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の名前は中村達也社会人5年目会社の同僚 の食べ見さとは付き合って3年だそんな 彼女ともうすぐ結婚を予定している会社の 同期たちからはもう少し様子を見たらまだ 早いんじゃないかなどと色々言われていた が母子家庭で育ててくれた母を安心させ たいという気持ちが強く早く結婚したいと 思っていたみさの方も俺と同じ考えを持っ てくれていたため結婚の話はすぐに まとまったそして俺はみさの両親に結婚の 挨拶に行くことになっ た緊張する なあ大丈夫だよ私もついてることだし胸 張っていきましょうほらついた よ んなんだろうこの懐かしい感じ俺の気の せい か義親の家は立派なタマでその高級感に 満つた建物に緊張していたしかし俺はこの 場所になぜだか騎士感を感じ少し 立ち止まり見据えてい た記憶の片隅にどこか覚えのあるような気 がしていたがみさが早く中に行こうと促し てきたので考えるのをやめ た好き嫌いはあるかしら一応お料理の種類 は色々用意したのだけど 好き嫌いはないですよお気遣いいただき ありがとうござい ますたつ役将棋はできる方かよかったら 一戦交え ようできますよ将棋が好きな友達がいたの でよく一緒にやってまし たお父さん達也はお客様なんだから くつろがせてあげてよ もう緊張気味の俺を義両親が温かく迎えて くれたことでで緊張が解けわあいあいと 会話することができ たみさから聞いてるわよ同僚の中でも優秀 で上司に信頼されてるんですって ねはははそんなしっかりした人なら将来は 安泰だなお褒めいただきありがとうござい ます俺自身も誠意を尽くして仕事をしてい ますが周りの同僚たちの助けもあるので俺 1人の手柄じゃないです よ本当に達也っって謙虚だねそれだけ達也 がいい人間関係を作ってきた証拠でしょ ミスの指摘をする時も怒ったりするんじゃ なくこうこうこうでこうだよって丁寧に 話すから分かりやすいし質問もしやすいっ て言ってる ようんなるほどそれだけ人当たりも良いと いうことか素晴らしいな みさ素敵な人に巡り合えたのねこんな人 今時いないわ よいやいや
あははありがとうござい ますこんなに立派に育った息子を見て きっとご両親も鼻が高いでしょう [音楽] ね食事をしながら仕事の話題になりから 色々と聞いていたという義親は俺を褒め てく それから話の流れで俺の家族の話になっ た ははそうだといいですね天国にいる父も女 で1つで育ててくれた母にも胸を張れる ような人になっていければと思ってい [音楽] ます んどういうことだ君お父さんはいないの かはい幼い頃に事故で亡くなりまし てということは母子家庭ってこと失礼だ けど大学は出ていらっしゃるのあそうです 金銭面で苦労していたので早く母に楽をさ せてあげたいと思って高校卒業してから ずっと今の会社で働かせていただいて ます高卒で母子家庭だ と 義両親は俺が母子家庭育ちで高卒だと知る や否や態度を一変させ鬼のような行子で 結婚を反対してき たふざけるな母家庭育ちの貧乏人とうちの 娘は結婚させられるわけないだろ騙した な信じられないわ大体ね母親にも問題が あるから母子家庭なんかになるのよ親がい ない家庭なんて世間の恥よご近所さんに家 をしない わ大学にも行かないやにまともなやはい ないんだよみさこんなはしらずな男との 結婚なんか許さんから なお父さんもお母さんもどうしてそんな ひどいことが言えるの立に謝っ [音楽] てそれから義両親の馬頭が始まった義母は を気にしているのか高卒母家庭の俺とみさ が結婚すること自体が恥だと顔を真っ赤に して怒って いる特に義父の見下した態度はひどく学歴 や育ちを完全 否定さらには俺の人格否定をもし始め たそんな義両親にみさは起こって抗議して くれたが俺の馬頭はやむことはなかっ た先ほど話をしていた通り俺の父は幼い頃 に事故で亡くなりそれからは母子家庭だ しかし俺の父親は仕事でとても大きな業績 を成し遂げていたようで父が亡くなるまで はそれなりに生活に余裕があり月に1回は 家族でステーキ屋や高級レストランに連れ て行った記憶があっ たそんな話をしてみても義両親は聞く耳
もた ず父が亡くなってからずっと専業主婦とし て父のサポートをしていた母は社会経験が 少なかった懸命に働きながら節約と家事を して俺を1人前の人間に育ててくれてい たそんな母の姿を幼い頃から見てきたから 早く自立して恩返しがしたいと思うように なり俺は自分の意思で高卒で働くことを 選んだの だ自分の悪口を言われるのはまだ耐え られるしかし自分をここまで立派に育てて くれた母を侮辱されることには憤りを感じ てい たこうなったら貧乏人の暮らしが見てみ たいわねどんな惨めな暮らしをしているん でしょうか ねそうだなお前の母親のどこに問題がある のか見極めてやろうじゃないかそしてお前 ら貧乏人に学歴と育ちがどんなに大切なの かとことん説教して