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#スカッとする話 #スカッと #朗読 #修羅場
もうあのじじもいなくなったわけだし長男 である俺がルールみたいなものだよないい かいさんは全て俺たちがもらう母さんや悟 の取り分は一切ないからそのつもり でなんかすみませんねでもお父さんも きっとその方が嬉しいと思うんです役立た ずのお母さんや悟さんに遺産が渡るよりも 1番にお父さんのことを考えてきたサさん に遺産が渡る方がきっと安心します よこれまで長男夫婦はゆがどれだけ弱って 言っても顔を見せに来なかっ た顔を見せてやってほしいと何度も連絡し たのに葬儀の時にようやく現れたかと思え ば遺産は全てもらうとかとんでもないこと を言い出す 始末長男夫婦のあまりの非常識さには顔を しかめているそれもそうだこれまで私たち は ゆうやけ長男夫婦はそれに一切協力してこ なかったのだ からそんな長男夫婦に遺産が渡るなんて 許せないもちろん全額渡すつもりなんて 全くないがそれでも一部が渡るだけでも嫌 だそんなことをいると悟があのさと口を 開くその後に悟が放った言葉に長男夫婦は 顔を真っ青にさせ た私の名前は近藤洋子71歳の専業主婦だ 夫とジナンと3人で暮らして いる夫のゆはとある大企業の社長一族の 1人だ次男であるために社長の座は継が なかったがそれなりの資産を持ってい たけれどゆうやけの資産を持っていながら お金に対しては厳しかった何があっても 無駄遣いは絶対に許さないしむしろ普段 から節約を心がけているほど だお金はあるに越したことはないし何より 無駄遣いは良くないことそう考えた私たち は日頃からお金を大切に扱ってい たそんな私たちはよく思わなかったのが 長男夫婦 だ長男夫婦はどちらかというと浪費化な ところがあって特に必要でもないものを 買ったり贅沢をしたりと普段から目に余る ところがあっ たもちろん長男夫婦の家計でやりくりをし ているなら何も文句はないけれど長男夫婦 はそうやって浪費した後必ずと言っていい ほど生活が危ないんだと言って私たちを 頼ってき たこの日も長男夫婦が揃って我が家にやっ てきてい た次男の悟は長男夫婦の顔を見たくなかっ たのか外に出ているまたかと呆れる私たち およそに長男のサトがゆに声をかけ た父さん今月も家がきついんだ悪いんだ
けどちょっと援助してもらってもいいか な悟の言葉にゆは顔をしかめるゆ自身も 長男夫婦の金遣いのあさには頭を悩ませて い たするとそんなゆをなんとか説得しようと 長男嫁の彩佳さんが口を 開くほらうちにはもいますしは今年高を 控えてるんです私立の高校に行きたいって 前々から言っていてでも私立ってお金が かかるじゃないですかお父さんからしたら たしはかい孫でしょだったら少しくらい 援助してもいいんじゃないです か何様のつもりで言っているんだと ツッコみを入れたくなる援助してもらい たい立場の分際であまりにも図々しすぎる 態度だだけど孫のには全く罪はない全て 長男夫婦が悪いの だ分かった高が困るというのなら援助 しようだが絶対に浪費はしないようにそれ から高が困るようなことは絶対にする なゆはたのことを昔からかなり買っていた だからこそたが困るとなるとどうしてもお 金の援助をしてしまう長男夫婦もそれを 知っているからを引き合いに 毎度毎度その繰り返しだっ たその後後でお金を渡すことにして長男 夫婦には帰ってもらった私はゆに言われて 長男夫婦の口座にある程度のお金を 振り込んだどうにかしてこの生活を変え なければいけないということは分かって いるけれどどうにもうまくいかないそう頭 を悩ませていた私たちにさらなる幸が襲っ てきたゆが倒れたのだその場に言わせた悟 が救急者を呼びゆは搬送された診断の結果 がだということが分かったかなり進行して いるため治療がうまく進むとは限らないと も言われた私たちはその言葉に途方にくれ たが最後までゆを支えていこうと固く決意 し たそれから私は毎日病院に通った悟も仕事 があるが休みの日には必ず ゆうやけ ゆうやけ見舞にやってこないの だあんなに可愛がっていたたと会うことが できず ゆやど雲仙新湯来てほしいと言ったのだが 長男夫婦はめんどくさいと言って一切お 見舞いに来てくれなかっ たゆうやけも寂しそうにしているのたし だけでもいいから顔を見せに来てあげて ちょうだいこれまで ゆうやけと顔を合わせるたびお見舞いに来 てほしいと伝えたそれでも長男夫婦は首を 盾には振ってくれず私たちだって忙しいん ですたしは受験生なんですよ追い短い
