【1話目】0:00 入院先の美しい女医が過去に俺を振った幼馴染で、ある日俺の病室にやって来て「えっ？」驚きの展開に…
【2話目】21:47 家政婦を頼むとスタイル抜群の美女が家にやってきて、とても楽しい時間を過ごせたので「もう一日良いかな？」
【3話目】45:40 社員食堂に勤めるマスク美人をデートに誘った結果→突然マスク取り「実は私…」俺「え？まさかあなたは…」
【4話目】1:05:21 取引先の社長令嬢とボロボロの温泉旅館に行くと汚すぎて絶望していたら嬉しい展開に…
【5話目】1:22:14 妻「私のこと好きにならないで」俺「君以外考えられないよ！」妻「私曰く付きだけど大丈夫？」俺「えっ？」
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Author: SYBS
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#馴れ初め
#感動する話
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全てではありませんが、実際にあった事例などを元に、過激な表現を避けつつもオリジナルで分かりやすい台本を作成し、優秀なナレーターを使用した特別な世界観を特徴としたオリジナルの動画を製作しています。
事例の紹介だけでなく、人間関係などの教育的価値を付与しております。
※こちらは全てオリジナル動画となっておりますので、繰り返しのコンテンツではありません。
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俺は克己35歳とあるシステム会社で金融 関係のシステムの保守運用をして いるある日俺は自転車に衝突されて入院 することになっ た入院先の病院で運命的に再開したのが嫁 の恵 だ実は恵とは幼馴染みで不本意な別れ方を してい た勇者10年目連日残業に励む哀れなSE である俺自分で言うのもなんだが真面目さ が取り得の俺は日々のノルマをクリアし ないと居心地が悪く残業してでも本日の 多く官僚を目指してしまうタイプの人間だ 上司からは会社で1番前向きで実直な人間 と褒めてくれるがただ残業をさせようとし ている気がしなくもない 35歳になった俺は連日の残業に体力の おえを感じてきていた残業自体は仲間との 一体感が味わえて好きだけど な呑気に考えながらその日も残業を終え駅 へ向かっ たその時に後ろから自転車が衝突してきた えあ がしん すぐに俺は救急車で搬送され即日入院と なってしまっ た診断は肋骨に日々前地3週間絶対安静の ため3週間の入院が決定し た救急車に乗ったのは初めてだし入院 なんて子供の時以来だっ た昨日救急車で搬送され急遽入院が決定し た俺は空部屋がなく個室を当てがわれて テンションが上がってい たなんとなく浮き足だった俺の元に看護師 さんが来 た朝の開心の時間です先に検温しましょう ね体温系を渡された体温はもちろん 平熱骨に日が入っているだけだから体調は いいこの後先生が来ますのでしばらく待っ ていてくださいね 看護師さんが出ていき先生の到着を待っ た コンコンはい どうぞノックの音に答えると病室に意志が 2名入ってきた男性と女性だ女性を見た 瞬間言葉を失った女性意が高校生の時に 付き合っていた幼馴染みである恵だった から だ恵はを着ており高校時代よりも吹けた ように見え た俺が35歳ってことは恵も35歳なんだ から当然 だただ恵の染めたことのないであろう ロングの黒髪は顕在ジイらしくまとめあげ られた黒髪に薄化粧
薄化粧なのに目立ちのはっきりした美人で ある恵は迫力があっ たしばらく恵を見て呆然としていると男性 位が話しかけてき た保加減は大丈夫です か男性医師と会話をして何事もなかったか のように恵は病室を出ていっ た目は一切会わなかった会話も一切なかっ たまさかあいつ俺のこと忘れているの かカルテがあるし名前は分かるはず だ俺は1度だって恵のことを忘れたことが なかったの に俺と恵は幼馴染みで高校2年生から交際 が始まった交際のきっかけは恵から バレンタインデーのチョコレートを渡され たから だ幼馴染みで恵のことが好きだった俺は チョコレートを受け取って告白されて 付き合うことになった高校3年生受験勉強 が本格すると恵からしばらく距離を置き たいの受験に集中したいと言われ た恵は県内の南関公立大学への進学を希望 しており毎日のように勉強してい た俺はそばで支えたい気持ちもあったが恵 は努力か恵は勉強会は嫌いだし静かな自習 室で1人で勉強するのが好きだっ た1度決めたことは譲らない真の強い女性 だっ た幼馴染みでずっとそばにいた俺は目標を 決めたら下向きに努力する恵を尊敬してい ただから恵の希望を叶えようと1度離れる ことを了承し た今思えばそれは間違いだっ た受験が終わると恵と連絡が取れなくなっ たから だの母親に恵は県外の大学に合格し下宿の 準備で忙しいから連絡をしないようにと 言われ た何も言ってくれないのかよそんなに希薄 な関係だったのかよ俺のこと好きじゃ なかったってこと かどうしてという疑問だけが地元に残った 俺に残され たその後の俺は女性不信になり異性とと 真剣に付き合うことができなくなっ た幼馴染みで1番身近だった異性と音信 不通になったからだと 思う友達の分析によると俺は失恋してない から次の出会いに気持ちが向かない状態 らしい3週間の入院も残すところあと数日 になった願と俺は相変わらずだっ た男性意と朝の会心で病室に入るがメイン で話すのは男性医師恵は後ろに控えていて 俺と目が合うこともないだがその日は状況 が違った恵が1人で病室を訪れたのだっ
たおはようございます あおはようござい ます気まずい沈黙が 流れるお加減どうですか 特に問題はないですそうです かさらに気まずい沈黙が 流れるすると突然脱ぎなさいと恵が言った え聞き間違いだと思ってすぐに恵を見 た恵は無表情だったえっといや えっとどうすればいいのかわからず オロロしてしまっ た経過を見るので洋服を脱いでいただけ ます か冷静な恵の声にはっとするあはいすみ ませ ん相手は医者恵だけど医者なの だ心に唱えながら服を脱いだ自意識過剰な 自分が 恥ずかしい服を脱いだ俺の体を見て恵の 表情が変わっ たまだあるんだね痣だから消えない か小さい声だったが距離が近いから ばっちり聞こえた えやっぱり可愛いハート型だ ね恵だやっぱり恵だ俺のことを覚えていた ん だ俺の肩には生まれつきハート型のがある 幼馴染みの恵は幼稚園の頃俺のハートの痣 をとても羨ましがった可愛いと絶賛して 自分にも同じ痣が欲しいと言っていた サンタさんにお願いするとまで言ってい たっけ なあの頃の恵の笑顔を思い出して勇気が 湧いてきた音信不通になった幼馴染みと 対決する勇気 だ恵だよな俺のこと覚えているよ な恵の目を見て今度は逃がさないという 気持ちを込めていった ううん覚えてるよかみ 君小さく頷いた 恵あの時のこと聞いてもいいかどんなこと でも聞きたいんだ覚悟はできている から友達の分析で言われた失恋していない という言葉を思い出した失恋しないと前に は進めない怖いけれどここで逃げ出すわけ にはいか ないあのね私地元の国立大学を目指してい たけど模で悪い結果が続いてて毎日が すごく不安だったどれだけ勉強しても模試 は良くならないし自信がどんどんなくなっ てた の克己君推薦入試で進学がもう決まってい たじゃないどうしてもダラダラしている ように気楽に過ごしているように見えて そんなことないって今なら分かるんだ