やるもうやめてよ父さんもお母さんもいい 加減にし てそうですか分かりましたよならば今度 招待して差し上げますよ日程が決まりまし たらみさの方に伝えますので今日は不愉快 なので失礼し ますみさが泣きながら抗議をしても高圧的 な態度を辞めない義両親に俺は動きを強め ながらそう言って疑実家を後にし た 家に帰って母に電話をした義両親に挨拶に 行くと知らせていたのでその結果を心待ち にしていたの だ電話口の母に俺は先ほどの出来事を 包み隠さず正直に話し たそうだったの辛かったわね達也お疲れ 様母さん俺は今日まで育ててきてくれた ことに感謝してるよそれに 大丈夫言わなくてもたつやの気持ちは十分 伝わってきてるわそれにしても随分学歴や 育ちにこだわる人たちなのね大事な子供の 結婚だから花瓶になる親の気持ちは分かる けど高圧的な態度はいただけないわ [音楽] ねそれでさ売り言葉に買い言葉ってやつで 今度うちに招待するって単価切ってきたん だ そうなのそれならあちらのご両親に連絡 する手間が省けたわね私考えがあるのよ数 日待ってもらえるちょっと色々とやること ができたわまた連絡するわ ねどうしたんだよ考えって 何まあ準備が整い次第また連絡するから その時にふ会うのが楽しみ ね
母からそう言われ疑問を持ちつつも連絡を 待ったそして3日 後母から再び連絡がありある提案とある 事実を聞いたそして伝えられた日程をみ伝 に義両親に伝えてもらっ た 後日ごめんね本当は私も一緒に行かいけ ないのにどうしてもその日は出勤になっ ちゃっ ていいんだよ元々みには遠慮してもらう つもりだったんだそれに俺の母親に何か 考えがあるみたいでさ実は [音楽] さ え信じられ ないには俺からある程度の事情を説明して おい たの両親が口汚く他人をののしる行為をし ているところを見るのはこれ以上は辛い だろう待ち合わせ場所に現れた義両親は すでに遅刻しておりそれに謝罪すらなかっ たで予定を調節させて誘ったからにはさぞ 立派な家に連れて行ってくれるんだろうな 母子家庭が住める家なんて高が知れてるが ま拝見させてもらおう かあらやだなったそんなこと言うもんじゃ ありませんよシングルマザーだった人の 年収なんて大体予想がつく [音楽] でしょ静かに歩くこともできないのかこの 人 たち義両親は相変わらず見下した態度と 発言で俺に接してきたが俺は淡々とした 態度で黙々と家まで案内をしたそして たどり着いたのは義両親と同じタマン [音楽] おいどういうつもりだここどこだと思って いるふざけてるの かなんなの説明しなさい よまあまあ焦らないでついてきてください よだから説明しろと言ってる だろちょっとなんとか言ったらどうな の 静かにしてください俺が説明しなくても もうすぐわかります よ動揺する2人をよそに淡々と エレベーターの最上会ボタンを押した最上 会に到着し扉が開くとそこに待ち構えてい たのは綺麗にみを整えた 母ようこそ初めましてこの間は息子が随分 お世話になったそう で どういうことだおい達也君私たちは君の家 に招待されたはずだぞ君は見を張っている だけじゃないの
かいいえここが俺の家ですよまあ正確に 言えば母の所有している家ですかね なこ れって まさかはいここのタワーマンションの オーナーをしておりますタの母です ななんですっ てここは亡くなった主人から引き継いだ もので今は私が所有している物件です他に 聞きたいこと は理会が追いついていない2人に母が丁寧 に挨拶をすると義量親は顔面蒼白になって い たあああああ達也君高卒だなんて嘘をつく ほど謙遜しなくても良かったじゃない かあら立派なご家庭じゃないのこんな素敵 なお母様がお育てになられたあなたなら娘 を預けられる わいやいや初めましてご挨拶が遅れまし たみの父ですいつももお世話になっており ますこれからご親族になるということです からご進行を深めていけたらいいですなあ あそうよねあ是非ともよろしくお願い いたしますわ色々と ねあらまあご冗談を最上会に住む私たちと 走会に住むあなた方がですか申し訳あり ませんけどもうお年を召されているのに 出世できず平社員のままのご主人と自分 磨きをやめてただ年だけ重ねている奥方と は釣り合いが取れないと思いますけど 分かります住む世界が違うんです よ [音楽] あ ふふふ私はねあなた方のことをよく知って ますよだって管理を任せている人からお噂 は聞いておりますからそれで申し訳あり ませんけどお2人にはこのターマンから出 て行ってもらいます よ二両親は手のひらを返したように母にご 祭りをしていたけれどそんな2人に呆れた 母からマウントを取られ無言になっ たそして母は義両親に突き放すように ターマンからの退去を言い渡し たなどうしてですかいきなりそんなこと 言われましてもそそうですよ私たちの娘は あなたの息子さん とあなた方が達也に言った通り息子を大学 も行かせられない母家庭育ちにした 見晴らしろでもない母親ですからお2人も そんな人ががオーナーをしている場所に 住みたくないのではそれに母子家庭で貧乏 人の女が持つマンションに住んでるなんて ご近所さんやご親戚に知られるとまずい でしょうからねえいいやそのそんなこと