お父さんの相手なんてしている暇はないん ですそりゃ父さんにはさになったけど俺 たちには俺たちの生活があるし悪いけど 諦めてくれないとひどい言葉を言われる ばかりだっ たたは元気にしているか1度でいいからの 顔が見たい なそう寂しにつくゆを見るたびに胸が痛く なっ た苦しくそして辛い病生活が1年ほど続い た癌の治療は負担が大きいという話は本当 だったようでこの1年 ゆうやけゆうやけを落とし た悲しいという言葉では表せないほどの 喪失感に襲われたそんな私を見てきっと 自分だって辛いのにサは支えてくれた本来 なら葬儀の準備だって私も手伝わなければ ならないのに悲しみにくれて全く気力が 湧かず動くことができなくて全て悟任せに なってしまっ た母さんはずっと父さんのそばにいてくれ たから仕事でどうしても行けない日が 多かった分今は俺に頼って よ悟のその言葉が温かくたまらなかった けれど長男夫婦は1度も葬儀の準備を 手伝いに来なかった ゆうやけすらなし悟だってゆうやけいだ レキとした子供なのにこんなにも非常に なれるものかと胸が痛くなっ た ゆうやけで静かに行われた結局葬儀当日も 合時間になっても長男夫婦は現れなかった それでも当日はかなり忙しくなったので 長男夫婦のことを気にしている余裕は なかっ たやがて葬儀が終わりコツを持って家に 帰る悟が用意しておいてくれた仏壇にそれ を置いて2人で手を合わせていると ピンポンとインターホンが鳴ったこんな時 に一体誰だろうと悟と顔を見合わせている と玄関のドアが開くうちの相かを持って いる人は限られているすぐに誰が来たのか 予想がついて2人でため息をつい た家にやってきたのは長男一家だった思え ばたしと顔を合わせるのはだいぶ久しぶり な気が するいやあ葬儀に顔を出しなくてごめんな ちょうど家族旅行の予定が入っちゃって てそう言って無遠慮にリビングに 上がり込む サそんなサの後に続いて彩佳さんとたが リビングに入ってきたあまりに非常識な 行動に呆れているとサトはさらにとんでも ないことを言い出し たもうあの自もいなくなったわけだし長男
である俺がルールみたいなものだよないい か遺産は全て俺たちがもらう母さんや悟の 取り分は一切ないからそのつもりでえと いう言葉が口をついて出た一体この人は何 を言っているのだろうとても受け入れがい 発言にあ然としているとさらに彩佳さんが 言葉を 続けるなんかすみませんねでもお父さんも きっとその方が嬉しいと思うんです役立た ずのお母さんや悟さんに遺さが渡るよりも 1番にお父さんのことを考えてきたサさん に遺産が渡る方がきっとお父さんも安心し ます よ長男夫婦のとんでもない言分にア然と する私たちに全て任せきりにして自分たち は楽をし続けたくせに今更になって 幽やか こんな人たちに遺産を全額渡すつもりは 冒頭ないがたえ一部でも長男夫婦の手の中 に遺産が収まってしまうことが許せない どうにかできないものかと考えあねている と悟がふと口を開いたその言葉が私たちの 立場を覆したのだ前々から思ってたんだ けどさたって兄さんに似てないよ な悟の言葉に長男一家も私も目を見開く 一体なぜそんなことを言い出したのか今 そんなことを話している余裕なんてないの にさ悟さんなんてことを言うんですかたは 歴としたサさんの子です私に似ているだけ です から悟が何気なく放った言葉に1番反応し たのは彩佳さんだその顔色はどこか青く