Home » Announcers » 美人お天気キャスター » 【総集編・朗読】美人の義姉が頻繁に家に来て俺のお世話をしてくれる。妻を亡くして絶望していた俺にとってはとても有難い。しかも彼女の奉仕精神は凄まじく… 感動する話し いい話

【総集編・朗読】美人の義姉が頻繁に家に来て俺のお世話をしてくれる。妻を亡くして絶望していた俺にとってはとても有難い。しかも彼女の奉仕精神は凄まじく… 感動する話し いい話

by ANNAPOST



この物語は50代の女が作ったフィクションです。
私自身の体験や人から聞いた話などを元に創作しています
少しドキドキする純愛物語や、禁断の恋、感動話などをお届けいたしますので、お楽しみ頂けましたら幸いです。

登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。

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俺の名前は中村明妻のフミは俺の幼馴染み でずっと思いを寄せていた女性だフミと俺 が急接近したのはメイのつかと住むことに なったのがきっかけだった建築業の仕事を していた俺は平凡だけど平和な毎日を送っ ていただがある日俺の生活は一変した俺の 姉夫婦が交通事故で突然なくなってしまっ たのだ雨の日の夜義兄は娘の鈴鹿を実家に 預け姉をに車を走らせた濡れた路面で トラックがスリップして義兄が運転する車 に正面衝突8歳の鈴鹿は突然両親を失って しまった1番辛くて泣きたいはずの鈴鹿は 泣かなかった姉が手作りしたウサギの ぬいぐるみをぎゅっと強く抱きしめっ ぱなしだったのも覚えているその姿が余計 俺の胸を締めつけた両親が鈴鹿を引き取る と言っていたが70歳近くの両親には体力 的に厳しく母が病気がちだったこともあり 無理をさせたくなかった何より俺と姉夫婦 の家は近かったから学校を変える必要も ないし両親との思い出を感じられる土地が いいと思った俺は両親を説得し俺が鈴鹿と 住むことになった姉夫婦の家には しょっちゅう てると思っていたお兄ちゃん髪の毛結んで お弁当は可愛いうさぎちゃんがいいねえ お兄ちゃんねえお兄ちゃんが作るご飯って なんで色ばっかりなの小学3年生になる名 の鈴鹿は子供の頃の俺よりおマさんで しっかりしていたしかも女の子だから男の 俺には理解不能なことだらけ住んでみると 想像以上に大変で俺は毎日がパニックの 連続だったそんな正しい日々を過ごしてい た日曜日朝早くにピンポンとなった鈴は 張り切って玄関に向かい俺はその後を 追いかけた玄関を開けるとそここに立つ 女性を見て俺は驚いたそこには俺の 幼馴染みが笑顔で立っていたしかも大きな スーツケースを2つも持ってフミと俺は小 学校からの幼馴染みそして密かにずっと 思いを寄せている相手だったフミなんで ここに俺の質問に答えるより先にフミは ずかずか俺の家の中に入ってきたそして リビングを見渡して一言あら家の環境30 点可愛い女の子を育てる環境じゃない おいおいいきなりなんだよ確かに毎日 忙しくて掃除に手が回っていないのは事実 だけどさそんなストレートに言うか俺は口 をとらせフミ何しに来たんだよあらの お母さんにこの間ばったり会ったのよ話は 聞いたあらが慣れない中頑張ってるから よかったら顔出してくれってもう早く私を 頼ってよ私保育園の先生よそう言われて 思い出したそうだフミは幼児教育のプロ だったというわけで1ヶ月ここに住んで

あらを鍛えることにしたわまそれは お母さんには頼まれていないけどそっちの 方が高率いいと思ってねア然としている俺 にお構いなくふみは笑っていったそして すかににっこりと笑いかけすかちゃんね 初めまして私ふみって言いますお兄ちゃん とはね子供の頃から仲良しなのこれからは お姉ちゃんにも色々手伝わせてね女同士 いっぱいおしりしようふはしゃがみ鈴と 目線を合わせて話を始めたありがとう お姉ちゃん 最初鈴鹿は恥ずかしそうにフミの質問に 短く答えるだけだったでもさすがふみ数 時間後には鈴鹿はさやの後をついて歩き 休むことなくおしりを始めたフミは鈴鹿と おしりをしながら敵はよく家の片付けを 始め見る見るうちに家の中が綺麗になって いった俺はと言うと何をどうしていいか 分からずただただフに見惚れていた今でも フミとは時々会って食事をしたりしていた がこうして家事をするフミを初めて見た 普段と違い特別おしゃれをしているわけで もないフミはすごく自然体でより近くに 感じた俺はついフミが奥さんだったら こんな感じなのかななんて想像しつい顔が 似いてしまったすかちゃんお姉ちゃんと 一緒にご飯作ろうかお手伝いしてくれる うんお手伝いする完全に抜きでとのははみ 楽しそうだったふと鈴が俺の方に駆け降り 小さな声で言ったお姉ちゃんすっごい嫌い だねお兄ちゃんの好きな人でしょ顔が嬉し そうだよすか応援してあげるそう言って にっこり笑いフがいるキッチンに戻って いったまだ8歳のすかにまで俺の心はお 見通しなのか俺は少し恥ずかしくなり ながらもやはり意識せずにはいられなかっ た長年好きだった女性と一緒に住む浮かれ ないわけがない鈴鹿のためとは分かってい てもこの状況が嬉しくて仕方なかったフミ が来た1日目はあっという間に過ぎた鈴鹿 はどこかで姉の存在をフに重ねたのかも しれないあんなに嬉しそうにはしゃぐのを 久しぶりに見たそして疲れたんだろうな 20時前には寝てしまったフミが来てくれ たおかげで俺には少し時間ができのんびり ビールを飲みながらリラックスできたお 風呂気持ちよかったあら 私にもビールあるテレビを見ている俺に フミが声をかけてきた振り返ると 風呂上がりのフミがパジャマ姿で立ってい たパジャマ姿なんて初めて見た柔らかそう な素材のパジャマで無防火に見えるその姿 は目のやり場に困ってしまうほどだった そして子供の頃のすっぴん見たことはある が大人になってからのフのすっぴんてで

ドキッとしてしまったまじまじと見ないで よ恥ずかしくなるじゃないフミはすっぴん でも全く変わりなく美人で風呂上がりの顔 は少し好調していたそれがすごく魅惑的で ずっと見ていたいとさえ思った何よりも素 のフミが俺の家にいるってだけで俺は ドキドキしっぱなしだったごめんごめん ビールなちょっと待って我に帰り俺は慌て て冷蔵庫からビールを出しフミに手渡した 美味しそうにビールを飲んでいるフミに ありがとななんか迷惑かけちゃうねでも 本当に助かるよ頑張って早くいろんなこと を覚えるからさよろしくお願いしますそう 改まって言うと私たちの中じゃない私を 頼ってよあのためなら私何でも頑張るから ふみは俺を見つめていったそれが幼馴染み としての友情なのか恋愛感情からなのか 聞きたいのに勇気がない俺は結局聞けない ままフミは就寝してしまったそれから毎日 鈴子は楽しそうにしていて密かに俺も幸せ を感じる毎日だったでも同時にフミが滞在 する残り日数を数えてしまうようになって いた始まったばかりなのにあと何日でふみ との生活が終わってしまうって仕事が押し てしまい残業になって帰った日のことだ ごめん遅くなったそう言って帰るとふみは お疲れ様ご飯できてるよ私たちは先に食べ ちゃったすかちゃんは部屋で宿題してる そう言われ食卓を見て俺は驚いた鈴が来て からはずっとはすかに合わせて子供向けの ご飯だったでも目の前にあるのは俺の好物 であるピリカラホルモンや冷ややっこイカ の煮つけなどがあったそしてフミは絶妙な タイミングでビールを差し出してくれたお 疲れ様たまにはこういうのを食べたいかな と思ってあらすっごい頑張ってるじゃない だから私も頑張ってあらのために作ってみ たのどうかなそう言いながらフミは俺の 向い側に座り一緒にビールを飲んだふに ありがとうよく俺の好物知ってたな一気に 疲れが癒されるよ俺は満面の笑みで言った そして心の中で改めてフミは最高だと思っ た鈴鹿のことだけでなく俺のことも考えて くれていたことに感動したでもフミは育児 と家事を手伝うためにいるだけ俺が慣れた 頃フミはいなくなるのは分かっているでも 心の中では本当はずっとここにいてほしい 俺と暮らしてほしいという思いが日に日に 膨らんで そう思っているとこういうのなんかいいね 3人で家族になるの私あのお嫁さんに なろっかなフミがほろ酔いの顔で笑い ながら言った俺の心臓がどくんとなった もしかして俺と同じ気持ちでいるのか酔っ ているとはいえ嫁ってその夜俺はフミとの

関係について初めて真剣に考えたここまで 好きだと思える女性はもうこの先きっと 現れないことだけを考えて逃げ腰になるの はやめよ告白するそう決意した方法は決め ていた俺はフミのことなら何でも知って いる好きな花はチューリップ好きなケーキ はイチゴのショートケーキ俺は仕事帰り 商店街によって花束とケーキを買った嬉し そうに受け取ってくれるフを想像しけて しまった信号待ちをしている時だったふと 向い側の通りを見ると歩いているフが見え た今花ケーキを見られるわけにはいかない 俺はとっさに隠れたそっと物かけから様子 を見て驚愕したフミが駆け寄って行く先に は知らない男がいたすごく嬉しそうに笑顔 を向けていたそして2人は俺の家とは別 方向に歩いていった俺何を勘違いしていた んだ手に持っている花束とケーキの箱が さらに俺を虚しい気持ちにした力なく家に 帰ると鈴鹿が明るく迎えてくれたでも勘 いい鈴鹿はすぐお兄ちゃんどうしたの元気 がないみたい心配そうに聞くから大丈夫だ よちょっと使れただけあすかケーキ買って きたから食べようかフミが帰ってくる前に 処分したかったケーキの箱開け中身を見た 鈴鹿はお姉ちゃん帰ってきてから一緒に 食べようフミに気を使ってたと思った俺は 大丈夫だよ後でフミには違うのあげるから そういうもお兄ちゃん違うでしょその チュリップもいちごのショートケーキも お姉ちゃんの好きなものだもんお姉ちゃん が前に教えてくれたお兄ちゃんお姉ちゃん のために買ったんでょ私まつ一瞬ふみは別 の人が好きなんだと言いそうになった 分かったよじゃあフミを待とうね不本意 だったけどそう返事をした夕食の準備をし ているとフミが帰ってきたただいまいつも の明るいフの声鈴はおかりとにかより早く 早く見てそう言ってフの背中を押し花束と ケーキを披露したこれお兄ちゃんが買って きたのお姉ちゃんのために最悪な展開だっ た振られた後のリアクションをどうしよう かと思いながら気まずそうにフミを見ると フミの目には涙が浮かんでいて俺は驚いた ら私の好きなもの覚えてたの好きなもの 話したのなんて多分小学校の頃よね忘れる わけがないあうんいつも世話になってる から礼になそう言うと鈴鹿が間に入ってき たお兄ちゃん格好つけないのお兄ちゃんは ねお姉ちゃんのこと大好きなんだよ私知っ てるもん言っちゃった俺は顔から火が出 そうなくらいだった何も言えずにいる俺に フミは私も好きだよあらのことその目は まっすぐに俺を見つめていたでもフミが 会っていた男のことが頭から離れず俺は

