能登半島地震から1か月。
被災地ではいまだ復旧の目途が立たず、後片付けに追われる人たちが多くいます。
新潟県内では液状化や31年ぶりに津波に見舞われるなど、今も被害の爪痕が残ります。
改めて今回の地震を検証し、今後どのような対策ができるのかを考えます。
ゲスト:卜部厚志 教授(新潟大学 災害・復興科学研究所)
0:00 被害の爪あと残る新潟市西区から中継
2:38 元日を襲った『能登半島地震』
7:34 『能登半島地震』の概要
9:41 液状化被害の新潟市西区 なぜ被害が広がったのか?
17:11 過去にも液状化被害~『液状化しやすさマップ』
19:20 液状化の被害にあった住民は…
23:27 液状化の復旧方法と対策は
25:34 津波の脅威
31:16 2mの津波とは 30cmの津波でも危険
35:20 津波避難の課題
44:03 想定される震災 その時、私たちは
新潟市西区の前空地区ですこちらは元日の 地震で大きな被害を受けたエリアです連日 災害ボランティアの皆さんが懸命に作業を されています土砂の撤去そしてゴミの反 などが行われていますその会あって地震 発生から1週間と比べて大きく変わったの は土の数ですえ当時は各住宅の脇にかなり 土が積んであったですがこれでもかなり 少なくなりましたえただ地面の割れ屋 そして土あとは垂れ下がった電線こちらは 8歳当時からは変わらない状況 です地震発生から1ヶ月県内の被災地には 大きな爪跡が残ってい ますに襲った 自 [音楽] てる道路は陥没し建物は 崩壊県内でも大きな被害をもたらしまし た突然奪われた 日常震災に備えて私たちにできることと [音楽] は こんにちはの半島自身から間もなく1ヶ月 BSNニュースユナスペシャルをお送りし ますこの時間番組を一緒に進行して いただくのは新潟大学災害復興科学研究所 の浦淳教授ですこんにちはよろしくお願い しますよろしくお願いいしますよ願さ今日 は放送でお送りしていきます日曜日のこの 時間皆さんも一緒に地震について考えてみ てください番組のラインナップはこちら です液場化の被害津波の脅威そして想定 地震とその備えこの3ポイントでやって いきます先生ただ今回の地震に関しては液 場化津波この2つが大きなポイントになり そうですねそうですねあのま1日のえ県内 の災害ということを見ますとやはり新潟 市内の疫場化とま上越の津波ということが ポイントになるという風に考えています はいではまずは元日に県内で何が起きたの か振り返り ます年明世の中は新年への期待や願いで 包まれていまし た しかしかなり強い揺れを感じています パソコンパソコンが今倒れました ものすごい揺れです4時10分です東北 地方新潟県も揺れています東海地方信号が 揺れていますの 地長岡市で震度6弱新潟市中央区や上越市 など広い範囲で震度5強を観測しまし たいやすごいタイミング悪いリフトの上で 地震に合ってるというなかなかな悲劇 っぷり めっちゃ揺れてるやばいおおわあやばい
やばいやばい [音楽] やばいやばいやばいやばい早く抜けよ高速 道路では危な危山崩れ落ちたや山崩れ 危ない危ない危ない危ない危ない危な危な 危ない危な危そして午後4時12分県内に 津波警報が発表されまし た 上越時の関川では大きな音を立てて津波が 川を遡りまし たで雨がだんだんだんだん上がってってで あこれ水増えてんなと思った5分か10分 経うちに撃来ちゃっ たこちらは関川に設置された河川カメラの 映像です画面左側から津波が押し寄せ水が 宅のの高さまで上がっているのが分かり ますそしてわずか数十秒の間に川を登って いきまし た住民は避難所や高台を目指して逃げまし たあれだけの大きなゆ体験しました自身も 体験しておりますけどもいやそれの日で ありませんでし たをしたではすごかったですめっちゃ全身 震えて初めてだったから津波警報が出た もんだから急いでここへ逃げてきました ここが高台なもんだ からまた新潟市中央区や西区で発生したの は郵便局の駐車場かなり大きく陥没してい て泥水のようなものが溜まってい ます駅化現象です こちらの駐車場では止めていた車が水没し てしまいました地がどんどんどんどん 上がってきたもんですからうわこれもう これ大変だ水没しちゃうかなと思っ た場家の被害は住宅にもこちらここなん です けど2度目のね揺れがが出た時に ものすごくなんか水雨が降ってんかなと 思ったら地下から水が湧き出てたさらに こちらの家で は開かない開か ない大変ですね本当最悪だな これ人々は不安な夜を過ごしまし たそして1夜開けると上越市国道8号です 土砂が崩れて国道を覆っているのが分かり ます徐々に被害の全貌が明らかになって いきまし たあこちらも傾いてるのが分かりますね 失礼します おっと側な家 あ家の中もこうした隙間や段差ができて しまっています危ないですね これ新潟西のの小屋ですこちら家が崩れて います道路を塞ぐように河原が散乱してい ますなんか何がなんだかわからないもう
