたのを見てから私は大輔に向き直った 出産予定日は着生した日からではなく整理 が終わった日から計算されるつまり きっちりと10日にはならないのだ このことをあけみが知らないはずがない つまりあけみは分かった上で謝った情報を 伝えたおそらく私を貶めるために私を有責 にして離婚させて財産分与でも狙ってたの そそんなつもりじゃ税理ライターが不倫し て離婚なんてネタをつかめればお金を がっつり取れるかもしれないもんねそう私 はながら税理士の資格を取り今はライター として整形を立てているお金にまつわる 分かりやすい記事を書くと業界で少しずつ 名前も通り始め本も出せることになった 稼ぎが大輔を上回っていることもきっと 気づいていただろうしそこにけ込むつもり だったのだろう大輔もようやく自分の置か れている状況が分かったらしく表情を曇ら せたまま口を開いたどどんな理由があろう が俺たちはまだ夫婦なんだからああその ことだけどもう離婚届けは出してあるから え大輔のまけな顔に思わず吹き出しそうに なったものの何とか耐える実は陣痛が来た 日病院に行く前に役所によって離婚届けを 提出していたのだ事前に更新所に依頼し 浮気の証拠も相手も でドライブレコーダーには大輔と明の明け な会話がしっかり記録されていた私たちの 関係に気づかないなんて本当に気楽だとか 金持ちだから離婚するのは惜しいだとか 大輔は子供に使う予定だったお金もあけみ に使い込んでいたらしい分かったここは私 の兄が購入してくれた家で名義も私 何の関係もない赤の他人は住んじゃいけ ないのこれ以上いるなら弁護士と警察を 呼びますから窓から2人の荷物を放り出し 冷たく言い放つと2人はようやくことの 重大さが分かったのか服を着始めた背中を 丸めて出ていく2人に向かって私は叫ぶ 慰謝料絶対に減額しないからねさらに数 ヶ月後をあれまたお兄ちゃんテレビに出 てるしかもこれ筋トレ番組じゃない筋肉 弁護士だからな俺ほらゆか上腕二刀金だよ ちょっと変な言葉教えないで私と娘の優香 は実家の近くで2人暮らしを始めた兄は ほぼ毎日打ちに来て優香にデレデレだ テレビに引っ張りだこの敏腕弁護士がめこ に骨抜きになっているなんてクライアント も予想していないだろうあの後兄が疑実家 とあけみの家あてに内容証明を送ってくれ た疑実家にはDNA鑑定書もつけ優香が 大輔の子供であることも証明してくれた 慰謝料と養育費はもちろん優香のための 貯金の使い込みもしっかり大輔に請求をし てくれたきっと大輔は兄ならこれくらいの ことを簡単にやってのけると分かっていた から土下座したのだろう大輔とあみは兄を 逆恨みして兄のSNSやブログに希望中傷 を書き込んだもののすぐに開示請求で訴え られたさらにいわゆる特定犯と呼ばれる ネットの人々に身元を特定されたようだ私 も兄ほどではないにしても最近は有名に なってきた人気が日本一分かりやすい税理 士なおちゃんの元夫は犯罪者なんて タイトルのついたまとめ記事を見つけた時 はひっくり返りそうになったそこから あけみの身元も特定されたらしい決めてに なったのは過去にSNSにアップした 匂わせ写真だったそうだ誹謗中傷される ようになり今は看護師の仕事もやめて しまったらしい事件をきっかけにサークル の仲間からも連絡をもらったなんでも大輔 は学生時代から評判が悪かったらしい後輩 にはいい顔をしていたものの面倒な仕事は 同期に押し付け目立つ仕事ばかりを率先し て行っていたそうだボランティア活動を 行っていたのも彼が第一志望にしていた 会社がボランティアに力を入れておりその 点数稼ぎで頑張っていただけ私たちに 優しかったのはただただ女癖が悪く女と 見ればすぐに手をつつける性格だったから しかしそんな大輔は今やボランティア サークルが主催の炊き出しに並んでいる らしい隣には女性がいたと聞いたから きっとあけみのことだろう本当ろでもない 男つかんじゃったな結婚するなら俺みたい な男にしとけよ 直子と身のお兄ちゃんに言われてもね優香 が兄の腕の中で楽しそうに笑うこの子と 一緒に歩んでいく未来はまだ始まった ばかりだ母さんが大変なんだ救急車を呼ん でくれ息子の嫁の浅みは廊下で動けなく なっている私を見てしばらく無言で見つめ たそして く急に笑い出した あ浅み何を笑っ ていいじゃないそのままにしておき ましょうよお前一体何を言って私お母さん の遺産が早く欲しいのよ ね苦痛で苦しんでいる中聞こえてきた浅み の言葉はとんでもないものだったそもそも あなたがお母さんの会社を継がないっての が信じられないのよね目の前に大金が手に 入るチャンスがあるっていうのに大体 あなたの稼ぎって人なみに毛が生えた程度 じゃない浅みはそれまで我慢していた本音 を隠しきれなくなったのか慶太に向かって 暴言を続けたまあ子供はいないから子育て しなくてもいいし専業主婦で楽させて もらってるしお人よしで私のことを疑いも しないし あみあなたがお母さんの会社を継がないの ならさっさとお母さんに遺産を残して もらうのがいいと思うのよねいい機会だわ あ私帰るから後のことはよろしく ねあみはそう言って直子と慶太のスマホを 掴んだそれをわざわざ私たちに 見せびらかすようにして自分のバッグの中 に入れるとそのままロッジを出ていって しまたそう朝美は私たちが救急者を呼べ ないようわざとスマホを持って行って しまったの だ私は半田直子早くに亡くなった夫の会社 を引き継いで今は経営者として忙しい日々 を送っている私には息子が1人いて名前を 慶太という慶太は小さい頃から外で遊ぶの が大好きな子でそしてとても優しい子だっ た公園で1人で遊んでいる子を見つけると 一緒に砂遊びしようよと声をかけたり転ん で泣いている子の頭を撫でてあげたり大学 を卒業して立派な大人になった今でもその 優しさは顕在でいつも私のことを何かと気 にかけてくれているそんな慶太は今では フリーのカメラマンとしてあちこちの自然 をりいている大学時代に登山部に入った おかげですっかり山にはまり大自然の魅力 に取り憑かれてしまった らしいあの美しさや素晴らしさを写真に 納めていきたいんだと毎日楽しそうだだ から私は慶太には自分の好きなことをして 欲しくて会社のことは気にせずに自分の やりたいことをやったらいいと伝えていた 太が撮る写真が評判になり十分独り立ち できるほどの仕事の依頼を受けるように