もう期待はしていなかっただからフミが 言う好きは幼馴染みとしての好きだと思っ た夕食が終わり鈴鹿が寝た後俺は1人晩酌 をしていたまやけ酒だな静かに飲んでいる とフミが話しかけてきたあらありがとうね すっごく嬉しかったそう言って俺の隣に 座ったふみ俺たちの面倒を見てくれて ありがとなでもいつまでもフに頼って ばかりはいられないそろそろさやを解放し てやらないと好きな男とデートもできない んじゃ申し訳ないそう思ったあらなんで そんなこと言うの私に出て行ってもらい たいのフミは珍しく少し感情的になってい ただからつい俺も釣られて行ってしまった フミが出ていきたいんじゃないのかここで 俺たちの世話をしてたら男とデートもでき ないだろは私がいつデートしたいって言っ たあら私のこと何も分かってないどうかな だって今日若い男と一緒にいたじゃんもう どうにでもなれそんな気持ちでつい言って しまったするとふみはクスクスと笑い始め たそれ保育園の不景だよ奥さんが入院中で ねお父さん1人で子供の面倒を見てるの その子少し上々不安定になっちゃってて 相談に乗ってただけだよあらの勘違いそれ 見たからずっと機嫌悪かったの口数少なく て心配してたんだなんだよかった全身の力 が抜けなんだか一気に酒が回ってきた気が したよかった今良かったって言ったよね フミは目をキラキラさせて俺の顔を 覗き込んだああ言ったフミの目をまともに 見られないくらい緊張していたでも誤解だ と分かった今はっきり言わなきゃふみ俺 子供の頃からずっとフミのこと好きだった こうしてフミと生活してみてその気持ちが 強くなったフミとすかと3人で家族になり たいいや今すぐじゃなくてもいいんだまず は俺の恋人からでもフミは黙って俺の話を 聞きすっと俺の肩に頭をもたれかけてきた ずっと待ってたあら私も好き一緒に住んで もっと好きになったうんすかちゃんと3人 家族になりたい俺はそういう不を優しく 抱きしめ気持ちが1つになった幸せを感じ た鈴鹿は俺たちの交際をすごく喜んでくれ 本格的にフミはうちに引っ越してきた俺 たちは交際1年で無事結婚し俺たち3人は 相変わらず仲が良かったそして結婚と同時 に鈴鹿が俺たちをお父さんお母さんと呼ぶ ようになってくれたお母さんと呼んだ時 フミは嬉しいと号泣し鈴鹿がフミをなめる 立場になりすごく微笑ましかったのを覚え ている今フミは妊娠している鈴鹿は毎日フ のお腹に耳をのあて弟か妹の誕生が待ち通 しいと嬉しそうだもうすぐ家族が増えうち はもっと賑やかになる言うこと聞いて

もらう わそう言いながら俺にあるお願いをする 彼女のあるものを見てしまった俺は罪悪感 にも似た感情を抱いてしまい彼女の言う ことを聞くしかなかっ たなぜそんなことになったかと言う と俺の名前は向か翔太今はビルの1階で ひっそりと喫茶店を開いているマスター だ喫茶店って言っても今流行りの見た目が 派手なドリンクを出しているような店じゃ なくてコーヒーを専門に出しているいわば コーヒー喫茶 だ昔からコーヒーが好きでさ気がついたら 自分で店を出すようになったんだコーヒー の豆やれを自分で研究し美味しいコーヒー を入れるためにたくさん修行し たそして力をつけようやく持つことができ た自分の 店もちろん出しているコーヒーはどれも 自慢だし苦いものが苦手なお客様のために カフェオレなどの初心者でも楽しめる メニューも数多く取り揃えて いる軽食もコーヒーに合うものを考案し まさにコーヒーのために作った店と 言えるまあ俺は台のコーヒー好きだから1 日何杯もコーヒーを飲んじゃって医者から 飲む量を制限されているんだけどね店を 維持するためにも健康でいないといけない から 仕方ない健康でいるためにはストレスを 貯めずに適度に発散できればいいのだ がたく相変わらずここのコーヒーはまずい なとまあこんな感じで俺は今まさに ストレスと戦って いる現在時間は午前9時半店のオープンは 10時に設定していてまだ回転前だが開店 前の店のカウンターで1人サンドイッチと コーヒーをすすり俺を罵倒する1人の男が い た彼の名前は飯山 竜二失礼極まりない男ではあるが俺は彼に 文句は言えないなぜかそれはだ な飯山は俺が店を構えているビルの オーナーなんだつまり彼の機嫌を損ねると 追い出される可能性が ある実際追い出されたテナントを見たこと があるし俺はまだ店を開いて1年が経った くらい だそれにこの男は毎回回転時間前に来る ゆえに変な噂が流れる心配はないのだが不 愉快であることには変わり ないまずいと思うのでしたらいらっしゃら なくても結構ですよ飯山さんは忙しい人 でしょう しまずくてもただ飯が食えるなら食って

おいた方がいいだろうそれに俺はこれでも ぐるめでね俺の下は満足できなくても一般 庶民くらいならこれくらいまずくても ちょうどいいだろうテナントを安く提供 する代わりにたまにこうして朝食を提供 するその条件に俺は喜んで食いついたん だ過去に戻れるならあの時の自分を殴って やり たい飯山は不動産を多数保有し飲食点も 複数経営しているそれゆえに舌が超えて いると自慢げだが飯山の味覚が実際どれ ほどのものなのかは定かではないというか 普通に罵倒されていい気分にはなれないの だが今は耐えるしか ない飯山は俺の作ったサンドイッチと コーヒーを完食する と今日はまだマシな方だったぜこの調子で 頑張れよと謎のアドバイスをして去って いく滞在時間は20分 店の回転時間に合わせて出ていくし店の 回転には問題はないしかしやっぱり疲れる んだよ なでもそんなことはお客様には関係ない俺 のコーヒーを飲んでくれるお客様のために 俺も頑張らないと なそれから数時間後14時となりそこそこ 客足が落ち着いてきた頃カランコロン と店のドアが開い たいらっしゃいませ1名様ですかあはい そう ですそこに立っていたのは整った顔に長く つややかな髪を携えた大人しそうな女性 だっ た同じぐらいの年だろうか彼女はじっと俺 を見つめたまま何か言いたげな表情を 浮かべているが動かない あの突然すみません第2小学校と第2中 学校出身の向か翔太さんです か彼女はそう言って俺をじっと 見つめる彼女の言葉を聞いて俺は目を丸く した さだって彼女は俺の出身校を言い当てたの だ少なくとも目の前の女性は俺のことを 知っているようで俺は 頷くはいそうです けどよかった私高山瞳です覚えていません かえ高山ってまさか 瞳現在店には客が誰もいなかったことも あり俺は大きな声をあげてしまっ た高山 瞳忘れもしない俺の幼馴染み だ俺と彼女の出会いがいつだったかなんて 聞かれても正直覚えていない家が近所で 同じ保育園で同じ公園でよく遊んでいた中 だったん

だ瞳は父親が地元で有名な企業を経営して おりいわゆる社長令嬢だっ た一方俺は一般 庶民けれどそんなことはは子供の世界じゃ 関係なくて俺は瞳といろんな遊びをしてい たかっこに隠れんぼに泥団子を作って どっちが大きいか競ったりとにかく一緒に いることが多かった俺たちは小学生になっ ても一緒だっ たというか瞳は恥ずかしがり屋で俺がい ないと学校に行くのが怖いとか言って なかなか家から出ようとしなかったん だねた瞳のが天候も考えたそうだがそれは それで翔太と離れるのは嫌とまあかなり わがままなことを言っていた らしいそんなこんなで俺と瞳は一緒に峠校 をしてなんなら彼女の家にいることも 多かっ た俺と瞳の仲がいいことで俺の親と瞳の親 も仲が良くなっていたらしくおふたちが 仕事でどうしても遅くなる時は瞳の家で 時間を潰させてくれていたん ださすが社長の家というかもう本当に家が 大きくて子供ながらに破しだっ けで も俺たちのこの中は中学で終わったなぜ か瞳に彼氏ができたって聞いたから だ瞳は中学の時から顔は整っていたがテレ だっ たそんな性格がまた男子に人気だったから 彼氏ができたって聞いた時は正直悔しかっ た な自分から告白すればよかったってこの時 初めて思って瞳に惚れていたことを自覚し たしかも俺は瞳が1つ上の先輩と音楽室に 入るところを目撃したん だであまりに怪しくてこっそり中を覗い たら瞳と先輩が抱き合っているのを目撃し た誰もいない音楽室で2人きりでこっそり となんてどういう関係かなんてすぐに 分かるその瞬間にあ俺は瞳に惚れてたけど 何もかも遅いんだって察して俺は瞳から 離れたん だ仕方ないだろ一緒にいた先輩はかっこ いいし俺は瞳の隣にいることはでき ないだったらせめて瞳の幸せを邪魔したく なかったん だこうして俺たちの縁は途切れ た瞳は高校に入ってから何度か連絡をくれ たけど俺は返信する気にはなれなくてその うち連絡すら来なくなった 来なくなったのになぜ今瞳が目の前にいる んだ大人になってからは1度も会ってい なかったから気づけなかったが言われて みれば影が