ショックだったしいも全部入れちゃって こちらの住宅では正月で家族が集まってい ましたが地震の被害に合い家族袖手で後 片付けに追われていまし たもうどうしようもねえよ ねどうしようもねえよしもねえねなるよう になるしかならねえ ねはいいつ起きてもおかしくない地震が 元日に起きました今回の地震はノト半島で 起きた地震ということになりましたが先生 概要を教えてくださいはい はいかなあ今回の地震はですねノート半島 の沖合いであの断層がこれ日本海でも多分 え最大級のあの大きさになるような 150kmのえ断層ができますできて しまいましたでここで活動していますのい でとサの間ぐらいまでがあのあま余震が 起こるといエリアになりますはいこれまで の県内であった地震と比べると規模はどの ぐらい違うんでしょうかそうですねあの 20年前の中越地震ですとあの断層の規模 30kmぐらいですのでえでエネルギーと して考えますとこちらは30倍ぐらいのえ ま強いエネルギーを出す出した地震だと いうことになりますはいその地震で県内に も様々な影響がありましたが液場化につい て見ていきます関根さん です はいまずは住宅被害について見ていきます こちらは市町村ごとの被害の一覧です県内 では今日までに1万10胸の住宅被害が 確認されています最も多いのがこちらです 失礼しましたこれまでに1万10宗の被害 が確認されていますそのうち最も多いのが 駅家などの被害が大きかった新潟市です 7200 宗207宗で被害が確認されていますただ 新潟市はまだ被害調査が終わっておらず 今後増えると予想していますではその新潟 市でこれまで理財証明書がどれだけ申請さ れたかくごに見ていきます新潟市では今日 までに 1万7000件の理財証明書の申生が出て いますがそのうちの7割にあたる西区で 746 の申請が行われてい ますなぜこれほどまでに西で場化の被害が 集中してしまったのでしょう か大きく陥没した道路 に道路を流れる 泥水各地で被害をもたらした化現 ですが4台 傾状で沈み込んでい ます特に被害が大きかったのは新潟市西 です剣道16号沿いや黒崎地区など70
か所以上で液場化による被害が発生し住宅 が傾くなどしまし た液場化減少のメカニズムはこうです砂の 粒子の間を地下水が満たしている状態で 地震が発生するとその振動で砂の粒子が 分離し地下水に浮いたような状態になり ますその後砂の粒子が沈むと砂や泥が 混じった地下水が地面の割れ目から 吹き出したり地盤神火などをもたらしたり し ますこの液浄化現象は1964年の新潟 地震で注目されまし た液浄化現象が起きやすい土地には3つの 特徴があり ます砂の盤である その砂が締め固まっていないこと地下水に 満たされていること ですこれはいわゆる疫化まそれもそうです けども疫化による粉っていう 現象場化を研究している新潟大学の穂坂 吉典助教 です地震直後から被害が大きかった地域を 回り調査を続けてきました 調査の結果見えてきたことがありまし た新潟地震の際共に疫上化による被害が出 た中央区と西区で被害の程度に差がある こと です中国の方はあのそれからま東区も含め て非常に広いエリアでま危険度も高くかつ 新潟市の時に大きな被害が発生していった という痕跡が残ってるんですけども今回は えほとんどが無 被害こちらは過去に駅化被害があった エリアを示すマップ です新潟地震の際は中央区や東区でも広い 範囲で液上化減少が発生していたことが 分かり ます新潟地震の際横倒しになった県営 アパートアパートがあったのは中央区の 川岸市長でした 西区では全区などの黒先エリアや剣道16 号沿いなどはかつての被害エリアが今回の 被害エリアと重なりますが中央区や東区は かつての被害エリアと比べると被害は 少なかったと言えるの です揺れの大きさの違いがその液量化に 至った場所と液量化に至らなかった場所の 違いととして現れたのか な穂坂助教が注目したのは揺れの大きさの 違い ですの半島地震で新潟市中央区西区の震度 計では同じ震度5強の揺れが観測されまし た一方で水計心の分布図では違いが出てい ますこれは実際に観測された震度などをも に象庁が震度系ののない場所の震度を推計