まるで疲れてはいけないところを疲れたか のように焦っているようにも 思えるどうしてそんなに焦っているんです か俺は何気なくただちょっと気になった から言っただけですけどそれに高しって 彩佳さんにも似てないように思えるんです けど気のせいですか ね悟に言われてたの顔をじっと見つめて みる確かに悟とも彩佳さんとも似ていない ようにも見える少なくとも彩佳さんの私に 似たんですという発言は違うように思えた 同じことを思ったのか顔を真っ青にさせた サトが彩佳さんを 睨みつけるままさかお前浮気してたんじゃ ないだろうなは本当は俺の子じゃないん じゃないの かサはそう言って彩佳さんの胸ぐらをつむ 彩佳さんは必死になって違うと首を横に 振るが正直に言って信憑性はないけれど このまま喧嘩をされてしまっては収集が つかなくなって しまう結局その場は悟がまあまあとサトを なめ近いうちにDNA鑑定をしたら
はっきりするからということでまとまっ た彩佳さんは最後までそんなことをしなく てもいいだとか親子の縁を疑うなんてだと か文句を言っていたがサトの意志は固かっ たようで彩佳さんのそんな言葉に流されず 近いうちにたとのDNA鑑定をすると決意 したようだっ たそれから数日の間は長男夫婦とは特に 連絡も取らずゆうやけの準備などをし ながら毎日を過ごしていたそんなある日 再びピンポンとインターホが鳴るその場に いたサルと一体誰だろうと首をかげている と玄関ドアが開く 音母さんいないの かそう言ってサトシがリビングのドアを 開けたどうやら今日は1人で来たようだ サトシが1人で我が家にやってくることは 珍しいのでお茶を出しつつ席につかせると サトは神妙な持ちで1枚の書類をテーブル に置い たそれはDNA鑑定の検査結果だったそこ には高とサトの間に親子関係が認められ ないということが書かれていたつまり高は サトの子供ではないのだ俺彩かに騙されて たんだきっとたは彩かの浮気相手の子だ あいつ俺のことを裏切ってたん だサトは顔を真っ赤にさせて生き憤って いる確かに浮気は立派な不でくないことだ 騙されたサはかわいそうなところはあるの かもしれ ないけれど道場することはできなかった サトがこれまで取ってきた非常識な態度を 私たちは忘れたわけじゃない今更彩佳さん の裏切りが発覚したからといってサトの 味方をしてあるぎりもないの だ彩佳を徹底的に追い詰めてやらないと気 が済まないんだ頼む協力してくれ大切な 長男がれたんだ母さんや悟だって嫌な 気持ちになったよな今こそ家族一眼となっ て協力するべきなんだ よ何を熱くなっているのかサトはそう言っ て私たちの手を取るけれどそんなことをさ れたってサトに協力しようとは思えなかっ たむしろ気持ちは覚めていく一方だそんな 私を見かねて悟が 言う悪いけど兄さんに協力しようとは思え ないよ兄さんだって父さんを裏切ったじゃ ないかそのことを俺たちは忘れたわけじゃ ない よサトだってゆを見捨てた人間の1人あの 時サトだけでも味方をしてくれればもしか するとゆうやけたかもしれないのにそう 考えると簡単にサトを許すことはでき なかったああの時はあの時だろ俺だって 家族との時間を取ろうと必死だったんだよ
でもあいつらはもう俺たちの家族じゃ ないサトは必死になって私たちに協力を 求めてくるどれだけ嫌だと言っても引く 様子がないので仕方なくこの場に彩佳さん を呼ぶことを許可し たどうやらサトの話曰くDNA鑑定をする と決まって以降彩佳さんはたを連れてどこ かに遊びに行ってばかりだっったようで ほとんど家に帰ってきていないのだ そう佳さんはが連絡しても顔を見せること がないとのことなので心苦しかったが ゆうやけ私が連絡することにしたこんな ことは本来なら絶対にしないししたいとも 思わないそれでも私がそうしたのはサトが とっておきの柵があるんだと言ったから だっ た遺産の話に釣られたのかそれからほど なくしてインターホンが鳴ったどうやら 彩佳さんとたが来たよう