ある化粧をしているけど確かに瞳 だよかった覚えていてくれたの ね忘れるわけないだろうでもなんでここ が雑誌に太のお店が乗っていたのそれで 飛んできちゃっ てそういえば何度か雑誌の取材が来たこと があったっ けどうやら瞳はその雑誌を見てこうして足 を運んでくれたよう だわざわざ来てくれてありがとうよかっ たらゆっくりしていっ てうんそのこの後時間ってあるかな えどうしても頼みたいことがあってお願い いきなり来て図々しいのは分かってるでも 頼めるのは翔太しかいなく て瞳はせっ詰まったような焦った顔をして い たどうやら何か大きな事情がある らしい冷汗すら書いて落ち着きのない瞳に 俺はちらりと時計を見る 分かった俺の店は18時に閉まるからその 後来てくれるせっかく来てくれたし コーヒーでもサービスするから さごめん ありがとうこの状態の瞳を放っておくのは 気が引けるけど店が開いている時間は手が 話せない後で合流しようということで瞳は 一旦店を後にした ちなみに俺の店は10時から18時が営業 時間モーニングの営業がないのはコーヒー をゆっくり楽しんでもらいたいから だというわけですごく不安気だった瞳の 気持ちを少しでも和らげるために あったかいカフェオレでも用意しておこう と考え つつ18時を過ぎ閉店作業も終わって音 なくして瞳が店に入ってきた 客がいないからか昼過ぎに来た時よりは 表情が行く分 柔らかいあったかいカフェオレを差し出し ながら俺は彼女の迎えに座っ たこうしてよく2人でファミレスで時間を 潰していたのが 懐かしいでも今は昔話をしている余裕は なさそう だで頼み事ってどうしたん だ そのおかしな頼み事っていうのは分かって いるんだ けどお願い私の恋人役になっ て瞳は土下座する勢いで俺に頭を下げて くる対する俺は予想外のお願いに面食らっ た一体なんでそんなお願いをと不思議に 思いながら彼女の話を聞く 元々瞳は社長令嬢ってこともあり父親が

見繕った後継候補の男と勝手にお見合いを 設定されたそう だ相手は父親の知り合いらしいのだ がお見合い結婚など瞳からすれば寝耳に水 だそのためとっさに彼氏がいるから無理と 相手に伝えて断った そうしかし相手が 私のお見合い写真に一目惚れしたって言っ て話を聞かないの彼氏を連れてきていい から一度話をしようって私も彼氏がい るって言った手前誰か連れて行かないと まずいの よ随分強気なやつだ なお願い1回だけでいい から瞳はそう言いながら再度頭を下げた 確かに俺は瞳とは幼馴染みだし昔のことを 聞かれてもすぐに話すことができる話も 合わせやすいだろうけど俺は一瞬瞳の父親 の顔がよぎったのだが目の前で俺に救いの 手を求めている瞳に俺はここである疑問を ぶつける瞳って今は彼氏いないの中学の時 も彼氏がいたし男友達もいるだろう いないよというか彼氏もできたことないの に [音楽] う瞳が驚いたような顔をしたが俺はその何 倍も 驚くだって瞳は中学の時に彼氏がいたはず だしかしそのことを聞いてみてもあのさあ 私自分の口で彼氏ができたって言ったこと なかった よでも先輩と音楽教室で抱き合ってた だろうあれは その瞳は見られていたのかと驚きつつも あの時会っていたのは友達の彼氏で何を プレゼントしたらいいか相談されていた そう だその時に瞳が転びそうになって先輩が 支えたらしく俺が見たのはその時の状況 だったそう だなんか中学の途中から急によそよそしく なったけどもしかして原因は それ俺は彼氏に誤解されちゃまずいと思っ てそう俺は確かに瞳から直接彼氏ができた とは聞いていないただ共通の知人からその 話を聞いてそしてあの状況を見て誤解して しまったの だ当時の俺は誤解と気づかぬままショック を受けすぎて審議のほを確かめようとし なかったの だ私あの時めちゃくちゃ傷ついたんだから ねなんで確認しなかったの よ確認する勇気がなくて ごめん俺は素直に 謝る瞳からすれば俺がいきなり

よそよそしくなって連絡もよさなくなった んだ不愉快に思ったのは当然だろう 瞳は口を尖らせながら悪いと思ってるなら 言うこと聞いてもらう わそう言われてしまい俺はこの話を受ける ことになっ た一時的とはいえ瞳の彼氏になれるなら 役得だし ねそう思ったのだ がなんでムカがここにいるんだよ え飯山さん ちょっといいレストランでお見合いをする ことになった俺たちだけどなんと相手は あの言い山だったの だおいおいこれはかなりまずいよう な最悪店を追い出される可能性もあるだが 俺が瞳の彼氏役をした時点で飯山の機嫌を 損ねるのは必須つまりもう時すでに遅しだ なら 今は瞳を守ることに集中しようそう思った けどお見合いはとんでもなくひどいもの だった よなんせ飯山がこいつはとんでもない味 音痴でいつもまずいコーヒーばかりを出し ているんですよ今は口コミとかでなんとか 持ってますけど少ない常連に支えられて いる貧乏店のマスターなんてひさんに ふさわしく ないさんこの男にん知りませんがこんな 底辺の男と一緒になっては瞳さんのために はなりませんよとこんな感じでもはや俺の バト大会みたいなことになって いるよくもまあここで人を下げ済む言葉が 出てくるもの だある意味関心して俺は聞き流していたん だがこれになんと瞳が反応しちゃってこれ また大波乱 いい加減にしてください正太を馬鹿にし ないでひさんはコーヒーにあまりお詳しく ないでしょう俺はこれでも毎日豆から コーヒーを入れているマニアでして大して うまくないものでもそれなりだと売れて しまうので本人はまずいと自覚していない みたいです確かに私はコーヒーに詳しく ないですよでも翔太のすごさは知ってます 味音痴はあなたの方でしょう 瞳落ち着いてもはや俺が驚くレベルで瞳が 大激怒しちゃってでも塔の飯山はニタニタ しながら俺が味音痴なわけないじゃない ですかと余裕の 笑みこれ仮にもお見合いなんだよな喧嘩を しに来たんじゃないよ なこんなひどいお見合いに瞳1人で来させ なくてよかったとと思いつつ俺のせいで こうなってしまったんじゃないかと

ヒヤヒヤしていたがこの言い争いは瞳の ある一言で決着がつい ただってあなたは正太のコーヒーをまずい と言いましたがコーヒーの世界大会で1位 を取るバリスタの作るものがまずいわけ ない でしょ一瞬にして場が 凍りつくついにそれを言っちゃうかと俺は 頭をかたが飯山は理解できなかったようで 呆然として いるその様子を見た瞳は今だと言わん ばかりに言い山に追い込みをかけ た世界一のバリスタとして取材を受けた こともあるくらい翔太はこの業界では有名 です下が超えているって言ってますが翔太 のコーヒーをまずいって言ってる時点で そこまでですよそりゃ好みもありますけど 太を味音痴と決めつける発言には根拠が何 もありませ んでもならなんでそのことをPRしないん だ店のどこにもそんなこと書いてなかった ぞ飯山はきっと俺を睨んできたので俺は ため息をこぼしながら彼に目を向け たそれを言っちゃうと俺の入れるコーヒー に偏見が生まれるから記載しないようにし ていたんですよ雑誌には仕方なく店のこと を記載しましたが優勝経験者が作ったコー ヒーってみんな美味しいと思っちゃうじゃ ないですか俺は色メガなしに俺のコーヒー を楽しんでもらいたいだけなの でそう言いながらも俺は財布から1枚の 折りたたん座雑誌の切り抜きを彼に 見せるま雑誌に乗ったのは素直に嬉しくて お守り代わりに財布に入れていたたんだよ なこれを見て話が本当だと悟った飯山は わなわなと震え出し たあんなに文句を言いつつも俺のコーヒー を飲みに来てくれていたんだ多分味の方は 認めているんだと 思うしかしプライドの高い飯山は何の鉱石 もない普通の男が入れたと思い込んでいる コーヒーを評価したくないだからあんなに 俺のことを馬鹿にしていたんだろうなまあ 俺は俺のことを本当に評価してくれる人 たちがいっぱいいることを知っていたから 飯山の暴言は聞き流せていたんだ けど結局飯山はその後覚えてろよと 捨てゼリフを吐いて店を後にし た当然お見合いは中止となり俺たちもキロ に着くこととなっ たごめんね お店追い出されるかもしれないん でしょまあいいさ追い出されるってなって も猶予はあるだろうしそうなったら進展地 で頑張るよそう言いながら俺は瞳を実家へ

と 送る店のことは心残りだが瞳を守れたん なら良かったかなって思えるしでもこれが 終わったら瞳と俺はまた関わりを持たなく なるのだろう そう思うとたまらなく寂しくなっ たこの気持ち はそうだ瞳に彼氏ができたって勘違いした 時の気持ちによく似て いる俺はまた瞳と離れたいのだろう かいやそんなのは嫌 だせっかくもう一度瞳に会えたのに今度は 今度こそは彼女の隣にい たいあのさ 瞳どうした の俺が足を止め瞳も足を 止める俺を見上げる彼女をまっすぐに 見つめ俺瞳のことずっと好きなんだだから 本当の彼氏にして ほしいそう言いきっ た心臓が破裂しそうなくらいバクバクして いたけどその言葉を聞いた瞳は目に涙を 浮かべその言葉ずっとずっと待ってた よそう言って俺に抱きついてき たこんなロマンチックな告白をしたがその 後はとんでもなくせわしなく俺たちの環境 は変わっ たまず告白してすぐに俺ははそのまま瞳の ご両親に久しぶりに挨拶に向かい正式にお 付き合いしたので今後お見合いの話はし ないでくれと土座しに向かったよご両親 特に瞳の父親はお見合いがぶち壊された ことにとてもご立腹の様子だっ たそしてその超本人が俺と分かり考えを 改めてはくれなかっ たそりゃ社長だだから な娘にはそれ相応の地位のある人やお 金持ちと結婚して欲しいという気持ちが あるのだろうでもひがちゃっかり録音して いた今回のお見合いでの飯山とのやり取り を聞かせたのだ飯山の暴言を聞いた瞳の 母親がこんな人より翔太君の方がいいわと 俺たちに 味方結果的に父親が折れてくれ俺たちの 交際は認めてもらえ たで心配していた店のことなんだ けど俺は追い出されずにすんだよというか 飯山がオーナーじゃなくなったん だ瞳の父親がせめてもの罪滅ぼしで飯山の 持っていたビルを数子買い取ったようで 飯山は飯山で俺みたいにビルのテナントに 入った人を罵倒していたみたいで集団で 訴え その時金などを払うため結構板を被った らしい不動産は横つながりもあるから飯山