は話は立よに全て聞いていますよお嬢さん もひどく泣いていたそうじゃないですか人 様の家庭を見下した口汚くのる親のの姿を 見てお嬢さんに申し訳ないと思わないん ですかあなたたちが大切に育てた娘にみ ともない姿を見せて落胆させるなんて親と してはずべきことです [音楽] よ そのすみませ ん悪気があったわけで はまあ確かにそんな私的な理由で追い出す ことはできます 退をじたのはあなた方がクレーマーだから です他の住人に癖や言いがかりをつけて 散々トラブルを起こしているそうじゃない ですかそれもちゃんと私の耳に届いてい ます私はここに住む皆様に心地よく生活を 送って欲しいのでそれを妨害する行為は 許しませんよ今すぐとは言いません期限を 決めますのでそれまでに退去してください れば住居不法侵入で警察に相談し ます母の独断上に義両親は青ざめた顔をし てずっと俯いていたこの間の電話で義両親 の話をした時母は心当たりがあったらしく 住所とみさの苗字を伝えると頻繁に マンション内でトラブルを起こしていた人 たちと判明した母の言いつけで管理を任せ ている人に何度も注意をしてもらっても1 に改善されず行の末待機を命じるという話 が進められていたそう だ世間は狭いなと感じ たその 後学歴だとか育ちだとかステータスですか 人を見ない人たちが親だなんて恥ずかしい わよこんな最低な親だとは思わなかった 厳密したわ孫の顔が見れると思わないだよ ね そんなつもりじゃなかったんだみさ待って くれお願いお父さんとお母さんを見捨て ないでちょうだい 俺への発言が許せなかったみさは義両親を 見放したみさから離縁を言い渡された義 両親は駅沈で自分たちが住む場所を探して いるそう だ義両親が肩を落としてその場を去った後 俺は母からがこのタワマンの詳細を聞い た父親が生前不動産会社をしていてこの タワマンを所持していたそうだ幼い頃は ここに住んでいたことを母から聞かされる と義両親に挨拶しに来た時になぜか 懐かしい感じがしたのかようやく打点が 言っ た父は自身で苦労を重ねたからこそ成功 できるという思いから達也が立派な人間に
なってから所持している不動産を渡して ほしいと常々口にしていたそう だそうなんだ立派なお父様だったの ね私の父親とはまるで正反対だ わへそうなの か うん実はうちの父は ねその話を聞いたみさは自分の父親は祖父 が管理職をしている大企業にコで苦労なく 入所していたとそんな背景を話してくれ た昔から父も母も苦労を知らないせいで人 を見下してしまう人間になってしまいまし た本当に恥ずべきことです申し訳ありませ んでした大事に育てた息子さんを口汚く 罵った人たちの娘との結婚も許してもらえ なくてもしょうがないことですそれでも私 は也さんを愛しています婚約はなかったに してもらっても構いませんだから也さんと は恋人からやり直させて くださいそしてお母様からお許しが出た時 改めてご挨拶に伺わせてください今日は そのお詫びとお願いをしに来ましたどうか 達也さんとの交際を許して ください たつや素敵な人と出会えたのねこんないい お嬢さん今捕まえておかないと逃げられて しまうわよどう するもちろん今結婚するよいいだろう 母さんもちろんよみささんどうか達也を よろしくお願いしますこれから長い 付き合いになるし仲良くしましょう ね たつよ お母様ありがとうございます それから俺の頑張りが認められ父親の不 動産を受け継ぐことになりみさと 結婚結婚式も母が涙を流しながら喜んで くれ たみさは母を本当に大事にしてくれている でも俺の親高校はまだ始まった ばかりなき父と現役で立派に働く母に恥じ ないようにこれからも母をみさを大事にし て頑張って行こうと 思う俺の名前は松山新太郎妻の優香とは 10年前に結婚今では7歳になった息子カ と共に3人で暮らして いる俺の両親は時計の修理屋だ昔ながらの 小さな店舗には壁かけから置時計から 腕時計までがとろせまと並んでいる 小さい頃から時計が身近にある生活を送っ ていた俺は時計が 大好き特に腕時計は昔から自分で分解し たり改造したりして遊んでい た時たま自分で設計した時計を作っては 友人にプレゼントしたりも