なった頃慶太は1人の女性を私に紹介した それが現在の慶太の妻朝美である実を言う と私は初対面の頃から彼女のことがあまり 好きではなかった会社の経営者として多く の人と交流を持つ機会がある私は無意識に その人の気質や物の考え方に目がいって しまう一見するととても美しい顔立ちに 優しそうな笑顔をいつも浮かべているのだ がどうにも上昇思考が強そうな人物に 感じるのだまた上手に隠してはいるがお金 に関してはかなり強欲なところがある私に 取り入りたいのか結婚前も結婚した後も私 の元を頻繁に訪れては食事や買い物に誘っ てくるそして自分の財布をカから出すこと はないいつも慶太や私に支払いを任せるの だまた私の後継者として働く気配も意欲も ない慶太に対して何やら思うところもある ようだったこのようなことからどうにも 彼女の人隣が透けて見えてしまって彼女の ことを信頼する気になれないのだとはいえ 慶太自身が選んだ人だ夫婦のことには口を 出すまいと決めた私は会社の近くに マンションを購入し1人暮らしを始めたの だが浅みはそんなことにはお構いなしに マンションへやってきては お母さんとすり寄ってくるやれやれ今日は 一体何をおねだりされるやらとためを日々 を送っていたお母さんみんなで旅行し ましょうよ知り合いから聞いたんですけど 人気があまりない静かなロッジですぐそば には森林浴ができるような森もあるそう ですよ ええどうしよう かしらとある週末の日朝美は慶太を連れて 私のマンションにやってきたあまり顔を 合わせたくないのだが慶太が一緒では邪険 に追い返すわけにもいかない仕方なく部屋 へ上がってもらいリビングに通すと浅みは 早速本題を持ち出してきた浅みが見せて くるスマホにはこじれた雰囲気のロッジの 外観画像が映っているほら素敵なロッジ でしょう中の設備もホテル並みに整ってい てロッジの前ではバーベキューもできる ようになっているんですってバーベキュー の準備は俺ができるしさいつも仕事で 頑張っているんだからたまには自然の中で ゆっくりするのもいいんじゃないかな正直 なところ浅みのいつものご機嫌取りがまた 始まったわと内心思っていた私どうせまた 私が慶太に支払いを丸投げするのかしらね と断りの言葉を探すだがアウトドアが好き な慶太はノリノリで進めてくるというか 慶太自身が行きたくてうずうずしている ようにも見える結局は2人に押し切られる ような形で旅行が決まってしまったそして キャンプ当日が来た朝美が言う通り確かに ロッジは素敵だった中に入った時思わず すごいわねと声を上げてしまったほどだ 慶太があれこれと準備してくれていて 段取りよバーベキューの支度もしてくれた おかげで私は気持ちのいい空気の中で 美味しい食事を楽しむことができたのだ 特に慶太が奮発して買ったというお肉と 牡蠣が絶品だった初めはあまり乗り気では なかった私だが今は素直に楽しい大満足の 私に浅みが声をかけた片付けは私がやって おくのでお母さんは慶太と一緒にロッジで 休んでいてくださいね本当悪いわねいいん ですよせっかくこんな素敵なロッジに来た んですからゆっくり楽しんでくださいいつ もは気になってしまう浅みの媚びるような 怖も今日は全く気にならなかったむしろ こんな素敵なところに連れてきてくれた ことにとても感謝していたのだけれど事件 は数時間後にった夜眠っている最中に私は 急な吐き気と腹痛を覚えてトイレに 駆け込んだ王として吐き気が収まるとほど なく腹痛が襲ってくる腹痛が収まるとまた 吐気が何度も繰り返し襲ってくるひどい 苦痛のせいで私はロッジの廊下に倒れ込ん でしまったそれを物音に気がついて目を 覚ましてきた慶太が見つけてくれた あみあみなにどうかしたの母さんが大変な んだ救急者を呼んでくれ浅みは廊下で動け なくなっている私を見てしばらく無言で 見つめた後急に笑い出したのだったあ浅み 何を笑っていいじゃないそのままにして おきましょうよお前一体何をって私 お母さんの遺産が早く欲しいのよね苦痛で 苦しんでいる中聞こえてきた浅みの言葉は とんでもないものだったそもそもあなたが お母さんの会社を継がないってのは信じ られないのよね目の前に大金が手に入る チャンスがあるっていうのに大体あなたの 稼ぎって人並みに毛が生えた程度じゃない 浅みはそれまで我慢していた本音を隠し きれなくなったのか慶太に向かって暴言を 続けたまあ子供はいないから子育てしなく てもいいし専業主婦で楽させてもらってる しお人よしで私のことを疑いもしないし 浅みあなたがお母さんの会社を継がないの ならさっさとお母さんに遺産を残して もらうのがいいと思うのよねいい機会だわ あ私帰るかから後のことはよろしく ね朝美はそう言って直子と慶太のスマホを 掴んだそれをわざわざ私に見せびらかす ようにして自分のバッグの中に入れると そのままロッジを出ていってしまった外部 と連絡がつかないようにわざわざ持って 行ってしまったのだなんて底意の悪い女な んだろうとはいえそれを追いかけて止め られるような状況ではなかった身体を襲う 苦痛と浅見から聞かされたとんでもない話 のせいで頭が全く回らないのだそのうち 遠くの方で車のエンジン音が聞こえたよう な気がした浅みが車に乗っていってしまっ たのだろうかそしてなかなか収まらない 苦痛の中私は気を失ってしまったのだった うここは次に私が目を覚ました時そこは見 慣れない白い天井だった傍には天敵を調整 する看護師が立っていた看護師は私が目を 覚ましたことに気がつくと慌てて私に声を かけたそして私がここまで運ばれてきた 経緯や慶太が昏睡状態で同じ病院の集中 治療室に入院していることを教えてくれた 浅みが車で去ってしまった後慶太はどうに かして助けを求めようとして自力で下山し たらしいそこでたまたま車で通りかかった 地元の男性に山の上のロッジに病人がいる ので助けてほしいと運よく伝えることが できたそうだそしてその時に慶太は男性に ロッジまでの近道を訪ねたという は一応近道ではあるけれど整備もあまりさ れていない獣道だからと一度は止めた らしいしかし私を心配する慶太はなるべく 早くロッジに戻りたいからと男性を解せて 道を聞き出したらしいのだその後慶太は私 の様子を確認するために再びロッジへ戻っ ていくのを男性に確認されている連絡段を 持ち合わせていなかった男性は救急車を 呼ぶために一旦その場を離れたとのこと