は片の狭い思いをしているし瞳の父親が俺 の娘にひどい言葉を投げかけたと怒り浸透 で色々手回ししたよう だ数ヶ月もすれば俺は飯山の話を全く聞か なくなり今はどうしているかも 不明俺たちはと言うと瞳が俺の店を手伝っ てくれるようになり白中一緒 だまだ付き合って数ヶ月だけど俺たちは 付き合いが長いから な交際1年記念に結婚しようなんて話して いるなぜ今すぐ結婚しないの かって恋人同士の関係を少しは楽しみたく て ねしばらくは瞳としんだよまその数年後に は結婚して子供にも恵まれて店も大繁盛 するんだけどそれはもう少し先のお話か な俺の名前は田 み不動産会社のサラリーマンをしていると 聞くとどこにでもいる平凡な男に聞こえる が俺のサラリーマン生活はやや問題あり だっ た同僚も先輩もいい人ばかりだが上司が 異常に怖い女性だっ たお前桜井なおさんの下で働いてるんだっ ていいなあ毎日目の保になる な桜井さんの本章を知らない奴らは揃って 呑気な発言を する確かに見るだけでいいなら癒しかも しれ ない綺麗だからな しかし桜井さんは仕事に厳しく本当に好き がない完璧主義者田君そろそろあなたも 中堅社員でしょ言われたこと以上の結果 出せ ないあはい努力はしてるんです がやる気だけなら必死に勉強してる受験生 の方があなたよりましよこんな具合だ 間違ったことはいないでも言い方ってある よ なそんな感じで愛入れない桜井さんと俺の 関係だったが飲み会で俺がしでかしたこと をきっかけに俺たちの関係が変わって しまっ た恋ではなくたまたま怒ったことだと思っ ていたが本当はなるべくしてなった運命が 動いた瞬間だったのかもしれ ないの会社では新年会や忘年会以外にも 定期的に飲み会を開くことがあった大きな 仕事が決まった時や社員のやる気を出す ための決起会 などそしてある日事務の愛さんがこき代謝 することになり差別会をすることになっ た同じ年齢の社員がどんどん結婚して いく俺は未だ独身彼女なし羨ましいなと 思う反面少し焦りも出てくるとはいえ愛田

さんはいつも明るくて桜井さんから攻撃を 受けた後よく俺を励ましてくれ たそんな人の門出だ思いきり飲んで祝って やろうそう思って俺は盛り上げ役に徹した 愛田さんおめでとう あなたの笑顔は俺たち男性社員の癒しだっ たよ 俺始め男性社員はいい感じに酔い始め どんどんブレこになっていっ たふと見ると珍しく桜井さんも参加してい た桜井さんはこういう場は苦手なのか理由 をつけて参加しないことが多かっ たほろ酔いになっている俺はつい桜井さん に話しかけてしまっ た桜井さん珍しいですね飲み会に参加する なんて そう言いながら桜井さんの隣に座った桜井 さんは俺が座った途端体を固くして 座り直してしまいそのお硬い感じを酔った 勢いで少しちゃかしたくなっ たさく井さん今日は飲み会だしリラックス しましょうよあまり飲んでないじゃない ですか俺は桜井さんにお酒を進めたええ私 はそんなに飲めないから仕事と プライベートはきっちり分けない と今は仕事中じゃないです よ桜井さんは緊張しながらもお酒を飲み 少し会話を続け た桜井さんって仕事完璧じゃないですかだ からその若さで役職につけたんだろうけど たまには肩の力を抜いても良くないですか あ俺が言うなってっ話です けど田君は力抜きすぎ ねお相変わらず毒舌だけどふふふっ てお酒の力は偉大だ桜井さんの雰囲気が 少し優しくなったような気がし たしかしそれからまもなくだっ た田君てさんみたいな癒が好きなの え男の人ってみんなできる女は嫌いよ ねそそんなことないです よあれいつもの感じと全然 違う酔うと立ちが悪くなるタイプの人なの かなやばい水水を飲んでもらわ なきゃ桜さんピッチ早いっすよを飲み ましょうか気持ち悪くなっちゃいます ようっさい田君の分際で私は美味しい ワインが飲み たい自分がしてしまったことといえ 逃げ出したくなっ たじゃあそろそろお開きにしましょう か幹事と愛田さんの挨拶が簡単にあり同時 にみんな解散することになったやっと解放 される 早く退散し なきゃあちゃたしろ責任持って桜井さんを

駅まで送れよ見てたぞ桜井さんにお酒進め てる の帰ろうとする俺を捕まえ先輩の川本さん が釘をさしてきたは はい仕方がない頑張れ 俺桜井さん駅まで送りますよ それともタクシー捕まえます はあ私ワインが飲みたいって言ったわよ いや言いましたけどほら桜井さん酔ってる しもう時間も遅いですし いいや 飲む帰れなくなっちゃいますっ てダダをこねる桜井さんの腕を取り俺は店 を出てとりあえず駅方向に進んだ すると今度はこともあろうに桜井さんは 気持ち悪いと言い始め大人の女性が公共の 場で失態をさらすわけにはいかない俺は 大急ぎで通りにある公園のトイレに連れて いっ たよろよろしながら出てきた桜井さんに 気分どうです かうん少しはマになったわ ありがとう ふと公園にある時計を見て焦っ た終電逃してしまっ た田君どうかし た明らかに焦っていたん だろうああの終電逃してしまってあでも 大丈夫です仕方ないんで漫画喫茶に行き ます から漫画 喫茶たことはあるけど行ったことはないわ ふうん私も行く わえいえ桜井さんはまだ電車あるのでは俺 乗り換えする先がもう電車ないの で迷惑かけたのに田君だけ漫画喫茶に行か せられない私も行ってみたいし漫画喫茶さ 行きましょう 内心1人の方が適当に漫画見ながら寝れる し楽なんだよななんて思っ たしかし桜井さんは行く気満々断れる 雰囲気ではなかっ たへえここが漫画喫茶へえ楽し そう桜井さんはウキウキしてい た個室2つ取りますねえ なんで1つでいいじゃない私よくわから ないし教えてよ ううやっぱりそうなるのか絶対くつろげ ない漫画喫茶の個室は狭く2人で入ったら 窮屈だと伝えるも聞き入れる気配 なし俺は諦め たえこの椅子は何座って何をするのすごい てあるんだけどああパソコンでゲームをし たりネットサーフィンするんです長時間 座っても疲れない椅子ですへえ

面白い桜井さんは興味心身に椅子に座り ネット検索を始め たそっと何を検索しているのか覗き見して みてあまりに意外な姿に驚い たしりに犬の動画を見て 鬼上司が可愛い犬好き ふと桜井さんの横顔を見ると今まで見た ことのないようなまるで少女のように目を キラキラさせて動画を見てい た桜井さん犬好きなんですねそんな可愛い 顔初めて見まし た思わず本音がポロリとこぼれ た桜井さんはその声にっとした表情を見せ 顔をわかめていた えからかわないで よいえ俺も桜井さんほどじゃないけど ほろ酔いですからね酔った時って人の本音 が出るって言いますよね本当にいい顔して ましたよ会社でもたまにはそんな顔が見 たいななんちゃっ て昔ね入社当時分男性社員になめられてね 女に何ができるとか頭じゃなくて顔で仕事 してるとか ね悔しかっ ただからそんなことを言わせないように 必死に頑張ってきたその結果が今の私 よ男の俺には分からない苦労があったんだ なまあ男同士でも派閥やいじめってあるし 会社での桜さんは武装した戦士ってことだ な桜井さん俺は部下ですしかも桜井さんを 尊敬しています気を張ってばかりじゃ疲れ ちゃいますよね えっ俺のことを飼犬だと思っ て俺にだけは無理しないでください ね桜井さんの目からポロポロ涙が流れた え泣かせるつもりじゃなかったのにどどう しようごごめんなさいそんな風に言って もらったの初めてでやだ調子狂う な大丈夫です俺が桜井さんをお守りします あその代わりできたら俺に少しでいいので 優しくしてくださいね へ甘えるな私はスパルタな飼主ですから ねそう言いながら桜井さんは嬉しそうに 笑い涙を吹い たなんだかんだ話をしているうちどんどん 眠気が遅い気づいたら2人とも寝おちして い た翌朝2日酔いと疲れが取れていないのと で最悪な状態だっ た確か完全にお酒が抜けた桜井さんは咲夜 の可愛さが幻だったかのようにキリリと いつもの完璧な桜井さんに戻ってい た田君じゃお疲れ 様そう言い残しいつものように自信に 満ち溢れた歩き方で去っていっ

たあれは夢だったのだろう かダラダラとした日曜日を過ごし月曜日の 朝また忙しい日々に 戻る桜井さんはきっとやっぱりあのままな んだろうなそう思って出勤し た会社に着くとみんなざわついてい たおはようどうかしたんです か川本さんに聞くと驚く話をされ た移動の時期じゃないのに今朝突然霊の 人事移動が発表になったんだ え誰か移動するんです か桜井さんだしかも総務かえ総務か ってうん左旋だ な桜井さん何も悪いことしてませんよね なん で前回の人事移動でみさんが人家の部長に なっただろう昔さんの下で桜井さん働いて たって話で因縁の関係らしいんだわで自分 が人事の権限握った途端理由こじつけての 移動 らしい最悪 だ桜井さんが話していたことを思い出した 悔しい思いをし たってもしかしてみさんが関係しているの か も桜井さんは大丈夫か 姿を探すも見当たら ない川本さん桜井さんはそれがさ朝みんな が出社した時にはいなくてさまあ本人がい たとしても俺らもどう声をかけていいか わかんないしないなくて正解だったか もこの突然の人事移動発表になる前に本人 は分かってたよなもしかして だから珍しくあの飲み会に参加してたのか な最後だからっ て桜井さんの弱い部分を知ってしまった今 心配で仕方なかっ た結局その日1日桜井さんは現れず代わり に新しい上司になる秋山さんが早速式を 取っ たあの秋山さん桜井さんは 気になって仕方なかった俺は恐る恐る尋ね た ああもうここには来ないよなんか用事あっ た かあのもう総務科にいるんでしょう かさあなあ有給消化するって話で休み取っ てたはずあ田君だっけ桜井さんとは 親し悪いんだけどさこれ彼女の私物 仕事帰りにでも届けてやってくれないいえ わかるあはいわかりまし た秋山さんに住所を教えられ桜井さんの マンションに荷物を持っていくことになっ たどんな顔で何を話せばいいか迷ったが もし自分がその立場だったらどうされたい