する最近のオリジナル作品で1番の お気に入りは歯車をモチーフにしたペア 時計それぞれの歯車が噛み合うように デザインを設計し2人が手首をくっつける とぴったりとはまるようになって いるこのデザインは夫婦に好評で前日結婚 記念日を迎えた会社の人にもプレゼントし たところ だ俺の両親は修理屋だけでなく時計の販売 に踏み込んだ時期もあったしかし売上を 思うように伸ばせずかなりの赤字に家計は 火の車となっ た俺は少しでも家計を助けたいと高卒で 工場に就職し たこのことで両親は近所の人から計画性が ない子供に苦労をかけるなんてとんでも ない親だなどとやゆされていたようだだが 俺は新しいことに果敢に挑んでいく両親が かっこいいと思っていたし憧れてもい たそして工場勤務を続けていく中で自分も 両親のように新しいことにしていきたいと 独立を計画するようになっていっ ただが計画を実行するためには資金も環境 も必要 だよく成功した人に聞くのが1番早いと いうけれど真似だけでは伸び代がない だろうまた新しいことに挑戦するためには 勢いも必要だと思うが行き当たりばったり にならないよう何十にも策を講じようとも 考えてい たあのこと出社した俺に妻の優香から慌て た様子で電話がかかってき たルの授業参官があるみたい で優香が焦るのも無理はないカは授業参官 の案内を俺たちに見せ忘れていたようで 今朝投稿する前になってそういえばと言っ て通知を差し出してきたというのだ俺と 優香は共働き香は行きたい気持ちは山々だ そうだが営業職で急には休むことができ ないと電話口で嘆いて いるママ友たちは教育熱心な人が多いそう でおそらく出席率はかなり高いとの こと優香はなんとか俺に都合がつけられ ないかと相談してき たこの日は俺も作業場で急遽ヘルプが入っ た日で完全に休みにすることはできない そこで俺は工場のメンバーに事情を伝えた 同僚の中には子持ちも何人かいて子供の 成長はあっというだ小学校も高学年になる と親が授業参加に行くと言っても嫌がら れる今のうちに参加しといた方がいい ぞと言われ突然の休暇申請にも理解を得る ことができたこうして俺は1人で授業参加 に出ることになったの だすでに工場で作業に取りかかり始めた
ところだった ため俺は終わらせられる作業を手際よく 済ませて相待させてもらったそしてその まま小学校へ直行すること に本当は家に帰って着替えたいところだっ たがそれでは時間的に間に合わなくなって しまうので仕方なく作業儀のままで向かっ た教室に入ると早くも香のクラスメイトの お母さんたちでいっぱいになってい た一応顔や髪がおかしくないかは軽く チェックしたし髭も剃っただから問題ない だろうと思っていたのが大きな間違いだっ た教室にいるママさんたちは誰もが かしこまった予想をしていたの だついでにママさんたちにはグループが できていて俺は完全に気遅れしてしまっ たせめてスーツで来るべきだったか な目があった人には挨拶したが自分から 会話に踏み込んでいく勇気はなかったただ カの様子開気になってそっと首を伸ばして 教室の中を伺ってい た俺と目があったカは俺が急に駆けつけた ことを察してごめんと口パで伝えてきた そそっかしいところもあるけどカルは愛嬌 がある性格だと 思う俺は大丈夫と頑張れを同じく口白で 伝えて応援嬉しそうに顔を滅ばせる香を見 て多少無理しても授業参加に来てよかった と思ったし工場の仲間の後押しに感謝し たするとマワさんたちの中でも特に見だし 並みに気を使っていそうな目立っている 人物から声をかけられた巻髪にばっちり 上がったまつ毛全身ハイブランドに身を 包んで いるその容姿だけで誰なのかピンとき た優香がいつだったか話してくれたボス ママの田島直美さんだ直美さんは内履き すらも高級感があるものを 使用小学校の来客用のスリッパを貸して もらった俺とはまるで別世界の人だっ たカの父ですと俺が名乗って挨拶をかわし た後直美さんは何か言いたげにしながらも 黙った まま共通の話題でもあるのかと俺は必死に 優香や香の普段の会話を 思い出すオロオロとしているうちにふと目 に止まったものが直美さんの身につけてい たあるものに騎士感があったの だこれは会話の糸口になりそう だもしかしてそれっ てと手を伸ばしたその 時触らないで くださるなみさんは軽減そうな顔をし ながら後ずさりしたそして信じられない わとぼそっと呟いた後ねえちょっとと数命
のママさんに声をかけたかと思う と見てよあれ作業服で授業参観に来る なんてと俺の服装を指差して笑い出した さらには親が工場勤務だなんて子供にし たら恥さらしもいいとこよ ねと周囲のママさんたちに話しかけていっ たの だ周囲はと言うとどう反応したらいいか 分からず愛そ笑いを浮かべている 状況だが直美さんは同意を得ていると 勘違いしているのか高笑いしてい たご万越なのは直美さんだけで直美さんに 話しかけられたママさんも俺も 沈黙その場の雰囲気は最悪になっていった ので ある授業の内は将来の夢に関しての作分を それぞれ読み上げていくというもので2個 ま連続で行われれ た子供たちは美容師警察官といった憧れの 職業を思い思いに発表して いく中には今時の子供ならではの職業も 飛び出してきて時代の流れを感じ興味 深かっ たしかし親たちが盛り上がったのはなんと 言っても我が子が親の背中を見て同じよう な仕事に着きたいと話す時だっ た親の働く姿を見てその子供が憧れる なんて聞かされて感動しないわけが ない実際に子供から憧れの対象として呼ば