だったじゃあ慶太は私のところへ戻る途中 で怪我をしたのねたまたま倒れている ところを別の人に発見してもらい慶太も 救急車で搬送されたものの発見時には すでに意識がなかったというお酒が入って いる状態で慣れない道を急いでいたため足 を踏み外して点灯しそのまま頭を強く打っ たのではと医師は見ているそうだ数日後 今回のことで受けたショックも言えぬうち に私は慶太を病院に残して退院することに なった慶太の入院の用意をするために とりあえずは慶太の自宅へ行ったのだが そこには浅みの姿はなくまた女があれから 帰宅した様子もなかった電話を確認すると あみのスマホからの着信が残っていたそこ でその番号へリダイヤルするとあみは あっさりと電話に出たもしもしけた帰って きたのお母さんは亡くなった慶太からの 電話だと思ったのだろう電話に出るなり 悪びれる様子もなくそう言ってきた私は頭 が沸騰しそうなほど怒りに駆られたそんな 私の口から出てきた言葉は自分でも驚く ほど静かで冷たい声だった慶太はなくなり ましたはあ何もしかして お母さんあなたよく平気な声で喋ってい られるわね私と息子をあんな山の中に 置き去りにしておいて大体あなた今一体 どこにいるの私の言葉に怯む様子も見せず あみは電話の向こうで笑っていたお友達の ところ で電話越しに知らない男の笑い声も聞こえ てくるどうやら慶太に隠れて浮気していた ようでしかもそれを隠すつもりもない らしいお母さんが生きていらっしゃった なんてびっくりですあ太が残してくれた 貯金は私がいきますね元々2人の老後の ために貯めていたものだったのでお母さん の口出しは無用ですからそう言い残して 朝美は一方的に電話を切っ たなんてこと倒れた私と慶太を ほったらかしてさっさと姿を消しただけで は飽きたらず慶太が亡くなったと聞いても 知らん顔で笑って挙句の果てに太のお金 まで奪うという許せない絶対に許すもん ですか朝美との電話の後私は即座に調査 会社へ依頼をかけたあみとその浮気相手に ついて徹底的に調べ上げてもらったのだ 相手の名前は岸田と言いどうやら奥さんと 子供がいるらしいあちこち遊び歩いたり 派手にお金を使っていたようだがそのお金 の出所は慶太の貯金だったしかもその残高 はほとんど残っていなかったまた慶太の 自宅には慶太が書き残していた日記があっ たそこには浅みの浮気についてうう気が ついている様子が記されていた気がついて いながらも浅と別れることを選ばなかった 慶太そこにはどんな思いがあったのかを 知ることは今はできない悔しい思いを抱え ながら私はさらに歌ロッジについても調べ てもらったロッジの電話線は引き抜かれて 持ち去られていたそうだ電話を使えなかっ たから慶太は無理をして下山しそして事故 にあったのだと思うとさらに悔しさが 込み上げてきたまたロッジの防犯カメラに は当時のやり取りがしっかりと記録されて いた倒れた私とそれを心配する形態に暴言 を残して浅見がその場から立ち去る様子が 残っていたのだ私は警察に通報しこれらの 情報を提出した慶太の事故から数ヶ月後 弁護士から現在の状況について色々と話を 聞くことができた防犯カメラに残っていた 映像が証拠となり朝美は保護責任者生材の 適用を視野に入れて取り調べを受けること になっ た浅見の取り調べと並行して不倫相手の 岸田も取り調べを受けたようだった岸田は 浅みを庇うどころか日頃の様子や言動を逆 に取り調べで暴露してLINEのやり取り など裏付けとなる証拠を出しまくった らしいそりゃそうだ共犯者にされてしまっ ては岸田自身も危うくなるのだからそして 不倫相手だけではなく両親や親戚知り合い からも浅みは見捨てられ孤立しているそう だ娘のことをきちんと詫びしたいと何度も 突撃してきた浅みの両親は弁護士に訴えの 取り下げ目的の謝罪はお断りしますと 見抜かれたことでぱったりと音沙汰が なくなった 気持ちがいいくらいの手のひら返しに笑っ てしまった親戚や知り合いの間では事件の 噂があっという間に広がりあいつ犯罪を 貸したらしいよと後ろ指を刺され彼女に 見方しようというものは誰もいないという さらに岸田の奥さんから不倫の慰謝料とし て相当な額の請求を受けているとのこと だった自業自得だこれを気に浅みには きっちり自分のやらかしの責任を取って もらい世の中の厳しさを骨の髄まで理解し てもらいたい仮に責任を取って反省したと しても許すつもりなんてこれぽっちもない けれど私はといえば今日も慶太の病室を 訪れている昏睡状態が続く慶太は私の気配 を感じて目を覚ますことはない 病室には学生時代から慕ってくれている 後輩さんたちが持ち寄ってくれた慶太の 写真がたくさん飾られている学生時代には 恥ずかしがってなかなか見せてもらえ なかった写真ばかりだお見舞いの度に私に も温かい言葉をかけてくださる後輩さん たちの心遣いが本当に ありがたい写真の中で太は満面のを浮かべ ていた大好きなことに夢中になっている時 の笑顔だ本当に小さい時から変わらない タオルや着替など持ってきたものを一旦 椅子の上に置いて私は病室の窓を大きく 開けて空気を入れ替えたそれから花瓶の水 を取り替えようと持ち上げたその時だった ふと何気なく慶太の様子が気になって目を 向けるとそれこれまで動かなかった慶太の 指先が動いたような気がした 慶太思わず手を止めてじっと見ていると さらに指が動いた驚きのあり私ははっ息を 飲んだ無意識に口元を押さえようとした手 から花瓶がするりと抜け落ち花瓶が派手な 音を立てて壊れてしまったその音を 聞きつけてやってきた看護師たちも慶太の 様子に驚きを隠せないようだった慶太 慶太うっすらと慶太の魔が開きその目が私 の顔を捉えたようだった数度パチパチと ゆっくりまきをした後慶太の目は写真の中 で浮かべている笑顔と同じ三日月の形に なった声を聞くことはできなかったけれど 私にはそれだけで十分だ 私は思わず慶太の枕元に膝をつき慶太の手 を握りしめてボロボロと嬉しなきをして しまったのだったその後行った様々な検査 で事故の好意症は残っているものの リハビリをすれば元のように過ごせるよう になる可能性があるとの診断が出た ゆっくりと体力を取り戻しつつある慶太は 病室にある写真を眺めては また山に登りたいなと呟いているその時は 母さんも一緒に登ってもいいかしら もちろんだよそれならば慶太がもう一度山 へ登るその日まで私は元気であり続け