して表したものですそれによりますと新潟 市中央区のシノ川沿いでは主に震度4だっ たと推定されてい ます一方で西区は震度5強を表すオレンジ 色が広がっていて中でもJR寺尾駅付近や 堺東などでは震度6弱の揺れだったと推定 されているの です豪だと結構上化するってのはよく聞き ますので今回はそのボーダーだったのか なっていうのはあります ね中央区と西区で揺れの大きさが違ったと すればその差はなぜ生まれたのでしょう かそれを解明する鍵は地盤の硬さ です西が ま柔らかめの地盤が多いとで中国の方はま あのそれに比べるとま比較的 硬いボーリング調査に基づき穂坂助教が 作成した新潟市の地盤の表層30mの硬さ を表す分布図です西区や江南区に広がるの は赤色やオレンジ色の柔らかい 地盤それに対し中央区や東区は青色や緑色 の硬い盤が広がってい ますビルでも1回よりもあの 高揺れがきいのと似たような感じであの 深いとこよりも浅いとこの方が揺れが 大きくなるっていう傾があってそれが 柔らかい盤ほどあのその揺れの表層での 大きくなるなる割合が大きいと いう一方で穂坂助教は西では疫化に伴う別 の現象も発生し被害を拡大したと見てい ます盤が押してき てこう圧縮されたって感じこんなにもう すごくでかい 力被害が大きかった西区の剣道16号沿い は新潟佐と呼ばれる高台の裾に当たり ます地震による液上化現象で地盤が滑る ような形でずれまし たこを描くように地盤が動いたため地面が 盛り上がったり押し寄せられたりして被害 が出たということです 剣道からま左側に入ってま50m前後の ところまでは動いてる形跡は結構あったん ですけれどもまそれよりも高いところです ねはほとんど 及んでない よこうした被害はJRの越線の高さまでに 収まっていて地の高台は地下水の位が低い ため場の被害はんなかったそう です揺れの大きさや地盤の硬さ地形などで 被害に差が生じたと見られる西区と中央 区ただ穂坂助教は今回の地震で疫化が起き なかった新潟市中央区のエリアでも油断は できないと話し ます新潟地震と同じレベルの揺れがくれば もちろんあの同じ多分領域で多分液上化が
起きる可能性は十分高いのかな今回安全 だったからもう今後しないいていうことは ないという認識をしていただいた方がいい のかなっていう風に思って ますはい細かく見ていくと同じ地域でも 揺れの程度に違いがあったのかもという ところでえ被害も影響があったのではと いうVDでしたさこちらご覧いただきたい んですが北陸地方整備局などが出してい ます液場化しやすさマップです液場化の 危険度を5段階に分けて表示しているん ですがこの赤いところ分かりますでしょう かねここが危険度が1番高いところで そしてこのグレーになっているところが いろんな色に重なっているんですけれども 赤いこのグレーのところが過去に液上化し たところということなんですでこの赤い ところとグレーのところが重なっている つまり危険度が高いしこれまでも液上化し たことがあるという場所が結構広いように 先生感じるんですけれどもこれどうご覧に なりますかはいあのVTRにもありました ようにこのグレーのところというのが実は 60年前の新潟地震の時に実際に液上化が 起こった範囲をま当時の街の範囲で調べ あの調べたものが示してありますで液上化 というのはこう同じ地盤ですと必ず 繰り返してしまうという特徴がありますの でまそういった意味でこの視安さマップの 中にはその可能性として1番危険度が高い ですよっていうことで繰り返し性という 特徴を見てあの重ねて表示がしてあります うんで今回の地震ではこの危険度通りに液 場化の被害が起こってしまったということ は言えるんでしょうかそうですねまさに その通りでしてあのまいろんな条件とか 地盤の条件ありますけども1番その液上化 しやすい砂があってまた地下水が高くてで 過去にもしたところという風にまさにこの 予測されているところで浄化が起こって しまったということになりますはいまこの 辺り2宿ですけれどもC全体がしやすいと いうことも言えるんでしょうかねそうです ねあの全体を見るとですねもっと揺れもう 少し強く揺れもっと長く揺れますとあのの このえ過去のところもありますしこの ピンクのところも含めて液上化する可能性 が高いという風に示してありますのでま あの考えていく必要があるという風に思い ますはいで番組冒頭で黒崎さんが中継 リポートしていたのがこの西区の全区と いうところです西区の全区には黒崎さんが います再び呼んでいます黒崎さん です新潟市西区全区で住宅が被害に遭われ たという坂口さんのご自宅に伺っています