けど当時は自分のことでいっぱいいっぱい になっちゃって克己君がそばにいると イライラしてしまって離れたいって言った のね 結局第一志望の大学に落ちて県外の私立 大学に受かったけれど自分が情けなくて 克己君に合わせる顔がなかった いや違う な克己君に嫉妬してたんだと思う勉強もし てないのに第一志望に合格してる克己君 にいつも強気だった幼馴染みの弱い一面を 見て言えばいいのかわからなかっ た口をパクパクさせている俺に恵はごめん ね自己中だよね克己君のこと忘れたこと なかったよ誰とも付き合えなかったお大事 にくるっと背を向けて病室を出ていっ た残された俺は病室の扉を見続けてい たの日朝の開心の時間になったいつも通り 男性意志と恵みで病室に入った男性意と 話しながら恵の方をちらちらと見ていた 正直昨日の話が本当なのか俺は判断できず にい た特に忘れていない誰とも付き合ってい ないの部分相手は美人の女医持てるだろう 俺なんて相手にしていないはず忘れてい ないは俺に気を使った言葉なのではない だろう か疑惑の目で恵を見ていると恵は白衣の胸 ポケットからボールペンを取り出しカルテ に何かを書き込んでいたそのボールペンに は見覚えがあった俺が大学の合格祝いに恵 に送ったものだ珍しいデザインだから 間違い ない直接恵みに会うことはできなかった から郵送で送ったボールペン だ大事に使ってくれていたの か10年以上も前のボールペン を恵が俺に今も行為を持ってくれている ことを確信した俺はもう一度恵に向き合う ことを決め た恵と向き合うことを決めたもので話す 機会はなかなか訪れなかったその後男性 医師から隊員の許可が降りたあっという間 に隊員の日を迎えた恵にはあれからあえて いなかっ たナースステーションの前に行くとお世話 になった看護師さんに声をかけられ た隊員おめでとうございますお大事にして くださいね戻ってきちゃだめですよ 脇あいあいとしてよりいい雰囲気だ何人か 集まってくれたが恵の姿は ない別日に改めて恵に会いに 来よう幼馴染みだから母親に聞けば連絡先 くらいわかる だろう病院で待ち伏せはだめだろう
けどどうしたら恵と会えるのかを考え ながら病院の出口に向かった 出口の人込みの中で恵の姿を見た気がした 人の後ろに隠れるようにしているが間違い なく恵 だ俺と目があった恵は走り出した俺は急い で追いかけた病院の中で全速力で走れない 恵はすぐに捕まっ た恵の腕を掴んだが俺を見てくれなかった 俺も俺も忘れたことはなかっ た恵は振り向いて俺を 見つめるあのさ これ俺はボールペンを差し出した恵が ボールペンを見て驚いたのかボールペンを 見つめ た送った時お前会ってくれなかったから 言えなかったけどさこのボールペンは2本 セットだったんだよとこれで1本ずつ俺も ずっと思ってたよ忘れたことなんてなかっ た恵の目から涙がポロポロと溢れてきた 高校生の頃から忘れたことのない女の涙 思わず抱きしめ たもう一度付き合おう今も好きなんだあの 時から変わらずに俺の言葉に何度もう 恵腕の中に恵の体温を感じ た最高に幸せなぬくもりだっ た病院の出入り口で35歳の美人ジイが 泣いて いるとんでもなく注目を集めた俺たちは そくさとその場を離れ た涙で目が赤くなった恵にほれ剤を買いに 行くよう言われて病院の売店でほれ剤を 買った 気持ちが通じ合って数分で尻に引かれてい た幼馴染みの距離感に戻った気がし た安心したのか笑いがこみ上げてきて恵の 目を冷やしながら2人で笑ってしまっ たその後なんとか美人ジイの顔に戻った恵 は急いで病院へ戻っていっ た俺は肋骨の日々が完治し会社へ復帰した 上司は俺の晴れやかな顔を見て何かいい ことがあったかと聞いてきた詳細は教える つもりはないが幸せすぎてありましたと 元気よく答えてしまっ た友人に病院での出来事を言うと失恋じゃ なくて復縁かお前強運の持ち主だなと言わ れ た確かに言われてみると自転車と衝突し なければ入院しなかったし恵に再開はでき なかったきっと一生会うことはなかったん だろうあえて良かっ た自転車の運転手の不注意による事故だっ たから普通は相手を恨むのかもしれないが 俺は感謝したいくらいだっ たこの会社に入社しなければあの道を歩く
こともなかったもう全部に感謝したい 気持ちだっ たその後の俺たちはと言うと会えなかった 13年間を埋めるようにデートを重ね た病院の出入り口で俺たちが起こした 出来事は病院内で噂として引き継がれて おり恵は有名人だったそのため最近どうな のデトしているのという心配の声仕事の 調整してあげようかという優しい声彼氏に 飽きられないように甘えた方がいいよと いうおせか病院で恵は注目の的だった病院 では恵の15年間の一途な恋は ドラマチックに着色されおがつきみんなを 楽しませているようだっ た噂は悪いことばかりでなくみんなが仕事 を調整してくれて俺は忙し女である恵と デートすることができていた病院の皆様に 感謝 だ大学生の頃に行きたかったという恵の リクエストを聞き水族館や動物園ゲーム センターに映画館アミューズメントパーク 35歳のカップルが行くデートスポットと しては少し恥ずかしいラインナップ 恵は周りの目を気にせずどこに連れていっ ても大してくれ た一緒の痣を持ちたいと子供の頃に言って いた恵はお揃いが大好きだどこに行っても お揃いを買った水族館のイルカのキー ホルダーアミューズメントパークの 着ぐるみの帽子映画の パンフレットゲームセンターのUF キャッチャーでお揃いのぬいぐるみのため に信じられないほどお金を使ったのは苦い 思い出 だ2人のお揃いが部屋に溢れていっ た初めて病室で俺に会った時緊張で心臓が 飛び出そうになったと言っていた 恵顔に出てなかったぞと俺が言うと病院で 身につけたスキルだよと笑う 恵幼馴染みで表情がくるくる変わることを 覚えていた俺は信じられなかっ たならば顔に出してやろうと意気込んで 遊園地のお化け屋敷に向かっ た怖がっているのに表情の変わらない 恵嘘じゃなかったんだなと俺が言うともう 暗いところはあけないと腕にしがみつく恵 もちろん表情は変わらない言葉と行動表情 がちぐはぐで笑う 俺もうとを膨らませて起る恵がとても 可愛かっ た2年の交際期間を経て俺たちは結婚した 恵は医者として忙しく働き続けた俺もお 世話になった素晴らしい病院だ長く働き 続けて ほしい恵の15年間の一途な恋は17年間
の真実の愛に昇格した今も病院で恵は噂の 人 らしい年齢のこともあり子供はできれば いいなくらいの気持ちだったが幸いなこと に息子を1人授かることができ た息子は俺と恵の子供らしく気真面目な 性格だ公園で逆上がりができなくて泣き ながら何度も練習する息子を見てさすが 克己君の子供ねと恵が笑ったさすが恵の 子供だろと俺が 言い返すじれ合う俺たちを見てちゃんと 練習見てよと怒る息子幸せな毎日 だこれが俺たちの馴れそめ です俺の名前は東条直樹54歳で電力会社 に務めている妻の優香は俺より3つ だ優香と俺は30年前に会社の先輩の紹介 で知り合っ た俺は優香と会うのはその時が初めてだと 思っていたしかし優香の方は違っ た優香は俺とあの場所で出会ったことを ずっと覚えてくれていたの だ当時の俺は社会人2年目でようやく会社 にも慣れ始めてきた頃だったしかし新入 社員ではなくなり任される仕事の量も多く なってき た会社には慣れてきたが仕事はまだまだで 俺は日々の仕事に追われてい た当然ながら家に帰るのはいつも夜遅く なって俺は帰宅すると適当に食事を済ませ てすぐ布団に倒れ込ん だそういうわけで気づいた時には部屋の中 がぐちゃぐちゃになってい た部屋が汚くなってくると同時に俺の心も 次第に凄んでいっ た会社に行っても気分が優れなくて仕事も 思うように行かなくなっ たどんどん塞ぎがちになる俺を見かねて 先輩が声をかけてき たおい大丈夫か最近元気ないな大丈夫です ご迷惑をおかけしてすみませんお前さ彼女 とかいるいないですけどじゃあさ部屋とか 汚いだろななんで分かるんですか1人身で これだけ仕事付けだと家事とかする気力 ないもんなそうなんですもうどうしたら いい か俺がため息をつくと先輩が俺の肩をポン と叩い たしょうがねえな俺がいい子紹介してやる よえいいんですかでも俺彼女 なんて誰が彼女候補を紹介するって言った よあ違うんですかお前家政府って分かるか お金持ちの家とかで雇われてる人たちです よねさあさ実は俺の知り合いが新しく家 政府の事業を始めてさ へえまあ簡単に言うと俺たちみたいな