れた親は誇らしげながらも嬉しそうな表情 を浮かべてい た倉庫をしているうちに香の順番が回って きたすると直美さんを筆頭にママさんたち が一斉に俺の方を見てくるこれはまるで俺 が作分発表をするかのよう だなおみさんがかおる君はまさか作業服を 着たいなんて言わないでしょと近くのママ さんに耳打ちするのが聞こえ たなみさんはどこまでも俺の職業を見下し たいよう だ俺は周囲の視やみさんの意地悪な発言を 知らしての晴れ部隊を見守ること に僕の将来の夢は父みたいな大企業の社長 になること [音楽] です父みたいなまでと大企業の社長になる ことを聞いた後で周囲の反応が明らかに 変化したのが見て取れ たどういう ことさんは驚きの声を漏らし顔面蒼白に なってい たカの話は嘘ではない実は俺は両親から 刺激を受けたことで学生時代から大好きな 時計の会社を起こすことを計画してい た両親がやりたかった理想像をうまく形に
できないかと綿密に構想を練っていたの だ最初は時計の売買から始まった俺の会社 は着実に業績をあげ今では複数の授業を 受け持つ大企業へと発展していたので ある中でも俺が1番やりたかった時計の 政策については特に力を注いで いる高校卒業後に働いていた工場では現場 の製造ラインを一通り学ん だおかげで工場運営に関して迷うことは なかったし両親が事業を起こした際に発見 した課題点を徹底的に改善して挑んでいた ため時計の販売についても成功してい た立ち上げ当初は俺を信じて会社に貢献し てくれる社員を食べさせていけるのかどう か不安でたまらなかっ た社長としての自覚が生まれたのは会社が 軌道に乗り始めた時から俺の成功は絶対に 1人では成し遂げられなかったことだと今 でも 思う両親の失敗も俺にとってはなくては ならない経験だったのだと感じて いるそして自分の経験を生かしながら挑戦 をして本当に良かったと心の底から思える の だ俺が設計して作った時計を周囲に進んで プレゼントしていたのは感謝の意味の他に 試作品の反応を見たいという目的もあっ た好評だったものから積極的に商品化して いくスタイルを取っていたのである 1コ目が終わった後俺は直美さんを 呼び止めて左腕をさしてその時計僕が作っ たものなんですと告げた直美さんの腕には 俺の最高傑作である歯車のデザインのペア 時計が光っていたの だ夫は尊敬している音人からプレゼントし てもらったと聞いていたのにまさかあなた があの時の 直美さんは目を丸くして驚いていた直美 さんの夫である田島さんは今は俺の企業の 参加の子会社で経営を担って いる俺は転職フェアに出展した時に偶然 様子を見に来ていた田島さんと出会った俺 の企業ブースに寄らずに立ち去ろうとして いた田島さんから尋常でないオーラを感じ たためつい呼び止めてしまったことが きっかけそのオーラというのは精神的には 何かに突き動かされているようでその反面 どうしたらいいかわからないと言ったよう な事業に失敗した当時の両親と同じような 重たい雰囲気だったの だ事情を詳しく聞いたところ田島さんも俺 と同じく事業を起こしていたが 失敗多額の負債を抱えてしまってい た 失敗が頭にこびりついてしまって体が動か
ない妻も子供もいるのにどうしたらいいの か分からなく てと田島さんは途方にくれていたかつては 自分のやり方に絶対的自信を持っていた ようだがもう後がないとなった今何から手 をつけたらいいのかも分からない状態だと いう俺はかつての両親を見ているようで 放っておけなかっ たきっと両親も俺の存在によって必要以上 に授業の失敗を食いていたと 思う何か力になりたいと感じ気づい たらうちで働きませんかと声をかけていた のだっ [音楽] た経緯を知った直美さんは先ほどの異性を 一気に失い足の力が抜けたように床に 座り込んで泣き出してしまっ たもうあんな思い息子にさせたくなく [音楽] て田島さんが事業に失敗し突然職を失った 元社員たちからはバッシングを受けたそう だそして元社員の不満の保先は田島さん だけではなく直美さんやまだ幼い息子に まで向けられ た表を歩けない日々もあったという たけ当時の気持ちも合って直美さんは息子 に辛い視線が注がれることが2度とない ようにと異性よく振る舞っていたそう だ私にはそうすることしかできなかった の辛そうに顔を歪める直美さんを見ている と俺は両親のことを思い出さずにはいられ なかった事業に失敗した当時俺は近所の人 からかわいそうにとかバカな両親を持って まともに育つわけがないなどと言われて ばかりだっ たそして決まってその後に はし太郎ごめんなと父が謝って くるし太郎には何も関係ないの にと母は怒って反論していた し太郎も両親のことと自分のことは別問題 だって言い返していいんだからねそれに やりたいことがあるなら優先していいんだ し母は気重に振る舞っていたけどもしかし たらなみさんと同じように無理をしていた のかもしれ ない母親として息子にみじめな思いをさせ たくないという気持ちは俺の母もみさんも 同じだったのでは あの頃の母を当たりにしているみたいで 直美さんに何と声をかけていいのか分から なかっ た会話は聞こえていないようだが授業参観 が始まる前の一騒動があったため他のママ さんたちは遠巻きに俺と直美さんに注目し ているようだっ