なければいけないな私はそんなことを考え ながらまた太とこうして話すことができる ようになった幸せを噛みしめるのだった 母親と2人でカルザ旅行だそんなん俺が 許すと思う3日間も家事をさるなんてさ そうよありえないわただでさえ容量悪い嫁 のくせにしかも泊まるのは高級ホテルだっ て言うじゃないその旅行私と息子で行かせ てもらうからちょちょっと待ってください 口答えするなこれ以上逆らったら離婚だ からなじゃ行ってくるから黙って家磨い てろ 召使い大事な旅行だった私にとっても母に とってもでも夫と義母が行ってはいけない 旅行だった100%地獄を見るからまあ いいわせいぜい道中楽しみ なさいその理由を話してやるほど私おし じゃない の私の名前は 夫と夫の両親と4人で暮らしている子供は 欲しいと思っているがまだ授かっていない 子供がいたら違うんだろうなと思いながら 私は今日もパート先に向かった朝の挨拶も そこそこに仲のいいパートさん同士で愚痴 大会が始まる子供がいる人はいる人で悩み は尽きないようだが子供がおらず正社員で もないことで私は義母にいいように扱われ ていた 家事は全て嫁である私の仕事だそうで私が パートの日は洗濯物を取り込むことだけで もしてもらえないかとお願いしたらパート で勤務時間が短いんだから私が手伝う必要 ないとこ1時間義母が考える理想の嫁に ついて語られた結婚前の職場は常に人が 足りないところで人が足りないから残業が 増えまた人がやめていくという環境に陥っ ていて仕事内容自体も大変だし女性社員は 結婚か出産をきに退職するという選択を する人が多かった私も結婚と共に退職し パートに出ることにしたがそのせいで家に 帰っても家事という仕事を全て押し付け られるなら仕事を続けていた方がまだ 良かったかもしれないパート先で家事も 含めたら私たちの実同 どれくらいになるんでしょうかと疑問を 投げかけたらそれを考え出したら終わりだ となぜか私が怒られたねえ来月の軽井沢の 件なんだけど軽井沢ああああの剣か大輔は 思っていた通り軽井沢の剣というのが何の ことか本当に分かっているのか怪しい反応 をした大輔は人の話を聞かない私は 話しかけることが得意ではなく積極的に 話しかけてくれる大輔のことを優しい人だ なと思い好きになったが単に話したがり屋 で他人の話を聞かないだけだということに 結婚した後になって気づいた結婚当初義母 のことを何度か相談したことがありその場 では一と一とというものの大輔はすぐに 話題を自分の話に変え後日義母に言って くれたか確認すると何の話だっけと言わ れるそんなやり取りを何度も繰り返してい た最初はマザコンで義母に逆らえないのか と思ったが町内会の集まりだとか私が職場 の人や友人と飲みに行く日も必ず事前に 伝えているのに当日になって先に行って くれよと返されるので本当に自分が何を 話そうかということしか考えていない らしい朝からそんなやり取りがあると今日 こそは大輔が仕事から帰ってきたら説教し てやると思うのに原因は分からなくても私 が怒っているということだけは理解して いるようでそういう日は私が好きそうな コンビニスイーツを買って帰ってくるので つい許してしまっていたそれにパートに 行き始めてから他の家のもっと強烈な嫁し ともエピソードを聞いてしまい私はまだ 軽い方なんだからこれくらい我慢しないと と思うようになっ 改めてその3日間は家にいないから家事は できないこと料理だけは作り置きしていく ことを伝えると義母も話に加わってきた3 日間も家事をさぼるき1年くらい前に大好 には話して了承してもらってますので3 日間も洗濯とか掃除する人がいないのは きついな料理も作り置きするって言っ たって皿洗ったりは俺らでしないとだろう そういえば大輔が食器を洗っているところ を結婚してから1度も見た記憶がないなと 思ったら食器ぐらい子供だって洗える だろうにと怒りが込み上げてきたが私が口 を開く前に義母が嫁なあなたができない ならあなたの母親を呼んでフォローさせ なさいと意味のわからないことを言い出し たので何を言おうとしていたのか忘れて しまった軽井沢には両親も一緒に行きます ので他にも言わないといけないことは色々 あったはずなのにそれしか言葉が出てこ なかった義母はずっとブツブツ文句を言っ ていたが妥協案として洗濯物は帰ったら すぐにコインランドリーーに持って行く ことを伝えたら義父が帰宅したこともあり しし納得した義父は会社でそれなりの役職 についているからか怒らせると相当怖い そうで義父がいると義母も夫も静かになり 私としては助かっていた と言っても義父は仕事が忙しく趣味も多い ので平日も休みの日もほとんど家におらず あまりその恩恵は受けられていなかった 軽井沢に行く日が近づいてくると自然と 義母に何を言われても受け流せるように なってい た何を言われてもその3日間私は自由なの だと思うと遊びに行くわけではないのに 楽しみで仕方なかったいよいよ今週末には に行けるのだとパート先で使えるとみんな ここのパンが美味しいだとかこの レストランがおしゃれで良かっただとか 教えてくれお土産買ってきますねと宣言し て帰ってきたのがつい数時間前のこと夕食 を食べ終わるなり満面の笑を浮かべた義母 に手招きされソファーに座らされた君が 悪いカザーのことなんだけど私たちが 代わりに行ってあげることにしたの軽井沢 みたいな別荘地にはほら私たちみたいに ちゃんとした人間が行くべきでしょあなた たち家族みたいに貧乏で品のない人たちが 行っても恥を書くだけよお前は家事を休ん でゆっくりしたいだけなんだろうだったら ホテルのキセル量のこともあるし俺たちが 代わりに軽井沢に行くからお前は実家に 帰ってご両親とゆっくりすればいいじゃ ないかいやだから軽井沢に行くのはお土産 何がいいお土産本当に行く気なの当たり前 だろ俺は優しいんだあワイナリーでワイン 買ってくるから一緒に飲もうなその後も 義母と大輔は長野に行ったら何をするかと いう話をし続け私の話を一切聞こうとし ない面倒になって義父が帰ってくるまで 泳がせ義父が帰ってきてからを見計らって 何を言われても変わるのは無理ですからと 言って話を終わらせた 旅行当日を迎え出発する時にやけに義母も 夫も大人しかったのが気にかかったが新 幹線に乗る前に両親と合流した頃には すっかり忘れていた久々に自由だと思うと 