かそう考え答えがが出 たピンポーン [音楽] 太し君なん で驚いた顔で桜井さんがドアを開い た私物を届けてやれって ああ用済みだもん ね何暗い顔してるんですか私物を届けるの は公実ですケーキ付けに一緒に飲み ましょう持ってくるの重かったんですから ね断らないでください よ俺はモテるだけの酒を大量に買い込んで いたそれを見て桜井さんはくすっと 笑い気が効くじゃないそう言って中に通し てくれ た桜井さんの飲むピッチは早かっ た愚痴でも泣き言でも何でも聞く覚悟でい た田君 いい将来あなたが 出世するかは微妙だけどもし奇跡の出世を したら市場で人を落とし入れようなことし ないでよそんなことしたら絶対私が許さ ない分かってますよてか出世しないみたい な話ぶりやめてくださいよ演技でも ない冗談よ冗談あなたならきっと出世する 大丈夫 よそれでも俺は桜井さんの可愛い飼犬です から ね覚えてたのもちろん 桜井さんは少し照れたような表情を見せ 同時に寂しそうにも見え た桜井さん俺あの夜言ったことを本気です からね俺が桜井さんをお守りし ますもう職場が違うのに守るも何 も俺は桜井さんの意外な一面を知ってから 気持ちは決まっていたように 思うプライベートの桜井さんのそばにいさ せて ください えそれっ てはい桜井さんを好きになりまし たお付き合いしてもらえません か哀れみとか道場なら大丈夫だ からそんなことで俺は誰かと付き合いませ ん よ桜井さんの犬の動画見てる時の優しい顔 に参りました俺にもそんな顔をしてほしい なっ てばっかね ありがとう私みたいな年上でもいいの 3つしか違いませんしよろしくお願いし ますこうして俺たちの交際はスタートし た桜井さんは以前のように仕事で残業する ことがほとんどなくなり最初はやりがいが ないと不満を漏らしていたが3ヶ月もする

と定時で帰り俺のためにご飯を作ってくれ たり習い事をしたりかなり充実して楽し そうだっ たもっと早く総務に移動でもよかった ななんてことを言えるくらい桜井さんの メンタルも回復し俺も嬉しかっ たそして交際1年 目俺が職場の主人に昇格したのと同時に プロポーズ俺の仕事がどんどん忙しくなる 頃妻が待望の第一死を 妊娠その時も総務部のおかげで休みを取り やすいと喜んで こんな展開をみさんは想像していたの だろう か人事移動をしてくれた水田さんに俺たち はある意味感謝して いる共稼ぎしながら一緒に子供の成長を 見守る 毎日幸せな日々を送っている俺の名前は 木村五郎26歳のサラリーマンだが今は 仕事を休んでいて毎日抜け殻のように 過ごしてい 大学生の頃から付き合っていた彼女と1年 前に結婚し仕事も私生活も順風満々そんな 幸せな日々を送っていた俺は突然人生の 存続に落とされた愛する妻緑を事故で失っ た包が折り納骨もして1人きりの自宅に 戻ってきた時俺の心は空っぽだった緑と 一緒に将来の計画を立てて買ったマイ ホームエプロンをつけた彼女がキッチンに 立つ後ろを眺めるのが俺の小さな幸せだっ た俺たちには子供もいなくて緑を失った俺 は1人ぼっちこれから俺1人でどうやって 生きていけばいいんだ一のこと緑の元に俺 もそう考えた時玄関のチャイムが鳴った もう夜なのに誰だと思って出てみるとそこ にいたのは緑の姉のまさんだった こんばんは少し上がってもいいですか緑と 話したくていいですですよどうぞ俺はそう 言って彼女を家にあげ緑の部屋に置いた 仏壇の前に案内したその後俺はリビングに 移動し緑と麻衣さんの会話を邪魔しない ようにした正直に言って麻衣さんは俺が今 一番会いたくない人だ緑と一切違いの姉で 顔が似てるから緑のことを思い出して しまうというのもあるが1番の理由は麻衣 さんの態度が君が悪いからだ彼女は独身で 実家で両親と一緒に暮らしている正月など に緑の実家に帰省するともちろん麻衣さん とも顔を合わせることになるのだがその時 の彼女は非常に冷たな態度だったお母さん に聞かれて緑との暮らしや俺の仕事のこと を話すと彼女はいつも見下したような目を 俺に向けてそんなことで本当に緑を幸せに してあげられるんですか働いてるからって

緑に家事を押しけないでください夫婦なら 2人で協力してやるべですという感じの 説教をしてくる緑やお母さんになめられた 彼女がむっとして黙るところまでがいつも の流れだお母さんが言うにはマは昔から緑 のことを可愛がってたから五郎さんに取ら れて焼きもち開いてるのよとのことだが それだけとは思えず明らかに俺は嫌われて いた義姉がいると聞いた時は仲良くなり たいと思っていたのだがこういう人だと 知って諦めた緑の葬式の時もろに言葉は かわさず冷たい関係のままだったがこの日 の麻さは10分くらいして彼女はリビング に戻ってきた俺に深深と頭を下げてから 彼女は柔らかい笑顔を見せたありがとう ございます少し気持ちの整理がつきました なんというかこの家は落ち着きますみが 暮らしていた家だからでしょうかそうです かゴロさんはしっかりご飯食べていますか 見たところ失礼かもしれませんけど 家の中も少し散らかっているみたいですし 家事とか料理とかしているような気分じゃ ないかもしれませんけど生活はしていか ないとだめですよよければ私がお手伝いし ましょうか結構ですそうですかでも必要 だったらいつでも言ってくださいね緑の ことは私も本当にショックですけど私たち は私たちで生きていかないといけないです からそう言って俺を気遣うようなぶりを 見せる前さんが俺は薄味悪くてしょうが なかった今までは俺を議定とは認めないと いうような冷たな言動をしていたのに突然 手のひらを返したように優しくなった麻衣 さん緑がなくなって悲しくても俺たちは 生きていかなきゃならないその言葉は最も だがそれを麻衣さんが言ってくることには 違和感しかない俺はなるべく最低限の会話 をするにとめて彼女を家に返した夜遅かっ たので麻衣さんも長いはせず 私にできることがあれば何でも言って くださいと優しい微笑みを残して去って 言った冷たな表情しか見たことがなかった 麻衣さんが笑うとかなり緑に似ていると いうことを俺は初めて知ったそれを見ても 俺はやりきれない気持ちになるだけだった し今更麻さんに助けを求めるつもりは なかった翌週から俺は仕事に復帰し不調 ながらも社会生活に戻ったまさんに言われ たからでは断じてないがしてこの世去る ことになってしまった緑のためにも俺が 一生懸命生きていかなきゃいけないと思っ た響き休暇が終わっても働ける心境では なく有給を使っていたのだがいざ仕事に 復帰してみると日々を過ごすのが少し楽に なった忙しく働いている間は悲しみを忘れ

られるからだろうだが空っぽの家に帰った 瞬間悲しさが込み上げてくるいつものくで ただいまと言ってしまうのだが返事をして くれる人はいない気がつけばそんな日々が 3ヶ月も続き悲しさにも少し慣れたその間 俺の母さんやお母さんが電話をくれたり家 に来て料理や掃除など世話を焼いてくれて ありがたかっただが同じことを麻衣さんが してくることには気味が悪いという感情 しか抱けなかった俺は麻衣さんを避け続け 彼女の気遣いは断わっていたそんなある日 俺が仕事から帰ると家の鍵が空いていたに は相かを渡してあるのでまた親が来てくれ たんだろうと思ったいつもの癖でただいま と言うと部屋の奥からお帰りなさいと返事 が帰ってきたその声を聞いて俺は驚いた キッチンに行くと思った通りの人物がそこ で料理をしていたまさん何しに来たんです か母さんの代りで来たんです家族として 少しでも助けたいと思ってフライパンで卵 を焼きながらそんなしらじらしいことを 言ってくる彼女のことが心底わからないと 思ったしかも彼女が身につけている エプロンはそれを見た瞬間俺の頭にさっと 血が登ったそのエプロンあこれですかここ に置いてあったのでお借りしましたそれは 緑のです勝手に使わないでくださいすみ ません今早く脱いでくださいあんたなんか が緑のもを使わないで今更何のつもりか 知りませんけどいつもいつも気味が悪いん ですよ帰ってください俺が怒鳴ると麻衣 さんはびくっとして一瞬動きを止めたが しばらくしてエプロンを脱いだすみません でした申し訳なさそうに言うと彼女は 逃げるようにキッチンを出ていったほなく して玄関のドアが開いてしまる音も聞こえ た俺は1人フライパンの中に置き去りに なったオレを見つめながら何とも言えない 気持ちになったエプロンを脱いで立ち去る 時一瞬見えた麻さんの横顔にには涙が光っ ていたように見えた緑のエプロンを勝手に 使われて頭に来たにしてもあそこまで 怒鳴ることはなかったかもしれないだが緑 と少し似た顔した麻衣さんがあんな風に キッチンに立っている姿を見るとどうして も我慢できなかった最近なぜか麻衣さんも 俺に優しくなっていたがこれでまた嫌われ ただろうなと思ったそう考えると生々する ような気もしたがどこか悲しいような 気持ちにもなっただが俺の予想は外れて 麻衣さんはその後も俺の世話を焼いてきた のだ彼女を追い出した日の翌日電話で謝罪 されて週末には自前のエプロンを身につけ た麻衣さんがキッチンに立っていた五郎 さんはハンバーグが好きだと緑から聞いて

いたので作ってみました緑の料理とは味も 違うと思いますけどどうぞ食べてください そう言ってまさんが出してきた料理は確か に緑のとは味付けが違うけど美味しかった 俺が食べているのを見て彼女は不安そうに 聞いてきたどうですか食べられそうですか はいよかったまいさんはそう言って真底 嬉しそうな笑顔を見せたその表情は やっぱり緑に似ていたが俺は前のように緑 を思い出してやりきれない気持ちになる ことはなかったそれからというもの麻衣 さんは定期的に俺の家に来て食事を作って くれたりお茶を飲みながら緑の思い出を 語り合う関係になった 彼女から以前の冷たな態度は消え去り 優しく気遣いのできる女性に変わっていた どうしてそんな風になったのかは分から ないままだったが彼女の心からの優しさに 触れるうちに以前のような気味まさは感じ なくなり心遣いを素直に受け取れるように なった麻衣さんの献身のおかげで緑を失っ た俺の生活は立ち直り心理的にも前向きに 生きることができるようになった緑の 一周期を迎える頃には俺は以前のように 笑えるようになっていた 包容を終えて家に帰ってから俺は1人で 仏壇の前に座り彼女の写真に語りかけた お前がいなくなってからもう1年が経つん だな早よな俺1人でどうやって生きていく んだって絶望してたけど周りの人に支え られて案外うまくやってるよまさんも あんなに俺を嫌ってたのに今じゃ一緒に緑 のことを話したりしてるみも俺たちが 仲良くなって喜んでるよなその時玄関の チャイムが鳴ったやってきたのはまいさん だったこんばんは夜遅くに住みません緑に おせこをあげてもいいですかはいどうぞ俺 は麻衣さんを仏壇の前に案内し自分は リビングに座ったそういえば麻衣さんは 49日の夜にも今のように家に来たよなと 思い出した思えば彼女の態度が優しくなっ たのはあの日からだリビングに来た麻衣 さんに俺は聞いてみることにした 麻衣さんどうして俺を助けてくれるんです かえだって昔は俺のこと嫌っていたじゃ ないですか緑が亡くなって助けてくれるの はありがたいですけどもうわだかまりを 流してくれたんですか俺の問いにまいさん は言いにくそうに視線を泳がせたがやがて 決心したように言った私は五郎さんのこと 嫌ってなんか言ません出会ってすぐにいい 人だって思いましたえでも俺は言いかける と麻衣さんは突然俺に後ろから抱きついて きたそして震える声で尋ねたゴラさん私の こと好きですか