大変な時に失礼しますよし願いいどです よろしくお願いいたしますあの理彩証明書 が交付されまして大規模反回という結果に なったということですけれども住宅どんな 被害があったでしょうえ駅場家に伴ってえ 建物の周りえそれからえどの音があったん ですけど家の中ではええ傾きがありますの でドアが自然とあ開いてきますよね何もし ていなくてもこう扉が開いてしまうこちら に傾いてますからねあ確かにこうちょっと いるような感じはありますけれどもあの奥 様もやっぱり感じられますかそうですね ちょっとこうここにいると気分が悪くなり ますよねああそうですかじゃすいません 大変な中へよろしくお願いいたしますあの 地震から1ヶ月経ちましたけれども今の 思いはいかがですかまあの地震が起こって から地震の後片付けこれが非常に大変でえ その中でえボランティアの方々の協力 いただきましてえ建物の周りとそれから 床下これの土壌の書き出しとそれから撤去 これはスムーズに進進みましたので非常に あのボランテの方々の助けがあって感謝し ておりますそれからもう1つは24日に 理彩証明書をいただきましたのでえ次の ステップに進める非常にこれが喜ばしい ことでこれから我々はもっと前倒しに できるかなと思ってますうん次の見通しが 立ったというだけでもほっとしますよね そうですねただ大変なことがありますけど ねうんそうですよねあのお二方はやっぱ三 あの三重県のご出身だとお聞きしました あのまご主人もねあの今転勤が多い仕事で その仕事を幽体されてあのこれから新潟で 楽しい生活ができるというさ中だったん ですよねそうですね65歳で丁年退局し ましてえそれから5年経ってやっとこれ からこの家にも馴染できましたのでえ ずっと夫婦で生活しようというその時です よ ねあのそういった時にこう震災に遭われて あの奥様はいかがだでしたもうすごい ショックですよね本当これからどうして いいのか分からないような感じではい こちらの住宅は立ててどれくらいですかえ 29年ぐらいになりますねああそうですか まそういったさ中のこういう震災という ことですからこう今こう思ってることって のはどういったことでしょうま表るという か生活の場要するに家をどういう風に 元通りに直すかそうしないと落ち着かない ですねただそういう元通りに戻すと言って もまずはこの立て方直し方が非常に たくさんありますけど費用が多になると これが非常に悩ましくてえどうしようかと
前向きにやらないたのですけど非常に 苦しい状況がこれからうんあるのかなとで も奥様としてはやっぱりここに残りたいと いう気持ちがそうですねもう30年近く ここにいますからもう土台ができてるって いうかお友達もいっぱいいますのでね やっぱり離れたくないですよねうん本当に こう復興に向けてねかなり尽力されていく と思いますけれどもえあの新潟市西全区に あります坂口さんのご自宅からえ中継でお 伝えしましたどうもありがとうございまし たありがとうございまし た浦辺先生このはい害響がいているの心 ですよねそうですねまこれからあのどう いう風に家を戻すんだってことを考える ことがたくさんある中でやはりあの傾いた あのあの家にまとりあえずいるということ にですとやはりあのえ目前がするですとか ま気分が悪くなるとことがありますので まずその心もあの大切ですけれどもその 体調も管理をしていただいて先を考えて いただければという風に思いますはいさあ この液化というものに対してはどのよ復旧 方法と対策があるんでしょうか先生に教え ていただき ますはいはいはい気場化の場合はですね 残念ながらあの土地を変えない土地をあの 改良しない限りは繰り返す災害になって しまいますのであのま住宅を再建されると いう風にお考えになったという風にあなる まことが多いと思うんですけどもまその際 にですね是非自慢の改良ということで方法 としてはですねま悔をたくさん打ってえま 住宅を支えるっていう方法とあと疫上化し やすい砂があの家の下にありますのでま それを固める薬品がありますのでまそれを 注入してえ地面を固めてしまうっていう 方法とあとその地下水がこうあの地面の ところまであるという地下水がすぐそば まであるということが液場化で家が傾く 原因になりますのであの排水地下水を排水 して液上化しない地面を作ってしまうと いう3つのやり方がありますはいまこう やって個人のオタク1つ1つで対応すると いう場合もあれば2007年の中越沖地震 の後に柏崎市では団地で対応したという ケースもあったようです ねそうですねえっとえまあのえっと山本 団地というところなんですけれどもえです ね今出ていますけれどもあのここもですね あの疫上化が起こってでまさに今の寺尾 地区と同じように液晶化をして斜面が少し 動いているという現象が多発しましたで ここの場合はあのえまそうやってあの地盤 ごとを作り直すというえ国の補助金を採択