駅弁と缶ビールを買って新幹線の中で食べ て飲むだけでもう楽しいそんな私の様子を 見て両親はおじさんみたいだと笑った パート先の人たちが話を聞いてくれて相談 相手に困っていないこともあり両親には 心配をかけたくなかったし義母や夫の話を していなかった私が今どれだけの開放感に 満ち溢れているのか2人には理解できない だろう最終日はここに行きたいとパンヤや スイーツ店の名前をあげていくと母も アウトレットに行きたいと言い出して父に 明日のことを忘れているのかと呆れられ たあっという間に軽いに 軽い沢は空気がおいしいねなんて母と ふざけながら最終日は行く時間がないかも しれないのでその足でアウトレットに 向かった2時間で済ませるからと父にお 願いして一緒に行ってもらったが気づけば 夕食の時刻ギリギリに父に怒られながら ホテルに入ると聞こえるはずのない声が 聞こえた遅かったじゃないチェックイン できなくて困ってたのよ にはソファーに深深と腰かけて我が家の ようにくつろいでいる義母と夫の姿があっ た両親たちは何が何だか分からず私の方を 見たが私が聞きたいくらいだおそらく私に 何を言っても無駄だと思い当日ホテルに 乗り込むことにしたのだろう思い返して みれば数日前私の話を聞こうとしない夫に 珍しくどこのホテルに泊まるのか根ほり はり聞かれた この1週間は軽い沢で何をするかしか考え ていなかったので油断していた一緒に 泊まりたいって言われてはいたんだけど その間の乗りで行ってみただけなのかなっ て思って てどうこの場を乗り切ろうか頭を振回転さ せているとハーが突然一部空いているはず だからそこに止まってもらえばいいじゃ ないと提案した私の妹夫婦が急に仕事の 関係で前すのが難しくなってしまって キャンセル量が発生しちゃうからもったい ないって言ってたんです よ母は固まっている私に気づかず義父も この後合流することを聞くとツインルーム だからエキストラベッドを入れてもらわ ないとと言ってスタッフに説明してあっと いう間に2家族のチェックインを済ませた せっかくの自由が邪魔されたことに対する 不満はあったが母のおかげで丸く収まった し夕食のバイキングもおいしかったので 一旦忘れることにしたどういうことなのよ これは義母の張り上げた声がその空間に 反響してみんな一斉に入り口の方を見る どうしてここに今日は行列ができる スイーツのお店に行くって言ってましたよ ね義母は走ってきたようで息切れしながら 私を睨みつけていたその後ろには真っ青な 顔をした大輔が立っている なんで説明しなかったのよ今日が結婚式 だって言おうとしましたけどお母さんたち が言わせてくれなかったんじゃないですか 今日は私のいこの結婚式義母の話によると 朝食を食べ終えて観光に行こうとしたら ホテルのスタッフに式場はこちらですと 案内されたらしい義母と大輔ホテルの スタッフはお互いに話が通じず戸惑い義が にってどういうことかと確認したところ スタッフは今日止まっているのは全員結婚 式の3列者なはずだから案内したと 説明このホテルは敷地内にある教会が有名 だったが部屋数はあまり多くないためほぼ 親族だけで前出埋まってしまい新道新婦の 友人たちは近くの別のホテルに泊まってい たスタッフからすれば親切で案内しただけ なのにさぞ困ったことだろう 今日の旅行は私からのプレゼントだと聞い ていたという義父は激怒その一部四重を ロビーにいた親戚たちに見られていたそう で恥を欠かされたとさらに義父は怒りに 震えたロビーで大喧嘩になりお前みたいな 恥さらしとは離婚だと言われ慌てて私に 助けを求めに来たそうだハンタがちゃんと 説明しなさいよ全部私の説明不足のせい ですごめんなさいって全く人に助けを 求めようとする態度には見えないが私が 何か謝らないといけないことがありますか あなたたちはただで泊まれたんだからいい じゃないですかどうぞ軽井沢観光を楽しん できてくださいおい夫の両親が離婚するか もしれないんだぞ何呑気なこと言ってるん だあワインよろしくね今日はたくさん飲ん で私たちの新しい角でお祝いしないとだ から大輔は顔を真っ赤にさせ私の腕をつん だいつも私が大輔にイライラしてばかり だったので大輔が私に怒りをあらあにする 姿は新鮮だなと検討違いなことを考えて しまう人の話を聞けって言ってるんだ まさか大輔の口からその言葉が出るとは 思わなかったへこっちのセリフなんだけど あなたが私の話をちゃんと聞いてくれた ことがあったそもそもあなたが私の話を そらさずに聞いていたらこんなにはなら なかったのよ思い出すだけでも腹立たしが 今まで大輔が話を聞いていなかったせいで 私が恥を欠かされたエピソードこれでもか と話してやる大輔が町内会の集まりがある と伝えていたのに仕事帰りにそのまま飲み に行ってしまい大輔ではなく私が近所の人 たちから文句を言われたことパート先の別 会でしんみりとしている時に大好の電話を 取ってしまえお前今どこにいるんだと叫ぶ 声をみんなに聞かれ雰囲気がぶち壊された こと話そうと思ったら明日の朝まで話して いられそうだ親戚たちどころか式場の スタッフの人たちも信じられないという顔 で大輔と義母を変わるがある見ていた 分かった今までのこと謝ってやってもいい 頼むから父さんにちゃんと説明してくれよ すがりつく大輔の手を振り払うほらまた話 を聞いてないえさっき私はただの新しい 門出じゃなくて私たちの新しい門出って 言ったのよ今日結婚する2人のことじゃ なくて私たちの こと再び大輔が私の腕を掴もうとしたが さしてくれたのか体格のいい男性スタッフ がお時間ですのでと大輔を引きずっていく あなたのご両親だけじゃなくて私たちも 離婚よおめでとう私 衝撃なあり何も言えない大輔の代わりに 義母が何やらずっと叫んでいて姿が見え なくなってからも義母の声が式場に響いて いたがしばらくして何も聞こえなくなっ た新道神父には何があったか知らせない まま結婚式と広えは滞りなく行われたが いこは空気の悪さを感じたのか時折り首を かしげていたので心の中で何度も謝っ 披露宴中に両親や親戚たちから一体何が どうしてあなったのか根ほりはり聞かれ これまでの疑実家での扱いについて全て 告白親戚たちは道場して翌日アウトレット で好きなものを好きなだけ買ってくれ初日 に買ったものと合わせて大量の紙袋を抱え た私に両親は心配して損したとため息を