たその時直美さんは他のママさんがいる前 で深深と俺に頭を避け て先ほどは失礼なことを言ってしまって ごめん なさいと謝ってき た去勢を張って人様を貶めるような真似を してしまいまし たそう謝罪する直美さんの言葉に嘘はない ように思え たその証拠にだから夫のことはどうかと 田島さんの話を持ち出してきそうなところ をさんは一切口にし ないの姿勢にはただ俺の判断を祝しと 受け入れるといった覚悟すら感じられたの だ休み時間が終わり2コ目が始まろうとし ていたが俺とみさんの退治によって教室に は異様な空気が漂っていたそして俺が発言 しようとした時にチャイムが鳴ってしまっ た子供たちは状況がよく分かっていない 様子だったが担任の先生 が皆さんがいろんな夢を語ってくれたよう に世の中にはいろんな職業の人がいる おかげで成り立っていますどんなお仕事も 素晴らしいんです人は表面だけでは判断 できませんたくさん交流して目には見え ない心を通じ合わせていきましょう ねと語ってくれたことでばあやかな雰囲気 に戻ることができ た先生の言葉が大人たちにも響いたのか それからはいんさんから声をかけられた中 には俺の作った時計を噂に聞いていた人も いてあの時計を作った人に会えるなんて 光栄だとこっちが恐縮してしまうくらいに 褒められ た直美さんにはあの 後今後は同い年の息子を持つ親として色々 なお話をさせていただきたい ですそれからよろしければ腕時計の感想を 聞かせていただけると嬉しいです と伝えた直美さんも最初の嫌みな印象から 肩の力が取れて丸くなったような気がした 本人もどこか無理していたところを夫婦 ともども救っていただいてありがとう ございますと言ってい た田島さんの仕事も順調そのものだし俺 からの結婚記念日のプレゼントをお揃いで 身につつけている辺り夫婦中も良好なんだ と思う 2人の奮闘をまの当たりにして俺は歯車の モチーフの時計の第2弾が思い浮かん だ形になった暁月には是非田島夫妻に使っ て欲しいと考えて いる帰り道俺はカの手を引き ながらお父さんみたいになりたいって言っ てくれてありがとうとカにお礼を言っ
たスーツ姿のお父さんも好きだけど真剣に 時計作りをしている時のお父さんが1番 かっこ いい息子は俺の作業儀姿が働く大人の理想 だと言うから感動してしまっ た香にも真剣に取り組める何かが見つかる といいな無理だと決めつけないでいろんな ことに挑戦してみよう なカの頭を撫でながら俺は親として立派な 背中を息子に見せられるようにこれからも 仕事に毎していこうと決め たたえカが俺と同じ道に進まないとしても 俺がそうであったように子供は親の背中を 見て育つものだと思うから だ会社では社員のために家庭では妻と息子 のために好みを捧げていき たい守るべき存在によって人は何倍にも 強くなれるということを痛感し た [音楽] あぜリンボリク君じゃんお前みたいな貧乏 人がいると店の格が落ちるんだよさっさと 帰れ妻から臨時収入が入ったと言われ家族 で高級寿司屋に行くと俺のことを貧乏 いじりしてくる同級生に出くわした学生 時代から嫌がらせをしてくるやだったが せっかく妻が家族のために高級寿司に連れ てきたのに台無し だ今までの俺たちの苦労をも知らず自分 だけでなく家族のことを馬鹿にしてくるの は許せ ないお店や家族の前で暴言を吐くのはいけ ないと自分を制御して早く寿司を食べてお 店を出ようと思っていただけどまさか妻の 一言であんなことになるなんてこの時は 思ってもいなかっ た 俺はリク現在26 歳食品会社の工場で働いて いる妻のみゆとは3年前に結婚すぐに子供 を授かり娘は3歳になっ たみゆは同じ大学のフットサルサークルで 出会ったフットサルと言ってもサークルな ので本格的な活動ではなく軽く汗を流して ビールを美味しく飲もうという感じの緩い 集まりだっ た俺は中学と高校の時サッカー部で真面目 に取り組んでおりフットサルサークルも 同じようなものだろうと思ってい たそのため交流メインのサークルと知り 面食らってしまっ たねえねえリク君はどうしてふっざる やろうと思った のサークルの飲み会の時1人静かに橋の席 にいるとみゆは声をかけてき