サラリーマンでも頼める金額で家政府を 頼めるんだ ほうへえとかはあとか覇気がないなもっと シャキっとしろよまいいやだから俺が特別 にお前に火政府を紹介してやる よ先輩は誇らしげに胸を叩いたこうして俺 は先輩からの紹介で次の休みに火政府をお 願いすることになっ た土曜日俺は玄関のドアを叩く音で目が 覚めたああそうか火政府が来るんだった俺 は眠たい目をこすりながらゆっくりとドア を開けた今日はよろしくお願いし ま顔を見た瞬間俺は驚い た火政府できた女性こそが優香だった俺は 一瞬で優香に心を奪われ た大きくてぱっちりとした目にすっと通っ た鼻筋と上品な口元はまさに生派美人と 言っても過言ではなかったさらにキな体型 なのに胸が大きく俺は優香に釘付けになっ た俺が固まっていると優も目を丸くして俺 をじっと見つめてい たしばらく沈黙が続いた後突然優香が俺に 抱きついてきたやっと会え た俺は何が起こっているのか分からずその まま硬直していたあ あのごめんなさいどちら様です か抱きついてきた優香をそっと話して俺は 困惑した表情を浮かべ た私のこと覚えてない はい そう優香は少し寂しそうにしていたがすぐ に切り替えたようだっ たまあいっかじゃあ自己紹介から私は 佐々木優香21歳 です21歳あ今こんな小娘に家政府なんか できるのかって思ったでしょうえいや そんなことは大丈夫今日1日であなたの 部屋ピッカピカにしちゃうんだから優香は そう言ってとびっきりの笑顔を見せたあ 申し遅れました俺の名前は東条直樹でしょ 知ってるわえどうしてだってあなたの先輩 から聞いてるしそれに私前からあなたの こと知ってるもん1度会った人の名前は 忘れないのそっかでも一体どこで君 と内緒それじゃあお邪魔し ます優香は部屋の中に入っ た東条さん仕事忙しいんです ね部屋が汚いと言わないありに優香の 細やかな気遣いを感じ たごめん こんなに汚れてたら1日で終わらないか な洗濯と掃除は2時間その後は買い物に 行って晩御飯を用意だから5時間もあれば 行けるかなえ すごいまあ東条さんはゆっっくりしてて
出かけてもいいしあちょっと仕事してても いいかなもちろんそしたら これ優香は俺にマスクを渡した 掃除中は誇りが舞うからそれじゃあ始める ねエプロンを身につけた優香はテキパキと 家事をこなした最初は仕事をしようと思っ ていたが俺は優香の仕事っぷりに思わず 見入ってしまっ たするとそんな俺の視線に優香が気づい たごめんなさい気がちっちゃういや そう言うんじゃなくてって君の仕事を見 てるのが楽しくてさなんだよかったそれ なら今日はもう仕事するのやめたらたまに は息抜きも 大事優香にそう言われて俺はなんだか肩の 力が抜けた気がし たそうだねうんそうするそしたら思う存分 私の仕事っぷりを見てて ね笑顔でウインクする優香を見て俺も自然 と笑顔になったこのところ会社で眉間にシ を寄せてばかりだった俺は久しぶりに笑え た自分に安心し た優香は洗濯物を回している間に部屋住を 綺麗に片付けたそして風呂場やトイレの 掃除もしてくれ たそのうちに洗濯が終わり優香はベランダ に俺の服を干してくれ た今日は天気がいいから気持ちいい洗濯も すぐに乾き そう機嫌良さそうに鼻歌を歌いながら家事 をこなす優香を見て俺はこんな子が奥さん になってくれたら幸せだろうなと思っ た掃除と洗濯終わり今から夕飯の買い物に 行こうと思うんだけど場さんよかったら 一緒にどうえほらせく晴れてるし気分転換 にもいいんじゃ ない優香は俺の手を引いてスーパーまで 連れてきた東条さん何食べ たい肉じゃがそれと餃子も食べたいなでき そう任せて料理は小さい頃からしてるから 大得意なの俺が持つかごに優香は次々と 夕飯の食材を入れていった スーパーからの帰り道俺は優香にどうして 家政府になったのか尋ね たすると優香は自分の小さい頃の話をし 始め た私幼い頃に母を病気でなくしてそれで 最近までずっと父と2人暮らしだったのだ から父を助けようと進んで家事を手伝った わそっか今はお父さんとは暮らしてないの あうんバイトも忙しいしバイト家政府以外 にも何かやってるのえっとね居酒屋で働い てるええ今度行ってみたいなどこの居酒屋 だめよ教えないあつい た優香は話を終わらせて階段を駆け上がっ
た私の肉じゃがおいしいから楽しみにして てね 部屋に戻ると優香は肉じゃがの準備をした それが終わると今度は餃子の下越を始め た東条さん明日はお休みよねにんにく いっぱい入れ ちゃおう優香はニコニコしながら餃子の皮 を包んだあそうだ東条さんも包んでみない 俺は優香に教わりながらぎこちな手つきで 餃子を包ん だ東条さんの餃子なんか可愛いそそうか な一緒に餃子を包みながら俺たちは 笑い合ったなんかこうして一緒に台所に 立ってると新婚さんみたいね優香がそう いうので俺は思わず結婚しようと言いそう になってしまっ たううまそうだねまだ包んだだけなの にケラケラと笑いながら優香はフライパン に油を引い た手伝ってくれてありがとうすぐ焼くから ちょっと待ってて ねしばらくして優香が出来上がった料理を 運んでき たお待たせしました 召し上がれいだきます俺は口に入れた瞬間 その美味しさに本当にほっぺたが落ちるん じゃないかと思っ た 美味しいこんなに美味しい餃子も肉じゃが も初めてだよ喜んでもらえてよかった餃子 は小分けにして冷凍しておいたからあとね 肉じゃがも多めに作ったの ありがとう残りの肉じゃがで作る和風 カレーも美味しいのよええカレーかいい なああ食事中にごめんなさい私バイトの 時間だからそろそろ帰る ね優香は立ち上がるとエプロンを畳んで鞄 にしまった俺はその瞬間猛烈な寂しさに 襲われたああのさもしよかったらもう1日 いいかな えそのカレー作ってほしいなっ て赤い顔しながら頭をかく俺を見て優香は 優しく微笑ん だわかりましたそしたら明日食器洗うから 食べ終わったら水につけておいてください あありがとうじゃあこれ今日の分俺は彼女 に給料を手渡したありがとうそれじゃあ 明日は軽く掃除してご飯作りに来るね また明日 元気よく手を振りながら帰っていく優香を 見ながら俺は小さくガツポーズをし たまた明日ねという優香の言葉が耳の中で こだましてい た次の日優香はスーパーの袋を持ってやっ てきたこんにちは雨だったから1人で
買い物行ってきたいらっしゃい急なお願い して悪かったね気にしないで開いてたから ちょうど良かったお邪魔し ます昨日と同じように優香は部屋の掃除を したそんなに部屋を汚したつもりはなかっ たがゆかなりに気になるところはあった よう だそして掃除が終わると早速カレー作りに 取りかかっ た出来上がったカレーはこれまたおいしく て俺は2杯もお代わりしてしまっ た少し余ったルーに麺つゆと長ねぎ入れて おいたから明日はカレーうどんにしてね うどんも買っておいたしおかずもタッパー に入ってるからありがとう助かる よ食事を終えると優香は俺の皿を片付けて くれ た帰り際は俺は優香に給料を渡してまた来 てほしいと頼ん だ優香は心よく引き受けてくれてそれから なんかも俺の家に家政府として来てくれ たそんな風に何回も頼んでいるうちに俺は 自然と天心爛漫な優香に惹かれていっ た優香がいてくれるおかげでどんなに仕事 が忙しくても頑張れる気がし た毎日の生活に張が出て自分が元気になっ ていくのが分かっ たこうして2ヶ月ほど経った頃俺は取引先 の接待で久しぶりにキャバクラに行くこと になっ た普段の俺はキャバクラが苦手で自分で 行くことはなかっ たそのキャバクラは取引先の常連の店で俺 たちはすぐに奥の席へ案内され たそして席に来た女の子を見た瞬間俺は頭 が真っ白になった俺の前には派手に化粧を してた優が立ってい た優香もまさか俺がいるとは思わなかった ようでびっくりして笑顔が引きつってい たその店で優香はミカという原地で働いて いて取引先の上司に特に可愛がられている ようだっ た上司と話している間俺は黙ってあまり 飲めない酒をちびちびと飲んでい た優は満面の笑で接客をしていて俺には 一切目もくれなかっ たしばらくして他の席に呼ばれたようで 優香は丁寧に挨拶すると新しく入った 女の子と交代し た他の席でも優香は大人気で次々と声が かかってい たそういう店だと分かっていたが誰にでも 笑顔を振りまく優香を見て俺の心は傷つい た何より居酒屋で働いていると嘘をつかれ たことがショックで次の日家政府として