ついた心配してもらったところ悪いが今 までされていたものが全て解放されもっと 早く離婚について考えればよかったと思っ たくらいだった家に帰った私に大輔は頼む から離婚しないでくれと泣きながらこが 大輔は話を聞かないだけで根は悪いやつ じゃないからなとほんの少しだけ離婚を 迷ってしまったが話し合いの途中であ ワイン買ってくるの忘れたなどと言い出し たのですぐさま離婚届けを取りに行って 記入させ その日のうちに提出し たこれでやっと解放されると思ったのも つの離婚後元義母からメッセージが届いた 離婚した後も私たちは仲良くしましょうと 元義母には元夫からお小遣いを渡して もらっていたがそれは私がパートで稼いだ お金の中から出していたものだったお 小遣いを渡すことでちょっとでも元義母の いびりを軽減できたと思って大輔に頼んで いたのだがそもそも元義母に私のパート代 であることを教えていなかったらしい昨日 初めて聞いてびっくりした直子さんは友達 が少ないだろうから奢ってくれるなら ランチとかに一緒に行ってあげるあ欲しい バッグがあるのよと次々にメッセージが 送られてきた家事にパートに忙しかった せいで友達とあまり遊べなかっただけで別 に友達が少ないわけではない 私と一緒だと恥ずかしいと思うので大丈夫 ですと返信してブロックした後日結婚式で 騒ぎを起こしてしまったことをいに謝罪 しようと電話すると反対になぜかいから 謝られた一連の様子をいこの妹が撮影して いたそうで披露宴後にそれを見せられ結婚 式の日にこんなことがあるのかと大爆笑 我慢しきれずに妹からその動画を送って もらい披露宴からの参加だった友人たちに 見せて2次回は大いに盛り上がったそうだ 人のを笑ってごめんなさい反省はしてると 言われ楽しんでもらえたならよかったと 思うことにしたその後の大輔と義母だが そもそも大輔の給与だけでは生活するのが 厳しく私がパートをしていたので長らく 専業だった元義母も働かざる終えず ストレスをためながらパートに出てなんと か食いついでいるらしい大輔は大輔で趣味 のゲームに課金することができなくなって ストレスがたまりお互いのストレスを ぶつけ合って喧嘩ばかりしているそうだ 再び大輔から戻ってきてくれと連絡が来た がもちろん 無視私はと言うと実家に戻ることも考えた がパート仲間から離婚後の1人暮らしは より自由が感じられて最高よと進められ 1人暮らしをすることにした私は今自由を 満喫しているうわお前がこの料理作ったの 夜遅くに帰ってきた夫は食卓を見て顔を しかめたあーよかった外で食べてきてお前 の作った食事なんて汚くて口に入れられ ないからないらないからそれ全部捨てとい て笑いながら風呂場へ向かう後ろ姿を見て 涙をこらえた料教室に通い少しでも夫に 喜んでもらおうと思った料理がバカみたい だ数日後教室で仲良くなった女性と話して いると彼氏に美味しいお弁当を作りたくて 通ってるんですいいわね幸せそうで 羨ましい彼氏ですと見せられた写真 そこには彼女と腕を組む満面の笑の夫が 映っていたアドバイスしてあげるこの人の 好きなもの私知ってるから夜私は ハンバーグを作ったなんだよお前また こんな料理食卓を見て固まる夫私は うっすらと笑を浮かべ た私の名前は子夫の大とは結婚5年になる が子供には恵まれず2人で暮らして いる私はもうすぐ35歳になるので不妊 治療について真剣に考えてほしいと しつこく言ったからか元々子供ができ なかったらできなかったで構わないと言っ ていた大輔は徐々にそっけなくなっていっ た毎日つけてくれていた結婚指輪もいつの 間にか寝室の引き出しにしまわれたままに 子供もいないし大輔もそっけないし 私は周りの結婚している友人たちと自分を 比べてしまって寂しさに押しつぶされそう になっていたそんな時結婚前の大輔の言葉 を思い出した大輔の両親は大が中学生の頃 に離婚母親に引き取られた大輔は少しでも 母の助けになればと料理をするようになり 弁当もを自分で作ること に同級生たちからはお前の弁当うまそうだ なと褒められていたそうだが大輔からすれ ばどんなに冷凍食品ばかりだったとしても 同級生たちが毎日当たり前のように母親に 弁当を作ってもらえるということが 羨ましかったと言っていた最近は大輔の 残業が増えた関係で大輔は夕食を食べて から帰ってきていたがそれまでは私よりも 帰るのが早い大輔が基本的に夕食を作って くれて朝は2人とも軽くしか食べないので 私が料理をすることはほとんどなかった 大輔は自分が作る料理を美味しそうに食べ てもらえることが嬉しいと言っていたので その言葉に甘えてしまっていたそういう ところが行けなかったの だろう家族に作ってもらった料理を食べる ということに大好きは憧れを持っていた はずなのに私が我慢させてしまっていたの だとは言っても私はぐらをしていた頃は 食事は買って済ませてしまっていたので まともに料理を作った経験が ないふと会社の近くに料理教室があった ことを思い出し通うことにし た料理は食べてもらえなければ意味がない あとは役だけの状態になっている ハンバーグを大輔の分はそのままゴミ箱へ 捨て た先週の仕事終わり早速体験教室に行った 私はその場で料理教室に入会体験教室に 習ったのが大家の鉱物であるハンバーグ だったこともあり2人で有職を食べられる 週末に作ることにした大輔は残業のせいで 平日は飲みに行くこともままならないため 土日に職場の人と飲みに行ったり友人と 出かけたりすることが増えてい た今週末は土曜は飲み会があるが日曜の 予定は昼間だけだというので結婚日は 日曜日に料理教室は仕事帰りに通える ところにしたので友人との飲み会で遅く なると嘘をついてこっそり通っていた サプライズでハンバーグを出して大輔の 喜ぶ姿を見るんだと楽しみにしていたのに そのサプライズがあだとなった大輔の帰り を待ちわびていた私に届いたのは 盛り上がってこのまま飲みに行くことに なったという メッセージ今日大好きは友人たちと バーベキューに行っていた今思えば夕食も 食べてくれることは想定できたはずなのに 大輔が私の手料理を食べてくれたら何かが 変わるかもしれないと期待していた私は そういった思考に思い至らなかっ た自分の分だけ焼いて食べたが美味しかっ た分大輔に食べて欲しかったなと考えて しまった余計に悲しくなるでも明日は平日 で大好にご飯を食べてもらえる日ではない