た中学と高校の時サッカー部だったんだウ 猿も面白そうだと思って へえ通りで上手だなと思っ たそれほどでもないけどみゆさんはどうし て私動物が好きなんだけどフッサルって 動物園に行くサークルだと思た な俺はビールを飲みながら訪ね たどういう ことふッ猿だから足にお猿さんが登って くるのかなと思っ [音楽] [笑い] て俺は壺に入ってしまいビールを吹き出し てしばらく笑いが止まらなかっ たそんなに面白かっ た今の話冗談だろう え本当だっって かその話が本当なのか俺と打ち解けるため の冗談だったのかは分からないでも俺と みゆは飲み会をきっかけに仲良くなり 付き合い始め た俺はみゆの明るく社交的な部分が好き だっ た後でみゆに聞いた話だとみゆは俺のこと を物静かだけど優しい人と思って好きに なった らしい俺とみゆはあまり似ていない性格 だったがお互いない部分に惹かれたのかも しれ ない俺たちは大学を卒業するとすぐに結婚 し たあのすごく言いにくいんだ けどある日ミは星座をして俺に話を 切り出し たどうしたの改まって 私働きたくないん です俺は耳を疑ったえニートになりたいの ああいやいやそうじゃなくて ねミは咳払いをして土下座し たどうしてもやりたいことがあってそれに 宣伝させてほしいんですだから仕事をし たり家事をしたりできませんごめん なさいなんだそういう ことどうか見捨てないで ください見捨てない よ俺は笑っ たみゆがそこまで言うならよっぽどのこと なんだろよくわからないけど悔いの残ら ないようにやってみるといい よて ありがとうミの顔は涙やらやらで大変な ことになってい たそれからは俺が工場で働きながら家事や 育もこなした正直とても大変だっ た家事はともかく健康診断や予防摂取と
育児のために工場を抜け出すことが頻繁に あった工場長には自然に説明して承諾を もらっていたが俺の給料はその分少なく なりは苦しくなってい たある日娘を連れて買い物に行った娘は 大きくなったが色々な欲求が出てくる年頃 だっ [音楽] たねえパパ遊園地に行こうよと娘に言われ た以前から何度もせがまれていたのだが 正直家事に追われてそんな時間はなかった しおなかっ た今日はちょっと難しいからまた今度 行こうなと言っ たなんだ子供を遊園地に連れて行く金も ないのか貧乏 に男がニヤニヤしながら歩いてき た高校時代の同級生で同じサッカー部員 だったこやだっ たおっちゃんが連れてってやろうか うんこやは俺の娘に話しかけたが娘は怖 がって俺の後ろに隠れ たこや久しぶりだ なてくそんなよれよれの服を着て苦労し てるみたいだ なまあなお前は元気そうでよかった よ荒野は唇をへのに曲げた 面白みのないやだなまあいいやせいぜい 底辺の生活を 楽しめよ荒野は去っていったその言葉は俺 の心の奥底に深く突き刺さったがどうする こともできなかっ た苦しい生活はその後1年半続い たしかしある日意外なことをみゆは言い 出し たその時俺たちは夕食にイワシを食べてい た娘がお寿司を食べ たいと言い出し たわかったじゃあ明日パパが美味しいお 寿司を作る よ俺が言うお寿司とは稲荷寿司と卵焼きの お寿司だそのくらいなら俺でもなんとか 作れる そのことなんだけどみんなに相談があり ますみゆが箸を置いて正座したので俺たち も改まって正座し た明日リクは仕事を休んで くださいはいでどういう こと明日は遊園地に行き ます娘がやった と大はしゃぎして回るやつ 乗れるとみゆに尋ね たメリーオーランド観覧者両方乗る よ娘は嬉しサのあり規制を上げ たそれだけではありませんえまだある
のみゆはみやりと笑っ た 明日の夜はお寿司を食べに行き ます娘がさらに大はしゃぎして回る やつと尋ね た残念ながら回りませ ん娘がへえ回らない のとがっかりした様子で言っ たいやいやいや変わらいてことは高くて おいしいお寿司ってこと だ俺はとりあえず娘に説明したが正直話の 流れが分からなかっ た急にどうしたの悪いけどそんな余裕ない よ実はね人時収入が入りまし て競馬で大穴当てたみゆは動物好きだもん な みゆはニヤニヤしてい た詳しくは明日お寿司を食べながら発表し ますみゆと娘はとても楽しそうだったが 家計をやりくりしている俺としては不安で しかなかっ た約束通り次の日俺は仕事を休んだ急だっ たこと風を引いたと職に嘘をついたことに 少し罪悪感を覚えたが遊園地を楽しみにし ている娘の笑顔を見てまあいいかと 割り切ることにし た宣言通りメリーゴーランドと観覧者に 乗って娘はご万越だっ た夜は本当に回らない寿司を食べに行っ た俺はあまり寿司屋に詳しくないが メニュー表を見てあまりの高さにっとし そうになっ たみゆの臨時収入がもし作り話だったら 食い逃げか皿洗しか逃げ道は ないそんなことを考えていたのでせっかく の寿司も味がよくわからなかっ たある程度食べ進めたところで客が2名 入ってきてカウンターに座っ た大将お任せで2つ なよく見ると1人は荒野だっ たまた出くわすとはつづく運が ない高校の時荒野はいつも俺をからかって き た悔しかったが荒野はテストの成績が良く 部活でも俺以上に活躍していたので 言い返すことはできなかっ た幸いにも俺が店内にいると気づいてない よう だなるべく目立たないように気づかれない ようにしようそう思った矢先にパパ おいしい ねと娘が言ったので荒野が振り向いてバレ てしまったあって貧乏リク君 じゃん偶然だ なん知り合い