されうんてですねあのま皆さんがそのま やるんだということで合意をされてえ個人 負担も伴いながらみんなでこう再建をした という例になりますまこうした待ちことと いうのもこれから考えられるケースには あるんでしょうかねそうですねあのなる あの被害が集中しているってことが分かっ てきていますのでまあの山本団地友達後報 じゃないかもしれませんけれどもあの国の 授業というものも視野にあの住民の負担を なあの少しでも減らしていくっていうこと が求められるという風に思いますはい個別 の対応そして全体の対応があるようです この後は津波の脅威について です地震発生から2分後の午後4時12分 県内に31年ぶりとなる津波警報が出され 上越士にはサイレンの音が響きまし たく てる上上がれ 津波は防波堤を 乗り越え高台から必死に避難を呼びかけ まし た上越市では津波が関川などを場流の小川 を訴した津波に車が飲み込まれそうになる 瞬間 もそして上した津波は住宅街へ 流れ込みで床上水14胸が床下神水の被害 を受けましたこの冷蔵庫もだめえっとそて 食器棚がこあってねそれも 全部大体ここまでこここら辺まで水来た から大ないよねせていたんだけども来たら もう津波は夏場に多くの人で賑わう海水 浴場にも なんともも言葉出ないぐらいでしたねはい そうですね はいそうですねもう何も残ってないという かまもう要はもう瓦礫の山にしか見え なかったんでま壊滅状態っっていう感じ でし た名越海水浴場にあった海の家や自動販売 機などが流されまし た陸上での最高到達に相する はでは 4.7m海水浴場から4km先の船公園で 5.8mだったことが気象庁の調査で 明らかになってい ます嫁に来たはもかこれ59年ぐらい経つ けどねこんなの初めて です地元住民も経験したことがなかったと いう 津波数の映像や専門家の調査でその特徴が 見えてきましたその1つが到達時間の速さ ですこの家まで来てるんです ねそこの高今回の津波を調査している長岡 技術科学大学の犬か直行準教授です犬か準
教授は地震発生から短時間で津波が襲って くることが日本海側の特徴だと指摘し ますだとともある比較的近いということで あの発生した津波が比較的早く陸地にあの 到達するという風に考えられます 350kmぐらいあのま新幹線の望みとか くりと計算すると震源費からですとま10 分前後ぐらいで到達するような地形かなと いう風に考えて ます犬教授は地震発生後糸井川市には第の 津波がわずか8分ほどで到達していたと 分析震源域付近での津波の電波がとても 早いので上越市トガの星の方にあの津波が 早く触ってるのが分かり ますまた津波の速度は付近の海の水深が 関係していると言い ます水深が深くなりますと津波が進む スピードが早くなり糸川の方では水深が 深い状態が続いているということでえ つまり津波が進むスピードがとても早いと いうことが 分かるその後地震から19分後に上越士に 第1波が柏崎市は20分後に到達したと見 られてい ます2つ目の特徴は最大波の到達時間 [音楽] です上越の海沿いの道路に向けて設置され たカメラの映像です犬準教は第1波が午後 4時29分に到達したと見ていますがこの 時間帯海には白波が立ってい ますしかしその5分後の午後4時34分波 が一気に押し寄せ数分前まで車が走ってい た道路は一瞬にして津波に飲み込まれまし た石川のカメラも最も大きなのを捉えたの は午後4時35分頃第1波到達から数分後 です犬準教授は最も大きかったのは第1波 ではなく第1波の後にやってきた津波だっ たと見てい ます水面があの変動始めて少し時間が経っ たからといってもうこれ以上の高い津波が 来ないという風には考えて考えない方が あの安全かと思います 犬海準教授は名越地区に到達した最大の 津波は2mほどの高さだったとしています 2mの津波の脅威と [音楽] はこちらはBSNのバーチャルスタジオ です名越地を襲ったと見られる2mの高さ の津波一体どれほどのものなのでしょうか こちらで確認をしてみたいと思います えこのように私身長160cmなんですが え大人がこうすっぽりとはまってしまう ような高さということですねはい今これ シミュレーションですけれども怖いですよ ねそうですね2mって結構高いですね