だ玄関ドアを開けて2人を招き入れると そこに並んでいた靴に彩佳さんが顔を しかめるサトさんがいるなんて聞いてませ んお母さん騙したんです かそう言って彩佳さんはたしを連れて 帰ろうとする今ここで逃げられては わざわざ遺産を出しにした意味がなくなっ てしまうどうにかして引き止めなければと 困っていると悟がが前に出たまあまあ彩佳 さん落ち着いてよそれにここで逃げたら もっとひどいことになるかもしれないよ 自分たちだけで話し合うより兄さんを止め られる俺たちがいる場で話した方が彩佳 さんたちのためになると思う な確かに彩佳さんたちだけでサトと 話し合いをすればどうなるかわからない それこそサトが怒りのあり暴れ出すかも しれないそんな時サトを抑えられるのは きっとくらい だろう悟の言葉に納得したのか彩佳さん たちは家に入ってきたリビングのドアを くぐるとサトが彩佳さんたちを 睨みつけるそんなサトをまあまあとなめ ながら全員を席につかせお茶を 出す彩佳さんたちはかなり気まずそうにし ていたがどうにか場を収めることができた この時の私には悟がどうしてこんなにも めんどくさい方法を取ったのかが分から なかったなぜ長男以下を同じ場に集める 必要があるのかかこ撃破じゃダメだったの かけれどその後悟によって出された とっておきのカードのおかげでなぜ悟が この場に長男一家を集めたのか私は理解し たの だシーンと場は静まり返っているサも彩佳 さんもお互いに出方を伺っているようだっ
た そんな空気に耐えかねたのか彩佳さんが すみませんでしたとその場で頭を下げ たこんなことになるとは思わなかったん です私だって騙されたん ですそう言って彩佳さんは涙ながらに自分 の身に起きたことを語った彩佳さんが浮気 行為に手を出したのはもう10年以上前の こと相手は当時働いていた会社の同僚だっ たそうだ サトと出会う前から2人は関係を持ってい たそうけれど浮気相手の方は祭祀もちだっ たそれでもお互いに愛し合っていたのだと 彩佳さんは言う浮気相手と疎遠になった タイミングで彩佳さんはサトと出会った そうだサトは彩佳さんに一目惚れしもう アタック当時浮気相手への気持ちが冷め つつだった彩佳さんは交際を始めやがて 結婚した それから1年ほど経ったタイミングで疎遠 になっていた浮気相手と彩佳さんは再開し たそうだ当時彩佳さんは仕事を辞めていた ためまさか会うとは思わなかった らしい息を吹き返した浮気相手への恋心に 彩佳さんは夢中になってしまったそして高 を妊娠したけれどそのタイミングで浮気 相手は家族と共に遠くへ引っ越してしまっ た彩佳さんはは結果的に捨てられてしまっ たの だたらはけないことだけれど1人で子供を 育てていける自信なんて到底なかった そんな彩佳さんは高がサトの子だと嘘を ついてこれまでやってきたそう だもし彼がいなくならなければ私は正直に 浮気したことや高はサさんの子じゃない ことを言っていました全て彼が悪いん です彩佳さんはそう言って 泣きじゃくる高はあまりのショックに何も 言わなかっ たそんなことがあったからって許される わけがないだろお前は俺を裏切ったんだ俺 の幸せを壊したんだ彩佳さんの言い訳は しり滅裂だいくらサトでもそんな言い訳が 納得できるわけがない長男夫婦はその場で 胸ぐらを掴み合い喧嘩を始めてしまっ たしかしそんな長男夫婦をなめるように悟 が手を 叩く喧嘩をするなら好きにしたらいいけど 俺からも大事な話があるんだ兄さんたちが 気にして止まない父さんの遺産についてだ よ悟のその言葉に長男夫婦はぴたりと動き を止めたあれだけ執着していた遺産の話と もなれば怒りも収まるのだろう2人は1度 急戦することにしたのか席に着くそんな 2人の姿を確認すると満足したかのように