え突然のことに俺は戸惑った麻衣さんは俺 の背中に顔を埋めたのだろ熱い息を感じた 私はあなたが好きでした本当はずっと前 からずっと前それて行けないことだと 分かってました妹の旦那さんを好きになる なんてだから私自身のためにも親しくなら ないようにわざと冷たい態度を取ってい ました彼女は越まじりに話し続けた必死な 様子に俺は胸を打たれ黙って彼女の話を 聞いていた緑がなくなって本当にショック でしたしばらくは落ち込んで仕事にも行け なかっただけどふと思ったんですこれから 五郎さんはどうやって生きていくんだろ うってそう思ったらたまらなくなって自分 のも緑のことも裏切るみたいで罪悪感が あったけど我慢できなかったコロさんが 好きだからですそう言って俺の背中に 抱きつきながら泣き崩れる麻衣さんの様子 に俺は胸が苦しくなった彼女が泣いている 間俺は何も言えなかった緑が亡くなって1 年悲しみは薄れたとはいえまだ新しい声を する気持ちにはなれなかった麻衣さんの 気持ちや優しさは嬉しいと思ったが今は 気持ちの整理もついていないし受け入れる ことはできない彼女もそれを理解している のだろうすぐに俺から離れて涙を吹いて 笑いかけたごめんなさい困らせてしまって 私の気持ちに答えてほしいとは言いません ただこれからも五郎さんを支えさせてくれ ませんかまさんありがとうございます俺が そう言うと彼女はほっとしたように微笑ん でまた来ますと言って帰って行った1人に なってから俺は改めて麻衣さんのことを 考えた彼女には前から嫌われていると思っ ていたがそうじゃなかった本当の気持ちを 知ったことで俺は少しだけ気が楽になった それから2年間は俺たちは義兄弟として 清い関係を続けていた俺の最愛の女性は 亡くなった緑でそれ以上にまさんを愛する ことはないだろうと最初は思っていただが 彼女の心的な姿に癒されるうち俺の心の中 で麻衣さんの存在が大きくなっていった緑 と麻衣さんは姉妹だから似ているところも あるが違うところもある緑と似ていない ところを多く知れば知るほど義姉としてで はなく1人の女性として彼女が魅力的に 見えるようになったそして緑が多してから 5年が経った時俺の中ではっきりと気持ち の整理がついたまさんが俺のために夕飯を 作ってくれて一緒に食べ終わってから俺は 言った俺これからは麻衣さんと一緒に前を 向いて生きていきたいんです前に言って くれましたよね俺のことが好きだってもし 今も同じ気持ちでいてくれるなら俺と結婚 してくれませんか俺の言葉を聞いた瞬間ま

さんの目から大粒の涙が溢れたはい喜んで 彼女はそう言って何度も頷きついには こらえきれない様子で俺に抱きついできた 5年間彼女の的な愛情を感じていた俺は やっと彼女のお前に答えられることが 嬉しかったそれと同時に緑のことも一生 忘れないと自分の胸に誓った俺にとって 最愛の妻は緑だっただが彼女を失った後に 一緒に前を見て歩みたいと思えた女性はま さんだった俺たちが一緒に生きていくこと を緑もきっと喜んでくれるだろう プロポーズから半年後俺はまさんと再婚し 夫婦になった彼女はつまになってからも俺 を献身的に支えてくれた仕事から帰ってき てただいまと言うと優しい笑顔でお帰り なさいと出迎えてくれる人がいる今までは 当たり前だと思っていた光景が何より尊い ものに思えるこれからも夫婦で支え合い ながらこのさやかな日常を守っていきたい と思う俺の名前は前川連28歳の頃転職を して出版社の営業職に着いた前職でも営業 してたから全く抵抗はなかったただ上司が 俺の幼馴染みの田未だと知り俺はかなり 動揺してしまった告白なんてしたことが ない淡い初恋の相手飛び抜けて綺麗だった ミレは地元ではかなりモテモテで有名だっ たそんな美人なミレがまさかあんなことを 言うなんて思わなかったミレと俺は小学校 から高校まで一緒で子供の頃は毎日のよう に遊んでいたその頃から俺は未が好きだっ た小さい頃から目鼻たちがはっきりして 美人だったミレはいつもねと俺を見つける と駆け寄ってきた鬼ごっこやかけり時に俺 たち男に混じって虫取りまでした俺は そんな未練が好きだった楽しい時間全て ミレと一緒でずっとこのまま一緒に成長し ていくんだと思ったしかし現実は違った相 変わらずガキ臭いままの俺と違いミレは どんどん洗礼され大人っぽくなっていった 中学にもなるとの未練は俺に駆ってくる ことがなくなりいつも女子たちと行動する ようになった俺は俺で子春期の微妙な年頃 で未練になかなか話しかけられなくなって いった話をしたくても逆に意識してしまっ て話しかけられない日々が続き高校になる 頃にはミレは別の高校でも有名になるほど 持てるようになりますます俺との距離が 広がった好きな気持ちは子供の頃から 変わっていなかったが気持ちを打ち明ける 勇気はなかったあまりにミレが綺麗で高の 花にを燃えたからそれでも成人してからも ミレの名前を聞くとドキドキしてつい何の 話か首を突っ込んでしまっていたでもそこ で聞いたのはミレの意外な噂だった綺麗な ことを武器に小悪魔のように男をとか引か

付き合ってはすぐ振ってしまうという話だ からミレが転職先の上司だと知った時正直 複雑な気持ちになったミレは俺の青春その もので記憶にあるのは無邪気には払う姿 だけ俺にとって完璧とも言える未練が男を 手玉にとって持てあぶようになった姿は 想像できなかったし見たくもなかった長い 間まともに会話もしていなかった幼馴染み でしかも初恋の相手俺はどうミレに接して いいか困ったしかし美玲の反応は意外だっ たれ一緒に働くなんて夢みたいなんか大人 っぽくなったね幼馴染みと働けるなんて 心強いわこれからよろしくね俺の歓迎界で 美玲はドキドキするほどの笑顔を見せた 確かに見惚れるくらい素敵なミレだったが 明るく笑顔を見せる姿から小悪魔なんて 想像できなかったとにかく変な空気が 流れるわけでもなく普通に接してくれる ミレでほっとしたミレまともに話するの何 年ぶりだろうな懐かしいなでも大丈夫仕事 での線引きはちゃんとします多さん部下の 俺をまあまり厳しくなく優しくご指導をお 願いします酒の力もあったのだろう春期の はで会話もももにできなかった俺ではなく 大人になり女性とスマートにジョークを 交えて会話をできる俺をアピールしたかっ たミレはクスクスと笑いながら特別 ビシビシ指導しますよ幼馴染みだからって 甘やかしたら上司失格でしょ冗談ぽくいう ミレの顔は俺との再を本当に喜んでくれて いるようだったはやっぱり 幼い頃の話題に盛り上がりつつ綺麗な未と こんな風に会話をしている自分に内心 ドキドキしていたミレは俺が知っている ミレのままだと思えた仕事はスコブル順調 だったミレとは個人的に会うとか急に距離 が縮まることはなかったが会社で会う時は 普通に会話が弾みチームワークとしては 最高だったと思うそんなある日の朝玲と 仕事の打ち合わせをし たんてた談どうなった今日の夕方また先方 と会って話をまとめてくる予定です大きな 相談でもありますし田さんも同行しますか そうだね分かった私も行きます外回りをし て夕方事務所に迎いに行きますね一緒に 行きましょうミレと働き始め初めて2人で 行動する大好きなミレと2人気になれる ことに心が踊った再開できた今未に アプローチしたいと思う面と野されていた 噂が俺の純粋な恋心に水を刺した夕方ミレ を迎えに行き一緒に車に乗り込んだなんか ドキドキする初めてレンの運転する車に 乗るんだね車を走らせて間もなくミレが 行った初めても何も俺たち高校の頃には ほとんど口聞いてなかったしな私は

話しかけてくれるのを待ってたよ小さな声 すぎてよく聞こえず俺は思わずミレを見た ミはは恥かしそうに自分の顔を見られたく ないのか顔を背けて外の景色を眺めていた 聞き返すのもやばだと思いしばらく運転に 集中しながら頭の中でいろんな想像をして いたどういう意味だいやいや期待するなで も話しかけるのを待ってたのは友達として それともその後の未練は一気に口数が減り 沈黙の中俺たちは目的地に着いた駐車して 出ようとしている時ね先方に渡す処理も できたよねミレの言葉にハトした忘れない ように助手席のダッシュボードに入れた はずダッシュボードに入れたとそう言い ながら俺はダッシュボードを開き封筒を 取り出し中身をチェックしたやばい焦って 何回も書流を見返す俺に足りないのと封筒 を覗き込んで聞いてきたそして落ち着いて 考えましょう昨日最終テックで私が書類を 見てその後どうしたこの封筒に入れたその 後とお客さんのとろに急がなくちゃいけ なくて書類1枚だけあダッシュボードに 入れて後でまとめようと思ったんだ俺は 慌ててまたダッシュボードに顔を近づけて 書類を探したミレーも同じように封筒の 中身をチェックしてくれたとはいえ狭い車 の中でかい俺の体は女手席側に乗り出し 必死にダッシュボードを見ていてミレが 急くで身動きが取れないことにも気づか なかったで小さな声で俺を呼ぶ声は聞こえ たが俺はパニックになって思わず無視して しまったでん 苦しいミレの大声で慌てて俺は振り向いた 多分ミレは恋に反応しない俺の背中を ゆろうとでも思ったのだろう振り返った俺 の顔とミレの顔が急接近してしまいキスを してしまったそれをキスと呼ぶかどうかは 分からない一瞬だったし唇が触れただけの 事故のよなごめん俺はとっさに謝った恋 じゃないしモテモテの未練ならさらっと 流してくれると思ったしかし予想以上に ミレの顔は赤面していた俺はすごく悪い ことをしてしまったような罪悪感で いっぱいになった結局車の中に必要な書類 はなく俺は先方にひたすら頭を下げて謝り 後日改めて出直すことにした俺たちが事務 所に戻った頃には沈みかけていたあの今日 のことだけど本当申し訳なかったごめん なさい改めて未練に謝ったするとミレは しばらくの沈黙の後初めてのキスだったん だけど恥ずかしそうに俯いていったえ えまたまたミレが小悪魔って噂されるミレ が俺はその言葉に驚き返す言葉を探した ミレは古本と咳払いをして口を開いたレン 責任取ってねせ責任どうしたらいいんだも