やってきた優香の顔を見ることができ なかっ た優香に話しかけられても空返事ばかりし ているうちにあっという間に優香が帰る 時間になっ た次はいつに する不安そうに見つめる優香に俺は冷たく もう来なくていいと言い放った 優香は寂しそうに俯い た嘘ついてごめん ねそう言い残して優香は去っていっ た優香がいなくなってから俺の生活は どんどん凄んでいっ たあっという間に元の俺に戻りいつしか 笑顔も消え た今思うと優は俺に一切迷惑なんかかけて い た嘘を疲れていたのは事実だが優香にも 何か事情があったのかもしれないと思って 仕事も手につかなかっ たすると先輩が俺のデスクにやってきた おい東女お前最近ゆかちゃんに会ったいえ もう家政府頼んでないのでそっ かゆかちゃん元気にしてるか気になってた のにほら俺は彼女ができて家政府使わなく なったから さ俺が仕事に戻ろうとすると先輩が話を 続け たでもさああの子偉いよなお父さんの入院 費稼ぐためにキャバクラと掛け持ちしてさ え 入院お前知らないの彼女それで昼も夜も 働いてるんだよキャバクラは稼げるから お父さんが退してもゆっできるよう にって俺はそれを聞いて一気に青ざめ た今まで俺の前で一切疲れた顔も見せず 元気だった優香に俺はなんてひどいことを したんだと今更ながらに悔やん だそんな俺何も知らなかったいつも明るく て元気で一生懸命仕事頑張ってるお前を見 て自分も頑張らなきゃって思ったのかも な先輩はそう言うと仕事に戻っ た俺は仕事が終わると急いで優香の働いて いるキャバクラに行っ た優香は客の見送りで外に出ていて目の前 に現れた俺に驚いてい た逆に挨拶をすると優香は俺の元に 駆け寄ってき た東女さんどうしたの 君に話がある今日店が終わったら俺の家に 来て ほしいタクシー代を渡すと俺は先に自分の 家に戻っ た夜中の1時くらいになって優香が俺の アパートにやってきた俺はドアを開ける
なり優香を抱きしめ たごめん先輩から君の事情を聞いた俺君に ひどいことした謝らないで悪いのは嘘を ついた私よ俺嫉妬したんだ君がいろんな男 の人と仲良くするのを見て私も東条さんに 他の男性に愛よくしてるのを見られたく なくってつい居酒屋で働いてるって嘘つい ちゃっ た俺さ君がいなくなってどんなに君が大切 か分かったよ俺は君とずっと一緒にい たい東条 さん優香さん君が好きだ俺と付き合って ください俺が告白すると優香は涙を流して 喜ん だ私も東条さんが 好きこうして俺と優香は付き合うことに なっ た俺と付き合い始めてから優香は キャバクラをやめ た優香の父親は退院してすっかり元気に なっ た付き合ってからしばらく経った頃優香は 俺との出会いを話してくれたそれは俺が 新入社員の時だった上司たちに連れられて 俺は優香のいるキャバクに行ったゆもまだ 新人でお酒もほとんど飲めないのに上司に 無理やり を継がれた困りながらもグラスに継がれて た酒を飲もうとする優香を見て俺はグラス を奪い取り一気に飲み干したそう だその後も優香に酒が継がれる度に一飲み して俺はベロベロになった らしい帰りは必死に謝る優香に俺は何か あったらいつでも助けてやると言って帰っ たよう だ結局その後1度も店に来なかったけど その言葉を励みにして今日まで頑張って これた のそうだったんだ俺酒弱いからその時も 酔ってて多分記憶が ないそうだろうと思った私その時から ずっとあなたが気になってたのだから会え た時嬉しくてこれは運命だっ ては目を輝かせながら俺を見つめ た家政府として働かせてもらってやっぱり 優しい人だって思ったのだからこの人と 結婚したいなってえ結婚そうよ結婚いつか しよそそうだ ね結局その言葉が決めてとなり俺たちは その半年後に結婚し た周りからははスピードコンだねと言われ たが優香はその度に前から俺の家政府をし ていたから結婚していたようなものだと 言って笑ってい たそして知り合ってから30年経った今で
も俺たちは相変わらず仲良しだっ た優香の父親も年は取ったが元気に生活し て いる2人の息子は成長して家を出た今は 優香と夫婦水いらずの暮らしを楽しんで いるこれからも優香といつまでも幸せな 毎日を過ごしていき たいこれが俺たちの馴れ染め です俺の名前は笠原淳独身彼女 なし遊ぶ相手は欲しいけど真剣交際をし たい願望はなかっ たしかしある日突然目の前にた女性に俺は 目を疑っ たこれは運命の再会なの か動揺した俺が起こした些細な行動が幼い 人生までも変えることになるとは思いもし なかっ た当時の俺はぶっちゃけ軽かっ た女性と付き合っても本気になること なんてなかった落とすまでの狩を楽しみ 飽きたらさようなら 最低なやなのは分かってい たそうなってしまったのには俺なりの事情 があっ た大学時代2つ上の女性と付き合ってい たこれを運命と言うんじゃないかって くらい好きだっ た大人な彼女はいつもクールな振る舞いで 俺を子供 扱いそれで俺がふくされるとふわっと 抱きしめてくれその甘い匂いに俺は包まれ た 彼女が笑ってくれるなら俺は何でもした 彼女に見合う男になって一生一緒にいたい と必死だっ たそんな彼女はある日突然俺を簡単に振っ た好きな人ができたから と恋愛はさいつか終わるからいいの よ別れ際のセリフが今でも耳に焼きついて 離れ ないいつかなら真剣になって傷つくの なんてばからしいもうこんな気持ちは たくさん だそれからだ俺の恋愛感が変わったの は俺の変わりように友達たちによく聞かれ たそれで楽しいのか虚しく ね恋愛に期待するから人は 傷つく最初から恋愛に何も求めなきゃ 虚しい なんて そんなある日いつものように社食に行った 時だ見たことがない女性が働いていた年配 のスタッフが多い中珍しく俺と同じくらい の年齢に見え た職権を彼女に手渡しした時俺の心臓が
ズキンとなみ打っ たその人はマスクをしていたから見えるの は目だけでもその目 がその目が俺を意も簡単に捨てたあの彼女 にそっくりだっ た まさかお待ちください ねそういう声もどことなく彼女に似ている ような思わず俺は あね彼女の名前を呼ん だあねあ私山根みです人違いです よ俺の言葉に驚きを見せつつも丁寧に別人 だと言い目元がにっこりしてい た人違い かそうだよな別人に決まってる彼女は高級 思考な女性だった人から綺麗に見られるの が好きでいつだってみなりに気を使い 羨ましがられる仕事に着くのが目標だと 口癖のように言っていたそんな人が社食に いるわけが ないそれにしてもあの涼しげでありながら 真のある強い目は彼女そのものだっ た捨てたつもりの思いが一気に蘇っ たどれだけ彼女を思っていたかどれだけ 傷ついた かそして彼女との楽しかった思い出が俺の 胸を締めつけ たこの面倒な感情を払拭するにはどうし たらそうだささんをデートに誘おういつ もするよに適当に遊んでさよならしたら きっとこの青かった俺の気持ちは完全に 上書きされるもう過去に悩まされなくなる かもしれ ないお疲れ様ですみさ さんお疲れ様です俺笠原淳と言いますこの 間はごめんね夢に出てきた女性にそっくり でさ適当に名前呼んだら反応してくれるか なってえってなるよねごめんなさい知ら ない男の夢に出てきたなんて言ったら引い ちゃうよねでね考えたんだ仲良くなったら 惹かれることなく俺の夢の話できるなって だから俺とデートして くださいあの私とですか急に言われても そういう慎重な感じますます交換持てます じゃデートっていうより1回ご馳走させて くださいほらあねなんて呼んじゃったお 詫びでみささんがOKしてくれるまで誘い ますよ俺根性だけはありますから ねじゃあ1回だけ粘りがち早速週末に ランチに行くことになった待通しくて たまらなかっ たみささんをモテあぶのが待ち切れ ないいや心の奥の方で初めてみささんを見 た時から本当はときめいていたのかもしれ ない