荒野は美に名刺と美容液のサンプルを 差し出し たこれはこれは奥様初めまして 私こういうもの です名刺には社名と代表取り締まり役の 文字があったへえ社長さんなん だ化粧品や美容器具を手掛けております どうぞお見知り置き をその服とかブランドもの高いやつですよ ねお金持ちなんです ね荒野は鼻で笑っ た大学生の時に起業しましてねお金はそれ なりにあるん です皆さんの服はだいぶきふしているよう だ安月給の旦那さんを持つと大変ですね [音楽] 社長その辺にしないと失礼だ [音楽] ぞ荒野の隣に座っていたのは高校の同級生 琢磨だっ た琢磨久しぶりだな おお元気 か琢磨君は優秀でね私の右腕として働いて くれているのだよ貧乏人のリ君は工場の 小さな歯車の1つに過ぎないだろうが ねだからやめろっ て大将このご家族に大トロ握ってやって くれ今日は背伸びしてこの店に来てくれた ようだ見た前この毛玉だらけの服を泣か せるじゃないか庶民に施しをするのは社長 として当然のことださっさと味わって汚い 貧乏人は 帰れみゆは突然テーブルを叩いて 立ち上がると荒野に笑顔を見せた ああありがとうございます大トロ食べた ことないから庶民の私は感激です私 ちょっとお化粧直してきますね 俺には分かったみゆは本気で怒って いるあそういえばみゆチャンネル美容駅 って検索してみてください ねトスの聞いた声で荒野に囁くとみゆは 化粧室に消えていっ たこやは面食らって動けずにいたが悪が スマートフォンで検索して荒野に見せ た俺も検索してみるとYouTubeの 動画がヒットし た再生するとなんとミが映ってい たはーいみゆチャンネルです今日はですね 私のおすめの美容液を紹介したいと思い ますミが紹介している美容液のロには 見覚えがあっ たさっき荒野がサンプルで渡したものと 同じだっ たえお前の奥さんYouTuberなの かそうみたいだ
なしかも再生数が ものすごい一体何が起こっているのか理解 が追いつかなかっ た何を隠そう私はチャンネル登録者数 100万人のYouTuberなのです よみゆは化粧室から戻ってき たさっきの美容液サンプルなんか見覚え あると思ったらお宅からの依頼で紹介した やつでした わ確かに言われてみれば宣伝に YouTuberを起用すると報告を受け ていた なとなるとうの会社の売上の8割はみゆ さんの所属事務所のインフルエンザーの 宣伝によるものということに なる美は眉間にしを寄せ たそしてさっき事務所に電話しときました わあんたの会社感じ悪いから今後は依頼を 受けないでって偉い人がオって言ってた からいやいやいやそれやばいじゃねえ かこやは明らかに動揺してい たデク誕生日おめでとう ん サプライズ2週間も先の話だけどな ありがとう荒野をこんなにうえさせること ができたのは正直痛快だった なんでお前みたいな奴が有名 YouTuberと結婚できたんだ よ荒野は俺に詰め寄ったいや俺も知ら なかった よそれは ねみゆはこれまでの経緯を話してくれた みゆが働きたくないと言ったあの日から YouTuberとしての活動は始まった 再生数が伸びるようになるまでは1年以上 かかった らしいリクのおかげだ よ俺の手を握ってみゆは言っ たリクが仕事も家事も育児も全部やって くれたから私はYouTuberとしての 活動に専念できたのリには本当に感謝し てるこやはもはや相口が塞がらなってい たお前 さ琢磨は荒野に話しかけ た高校最後の大会でスメになった時のこと 覚え てるああ俺は怪我で危なく外されそうに なったけどなんとかメンバーに食い込んだ ん だあれリクのおかげなんだ ぜどういうこと だスメ確定していたリクが監督に直談判し たんだよお前とじゃないとチームが まとまらないって言って な荒野は俺を見
た本当 かまあ実際荒野が必要だったからな 負けず嫌いで努力家だしいないと予選敗退 だと思ったし悪魔なんで知ってるんだよ 偶然通りがかって なそう か荒野は俺に頭を下げ た俺の知らないところで支えてくれてたの に俺は恩を仇で返していたんだなすま なかった許して ほしい分かってくれればいい よ まあでも俺の会社潰れるだろうし今までの 報いを受けたってことかああそれは大丈夫 嘘だ から ん事務所に連絡したってのは嘘私の一言で 事務所をそこまで動かせるわけない でしょうあけに取られる荒野を見て琢磨は 笑っていた たくまてめえ知ってた なちょっと考えれば分かるだろう騙される お前が 悪い仕事受けた時からリクの同級生の会社 だって知ってたんだデクから話で聞いてた からまあでもちゃんと謝ってくれてよかっ たよこれからもミクとはいい友達でいて ねその後店を出るまで思い出話で 盛り上がったしばらくしてゆの仕事が 落ち着いて時間に余裕を持てるようになっ た俺たちは2階建ての一軒屋に引っ越して 裕福な生活を遅れるようになっ た俺も余裕ができたので社会人サッカーを 始め た荒野も同じチームで毎月汗を流して水分 補給だと言いながら一緒にに行っている俺 は今毎日が楽しい