もちろんだよどうしたら許してもらえるか な唇が軽く触れただけの自己的な傷いや 接触の責任だご飯をご馳蔵するとかそんな 感じの話だと思った私と結婚してえと呟い た俺の口は塞がらなかった私結婚するまで そういうのは取っておきたかったの愛する 旦那様にだけ捧げたくてなのに美玲の顔は 真剣そのものだった何か不満でもあるの何 も言わない俺にミレーは少し不機嫌そうに 言ったいやミレーはすごくモテるって周り から聞いてたからさそんなことを言い出す のが意外っていうか驚いてしまって知っ てるよその噂何人とも付き合ってどうのっ てやつでしょだってデートする人みんな私 とキスしたったりそのそういうこと従って きたでも言ったように私は結婚するまで そういうのはしないって決めてたのだから 誰とも長続きしなかっただけ知らなかった ミレがそんなに純粋な人だったなんてでも 待て待てそうだったんだでもさそこまで 守り抜いたなら結婚は本当に愛する人と するべきなんじゃない俺とたまたまそう なったからってそれで美玲が幸せになると は最後まで聞かずミレーは俺の言葉を阻止 していったレン私のこと嫌い私ちゃだめ だめじゃないよミレーはすごく美人だし 実際子供の頃ミレーのことを好きだったし でもお互いのこと何も知らないで結婚って いうのはさ あ確かにそうねじゃあ婚約ってことでどう 結婚前提に交際しましょうよミレは一歩も 低きはないようだった俺にとっては夢 みたいな話だった長年好きで好きで大人に なってからも忘れられなかった女性と婚約 なんだでもミレには俺を選んだことを後悔 して欲しくないだから慎重にお互いの距離 を縮めたかったそして俺たちの結婚前提の お付き合いが始まった俺が知っている ミリエはせいぜい小学校までだ現在どんな 女性なのか見ためが美人としか知らない俺 は初めてデートをする時幼馴染みが開いて たとしても相当緊張した5回目のデートは ラブストーリーの映画だったこの手の映画 は苦手だったがミレがどうしても見たいと 言って見ることになったしかしラストに 感動しすぎて不にも少し泣いてしまった 未練に見られないように慌てて手て涙を 拭いながら彼女を見ると号泣していた驚き の反面そんな未練がすごく可愛くて俺は 暗い映画館の中しばらく彼女を見つめて しまった気配に気づいたミレは慌てて持っ ていたハカで涙を吹きながらぎゅっと俺の 手を握ってきたそれはちょうど愛し合っ てる2人がやっと再開できたシーンだった 感動したね映画の後花をグズグズさせ

ながらミレは余韻に浸っていたうん俺も 感動しちゃったあらラブストーリー経験し てみたいなそういう俺に私はあの映画自分 とレを重ねてみたよだから余計感情イニし ちゃったドキッとしたそそうか女性って そんなとこあるよ ね笑ってごまかしたあの映画は主人公の 女の子が10代の頃から思いを寄せている 男の子とすれ違いながらも成人してやっと 再会でき愛を確かめ合う話だったその話と 俺たちがだんだん俺は噂で言われていた 小悪魔の意味が分かってきた気がしたミレ は男の俺がドキッとすることを ピンポイントでついてくるのはわざとでも なんでもないミレは元々そういう性格で 思ったことを素直に口に出す計算ができ ない純粋な女性なんだそれを男が勝手に 勘違いしただけ現に俺だって会うたに未練 に惹かれていたいつも気取るわけでもなく 自然体で2人で大笑いすることが多くそれ が心から楽しいと思えたまにた顔されると ぎゅっと抱きしめたくなったれんご飯食べ て帰ろうよ俺たちはミレが気に入ってる パスタ屋さんで軽く飲みながらご飯を 食べることにした楽しくミレとおしゃべり しながら飲んでいる時だ仕切りに背後に 座る男たちの声が気になった小声ではあっ たがどうもミレのことを話しているよう だったあれあの女マジかまた違う男といる 真の女だな噂通り一緒にいる男もどうせ すぐに捨てられるぜ俺は聞こえないふりを してミレに話しかけるもミレは完全に動揺 していてどんどん顔がこっていったミレ気 にするな堂々としてろよ俺はミレを安心さ せようと目を見つめていったしかしミレは もうてよやだ泣きそうになっていたそして 男たちは他に話す話題がないのかとばかり 未練の話をし続けた俺の我慢の限界だった あの噂話したいんだったらよそでしてくれ ないかな中途半端に耳に入ってくると 耳障りなんだ俺は振り返って背後にいる男 たちに行ったやばっという顔をしつつも奴 らは開き直り噂じゃないっすよなあミレ さん俺の友達と付き合ってたよねそう言っ て美玲の方を磨けてみた俺はひまなかった だから何見ての通り俺の婚約者は美人で 性格もいい選び放題なんだよ選ばれないで 捨てられただけだろそれってお前の友達は 大した男じゃないって言いふらしてるのと 一緒だよな友達なんだったら気づかよそう 言うと奴らは途端に黙ってしまったそして 俺たちは店を後にした帰り道ずっと静か だったミレが口を開いたれありがとう やっぱり霊変わってないやっぱりって小 学校の頃私男子によく意地悪されてたじゃ

ないあああれな意地悪っていうか好きな 女の子にちか出してただけのやつすごく嫌 だったのそれを助けてくれたのがレンだっ たあの頃からねずっと好きだったんだだ から偶然にもレンと一緒に働けて夢じゃ ないかと思ったそしてまた私をかってくれ たしかも婚約者って私すっっごい嬉しかっ たもうねそれだけで十分電を解放して あげる付き合ってくれてありがと 何を言ってるんだキスの責任俺が取るん だろ十分なわけあるか開放って見れ俺との 時間ただの遊びだったわけじゃないだろも もちろん私にとって人生で一番幸せな時間 だったよでも分かってるレを振り回しちゃ いけないってあんな噂される女よ関係ない よ見れ美人さんだからさやっかみはあると 思うでも俺はそんなのを気にしないよ俺に とってミレは子供の頃からずっと憧れの手 に届かないお姫様みたいだったそんなお姫 様が俺を好きこんなラッキーな話あるか俺 ミレを絶対話さないよミレは黙って俺の話 を聞いていたあの店で未練の話をしている の聞いてて俺だんだん腹が立ってきてさ 確信したんだどれだけミレアを持ってるか そう言うとミレはすごく嬉しそうにねえ ねえやっぱり私たち映画みたいな展開に なったねそう言って照れながら笑う未練が 移動しすぎて俺は思わず強く抱きしめて しまったレハグだけだよそれ以上はまだ 待ってねそう言いながらミレの手が俺の 背中に回ったそれからの俺たちはトト拍子 に結婚まで進んでいった町に待って待った ミレーとの初めての夜はうしすぎて緊張し てしまうほどだったミレーは本当に初めて で何度もちょっと待ってを繰り返したその 姿がまた俺を夢中にさせた初めてを守りい てくれた未を俺は一緒大事にするつもりだ 俺の名前は磯部啓介都内の子供福メーカー で働く27歳1人っこだった俺に突然でき た義姉は美人だが鉄な女社長で家族として 舌浮きにはなれないような女性だったある 日親に言われて彼女の家に出いた俺は意外 すぎるを目撃するその瞬間俺の運命の歯車 が回り出した俺は就職後実家を出て 1人暮らしをしていた実家には盆と正月に 帰る程度だったし母さんも俺を無理に 呼び出したりはせず時々米を送ってくれ たり遠くから見守ってくれていたそんな 状況で突然実家に帰ってきてほしいと言わ れ俺は不安に襲われた小学生の頃に父さん を事故でなくしてから俺の家族は母さん だけだ何かあったのかと心配になり週末に 慌てて規制したしかしそこで俺が目にした のは全くもって予想外の出来事だった こちらのさおりさんが今日からあなたの姉

になるのよニコニコと笑顔を浮かべ母さん が紹介してきた女性に俺は度肝を抜かれた 目の前にいる彼女もありと口を開けて俺を 見ていた社長あなた営業家の磯部さんよね 母さんに紹までもなく俺たちは知り合い だった少しウブした美しい黒髪と長く濃い まつ毛鼻が高くずんとした表情をしていて きちっとしたスーツ姿がよく似合っている 彼女は俺の勤め先の社長である吉本沙織 さんだったのだ母さんちょっと待ってあね 全然意味が分からないんだけど私再婚する ことにしたのよ えさおりさんは旦那の連れ子さんよ 会いた口が塞がらないとはまさにこのこと だその後母さんの再婚相手で社長の父親で もある吉本さんもやってきて俺と吉本社長 はサプライズで親の再婚を知らされたの だった俺としては母さんの再婚に文句は ないだが吉本社長が俺の義姉になるという のは受け入れがい話だ彼女は俺よりも3つ 年上で今年30歳高校までは地元にいたが 大学進学で調教した彼女が大学時代に起業 した子供メーカーは今ではそれなりの規模 になっており俺はその営業部に所属して いる俺は入社1年目に取引先で失敗し社長 時々にお叱りをもらったことを思い出した あなたが今回したことは会社の信用問題に 関わることよどとこんなことが起こらない ように反省なさいはい本当に申し訳あり ませんでした謝るのは誰にでもできるわ 本当に反省しているのなら今度の仕事で 挽回して見せなさいそれができないなら あなたの代わりを探すことになるわたった 3歳上の女性とは思えないほど彼女は異言 に満ちていた俺は2度と同じミスをしない ことと損失を取り戻すために全力で働く ことを誓い冷やで全身びしょびしょになり ながら社長室を出たこれ以外にも彼女は 普段から社員に厳しくしかりはしても褒め はしない人付き合いもろにせず飲み会や ボーリングなどの交流会にも全く参加し ない 仕事でもプライベートでも冷たな女性で長 通っていた俺と社長は同居だということは 知っていたがそれを理由に彼女が俺に目を かけるということは一切ない話題に登る こともなかったまで今の今までそのことを 忘れていたくらいだそんな彼女が俺の義姉 になるという俺は戸惑いを隠せなかった俺 たちは4人で食事をし夜は酒を飲みつつ話 をした父親の吉本さんは冷たな娘とは全く 違う優しくてユマのある性格をしていて俺 たちは酒も会話もはんだ母さんと吉本社長 も女同士て話していたが社長の話し方は 相談のように堅苦しく家族に対する優しさ