しかしそれを認めるわけにいかなかったお 待たせ待ち合わせのお店に現れたみさと さんはまたマスクをしていた仕事中だけ じゃなくプライベートでもマスクやっと顔 が見られると思った俺は少し落胆して しまったでも食べる時はさすがに外す だろう焦るな 俺プライベートで会うなんて緊張します ねに私男性と食事に行くなんて最後がいつ だったか覚えてないくらいでそうなんです かそんなに綺麗なのにするとみささんは いきなりマスクを 外し実は私バイで6歳の娘が1人いる のマスクを外した美貌とバ石で娘がいると いう想像もしていなかった事実でダブルの 衝撃が走っ たそそうなんだ娘ちゃんもみさとさんに似 て可愛いんだろう ね私の 宝物そういうみささんの顔はすごく穏やか で優しい顔だった今まで感じたことがない くらい淡く切ない気持ちでいっぱいになっ たマスクを外した顔はもしかしたらあね よりも綺麗かもしれ ないクールな大人の雰囲気なのに娘のこと を話す時の表情は温かさしか感じなかっ たついその顔に引き込まれそうになっ た調子が くるうみささん子供がいてもモテる でしょう再婚とか考えてない の恋愛とか全く縁がないわ言ったように私 は娘のことを一番に考えているからそんな 時間はないかなそんな可愛い娘ちゃんに 今度わせてくださいよ遊び相手の お兄ちゃんとしてほら家の中のことで男が 必要なこととか ないいえいえそんなの悪いですって俺みさ さんのファンだから手伝わせて くださいみささんは何度か断ってきたが 最終的にこん負け行動は早い方がいいと ばかり日曜日みささんの家を訪ねることに なっ た旗から見ればみささんに続行でもう アプローチしている俺でも目的は俺の トラウマの リセットあねと重なるこの女性と恋愛関係 になって今度は俺が振るん だでもみさとさんは美人でありながらあね のような傲慢さは 皆無むしろ真逆で俺の腹黒さを疑いもして いないそんな人を傷つけていいの か心の中がモヤモヤし始めてい た こんにちはみささんにアパートを教えて もらい本当に行動に移した女の子が好きな
ものといえばケーキだ可愛らしいものを 選んで自賛し た本当に来てくれたんですね いらっしゃいこの子が娘のまみ です初めましてまみですママがお世話に なってい ますみささんの隣にちょこんと立つ女の子 は6歳とは思えないほどしっかりしていて みささんにそっくりな美人さんだっ た初めましてまみちゃんこれお土産の ケーキだようわあありがとうお兄ちゃん よろしくねこうして俺は中に招かれた部屋 の中はまみちゃんが描いた絵が綺麗に飾ら れ子供が好きそうなインテリアで溢れなん だかすごくアットホームな暖かさがあっ たまるでみささんの笑顔そのものだと思っ た淳さんこういうの慣れてないでしょ 大丈夫大丈夫大丈夫俺子供大好きだから よかったせっかく来てくれたのに疲れさせ ちゃったら申し訳ないから今日はこの間の 礼にカレーを作るねって言っても子供向け だから甘いんだけどもしよかったら一緒に 食べてってすごい嬉しい ありがとう演技でもなんでもなかった誰か にご飯を作ってもらうなんて母親以外い なかったああそうだよなそういうことして くれるような関係を持ったことが ないみささんが夕食の準備をしている間俺 はまみちゃんの相手をしたとは言っても 女の子と風に遊んでいいかなんてわから ない戸惑う俺に子供のまみちゃんが合わせ てくれ子供の遊び方が分かり始めると意外 と面白く夢中になってまみちゃんと遊んで しまっ たお兄ちゃん手が器用なのね今度まみに もっと折り紙教えてくれるもちろんだ よあのね お兄ちゃんママを笑顔にしてあげてねママ マミのためにすごく頑張ってるの マミママが悲しいお顔するのもう見たく ない の自己嫌悪で吐き気がするくらいだっ た純粋無垢な子供の言葉がダイレクトに俺 の心を突き刺し俺は取り返しのつかない ことをしているような気がし たそうだねうん分かったマメちゃんはママ のこと大好きなんだねうん 大好きもうこれ以上みささんに会うのは やめようこんなまっすぐで温かい親子を 傷つけるのは間違っ てる淳さん今日は本当にありがとうこんな にはしゃいでるまみを見るの久し ぶりご飯を食べた後まみちゃんは疲れて寝 てしまっ たみささんと2人静かに会話をし
たまみちゃん本当に可愛い ねありがとう私もすごく楽しかったもしね もしよかったらまたこうして遊びに来て うん [音楽] ありがとう本当は離婚するべきじゃなかっ たのかもしれ ない私さえ我慢してればまみから父親を 奪うことはなかったんだよ ねこれ以上みささんを知って本気で惹かれ ていく自分を止められなくなるのが怖かっ た でもみささんの過去が気になっ たみささん話してくれるもしみささんが 平気 なら元夫はねまみにはすごく優しいパパ だっ たでも浮気されちゃったんだ言われたの 恋愛の紅葉感を思い出したんだみさとは そういうのもうないからって ああもうこの人の心はここにないんだって 思っ た心がえぐられる気持ちだったこの女性は かつて俺が経験した痛みよりずっと深く 傷ついた人なんだそれなのに卑屈になる ことなく強くまっすぐ生きて いるそれに引き換え俺 はねえさんから ねまた恋をする自信あるしたいなって思う えそうだなあ淳さんとこういう時間を 過ごして楽しかったしドキドキしたそれ じゃ答えになってないかな へみささんやっぱり素敵な人だね ありがとうもう遅くなっちゃうから今日は 帰るねじゃあまた 今度俺は足早に家を後にした自分が 恥ずかしくてあれ以上いられなかったそれ から俺はみささんを避けるようにわざと 社食に行かないようにしてい たどんな顔をして話をしていいか分から なかったから だみささんを知れば知るほど俺は彼女に 惹かれ本当に好きになってしまっていた その気持ちはかつて根を思って以上に もっと深くこの女性を守りたい 気持ちきっとそれは初めて本当の愛を感じ たのかもしれないだからこそ不純な気持ち でみささんに近づいてしまった自分が許せ ず今まで傷つけてしまった女性たちへも 残業の気持ちでいっぱいだっ たそんなある日の帰り道会社を出るとみ さんが立ってい た淳さん私を避けてるんですか 私何か気に触ることしまし た俺にかけより不安そうに聞いてき
たみささんは何1つ悪く ないみささん悪いのは俺なん ですどういう こと覚悟を決め た俺さんが思っているような男じゃない です本当は軽薄な男なん だそんなことそんなことあるんですかつて すごく大事だと思ってた女性に振られて から俺はまともに女性と交際したことが ないんだいいこと言って女性をその気にし て飽きたら 別れるそれを繰り返してきまし たみささんに声をかけたのだっ て私もそうやって適当に振るつもりだった の はいでも私たちまだ何も始まってませんよ だから私を振ることはでき ないそういうこともうしたくなくなったん ですみささんを傷つけたくないだから俺 みたいな最低の男はそばにいちゃいけな いって思った から本当に最低な男はそんな風に自分の 誤ちに気づくことがない人です 淳さんはずっと苦しかったんだと思います その気持ち私も分かる から淳さん同じ痛みを知る私たち試してみ ません か本当に誰かをまた愛することができるか どう か不純な気持ちで近づいた俺を許して くれる の淳さんを信じたいんだちに来てくれた さん見てて思ったのあなたは悪い人じゃ ないまみもまた会いたいって言ってたし ね ありがとう俺もまたまみちゃんと3人で ご飯食べたいなみささんあなたは本当に 強くて美しい人なんだ ね俺すごい人に出会っちゃったへそんなに 褒めてもだめですよでも ありがとう淳さんもすごく素敵だと思うだ から今こうして説得に来ちゃった しこうして俺たちは頻繁に会うようになっ た会う度に俺はみささんに夢中になりもう かつてのひねくれた俺は消滅し た彼女の笑顔を見る度嬉しくてもっと幸せ にしたいと思うようになっ ただから自然と作ることなく会うように なって6ヶ月目俺は告白というより プロポーズをし たまみちゃんを連れて公園に遊びに行った 天気がいい日まみちゃんが公園に来ている 子供たちと遊び俺とみささんはその光景を 見守ってい たみささんこういう時間って本当に幸せだ