やはりはいはいえ先生もしこの2mの津波 が住宅に流れ込んだ場合家などはどのよう な被害が出そうですね2mのものの津波を 直撃を受けるとやはり家ごと留出する可能 性が非常非常に高いという風に思います はいということは事前に避難はした方が いいですかはい逃げなければいけないと いうことになりますはいはいえ一方今回 新潟市中央区で観測された津波は30cm でした30cmがどれくらいかと言います とこのような形です見えますでしょうか私 の膝下よりも少し低いくらいのはい高さ ですねはいこちらご覧になっている皆さん もしかしたらこれくらいの高さであれば 大丈夫ではないかと思われるかもしれませ んがこの映像をご覧 くださいこちらは30cmの津波を再現し た実験です大人の男性が立っていられない ほどの威力でロープにしがみつくのが やっとという状態です先生30cmでも 危ないですねそうですねあのVTRだと こう速さの感覚がななんか見えにくい ところがありますがあの多分あの沖合い もっと早いんですけれども上がってくる 30cmの波でも小学生の高額年のあの 子供たちが全力で走るぐらいの速さで 当たってきますのでまやはり衝撃が強くて ま逃げられなくなってしまうとことになり ますはいこれだけの高さでもそれだけの スピードで来てしまうともう立っていられ ないというわけそうですねそのまま流され てしまうことになってしまうとはいはいで は避難に関する情報を見ていきましょうえ 気象庁は津波に関してこのような情報注意 法や警報を発表してい ますこれらの情報は地震発生後およそ3 分間で発表されますまずは黄色の部分です 予想される津波の高さが20cm以上1m 以下の場合は津波注意法注意法が出た時は 海の中にいる人は直に海から上がって海岸 から離れることが必要です赤色の表示が 津波警報です3m以下の場合ですそして さらに大きく3Mを超える場合は大津波 警報が発表されますこうした警報が発表さ れた場合は沿岸部や川沿いにいる人は直に 高台や津波の避難ビルなど安全な場所に 避難するよう呼びかけられていますえ今回 の地震では県内に31年ぶりに津波警報が 発表されました先生この新潟で津波の頻度 というのはどんな状況なんでしょうかそう ですねま新潟も含めて日本海の北側の方で あのこれまでの津波とことを見ますと新潟 地震があってえ日本海中部地震があってえ オシ里島の地震があってていうことでま 10年に1度ぐらいはあの大きな津波が
発生しているでたまたまあのこう30年 空いているということで実は日本海側も あの派は違いますけれどもいんところから 津波が10年に1回ぐらいは来るというの がこれまでのえ状態になっていますという ことはま残念なことに新型でも確実に津波 のリスクがあるということ ですではこの津波に対してどのように行動 したら命を守れるのでしょう か関川の加工からほど近い上越市港町1丁 目津波発生から間もなく1か月 未だに町には津波の爪跡が色こく残ってい ましたえ石を訴した津波はえ私の身長より も高いこう2m以上乗り越ええ住宅街へ 流れ込みまし [音楽] た避難所となっていた旧古野小学校の屋上 から撮影された映像 です校舎の屋上でも津波の恐ろしさが 伝わってきたそうですもう恐怖恐怖だった しあ終わったかもしれ ない多くの住民が避難したのがこの旧古野 小学校でし たただ本来は別の場所に避難すべき住民も いまし た港町1丁目2丁目には避難所である旧 古野小学校の他に 名越港にある佐木線ターミナルビルや企業 の量公営の賃貸住宅など4つの津波避難 ビルがあり ます加工付近の住民にとって自宅から近い のは津波避難ビルですが少し離れた校舎を 目指すという認識を持っている住民もい まし た風小学校行きません行く時間がなかった 港町の津波避難について調査をしている 自主防災組織の泉秀夫さんはその間に文集 的な行動そういうものにどうしても 引っ張られてしまうということと僕らの方 の避難訓練の力不足ももちろんあると思う んです よ泉さんらは住民にアンケート調査を行い ましたまだの途中ですが43人のうち旧古 に逃げた人がおよそ半数の21人で指定 避難ビルに逃げた人はわずか4人でした 残りの人は親戚の家や他の施設に避難して いたということ ですなぜ津波避難ビルではなくより離れた 学校などを選んだのでしょう かかつて町の会長を務めていた大石さん は向こから波を寄せてくんのに波に向かっ て逃げていくなんてな考えられないです もん ね自宅より海に近い佐木線ターミナルに 向かう恐怖感
