サクラ満開 続々と「経済効果1兆円超」　訪日客も魅了する“コラボ桜”【サンデーLIVE!!】(2024年4月7日)

　列島に本格的な花見シーズンの到来。これまでに23地点が桜の満開となり花見客でにぎわいをみせています。

花見客
「今年の桜は最高ですね」

　4月の満開が7年ぶりとなった東京。桜を待ちわびていたのは訪日客も同じでした。

南アフリカからの観光客
「来日したのはサクラを鑑賞するためです」

フィンランドからの観光客
「こんな美しい光景、世界中どこでも観ることはできません。唯一無二です」

　新型コロナが5類に移行してから初の花見シーズン。訪日客の増加なども影響し、花見の経済効果は1兆円を超えるという試算もあります。

■桜のトンネル駆け抜ける“お花見列車”

　静岡県の中部を走る「大井川鐵道」。この時期ならではの体験ができます。

ABCテレビ　増田紗織アナウンサー
「今だけの特別仕様のSL号に乗ってみようと思います」

　沿線上にある約700本の桜が見頃を迎えるこの時期はお花見列車として運行します。なかでもイチオシのスポットが…。

ABCテレビ　増田紗織アナウンサー
「ちょっと徐行運転してくれるから、じっくり桜を楽しめます。レトロな列車の車窓から見る、桜ってもうそれだけで特別感あります」

　満開の桜の下をSLが駆け抜ける“桜トンネル”です。車内には外国人観光客の姿も。

スイスからの観光客
「桜と美しい自然を見に来ました。私の父はとても電車好きなんです」

　“桜トンネル”の楽しみ方は、SLに乗るだけではありません。線路脇にはカメラを構える人々も…。

香港からの観光客
「列車がよかった！僕は見たことがなかったの」

インドからの観光客
「（Q.どうして静岡に？）ほかの場所にはない、桜のトンネルのような景色が楽しめるからです。川沿いなのも魅力だと思います。機関車も見られるから」

　長年、大井川鐵道を撮影している男性にこの日の写真を見せてもらうと、まさに絶景と言わんばかりの満開の桜とSLのコラボレーション！

　さらに花見のお供にはさくら味のスイーツも―。

ABCテレビ　増田紗織アナウンサー
「白あんがベースになってて、そこに桜のいい香りがもうふわーっと鼻から抜けていくんですよ。桜のちょっとこう塩っぽいところがあるので甘いんですけど甘じょっぱい。美味しい」

　春爛漫な大井川鐵道にもインバウンド需要が高まりつつあるといいます。

大井川鐵道株式会社　広報室次長　山本豊福さん
「我々のこの鉄道線なんですけども、特にですね、中華圏だと思うんですけども、そちらの方が近頃多くなってきいてるような気がします」
「（Q.桜の見ごろって大体いつごろくらいまで？）今が大体満開なのであと4・5日から1週間くらい（まだ見れる）っていう風に思っている」

■雲海と桜が訪日客を魅了「静かな花見」

取材ディレクター　安藝拓巳
「都内にあるこちらのホテルでは庭園と桜のコラボレーションを楽しむことができるんです」

　ホテル椿山荘東京では利用者限定で庭園を公開。20種類約100本の桜が咲きほこるこの時期は訪日客が年間で一番多く訪れるといいます。なかでも訪日客が注目するのが「静かな花見」。

イギリスから来た観光客
「ここの庭園からはわびさびといった情緒の伝統的な雰囲気が感じられるわ。とても閑静で落ち着いて桜が楽しめるの」

　人気の秘密は他にも。

ラトビアから来た観光客
「ほかの場所では昼間しか楽しめない桜もここでは夜も桜が楽しめますね。雲海があるのも魅力ね」

　午後6時から始まる「夜桜雲海」。ライトアップされた雲海と夜桜は昼間とは一味違う美しさを堪能できます。

ラトビアから来た観光客
「とても素敵で神秘的に感じました。夜に暗くなってから桜が楽しめるのはユニークだと思います」

　さらに庭園の中にはプロジェクターで投影された“桜の小路”も。花びらが舞い散る様子が映し出されます。

ホテル椿山荘東京　マーケティング部　武村美紀さん
「特に早朝や夜につきましてはひっそりとした幻想的なお庭を堪能できたというようなお声もいただきました。お庭全体の史跡も含めてですね。お楽しみいただいていると思います」

（2024年4月7日OA　サンデーLIVE!！）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp