経済産業省が5日、書店振興プロジェクトチームを設置しました。書店の数は約20年で半減。若者が本を読んでいない現状は深刻で、書店経営は厳しさを増していますが、なぜ今、支援へ動き出すのでしょうか? 落合さんと、書店の魅力や可能性を考えます。
この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/society/e83868b0692945b09e1a8cea47b9a6d5
■「声を上げないと」…経営者の危機感
有働由美子キャスター
「本の聖地、東京・神保町。5日、ビルの一室に都内の書店経営者の皆さんが集まっていました。今、危機感を持っています」
「経営者は『若い人で(書店を)やりたいという人ができる環境をどう整備するかだなと思ってます』『潰れていく産業をなぜ守らないといけないのか、という意見に関しては私たち書店としても声を上げていかないといけない』などと訴えました」
「書店の現状が厳しいと感じている人に挙手が呼びかけられると、『みんなじゃないか、これ』という声が漏れ、続々と手が上がりました。経営は厳しいといいます」
■紙でも電子書籍でも…深刻な本離れ
有働キャスター
「そんな皆さんが期待を寄せているのが、経済産業省が5日設置した、書店振興プロジェクトチームです。書店は新たな発見があり、視野も広がる街の文化拠点だから、国が支援していこうというものです。なぜ、今なのでしょうか?」
小野高弘・日本テレビ解説委員
「店主の皆さんは悩んでいましたが、実際大変です。出版科学研究所によると、書店の数は2003年度に全国で2万880ありましたが、2022年度は1万1495と半分近くに減っています」
「本が読まれていません。文部科学省の調査(2022年)で21歳の若者に1か月に読んだ紙の書籍の数(雑誌と漫画を除く)を聞いたところ、0冊が62%でした。紙ではなく電子書籍ではどうか聞いてみたところ、0冊という回答は78%もありました」
有働キャスター
「紙だろうが電子だろうが、全然本を読んでいないということですね。落合さんは読書家で、大学の教員でもいらっしゃいます」
■なぜ本を読むのか…落合さんに聞く
落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)
「もし学生に『なぜ本を読まないといけないか』と言われたら、『知識がまとまって書いてあるし、本でないとゲットできない知識がいっぱいあるから』と答えます」
「みんなが知らないことの方が、みんなが知っていることより重要なので、その意味では本は読んだ方がいいと思います」
「個人としては1日1冊は本を読むようにしています。速読は高校の時から割と得意でした。そのうち仕事しそうだな、と思うような本を買って読んでいます」
■店長「本屋は楽しい場所じゃないと」
有働キャスター
「書店の魅力に気づけば、本を自然と手に取ると思いますが…」
小野委員
「5日に取材した東京・文京区の往来堂書店では、一見すると普通の書店ですが、レジにはチラシが多くありました。トークイベントや読書会、写真教室などをこの書店の中で開いています」
店長
「本屋は楽しい場所じゃないといけない。店内で棚を移動してスペース作って開催しています。月に1、2回ですね」
小野委員
「このようにして足を運んでもらえば、書店の中は魅力的な世界です。お客さんも楽しんでいます」
■経産省、ヒアリングで支援策を検討へ
小野委員
「経産省は今後、書店経営者などからヒアリングして支援策を考えていきたいとしています。一方でネットでは、『需要がなくなった書店に税金を投入するのは無駄ではないか』『図書カードを配布した方が本を買うのでは?』という厳しい意見もあります」
有働キャスター
「書店の将来を考えた時に、どうしたらいいでしょうか?」
落合さん
「僕はどちらかというと古書店にお世話になることが多いです。貴重な本の倉庫、つまり僕個人では取っておけないものを保管しておいてくれると思って行っています」
「一般的な書店について言えば、なくなってしまうと文化的な損失は確かにあるし、リアルの書店だからこその本との偶然の出会いはあると思います」
「そのため、例えば専門性を高めつつオンラインを併用して(ニッチな商品に注力して)ロングテールの需要に応えらえるような業態には可能性があると考えているので、支援した方がいいと思います」
■経産省、ヒアリングで支援策を検討へ
有働キャスター
「私は書店にいると将来の可能性のようなものを見つけて楽しくなるのですが、『子どもたちにとってはYouTubeで足りてしまうからいいや』と思う人もいるかもしれません」
「子どもたちに本を読みなさい、楽しみなさいとよく言いますが、だったらまずは大人が書店に足を運んで本の楽しさを知らなければ、と思います。みんなが大好きな(小説を音楽にするユニットの)YOASOBIも本の世界があってこそです」
(2024年3月5日放送「news zero」より)
📌チャンネル登録はこちら
https://www.youtube.com/channel/UCuTAXTexrhetbOe3zgskJBQ?sub_confirmation=1
◇日本テレビ報道局のSNS
X https://x.com/news24ntv
TikTok https://www.tiktok.com/@ntv.news
Facebook https://www.facebook.com/ntvnews24
Instagram https://www.instagram.com/ntv_news24/
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS NNN HP
https://news.ntv.co.jp
#経済産業省 #書店振興プロジェクトチーム #文部科学省 #日テレ #newszero #ニュース
本の聖地東京神房町今日ビルの一室に 集まっていたのは都内の書店経営者の皆 さんです今危機感を持ってい ますい人やりたいっていう人ができる環境 をど整理するかだなと思ってます潰れて いく産業をなぜ守らなきゃいけないの かっていうような意見に関してはやっぱり 私た書店としても声をあげていかなきゃ いけないちょっと書店の現状的に厳しい なっていうところを感じ抱いてる方いらし たら手をあげていただいてもいいですかい みんなじゃ ね経営は厳しいと言いますそんな皆さんが 期待を寄せているのが経済産業省が今日 設置した書店進行プロジェクトチームです ま書店は新たな発見があったり視野も 広がるそして町の文化拠点だから国が支援 していこうというものなんです小野さんで もなぜ今なんでしょうかええこれ天使の皆 さん悩んでましたけどね実際こんなに大変 なんですうんこれ書店の数2003年に 全国に2万あったんですがこの20年間で 半分近くに減ってます本が読まれてないん です文部科学省が去年21歳の若者に調査 をしました1ヶ月に読んだ本何冊ですか紙 の本紙の本0冊が62ですそう62が1冊 も読んでないってことそうですよじゃ紙 じゃなくて電子書籍ではどうですかて言っ たらやっぱり0札が78もあったんです ああ神だろうが電子だろうが全然本を読ん でいないってことに落合さんは読書家で いらっしゃいますし大学の先生もし てらっしゃいますがまもし学生になんで本 読まないといけないかって言われたらま 知識がまとまって書いてあるし本じゃない とゲットできない知識がそこらそこに いっぱいあるからって答えるんですけどま みんなが知らないことの方がみんなが知っ てることより重要だしそういう意味では本 を読んだ方がいいと思うんですがま個人と しては1日1冊は本読むようにしてるので 1日1冊ですかはいま速読僕高校の時から 割と得意なんであのそのうち仕事しそうだ なと思うような本を買ってますそういう 落ち合いさんのような方もいらっしゃる その本が並んでいるのが書店なんです けれどもその書店の魅力に気づけばま本も 自然に手に取ると思うんですけれどもえ 例えば今日取材したこちらの書店でははい こちら一見普通の書店に見えますね本が ますでもレジのところ行きますとチラシが たくさんあるんですようんうんこれトーク イベントや読書会写真教室などこの書店の 中で開いてるんですふ うん今夜はね色々楽しい場所じゃなきゃ
いけない店内でちょっと棚を移動できる ようにしてあのスペースを作って開催して ます月に今12回です ねこうやって足を運んでもらえば書店の中 はもう魅力的な世界ですお客さんも楽しん でますえ目当てじゃないもの例えばなんか 書店さんがお勧めしているものとかそう いうのとなんかちょっと 偶然出会うために来ている毎回楽しみにし てきている周辺の棚に並んでいるものから あの興味が広がったりとか新しい世界に 出会えたりとか うんこの経済産業省は書店の経営者など から今後ヒアリングをして支援策考えて いきたいと話してますでも一方ではネット では厳しい意見もありましてね需要が なくなった書店に税金を投入するのは無で はないかという声ですとか図書カードを 配布した方が本を買うんじゃないかといっ た意見もあるんですうんこれおちさん書店 の将来考えた時にどうしたらいいと思うま 僕はどちらかというと書店におお世話に なることが多いんですけど貴重な本の庫 つまり僕は個人では取っておけないものを 保管しといてくれると思って言ってるので で一般的な書店について言えばなくなって しまうと文化的な損失さ確かにあるしま リアルの書店だからこその本の出会いてま 偶然見つけるのあると思うのでなので 例えば専門性を高めつですねまオンライン 併用してロングテールの需要に答えられる ような業体には可能性があると僕は思っ てるので支援した方がいいと思います なるほどまあね あのなんて言うんですか私なんか本屋さん にいると自分将来の可能性みたいなものを 見つけて楽しくなるんですけれどもまあの 子供たちにとったらもうYouTubeで 足りちゃうからいいやと思う人もいるかも しれないんですけどやっぱ子供たちによく 本読みなさいとか楽しみなさいって言い ますけどだったらまずは大人が書店に足を 運んで本の楽しさを知らなきゃなと思い ますあはいあれですみんなのみんな大好き 弱だって本の世界がなければですから
29 comments
値下げ競争がないからどこ行っても同じだし、試し読みも ひもかかっててできないから・・・そら通販でってなるよね
書籍なんかスマホで読めば良いやん。
本屋の存在意義が薄れてる。
本屋助けるなら介護、保育とかもっと助けなきゃ行けないところあるだろ。
やっぱり、紙の本の方が良いです。電子書籍だと眼と脳に負担があるような…。
神保町の書店が減ってるのも寂しい。
こんな時代だから半グレ集団とかの影響で神保町でどの小売店もが営業しづらいのかなとか心配になる。
映像に出てきた文京区の書店、私はいつもナンプレだけ買ってます!