や人が住んでいる量や賃貸住宅に避難する 遠慮などがあったよう ですまた中には佐線ターミナルに向かった ものの鍵が空いていなかったた 案同者に避難した住民もいたということ ですウイルスは年1回ほど避難訓練を実施 していました上越士は越地区で津波による 親水が始まる時間を地震がおよそ10分と 想定してい ますただ今回のアンケート調査ではこれ までに回答した32人のうち21人が震 発生から10分以上経ってから避難を始め ていたことが分かりまし た今まで港町この地域にこれだけの津波が 来たことがなかったのでいよいよなんか そのテレビでどこかに津波が来たとかいや 実はでかいぞというのが後から後からその 情報を受けてこれ本当にまずいんじゃない か実際に地震発生からおよそ20分後に 撮影された写真には外に出て海沿いを見て いる住民が移ってい ます一方港町1丁目にはそもそも10分間 では津波避難ビルにもたどり着けない地域 があり ます学校から1番距離取りで訓練して時間 設定して10分以内に逃げてきてください よということでそういう設定して逃げて 訓練はやるんですがいつもここ残っちゃう んですね間に合う 防上越手はそうした地域を避難困難区域と づけています %自分たちのお住まいの近く で頑丈な建物のあるオタクだったりあの 会社の建物を見つけていただいてそこに こう逃げ込むというようなことを検討して 是非ともあの訓練などしていただきたいと いうお願いをしているというのが現状で あり ます 港町の町内会は避難困難区域の高齢者らに ライフジャケットを配布していますがる か逃げ遅れたらどうするんだってもうどう しようもないじゃないですかでもできる ことってじゃあ水に浮いてようかって話 ですつなみにベストそんなものっていう風 に多分言われる方が多いんでしょうけども そうやってでも命作り上げたい 避難困難区域の住民も確実な避難ができる 場所を建設できないかかつて市議会で議論 されたこともありまし た年で要望してえ地に立てると話もあった んですけどねそれどういうあれかゲになっ ちゃった から上越士も検討を進め専門家と調査し ましたが専門家からはハード面での対策が
必要になるのは数千年に1度の災害だと 指摘されたそう ですすぐにこう避難できる勤労な建物頑丈 な建物を見つけてそこに逃げ込むという いったようなソフト面の対策を講じてで それを周知しあの訓練をしていくっていう ことの方が大事だ と港町防災対策委員会は今回の教訓を 踏まえ 最初の 出足港町独自のあの避難マニュアルって いうのがやっぱ必要地域の実情とかその 住んでる方の実情に合わせた港長だけの やっぱり避難訓練を組み立てていかなきゃ いけ ない海近くの指定避難所に住民は避難し ませんでしたが先生どうご覧なっています かそうですねあのVTRでもおっしゃって たように海に近い方に向かって避難所に 行くというのは行かなくていいという風に 思いますあのはいであのま避難所に行くと いうことを訓練の中心にまあのやって いただいてきているわけですけれども やはりその避難所じゃなくてていうかあの 安全な場所高いところという場所の問題 ですので避難所という建物にこだわらずに えとにかくですねやはり海とか川がすぐ目 の前に見えている方はとにかくま逃げて 後ろに下がって津波と逆の方はいに行って で少し高いビルですとかあるいは会社の量 でもあのアパートでもあの何でもいいので その丈夫なあのまあのできれば コンクリートの建物にえ避難をして いただきたいという風に思いますはい今回 あの住民の方の中では地震発生後から10 分で避難できたかどうかというところで 判断が分れたようなんですけれどこの10 分という時間はどう感じますかそうですね なかなかその揺れが収まってですねあの どうするうところから始まると思うんです けれどもそのどうするの時間が非常に もったいないですしあのまもっとあの上越 で予測されている津波というのはあの来 ないかもしれませんけれどももっと大きな ものが早く来るっていうことにあの予測さ れていますのでもうできる限りのことはし ていただいて少しでも反対海と反対方向の 高いところを目指していくということでま 地域でですね地域の実情に合わせてあの 相談をして地域の皆さんでじゃここに行こ うっていうのを決めていただくのが1番 いいかという風に思いますはいさあここ からは将来圏内を襲う可能性がある地震に ついて考えていきたいと思いますこちら ご覧くださいこれまで県内多くの地震に