が感じられない俺は母さんが嫌な気持ちに ならないかと常にハラハラした幸いのこと に母さんは話がいい人の喋り方をするのね と気に入った様子た俺はほっとしたが吉本 社長のような冷たい人間と家族になるのは 無理だなと思った 俺も彼女も1人暮らしでそれぞれ整形を 立てている親同士が再婚したところで一緒 に暮らすわけでもないし仲良くなる必要は ないそのことだけが救いだ母さんたちは 結婚式はせずひっそりと席を入れ地元で 静かに第2の人生を歩み始めた俺と彼女が 義行大になったことは会社では誰も知ら ないそれどころか当時者の俺たち自身も 知らないような顔で過ごしていた時々実家 に呼ばれて仕方なく顔顔合わせる以外に プライベートでの接点はない親の再婚から 半年が経過してもその状態が続いたそんな ある日彼女は仕事を休んだ風を引いたと 聞いたが季節の変わり身だからと思い深く 考えなかっただが次の日もその次の日も 彼女は仕事に来なかった何でも一度出勤し てきたのだがあまりにも熱がありフラフラ しているので部長が説得して家に返したと いう話だ血が通ってなさそうなは冷たな 社長も熱を出すことがあるのかと同僚たち は笑い話にしていたが俺は少し心配だった 追い打ちをかけるように終業後すぐに 母さんから電話がかかってきたさおさんの 具合が悪いって聞いたけど大丈夫なの会社 休んでるけど詳しくは知らない風だって 聞いたし大丈夫なんじゃないかあなた まさかお見舞いにも言ってないの母さんは 驚きと怒りが混じった声で言ってきた俺も 少し向きになって言い返した大人なんだし ただの風なんだからそんなの別に必要ない だろただの風だとしても3日も寝込んでる んでしょ熱がひどくて自力で買い物も行け ないみたいだしご飯も食べてないんじゃ ないかしらあなた近くに住んでるんだから お見舞くらい言ってあげなさい家族なんだ から母さんにそう言われてしまっては断れ ない吉本社長の住所は知っていたので俺は 仕方なくスーパーで食べ物などを買い彼女 のマンションにもかった玄関で呼びをして も反応がないしばらく待っても出ないので 帰ろうと思った矢先にドアが開いた吉本 社長うわ俺は驚き思わず手を伸ばしたドア を開けた瞬間彼女が俺に倒れかかってきた からだ幸いとっさに彼女を受け止めること ができ大事には至らなかっただが彼女の顔 を見た俺はぎくりとしたいさんごめん なさい今たつはすごい熱じゃないですか 自力で立たなくていいですから早く中に 入りましょう顔はゆでたのように真っ赤で

支えた体は熱い彼女はこんなところでも 強気で自力で立って歩こうとしたがそれも できないほど具合が悪いようだ俺は日頃 感じている苦手意識を忘れ彼女を抱えた まま急いで部屋に上がったベッドに座らせ 買ってきたスポーツドリンクを渡すと素直 に飲んでくれるぐったりして横になる彼女 に毛布をかけてやりながら俺は思ったより も動揺していた嫌いな社長が苦しんでいる 姿を見てこんなに心配になるのかと意外に 思った彼女が義治だからというよりもっと 違う理由で気になる感じがしたがその正体 が何なのかはよくわからないさらに意外な 要素はまだあったそれは彼女の部屋の内装 だテレビの前にはぬいぐるみがいくつも 並んでおりカーテンも絨毯もファンシーで 可愛らしいデザインをしている普段の絶な イメージとは離れた雰囲気に俺はすっかり ド肝を抜かれてしまった仕事で問題があっ たのよね何があったの私が対処するわ仕事 じゃありません心配だったから母さんが 心配してたので様子を見に来たんです仕事 じゃないのねそう言うと少しほとしたよう な表情になったこんな時でも仕事の心配を しているのは頼もしいが今はそれどころ じゃない俺はスーパーで買ってきた食材を 使いおかを作って食べさせた聞けば朝から ゼリーしか食べていなかったという風と 成立が合わさって起き上がるのも困難だっ たようだ俺はさらにコンビニに一走りし 使いして帰路を買ったその後キッチンの 片付けなどをしてからベッドの方を見ると 彼女はすやすやと眠っていた俺は起こさ ないようにそっと帰ろうと思ったが部屋の 鍵をどうすればいいか悩んだ鍵はカかどこ かに入っているらしくすぐに見つけられる 場所にはない弱っている女性を部屋に残し たまま鍵を開けっぱなしで立ち去るのは 良くないだろう考えてあげくその夜は彼女 の部屋で過ごすことに決めた1度外に出て 母さんに電話をし彼女の様子を報告して から絨毯の上に横になった俺も色々と混乱 して疲れたのかすぐに眠りに落ちてしまっ た目が覚めた時は朝になっていて慌てて 飛び起きたが今日が休日だったことを 思い出してほっとしたベッドの方を見ると 彼女もちょうど目を開けたところで 飛び起きた俺に目を丸くしていた誰磯べ ですすみません鍵の場所が分からなくて 止まりましたどうして謝るの予想外のこと を聞かれて俺は驚いたかなり顔色は良く なっておりベッドから半身を起こすと俺を 見つめたそしてさらに衝撃的なことを言っ た家族なんだから止まっていったっていい わ当たり前のように言うと彼女は微笑んだ

いつもの冷たな様子とは違う優しい笑顔俺 のこと家族って思ってくれてるんですか 当たり前じゃないでも今までそんなこと 一言も言わなかったじゃないですか仕事中 も冷たかったし仕事とプライベートを 分けるのは当たり前よとにかくあなたが来 てくれて本当に助かったわありがとうそう 言って笑う彼女の姿はとても愛らしく俺は 思わず見入ってしまったファンシーな部屋 の様子といいベトのの彼女はこんなに女性 的な魅力を秘めていたのかそう思うと俺は 胸がときめいたそしてその瞬間突然腑に 落ちた昨日の夜熱に苦しんでいる彼女が とても心配に思えたのは彼女のことが1人 の女性として気になっていたからかもしれ ないその出来事があってから俺たちの関係 は急速に変化していった会社では相変わら ず他人のような顔で過ごしていたし彼女の 仕事に対する厳しさも容赦なかったけれど プライベートでは義姉としての仲を深め下 の名前で呼び合うようにプライベートで リラックスしたさおりは仕事中とは別人の ようだった以前母さんに対して相談みたい な話し方をしていたのは単に緊張していた からのようだ今ではすっかり打ち解け血の つがった親子のように笑い合うようになっ たその朗らかな笑顔を見るとさおりは父親 によく似て優しく有馬を持った女性だと 感じた仕事中の冷たな態度は社長としての 責任を果たすためにさおが作り上げた仮面 だった仮面の下を知っているのは会社の中 では俺だけだ同僚から誤解されていること について聞くとさおはこう言った女と言う だけで甘く見られることもあるから冷たい と思われるくらいがちょうどいいのよ本当 に親しい人にだけ私を知ってもらえれば それでいいわその本当に親しい人の一員に 俺も入れてもらっていると思うと嬉しかっ ただがその判明あと1歩足りないと感じる さおは俺のことを議定として扱っていた親 同士が結婚して義兄弟になったと言っても 俺たちは大人になってから出会った いきなり肉親と同じように扱うのは俺には 無理だ将来的には結婚して家族になるのは やぶさかではないがそれ以前に恋人関係に なり男女の付き合いを始めたい色々考えた 結果俺は思い切って彼女に告白することに したこのまま待っていても彼女が俺を異性 として意識するタイミングはないかもしれ ないそれなら自分から言い出した方がいい と思った親の再婚からすでに1年半が経っ ていた俺は平日の夜にさおりと食事の約束 をし仕事が終わると一緒にレストランに 向かった緊張して料理の味はあまり覚えて いないそわそわしている俺を見てさおりも

落ち着かない様子に見えた食後にコーヒー を飲みながら俺は胃を消して切り出した実 は私ね俺たちは同時に口を開き顔を 見合わせた啓介の話を先に聞きたいわと さおりが言ってくれたので俺は咳払いをし 気を取り直して告白した実は俺さおりの ことが好きなんだ家族としてじゃなくて 1人の女性として付き合いたいと思ってる 俺がそう言うとさおりは少し悲しそうな顔 になったさおも話があると分かった時俺は 心の片隅で彼女も告白するんじゃないかと 期待していただが継ぎられたのは予想外の 言葉だった私しばらく戻ってこないと思う のえ商品の反論を開拓しようと思ってるの 全国規模で展開できるように私が自分で 営業に行くつもりよ長い間出張が続くし 今後もこういうことがあるかもしれないだ からだからさおりはそう言って悲しそうに 目を伏せ言葉に詰まってしまう俺の告白を 断ろうとしているように見えたが決定的な 一言が言えずにいるようだそんな様子を見 ていると俺は愛しさが込み上げてきたそれ 俺もついていかせてくれ俺は思わずそう 言ったするとさおりはバッと顔あげうるん だ瞳で俺を見つめたついてきてくれるのあ もちろんでも正直すごく大変な仕事になる と思うわさおりと一緒ならどんな仕事でも できる部下として恋人として支えた あ恋人はさおが認めてくれるならだけど俺 がそう言うとさおりはくすっと笑い俺の手 を握ってくれたあなたがいてくれると 頼もしいわよろしくお願いねこうして俺は 彼女の細役として長期出張に投稿すること になった講師共にパートナーとなり プライベートではますます親密になった俺 たちだが仕事の方はうまくいかないことも 多く挫折も味わったそれでも支え合い 励まし合いながら前に進み懸命に営業を 続けたそんな困難を一緒に乗り越えたから こそ強い絆を気付くことができたんだと 思う約半年間出張先をあちこち飛び回る 生活を続け戻ってきた時には俺たちは立派 な成果を手にしていた反炉拡大という社長 としてのさりの念願は叶い売上や商品の 認知度も高くなったそしてプライベートで は出張から帰り落ち着いたタイミングで俺 と織は結婚同僚はそれまでで俺たちの関係 を一切知らなかったので恋愛関係だった ことにも義兄弟だったことにも業転してい ただが一緒に長期間の出張に行き仕事上の 相棒として認知されていたのでお似合いの 夫婦だと言って祝福してもらえたそれまで 1番近くでさおりを支え支えられてきた 経験があったので夫には俺が一番 ふさわしいと胸を張って言えるくらいには

俺も成長していたそれからは夫婦としても 仕事仲間としても非常に充実した毎日を 送っている子供も3人生まれ子育てに本 する日々はなかなか大変だだがあの出張を 経験したおかげで俺たちの連携はすでに 熟年夫婦の意に達している子育てでもそれ を生かし夫婦で支え合いながらうまくやれ て いるいかがでしたでしょうかチャンネル 登録をしていただくことで制作の励みに なりますではまた次の動画でお会いし ましょう

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