ねうん 幸せまさか自分がこんな気持ちになる日が 来るなんて思わなか 全てみささんとまみちゃんのおかげだよ心 から誰かを幸せにしたいと思えるって幸せ なんだ ね私もね最近同じことを思ってた淳さんが 証明してくれたような気がする人って どんなに傷ついてもまた誰かを愛せるん だっ て俺もみささんが好きで好きで 仕方ないみささん 結婚して家族になってもらえません かはい淳さんよろしくお願いし ますまみちゃんは俺たちの結婚をすごく 喜んでくれ俺たちは温かい家庭を作ろうと 誓い合った俺を変えてくれたみささんを 一生大事にするつもり だこれが俺たちの馴染め です俺の名前は亮太定年間近のごく普通の サラリーマン嫁の美子は現役の社長をして いる名門大学卒で海外留学経験もある美子 もちろん仕事もできる超エリートだ初め俺 たちは仕事の関係で知り合っ た出会ったのは俺が27歳の 時美重子は33歳だったが俺の目には もっと若く見えた最初は年下かと勘違いし たくらい だパンツスーツがよく似合っている少し つり目がちな 美人黙っているときつい印象だが声は意外 と 可愛いミッキーマウスの柄がついたハカを 持っているのを俺は知っていたクールな 感じだが意外とキャラクターものが好きな のかなと印象に残っていた美子はとある 会社で一社員として働いていた俺が三重子 の正体を知ったのは随分後になってから だその時俺の担当業務に関することで複数 者の合同プロジェクトが立ち上がった 三重子の会社や海外の企業も入れての 大きな事業だっ た国際学部を出て多少英語が喋れた俺当時 は今ほど英語教育が盛じゃなかったから 英語話者は貴重だったpaypayの俺が 海外企業との窓口役に抜擢され打ち合わせ のために海外出張に行くことに美重子も 一緒の飛行機で飛び打ち合わせ先の企業 まで同行し た俺のたどたどしい英語とは違い美子は 英語がペラペラだっ た本当に英語ペラペラで羨ましいですもし かして留学とかしてたんですかはい大学生 の時にだから発音も綺麗なんですね若いの にすごいですね言ほど若くないですよ今年
で34ですえそうなんですかごめんなさい 年下だとばかり思ってました10歳くらい 若く見えるの でその後飛行機の隣の座席で俺と三重子は 雑談して打ち解けたお互い仕事の出張だ から少し硬いやり取りだったが以前より 仲良くなれたのは間違いないその出張で俺 と美子はかなり距離を縮めることになった がその第1歩という感じだっ た現地に到着しプロジェクトの会議に参加 した後俺と三子は宿泊先へ向かうことに 現地の担当者が日本から来た俺たちのため に特別にホテルを取ったと言ってくれたな のでくそこに向かったんだ がここです かタクシーを降りた俺は思わずそう言って しまっ た目の前の建物を見て間違いだと思った 一層間違いであってくれと思ったそこは 一言で言うとボロボロの温泉旅館という 感じの場所だっ た日本のわびさびというか古き良き スタイルを目指していたのかもしれないだ が方向性は完全に間違っていてとにかく 汚い外観もボロボロで中も ボロボロ温泉があるという話だが当然天然 温泉ではなかっ た大浴場も掃除してるのか怪しい感じで とにかく汚すぎ た三子も声に出して文句は言わなかったが 宿のランクの低さに驚いてい た担当者にあったら宿の感想を伝える流れ になるだろう汚いというわけにはいかない ので当然お世辞を言うことになるがそのお 世辞ですら思いつかないレベルの場所だっ た美人の三子と同じ宿に泊まれると ワクワクしていたのにこんな汚いところで いい雰囲気になれるはずが ない俺は絶望し部屋に閉じこもって一夜を 明かし た翌 取引先の担当者はニコニコして俺と美子を 迎え た私が手配した日本風の温泉旅館はどう だったかねと聞かれ俺は言葉に詰まっただ が美重子は堂々としていっ たあなたはあの旅館に泊まったことはあり ますか私はないでしたら今後はお客様を あそこに招待するのはやめておいた方が いいかと思いますどうしてかねあそこは あまりにも汚すぎて招待された方は自分は 歓迎されていないのかと疑ってしまいます よはっきり言う美子に俺は内心おいおいと 思った担当者がわざわざ日本人の俺たちを 招待するために手配してくれたんだぞそう
はっきりと言われては彼の名誉やプライド に傷がつくじゃないか 俺は何とかしてフォローしようと思っただ がそうする必要はなかった担当者が勢い よく笑い出したから だよく言ってくれたな君たちは合格だ え意味が分からず巨とする俺に彼は説明し た君たちと対当なパートナーになれるか どうか少し試させてもら 日本人は消極的ではっきりと意見を言わ なかったりお世辞を言ったりするだろう そんなことをされてはいいビジネスはでき ないだからわざとボロボロの宿に案内して 君たちの反応を見たんだ よそうだったんです か詫びと言ってはなんだが今日は最高級の ホテルを用意したのでそこでゆっくりと くいでほしい 俺は安心すると同時に少し怖くなった まさか試されていたなんて全く気づか なかっ た美重子がいなかったら間違いなくお世辞 を言って担当者を減滅させていた だろうもしかして彼女は初めから担当者の 意図を見破っていたんだろう か留学経験があると言っていたしこういっ たことにも慣れているのかな だとしたらすごい人だ な俺はそう考えますます美子への尊敬を 深めたその日の打ち合わせは美子のおかげ でうまく進み俺も自分の会社にいい知らせ を持ち帰れそうだっ た打ち合わせが終わると社用者でホテル まで送ってもらったホテルを見上げ俺は 驚愕した昨日のボロ旅館とは天と地のさの きらびやかな高級ホテルだっ たそこのスイートルームを2部屋予約して くれていて俺たちはそれぞれ部屋に入っ た俺は今朝の県のことを詳しく聞きたかっ たホテルの最上会にラウンジがあったから そこで少し飲みながら話したいと言うと Okしてくれ た昨日の夜はボロ旅館に絶望していたそれ が一て今日は高級ホテルでぱ買わせると いう大逆転にワクワクが止まらなかっ た俺はジャケットを羽織りきちんとした 格好をして美重子を部屋まで迎えに行っ た美重子はドレスを着て部屋から出てきた 昼間のビシッと決めたスーツ姿と違い おしゃれした彼女は3割増しで美しく見え た夜景の見えるラウンジに移動すると美子 の美しさはますます際立った 俺たちはカクテルを飲み夜景を見ながら 話し た今日はみえ子さんに助けられました昨日