し明日また1人で食べる勇気もなく大輔の 分は捨てるしかなかったほろ酔いで帰って きた大輔はいい匂いがすると夕食は何を 食べたのか聞いてきたハンバーグ作った お前ハンバーグ作れたの作るのに何時間 かかった生焼けで腹壊してないか大丈夫 あよかった外で食べてきて大輔はケラケラ と笑いながら風呂場に向かう酔っている から仕方ない大好きはきっと私が失礼な こと言わないでよとかそんなこと言う人に は食べさせませんなどとふざけて返すと 思って言っただけお前の料理なんて食べ たくないと限外に私に知らせるために行っ たわけじゃないと言い聞かせて涙を怒ら えるのに精一杯で冗談も返せなかっ た料理教室に通うのはもうやめようかと 思ったが回数券を買ってしまった気分転換 も兼ねて通い続けることにし たあれから3ヶ月以上経つが大輔に拒絶さ れるかもしれないという不安もあってまだ 私が作った料理を食べてもらうことができ ていないし料理教室に通っていることも 伝えられてい ない相変わらず大輔はほとんど家にいない ので寂しさは増す ばかり料理教室で友人ができれば違うかも しれないと期待したものの毎回自分の都合 のいい日にレッスンを予約して通う形式な のでメンバーも変わるしその場は楽しく 話しても連絡先を交換するまでには至ら ないでも何度か通ううちに10歳近く年下 のあけみという女の子と仲良くなった明る 人なつっこくて人の話を一生懸命聞いて くれるとてもいい子初めて会った時不器用 なのか先生も彼女に教えるのに戦していて 料理初心者の私まで彼女を手伝いながら 料理を作るはめに料理なんてできなくても なんとかなるし別に無理してできるように ならなくてもいいんじゃないかと思わず口 に出してしまうと彼女はどうしてもお弁当 を作れるようになりたいと言った彼女の 彼氏は料理好きでよく彼女に料理を作って くれるそうでそんな彼が公園でピクニック して恋人が作ったお弁当を食べるのが夢な んだと言ったものだから私がその夢を叶え てあげなければと思ったらしい料理好きの 人は大輔のようにお弁当に対して思い入れ がある人が多いのだろうかさらにあけみは 今までの彼氏がとんでもない男たちばかり だったそうで浮気されたりお金を貸した 途端に連絡が取れなくなったりなど散々な 目に会ってきたらしく今度こそ幸せになる ために努力したいんですと言った立ち入っ たことを聞きすぎてしまったかなと後悔し ていると彼女の方からよかったらお友達と して一緒に通ってくれませんかと誘って くれ私たちは友達になっ たただ1つだけ問題が起きてしまう 私たちが通う料理教室はどの店舗に通って もいいことになっていて都内に何店舗も あるので仕事の日は職場の近く休みの日は 自宅の近くの店舗に通うということもでき たその日彼女はたまたま自分の通っている 店舗で自身の予定とレッスンの空きが合わ ず私が通う店舗のレッスンに参加していた 私に合わせてここの店舗に通うと言って くれたが彼女が普段通っている店舗は大輔 の職場の近くの店舗大輔にはまだ料理教室 に通っていることを伝えていなかったので 悩んだが彼女に合わせて大輔の職場の近く の店舗に通うことにした1週間に一度予定 を合わせて通っていると彼女が妹のように 思えてきて彼氏の話を聞いてはおせかを 焼くようになっ た彼氏は職場の上司で10歳近く離れて いると聞いて不倫だとかまた彼女が騙され ていないか心配になったので彼氏の写真を 見せなさいと詰め寄ったこともあるただ 彼氏は写真があまり好きではないそうで 彼氏の料理を取った時に映り込んだものが あるくらいだと言われ結局見れたのは彼氏 の腕だけだっ たその日レッスンを終えて帰ろうとすると いつもは一緒に駅まで向かうのに彼女は 途中で 立ち止まる職場にお弁当箱を忘れてしまっ たそうでに行きたいので今日はここで失礼 しますと言ったそのまま帰ってもよかった のだがこの時間帯は酔っ払いが多くどうせ 駅で解散にはなってしまうとはいえ彼女の ような騙されやすそうな女の子を1人で 帰らせるのは心配だった大丈夫だという 彼女に強引についていくと彼女はここです と言って聞き覚えのある会社の前で 立ち止まったちゃんここで働いてるのはい ここで営業事務してますそこは大輔の勤務 先だった急に頭が古回転して今まで天だっ た者たちが繋がっていくお弁当に対して 思い入れのあることが似ている大輔とあみ の 彼氏昇進して元々いた営業部に戻り部長に なったことで残業が増えた大輔彼氏の話を する時部長と職名で呼ぶことの あるこの会社の営業事務のあけみ私の夫と あみの彼氏が同一人物であることが分かっ て混乱する私に気づかずあけみはすぐに 戻ってきますねと中に入って いく大輔が不倫していたという事実に加え 妹のように思っていたあけみがその不倫 相手だったというショックで私はどうにか なりそうだっ たあみは大きが既婚者だということは知ら なかったのだろうかそれとも私の夫だと 分かっていて近づいてきたのだろうか考え ているうちにあっという間に時間が過ぎて あけみは誰かと一緒に戻ってくるその姿が 司会に入った瞬間当てて私は会社の案内版 の裏に隠れた部長がこんなに残業する ことってあるんですねこら俺がいつも サボってるって言いたいのかお前の家に 行く日は早めに上がって次の日に仕事回し てるんだよそうなんですかすみません私俺 が好きでやってることだからいいんだよ 親しげに会話する2人に頭が真っ白になっ てじて私の姿を探しているあけみにごめん 先に帰るとメッセージを送るあさっき言っ てた人急いで帰らないといけなくなっ ちゃったみたいですおじゃあちょっとあみ の家に寄っていこうかな寄り添いな駅へ 向う2人の姿は妻は私のはずなのに誰が見 ても恋人同士に見えること だろうその日大輔は日付が変わる頃まで 帰ってこなかっ た日曜日の夜私はキッチンに立っていた私 実は料理の練習して てだから前にハンバーグ作ってたのかと 大輔はスマホに戦を向けたまま その日も大輔曰お友達と会っていたそうだ が今回はちゃんと夕食前に帰ってきた ところだっただいぶ上達したからおいしい と 思う私がテーブルに料理を並べている間も ずっと大輔は私に線を向けることなく楽し そうにスマホをいじってい た彼女とメッセージのやり取りでもして いるのだろう準備できたよ俺がやるよと上 から目線の発言をしながら席に着いた大輔 