悟はエミを浮かべ懐から1枚の封筒を 取り出したこれは父さんが残した遺言上 入院生活をしている時に信頼できる弁護士 を雇って書いてもらったんだここに遺産の 配分についてもしっかりと書いてある よ遺言上の存在なんて私は知らなかった おそらくゆうやけ悟に頼んで弁護士を用意 してもらったのだろう悟が封筒を開き中に 入っていた便箋の内容を 読み上げるするとそこにはとんでもない ことが書かれてい た遺産の配分は妻である陽子に1/2次男 の悟と孫の高しに1/4ずつと するその一分を悟が読み上げると場の空気 ががらりと変わった顔を真そうにしたサが そんなはずないと声をあげ悟に掴みかかる 悟から遺言所を受け取るとサトはそれを 読みながらこれでもかと目を見開いたどう してなんで俺には配分がないんだ俺は長男 なの にずっと確実に自分は多めに遺産が もらえると思い込んでいたのだろうそれな のに自分にはわずかでも遺産が配分され ないなんて聞いてサが納得するはずが なかっ たしかし何度読んでも内容が変わらことに 息沈したのかサトはその場に 座り込むそんなサトから遺言上を受け取っ て確認のために読み直してみるが悟が読ん だ内容には間違いがないようだっ た生前兄さんたちは父さんから多額の援助 をしてもらっていただろうそのお金が全部 兄さんたちの遊びのために使われてたこと くらい父さんはちゃんと気づいてたんだよ だから兄さんには配分はなしとしたん だ悟は静かにそう語るゆが残してくれた とっておきの切札は確かにサトを絶望に 落とし入れことができたそしてさらに悟は 彩佳さんに対して釘を 刺すちなみに父さんに言われて彩佳さんの ご両親にも連絡は入れてるから高に配分さ れる分の遺産は一時的に彩佳さんのご両親 が預かることになるだから間違ってもの 遺産を勝手に使えるとは思わない方がいい いいよ そんなかつてのように自分勝手な理由で 浪費できないようにと抜かりなく悟とゆは 動いていたようだそういうことならきっと たに配分された分はたしの将来のために 利用してもらえることだろう ゆやど雲仙新湯が残した遺産について 私たちを取りまえていた2つの問題が ようやく集結したこれ以上長男夫婦に時間 を割く必要はなくなったの だ長男一家は話し合いを終えるととぼとぼ
と家に帰っていったこれから先のことは 当人同士で話し合ってもらう他ないだろう きっと私たちにとっていい結果に転ぶと 信じてい たその後私たちの予想通り長男夫婦は離婚 することになった彩佳さんがあの日話した 内容を聞いていた私たちが紛れもない証人 となったのでサは彩佳さんに対し高額の 慰謝料を請求したさらに揉めたのは高の 真剣についてだ将来的に遺産を自分のもの にすることができる高を2人はお互いに 手放そうとはしなかった私は悟佳さんのご 両親が介入して話し合いを進めにの意志を 確認しは成人するまでの間彩佳さんのご 両親が面倒を見るということで話が まとまった離婚が成立するとサトは頻繁に 我が家に訪れて一緒に暮らそうと言ってき た今更家族ずらをされても受け入れられる わけがないと感じた私たちはサトから 逃げるように家を引き払い引っ越した連絡 先も変えたためサと連絡がつくことはない だろう彩佳さんは彩佳さんで大変な毎日を 送っているそうだなんでも今回の件で彩佳 さんのご両親は大激怒慰謝料こそ立て替え たもののそれを全額返済するまではたに 会うことすら許されない らしい一方の私たちはというと幸せな毎日 を送っている生前のゆえ方に従ってもらっ た遺産は大切に貯金してたえお金がある からと言って無駄遣いはしないようにして いる悟はあれから仕事を熱心に頑張りその 実力を買われ義兄からうちの会社に来ない かと言われ転職した今では義兄が会長して いる会社で重役をしているよう だあんなことがあっても高は私の孫である ことは変わらないと考えているので彩佳 さんのご両親にお願いして顔を見に行かせ てもらっている無事に第一志望の高校に 受かったのでこの間お祝いにおいしい料理 を食べに行ったところだ 長男夫婦との一見は深く心の傷として残る 出来事であると同時に人との関係がどれ だけ大切なのかということを教えてくれた 私はこの教訓を生かしこれからも生きて いく だろう