見舞われてきています60年前の新潟地震 2004年の中越地震そして2007年の 中越置き地震とありますがそれぞれ地震の 特徴違いがありますねそうですねま地震の 大きさもえ海域化という特徴もあります けれどもまあの新潟地震の場合はこの写真 にありますようにとにかく特にあの疫上家 ということが世界ではい初めてこう観測さ れてま津波も来たという特徴がありますで 中越地震の場合はですね山手の地震でした のでま中産間地ということでま避難困難で あったり復興どうするかとかですねあと 斜面災害っていうのが多発したという特徴 がありますでえこの中越大きいのは柏崎 市内が中心の被害になりましたのでま町 っていう町の建物ということが中心になる ということでそれぞれその特徴が違うと いうのが最近の我々の圏内で起こっている 災害という自身災害にはいなりますはい そして今後も県内は大きな地震が発生する 恐れがあります県はこの9のの場所に関し て大きな被害が発生する恐れがあるとして え想定して注意を呼びかけています先生 どんな違いでしょうかかなり多いですね そうですねかなり多いんですけれども特徴 としてはですねあの内陸にあるものは我々 のすぐ町の近くにあるってこといわゆる 直家型地震だということで強く揺れ るっていうことになりますまた津波の場合 もですね今想定してる大きなもっていうの は我々の住む町のすぐ沖合いにあるので すぐ来る少し高めのものが来るということ がえあの考えられていますはいそして県は 被害のシミュレーションについても行って いましてあの浦部先生もあのね作業には 携わっていらっしゃるんですけれども最も 大きい被害が想定されるのがここです長岡 平野声援断層隊というところでこれが非常 に大きな被害最大で8000人が亡くなり 17万胸が全開するという甚大な被害想定 がありますこれまでの地震とは比べ物に ならないくらい大きな被害想定ですがどう してここまで大きな被害があってしまうん でしょうかそうですねまず断層が長く 揺れるあの動くかもしれないってことが1 つあるのとあの我々が新潟県内の方が多く 住んでいる平野部のすぐ西側にある断層と いうことでえ大きな被害が予測されてい ますはいこの被害少しでも減らすことは できるんでしょうかそうですねやはりその あの今回のですねえ1日の地震元旦の地震 でも津とか和島ですと多くの亡くなった方 が建物が倒れてなくなったという情報が来 ていますということでやはりその旧大震 1981年よりも前に立てたお家は旧大震
と言ってあの地震の時にま東海しやすいと いう風に分かっていますのでまそういった 家をですね少しでも強くしていくあるいは 立て替えていただくというのが1つ1つの 災害を減らすえ死者を減らすことにつがっ てきます具体的にはどういったことが できるんでしょうそうですねあのま 立て替えるってことはあのタイミングが ありますがあのまリフォームをするという 時にもですねあのあの一緒にですね耐震は どうなんだろうってことを考えていただい てまリフォーム含め耐震補強っていうこと もできるかもしれませんしあるいはえまと まずはその家具を止めるとかですねタスを 止めるっていうことからしてえ室内で倒れ てきたものから命を守るってことにもやっ てあのそういう取り組みをしていただき たいという風に思いますはいそして県は 住宅の震化もどれだけ被害を減らせるかと いうシミュレーションを行っています こちらです耐震化による減災効果全回は 86減なくなる方は85%減など0にする のがいいんですがかなり減らせるこの減災 効果というのも見逃せませんよねそうです ねもうこの計算の根拠になっているのが やはりその建物が壊れなければなくなら ないというそういうことを示していわい ますのでまとにかくその建物のま壊れない 風にしていきたいあの室内でのリスクはい を減らすということが重要だということを データで示していますはいその他にも今皆 さんでできる対策がありますこちらです まずハザードマップの確認ですえ津波被害 の危険があるエリアがどこなのかまた土砂 災害疫場化などの危険の有を確認すること が重要ですさらに食料水生活必需品などの 備蓄を最低でも3日備えておくことなどが 非常に重要ということですさあ浦辺先生 視聴者の皆様にこの地震への対策備え どんな呼びかけができるでしょうかそう ですねまガナ1日の地震でもですね大きな 被害が出てしまったわけですけれども我々 が県内で想定している地震津波というあの えものはですねもっと大きく揺れてもっと 大きな津波が来てもっと早く来るいろんな 被害が出るってことを考えているものです のでまそれを参考にですね是非備えを進め ていっていただければというふに思います はい今日は新潟大学災害復興科学研究所の 浦淳教授にお越して解説いただきました ありがとうございましたあうござ ありがとうございましたま今日1時間番組 お送りしてきましたけれども白時中地震の 備えだとか対策について考えることはこれ できませんねただこの番組をきっかけに
番組終わった後5分でも10分でもご家庭 で考えていただくそして月曜日に職場で 少しだけでもミーティングをしていただく というところで大切な命自分の命守ること につながると思います今日はBSN ニュースユナスペシャルお送りしました 失礼します失礼します