の旅館のこと最初から気づいてたんです か何かおかしいとは思っていたんですが 正直言って賭けでし た美子は少し恥ずかしそうに笑っ たうまくいってよかったです私絶対にこの プロジェクトを失敗するわけにははいか ないのでそれは俺も同じですはいけれど こう言っては何ですが亮太さんよりも他の 誰よりも強い気持ちでそう思ってます私の 人生がかかっているの で人生 がプロジェクトの結果が小心に関わるから その後の人生にも影響するという意味では 俺も同じだだがの意気込みはそういう レベルではなかったプロジェクトを失敗し たら本当に人生が終わるというような言い 方だったので俺は不思議に思っ た今回結果が出せれば私は1人前として 認めてもらえるはずです十分に実力がある と証明できれば独り立ちしても許される はずなので独り立ちです か社内での心に関する話だと思っていたの に三子の口から出たのは独り立ちという 言葉意外な話に俺は驚い た転職ってことじゃないですよね独り立ち ってことは独立して起業するんです かそうしたいと思っているんですが父が なかなか認めてくれないの で確かにお父さんの立場からしたら娘さん が起業するのは心配かもです ねそれもあるかもしれませんが父は私に 自分の事業を継がせるつもりなん ですっていうことはお父さんも社長さんな んですか俺が聞くと三子はやってしまった という感じではっとし たお父さんが社長だということは周りには 隠していたみたいだけどこの時は酒の力と 昼間の成功の感のでうっかり喋ってしまっ たらしいけど言ってしまったものはしょう がないと思ったのか彼女は人さし指を唇に 当てて秘密ですよと前置きしたその仕草が 妙に魅力的で俺はドキリとし た父は私を社長候補にするつもりでうちの 会社に就職させたんですけれど私は父のシ たレールではなくて自分の事業をして自分 の人生を歩みたいん ですなるほど 贅沢な悩みだと思いましたそんな確かに 社長とか企業とか俺には縁のなかった話 ですが美子さんのことは応援してます あなたならきっとできると思います俺も プロジェクトが成功するように全力を 尽くします よ俺は心からそう言った社長上として 生まれそのまま生きていれば社長になれる
のにそれをあえて断って起業したいという 心行き今朝の堂々とした態度とも合わせて なんてたましい女性なんだろうと思っ た美しく仕事もできて強い信念を持って いる美子俺はそんな彼女に惚れ た日本企業からは俺たち2人だけですし 協力して頑張りましょうね俺がそう言うと 美子はほっとしたように微笑ん だありがとうござい ます改めてよろしくということで乾杯し ませんかと美子が言ってくれたので俺たち は改めてカクテルで乾杯したその後は さっきよりもかなり打ち解けて話をする ことができ た打ち合わせが終わり日本に帰ってからも その夜のことは俺の記憶に強く残った プロジェクトの成功は俺や会社のためだけ でなく三子の人生もかかっているそう 考えることで俺もいつも以上に仕事に熱が 入った取引先も俺の熱意を認めてくれて それが上司にも伝わった俺の会社での印象 も良くなりプロジェクトは大成功をめ たプロジェクト進行中は美子とは事務的な やり取りしかしていなかったお互い仕事に 集中したかったしプライベートな関係を 持ち込みたくなかったん だ俺と美重子はそんな考えも一致してい たその年の年度末に三重子からメールが 届いたそこには退職して起業するという 知らせと彼女個人の連絡先が書いてあっ たそれから俺たちはプライベートな関係を 気づき始めた 三子はしばらく目が回るほど忙しかったが 授業が落ち着くと俺との時間を多く作って くれ た彼女はすでに34歳になっていて早く 結婚しろと親からせっつかれていたよう だ28歳になった俺も初めから彼女との 結婚を意識してい た大人の男女がプライベートで2人きりで あって意識し合っていたら関係が進むのは 当然のことだ 一緒にディズニーランドに行ったりバーで 語り合ったりとデートを重ね たどちらから告白したというわけでは なかったがお互いに相手と結婚するん だろうなと思ってい ただけど俺はしっかりと言葉で区切りを つけたいと考え たプライベートで会うようになって初めて のクリスマス俺は彼女を食事に誘っ た出張の日に高級ホテルので見たような 夜景が有名なレストランだ何ヶ月も前から 予約が必要だっただけあって景色は綺麗で 料理も美味しかっ
た食べ終わって俺は三子に向き直っ た今日は来てくれて ありがとう私の方こそお礼を言わないと すごく楽しい1日だった わ来年も再来年もずっと誘ってもいいかな もちろん よ来年は夫婦としてきたいんだけどどうか な喜ん で美子はそう言って笑ってくれ たしっかりと結婚の約束をかわした俺たち は翌年の春に入籍した俺も美重子も結婚後 も仕事を続け2馬力で家庭を支えたその おかげで1人息子を私立大学に行かせ留学 もさことができた息子は今留学経験を 生かして海外で働いている向こうで結婚し て家庭を持ち楽しくやっているよう だ特に教えたわけではないのに海外に興味 を持ち日本を飛び出していったのはもしか すると美子の遺伝だろうか冒険心に溢れ たくましく生きていく子の姿に俺は惚れた そのが息子に受いとしたら何より嬉しい こと だ息子一家とは海を隔てて遠くにいるが今 はテレビ電話という便利なものがある定年 後は三子とのんびり過ごしながら孫の成長 を楽しみに過ごしていくつもり だこれが俺たちのなる染め です俺の名前はなるみゆき中小企業の サラリーマンをしている30代半ばになる とラシュも落ち着いてきていよいよお前 どうするんだという声が聞こえて くるなるようになるさとマイペースを貫く 俺の前に曰つきの女性が現れ た曰つきと呼ばれるシーンを自分の目で 確かめに行き俺は驚かずにいられなかっ た仕事をこなし家に帰るそんな代わりの ない毎日を送っている中平美穂さんは俺の 職場に派遣さんとして 一目見てみほさんから目を離せなくなっ た透き通るような色白な綺麗な肌で サラサラのボブ スタイルキシな体型をしているけど目力が 強くだからと言って愛そうが悪いわけじゃ ない面倒なダスなどいつも笑顔でこなし 仕事も丁寧で早かっ たなるみさん言われていた資料整理終わり ました分かりやすいようにラベルを貼り ましたなるみさんって字が綺麗なんですね 驚いちゃいまし たラベル分けしてくれたの助かります ありがとうじはね子供の頃中字習ってた から さ ありがとう綺麗な字を描く男性って素敵 ですよ
ね些細なやり取りを繰り返すうち細かな きりやにっこり微笑みながらかわすたも ない会話が癒しとなり楽しみになっていっ たそんな思いが積もっていくと人は欲が出 て くる仕事上だけじゃなくプライベートの みほさんを知りたくなったそう完全に俺は みほさんを好きになってい たそんなある日の昼休み同僚たちとランチ をしている時だっ たおいおいすごい情報ゲットしちゃったぜ 遅れて食堂に入ってきた太田が目を キラキラさせてい たなんだよまたくだらない話 だろ先輩の佐藤さんが呆れ気味に笑って 言うも太田はさらに興奮したように話し だした人は見かけによらないって話ですよ 派遣の平さんなんか成順層で可愛い印象 しかないじゃないですか実は男性性用の いかがわしいお店で働いてるって話なんす よ 心臓がキュっと締めつけられる思いが走っ たまたまた あの平さんがガセだろ ガセ唐揚げを走てつまみながら佐藤さんが 言うも俺の後輩そういう類いの店が好きで 先週行ったらしいんですよそしたら店の中 に平さんがいたって言うんですその後輩は 違うけど平さんが派遣できた時から可愛い なと思ってたらしく顔見てすぐに分かっ たってま間違いないのそれまさかという 思いで俺は太田に聞いたまあ店の中は 薄暗いわけだし平らさんが担当したわけで もないから100%ではないよねでもさ そういう目で見るとなんとなく平さん影が あるしりとした色気があるっちゃあるよ な太田のデリカシーのない言い方に腹が 立ち好きな人が後期の目で見られるのが 耐えられなかっ た俺はみほさんを信じ たい太太そんなゴシップで盛り上がる なんてお前ガだな人には色々あるんだ真実 がどっちであれいい話じゃないんだ 言いふらすなよ さすが大人の佐藤さん太田にちくりと釘を さしその話は終わっ たしかしその話を聞いてからずっと俺は そのことが頭から離れなかっ たそして悪い噂話というものが広がるのは あっという間だ数週間のうちにみほさんの 話が囁かれるようになり曰つき物件なんて 呼ばれるようになってしまっ たただ俺の気持ちは全く変わらなかった むしろそんな噂話から守ってあげたいと まで思っていたそして居心地が悪くなって