は食卓に並んだ料理を見た途端面白い くらいに固まったどうかスタ早く食べて 感想教えて よ大輔は箸をつもうとしたが手を滑らせて 床に落とすあまりにもちゃんとできてる からびっっくりした私のお箸使っていいよ ほら大輔は震える手でで肉じゃがを食べ 始め向い合っているのにやっと聞えるか どうかの声でおおいしいよというほれ草の おひしと豚汁は どう大輔は先ほどと同じようにとても 小さな声でおいしいよと口にしたよかった 大輔前に私の作ったお弁当を持って ピクニックに行きたいって言ってたじゃ ない今度作るから行こうよ大はなぜか飲ん でいた豚汁を吐き出した突然インターホン が鳴ってモニターを確認しようとする私を 無視し大輔は俺が出るよと玄関に走った はあ言っちゃっ た遅れて私も玄関に向かうと大輔は扉を 開けたまま何もできずに停止していたなぜ ならそこに立っていたのはあけみだった からななんでお前がここに私が呼んであげ たのどっちの方が美味しかったか聞こうと 思って部長お昼に食べた私の肉じゃがと奥 さんの肉じゃがどっちが美味しかったです かうちは肉じゃがとかハンバーグとか定番 の家庭料理が好きだって教えてもらったん です大輔は腰が抜けてしまったようでその 場に座り込んだ無理もない大輔はお昼に 明けアパートでく同じ味付け盛り付けがさ れた肉じゃがとほれ草のお ひし豚汁を食べたのだから大輔が気づいて いるかは分からないがこの日のために同じ 皿も2人で用意したので全く同じ見ために なっているはずだった大輔からしたらさぞ 怖かったことだろうまあ同じ味のはずだ けどね私たち同じ料理教室に通ってるのは なんかそんなこと一言も言ってなかった じゃないかいつも大輔が料理を作ってくれ てたから急に美味しい料理を作って びっくりさせようと思ってたの別の意味で 驚かせちゃったことだけは謝ってあげる私 大輔さんが恋人が作ったお弁当を持って ピクニックに行くのが夢だって言ってた から私が叶えてあげたいて思ったの にあみが言う彼氏が大輔だったことが 分かってから私は悩んだあが大の妻が私だ と知っていて近づいてきた悪女だったら 証拠を抑えて大輔もろとも追い詰めてやり たかったが冷静に考えてみるとどう考えて もあけみは騙された側の人間だった意を 消してあみに真実を伝えるとあけみは大輔 は離婚したと聞いていたと いう実はあみが入社したのは大輔が指輪を しなくなった後で指輪もしていないし既婚 者でははないと思ったあはよく彼女を気に かけて話しかけてくれる大輔のことを好き になったが同僚から既婚者と聞いて1度 諦めたそうだでも大輔とたまたま2人だけ になった時に実は離婚したんだ心配かけ たくないからみんなには内緒だよほら指輪 捨てないだろなどと言われたらしいなんで 私にだけ教えてくれたのかと尋ねてあけみ にあろうことか大輔は 君のことが好きだからだよと言ったそうだ おまけに付き合っているとバレたら仕事に 障が出るかもしれないから付き合っている こともみんなに隠すようにあけみに言い 聞かせたらしいどうせあけみちゃんが自分 に行為を持っていることに気づいてあけみ ちゃんなら騙せそうって思ったんでしょ私 もバカでしたピクニックがどうこ言う前に 私たち私の部屋以外でデートしたことあり ませんでしたよねほら何か言いなさいよ 大輔は焦らあまり私に促されるとその場で 土座した悪かったお前が子供の話ばっかり してストレスが溜まってたところに可愛い 子が入社してきたから曲させただけなんだ ほらこいつ部屋でしか合ってないって言っ たろ本気じゃないんだよポロポロと泣き 出したあけみにお前はさっさと帰れよと 大輔は 怒鳴るそんな態度っていいと思ってるの私 の低い声に大輔はびくりと肩をふわせた 離婚したら私がここに住み続けるから よかった私名義でこのマンションは私が 結婚前から借りているマンションだった 結婚前に実家暮らしだった大輔がここに 転がり込んできて同棲が始まって大輔の 仕事は転勤もあるので引っ越した タイミングで移動になったら嫌だねという 話になりそのまま住み続けていた大変帰り たくても帰るお家なくなっちゃうわね お母さんに謝って実家に帰るでもあなたの こと許してくれるか なお母さんはお父さんの不倫が原因で離婚 していて不倫相手にかなり嫌がらせをされ たそうでお正月などに会いに行くと毎回 もし不倫なんてしたらあんたとは親子の縁 切るからねと大輔は言われていた 今からあけみちゃんと一緒に離婚届け もらいに行ってくるからその間にこれから のことよく考えてみてねあなたみたいな人 がちゃんとしたお家貸してもらえるのかな ボロボロの家に住むしかないかも ね大輔は1人暮らしをしていた時期があっ たが投資に手を出して失敗その分を 取り返そうと借金してまでさらに別の投資 に手を出して失敗ついに家賃までの お母さんが親戚に頭を下げて集めてくれた お金で返済したそうだ待って行かないで くれは帰れって言ったのお前だろ私は あけみちゃんと手をついでマンションを後 にしたありがとうございます私不倫相手な のに私のために一緒に出てきてくれ てそう言ってまた泣き出したあみを見て心 が痛んだ君の言う通り離婚届けはすでに 持っていて取りに行く必要はなかったいい のよあなたのおかげであいつのビビり まくってる顔を見れてすっきりしたし本当 はあけみを心配して一緒に出てきたわけで はないまだテーブルの上の肉じゃがなどは そのままになっているのであいつを部屋に 1人だけにさせて今一度絶望させるため だっ た大はそれからすぐ仕事も失った大輔が あけみに何をするか分からなかったので 会社に電話して事情を全て説明しあけみは 騙されただけであることを伝えた大輔に不 自然な田舎の姿勢の移動の事例が出たこと もあり噂はすぐに会社中に広まったそうだ 半ば左川のような人事に耐えられず大輔は 自ら 退職あみも罪悪館から退職しようとした そうだが 純粋なあけみは職場でも疲れているようで みんなが引き止めてくれて仕事を続ける ことにしたそう だ私たちはなんだかんだ料理教室が 楽しかったので大輔から受け取った慰謝料 であみの分の回数券も追加購入し2人で 通い続けることにした休日は家で手のんだ 料理を作りワインやシャンパンと共に堪能 し1人暮らしを満喫している

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