店同士の切磋琢磨は無い業界
ポップ置くぐらいしか違いがない
確かに、この下の四つの意見どれもよく分かる。でも、俺が思うにその両方を上手く活用していく事が俺達現代人が求められている対応力ってもんじゃねーのかなぁ。🤔
支援金や補助金を配るなら経費のチェックや事業主、従業員の収入制限をセットで
儲からないけど経営、営業すれば従事者の経済力が安泰になる仕組みを作れないかな。
無くても問題ないけどあったほうがいい事業とかあるよね。書籍関連の事業に限らず。
21歳の若者に限定して他の世代を調査公表しないのはなんか胡散臭い
0冊の割合を多く見せたいだけじゃないの?
まあ社会人も大学生も単純に買うお金と読む時間がないとか
あと本買うなら書店よりも通販を利用する人が多そう
簡単に税金投入していいのかな…
時代に合わせて、規制緩和出来なかった業界
本屋ないと、めっちゃ困るんやけど!!!!
「日本」じゃなくて「無本」に国名も変えよう
書店なんて不要。電子書籍でいい。
無くても全く問題ない
時代と共に淘汰されるのは当然。
かつて潰れ行く商店街を見捨てたのになぜ本屋は助けるんだ?
企業癒着があるとしか思えない。
これも裏金の力か。もう本屋は行きません。
紙と電子に関わらず本を読まないのが問題なら、むしろ電子書籍を後押しする方が合理的では?
書店を支援する意味が分からん
裏金に使われるよりマシだよ
政治家にお金が渡る時点で無駄
そもそも新品の本は全国どこでも同じ値段(再販制度)。
値引きされない。
昔っから書物は規制産業。
そいつらがさらなる保護を求めるのか。
この誰でもブログやSNSなどで発信できるインターネットの時代に、やろうと思えば無限にコピーして配布できてしまう時代に、書店保護とか最高に狂ってるな。
電車の中に本を読んでいるのは自分だけという場合が結構多い。
殆どの人はスマホを見ている。
漠然と何かの本をさがすという目的で書店に行くことはなくなり、Amazonなどの評価から欲しい本が既に決まっている状態でその書籍が比較的売り場面積の広い大型書店に在庫確認をして在庫があれば買いに行くけど、在庫がなければAmazonやmercariで購入したり、電子書籍で購入したりする。売却はBookoffだから街角の書店を訪れる頻度はだいぶ減ったよね。多くの人はネットでポチるんじゃないかな。
それから国や自治体が助成金で支援すべきことではなく、ネットで購入できる書籍に課税して割増価格でしか買えなくすれば良いだけだと思う。それが嫌なら直接書店に足べばいい。限られた配送リソースを使うわけだし、どちらがエコかと言ったら書店に直接行った方が良いのでは。
アマゾンという書店が手元に有るのに、なぜ遠くの品ぞろえの悪い書店を税金で保護?
またなんか支援始めんのか
図書館でええやろ😅
本なら3000万まで非課税だから
私の場合は
完全に
電子書籍になっています🙂
部屋の置き場所や
身辺整理の事を考えたら
もう
電子書籍が丁度良い感じがします😓
本を読まない理由として長い文脈を読み取るのが面倒臭いとかわざわざ買ってまでとかありそうな気がする。スマホの中に活字情報もそこそこあるし買おうと思えば電子書籍もある。自分自身も近年本屋には行っていない。でも今でも愛好家はいるし細々とというか本屋は残っていくのかもしれない
Amazonを含めた外資からもっと税金を取ることやな
どれだけ本屋を延命しても、経営者の生活がマシなだけで、地域住民や日本は良くならん
また、本に対しての需要はかなり減ってきてる
この時代にそろばん買うやついるか?
本はまだまだ残り続けるだろうが、新聞やらトランプに近い状態にあると感じる
誰も買わないから税金で延命するのは違うだろ!!
んなもんに税金使うな!!!!
Kindleに対抗できるような国産プラットフォームを作るのを目指した方がいいと思う。
前々から思ってたが、本好きな人たちの特権意識が苦手だ💧
税金を投入するなら公共図書館に投じて蔵書や行事を充実させれば良いのでは?