やめてしまったらどうしようという心配の 方が大きかっ たしかしみほさんは平然といつも通り笑顔 で仕事をこなしていたその強さに驚いたの と同時に俺は本当のことを知りたくなっ た腹を決めるのに2週間かかかり俺は霊の 店に1人で出かけ スナックやバクラなら友達を誘っていく ところだが場所が場所だしかも本当にみほ さんがそこにい たら真実を知るのは自分1人で十分 だとはいえそのような店に行った経験が ない俺行くと決めたとはいえ入り口でおじ 気づいてしまっ たいちゃん恥ずかしがらなくていいって 初めてかいいい子がいるからちらっと見 ていきなよサービスする から従業員と思われる男性に捕まって しまった挙動不審になりながら辺りを確認 しうき気味に俺はついに入店してしまっ た俺を招き入れた男性が店のシステムや サービスを喋り続けていたが一切耳に入っ てこない俺はサービスを受けに来たのでは なくみさんがここにいるのかが知り あのみほさんって女の子います か小声で男性に聞いた ああ女の子たちの本名は教えられないよ こういう仕事はさプライベートをしっかり 守ってあげないと何他の店にいた子か なんか か確かに従業員がベラベラ女の子の情報 開示してたら誰も働かないよ なあのすいません出直し ます自分がしていることが意味ないことに 思え俺は店を出ようとしたしかし捕まえた 客だ男性は礼を逃がしたくないという営業 魂に火がついたようであれこれ割引きする からと食い下がってき た受付で押し問を続けていると え あなた奥の方から女性の声が聞こえた あみほ さん俺の視界に入ったみほさんから目を そらせず一気に血の気が引いていくような 気がし たいいですまた今度で俺は男性を振り払い 勢いで外に出 た噂は本当だっったなんだよなんでだよ なんであそこにいたん だどうしようもない気持ちで俺は歩き出し た時 だなるみ さん背後からみほさんの声が聞こえ た大丈夫だよ誰にも言わない から力なく言う俺にみほさんはえそれ私の
セリフじゃない私の顔見て恥ずかしくなっ て慌てて対戦したんでしょ大丈夫よ誰にも 言わないから ケロッとした顔で俺に言っ たいや俺はサービス受けたくて入ったわけ じゃないんだあの男に強引に営業されて ふう山さそんな強引な客引きする人じゃ ないんだけど なさあそれは知らないけどとにかく俺は 違う から別に走ることじゃないのに まいいわわかったじゃあなんでこの辺色 ついてたのこの辺そういうお店ばっかりだ よいやその考え事してたらついこの辺 うろついてたのかな ははなるみさん嘘が下手みたい ねいいよはっきり言ってくれ て平美穂は本当に曰つき物件なのか興味 本意で見に来たって言え ばみほさんの声のトンは穏やかだったでも 明らかに言葉にトがあったそれもそうだ こんな趣味悪いことをしているんだから このままでは完全に嫌われて しまう実際みほさんと遭遇した今でも俺は みほさんを目の前にしてドキドキしている しそう簡単に好きという気持ちは変わら ない誤解しないで聞いてほしいんだ自分の 気持ちを確認したかったっていうかでも 分かったんだあの店にいたって分かっても 気持ちは変わって ないみほさんあなた以外の人は考えられ ないんだ正式にお付き合いしてもらえませ ん かなるみさん冗談を言っているのもし本気 で言っているんだとしたら私のこと好きに ならないでろなことないわ よ俺は平気だよいや平気じゃないなああ いうお店でバイトしているの何か事情が あるんでしょそれを気にしてそういうこと 言っているなら俺力になる しなるみさん勘違いしてるよね私あそこで 働いてはいるけどジムとしてだからね男性 にサスしてるわけじゃない よ え一気に力が抜けていったやっぱり誤解し てたんだま無理もないか別にどう思われて もいいよどっちみち曰つき物件に違いは ないしだからね会社でどんな噂流されても 平気どうせみんな人の表面しか見てないし お俺は違うよみほさんを色メガネで見たり しないどこで働こうか関係なく ないなるみさん踏み絵を踏むために わざわざここに来たんでしょ関係あるから 気になったのよ ね少なからずずしだっ
たごめん気になったみほさんが好きだった から本当のことを知りたかったんだでも 言ったようにどっちにしても俺の気持ちは 同じだったよみほさんの表面だけじゃなく もっとちゃんと知りたいん だなるみさん私あなたのそういうまっすぐ なところが好き ですなるみさんが彼氏だったらすごく 楽しいんだろうなとか頼もしいなとか思い ますでも私は会社で見せるような清楚な 女性じゃない のみほさんはゆっくり俺に語り出し たうち不家庭なの お父さんは一生懸命私を育ててくれ た男が子育てって大変だったと思う年齢的 にも再婚して良かったはずなのに私が自立 するまで一切そんな話がなかったん だ私が働き始めて2年目だったかな いきなりよ父にすごく若い女性を紹介され た の俺は黙って聞いてい た多分母親以外と恋愛したこともなかった んじゃないかな久々の恋に父親は右頂点に なってた驚いたけど私も嬉しかっ たでもねある日突然その女性が姿を消した んだ父親に借金だけ押し付け て俺は話の先が気になり合槌をしながら みほさんの言葉に集中し た そうなってみて初めて私は父に問いたらし た のその女性夜の仕事をしてた人でね たまたま知り合いに連れて行かれたお店で 出会ったんだって私必死に探したわその人 のこと最初はスナックやキャバクラで情報 を集め た最終的に男性にサービスをするお店で 見かけたって話を聞いてね 女性は見つかったのかどうなっ たそういうお店ってねグレーや完全 ブラックなお店も多くて人探し目的なのに 危く働かされそうになったりねそんな時山 さんに出会ったのあさっき店にいた男の人 ね山さんがあれこれ動いてくれてねでも 結局見つからずでもねこういうお店のジム って給料がなの山さんのところでジムやっ て父の借金肩代わりする方が早いって わかった のなるほどね確かに不便な話だと思うでも それって曰つき物件なんて言われる筋合い ない話だ ぞ父はね自分で何とかするって言ったけど 恩返しの意味で私も助けたくてねただ父が 心配するから遣で働いて夜のことは秘密で もある意味本業はこっちなのかもね嫌
でしょそんな女人の欲望と普通に生きられ ない女性の闇を見ながら働いてるんだよ なるみさんが想像していたような私じゃ ないでも俺はみほさんが見せる笑顔は嘘 じゃ ないねえみほさん俺はその話を聞いてと みほさんが好きになった よいろんな経験はその人の心を豊かに するって言うじゃない俺何も知らない純粋 無垢な人が好きって言ったっけ俺は 今目の前にいるみほさんが好きなん です本心だっ たなるみさんって物好きなの ね ありがとうこんな私ですがよろしくお願い し ますそして俺たちの交際は無事スタートし たみほさんはその後も昼と夜2速のわらじ でしばらく仕事をし1年した頃借金が全て 関西したことを気に夜の仕事をやめ たお金が良かったから続けても良かったん だけどね勇気がああいうお店に興味を持っ て抵抗なく出入りするようになったら嫌だ からきっちり関係を立つことに決めた 週末だけと言っても昼も夜も働くのは体力 的にも心配だったから俺は正直ほっとした そしてこれからもっと一緒にいられる時間 が増えることが嬉しかっ たねえゆきまさかちょっと行ってみたいな とか思ったみほさんは俺の反応を試すよう にいたずらぽく聞いてきたそんなわけない じゃんふーん でもあの辺りのお店みんな私知ってるから ね万が一行ったらすぐ分かるからね気を つけてよ行かないよそんなに心配ならみほ さんがそのお店ごっこうちでしてくれても いいけどこら私は真面目な事務員だもん そんなのは知ら ない自分からそういう話題を振ったくせに 顔を真っ赤にして抵抗するみほさんが 可愛かっ た次のみほさんの誕生日 俺はプロポーズをするつもりで いるこれが俺たちの馴染め [音楽] です