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数年前浮気相手と逃げた元夫とまさかの 再会を果たしてしまった昔と全く変わって いない元夫は久々に会った私のことをこれ でもかと見下して くる必死に働いても貧乏とかかわいそうだ なこの直後私の現状を知った元夫の顔は どんどん青め て 私の名前は田中ち現在40歳で化粧品会社 の社長をやっている私には12歳の息子た がいて女で1つで育てているシングル マザー だ元夫である高幸とは高校時代から 付き合っていて結婚したのだが結婚生活に おける価値観の違いや生活の不一致が顕著 になって離婚し たそんな元夫との出会いはごく普通のもの だっ た私はお世辞にも面白い人間とは言えない ジョクを考えるのが苦手だし冗談のノりを 真面目に受け取ってしまうので一緒にいて つまらないと言われたことも ある一方で元夫はお調子者で私とは正反対 の性格だったしかし元夫のノりの良さや 全身爛々なところに引かれた私は元夫の猛 アタックに答える形でお付き合いを開始し た私のどこに惚れたのか聞いた時真面目で しっかり者だからと言われたことが今でも 印象に残って いる私のそんな部分を褒めてくれたのは 家族や親友以外では元夫が初めてだっ たそうして私たちは順調なお付き合いを 重ねて22歳の時に結婚したの だ 結婚してから1年後私は待望の子供を 授かった息子を出産した瞬間までは本当に 幸せでこれからもこの幸せはずっと続いて いくものだと思ってい たしかし現実はそう甘くはない息子が 生まれてからというもの心マママとパパの 私たちは初めての慣れない育児に悪戦苦闘 することに なる3時間に息子の世話を毎晩私が1人で 対応してい たこの時の私は育久中だったため仕事をし ている元夫に夜中の夜泣き対応をしてとは 言えなかっ たしかし元夫は自分はほとんど家事育児に 関わっていないというのに私が育児に追わ れて満足に家事もできないとなると 怒り狂うようになったの だ食器を貯めてしまった時や洗濯物を畳み 忘れた時などまるで嫌みな姑のように暴言 を口にしながら私を 責め立てるそのたびに元夫は
ああどうして血はこんなにも出来が悪いん だこのくらいみんな普通にこなしている ことだろうもっとちゃんと やれよと言ってくるようになったまるで誰 かと私を比べているかのような発言に ショックを受ける その日からどんどん私たちの中は険悪な ものとなっていき一度喧嘩を始めたら収集 がつかなくなってしまった会話もめっきり 減って しまうそんなある時私がこれまで抱えてい た元夫への不審感や違和感が確かなものと なる事件が起こっ た元夫が残業して帰った日疲れたからと 言ってその辺に服を脱ぎしかし私が片付け ていた時のことだ元夫が脱いだジャケット のポケットに手紙が入ってい た女の感で浮気ではないかと思っ たインターネットが発展したこの時代で あえて手紙でやり取りをするなんてネット 上に証拠を残さないための手段ではないか と考えたからだこの手紙の折り方にも士感 がある私が小学生の頃友人と手紙のしてい た際にやっていた折り方 だ仕事の大事な手紙をこのような折り方で おるわけがないしジャケットに入れるのも おかしいこと だろう私はすぐさま元夫にこの手紙を 突きつけた元夫は一瞬まずいといった表情 を見せて動きが 固まるだがすぐに開き直り挙句の果てには 逆切れをしてきたの だ私たちの争う声が室にまで響いていたの か息子が起きて大泣きを する結局この日のうちに話し合いをする ことは叶わなかっ た翌日私が目を覚ました時にはすでに元夫 の姿はなく当然のことながら家事をやって くれた形跡も ないこの状況で元夫と2人でいたら精神的 に持たないし万が一にも息子にをえられ たらたまったものじゃないと思っ たそこで私は実家に帰るという決断を 下す一旦母に事情を説明するため電話を かけると母は怒り狂ってい たありえないちつ早くたし君を連れて帰っ てきなさい母さんはいつでも歓迎だから ねそんな母の声に私は涙をこぼした私はを まとめて息子と共に実家へ戻ったが忘れ物 をしたことに気がつい た実家から元夫と住んでいる家までは車で 30分ほどのところにある夜9時を回って いたのだが息子のことは母が見てくれると 言ったため一旦家に戻ることにした家に 戻ると明りはついておらず真っ暗闇が
広がっているリビングの明りをつけて最初 に目にきたのがテーブルに置かれている 離婚届だっ た元夫のラは埋められているそして寝室や 他の部屋を見る限り元夫の私物がなくなっ ていることにも気づい た連絡しても無視どころか無気質な アナウンスが流れるのみでつながらない私 は瞬時に元夫が浮気相手と蒸発したのだと 悟っ た泣きたくなるのをぐっとこらえ離婚届の 自分の欄にサインするその足で役所の主上 さんに離婚届を渡し後日離婚届けが受理さ れたという通知が届いたのだっ [音楽] た元夫との最悪の離婚から数年が経過した 私はまだ幼い息子に私がシングルマザーと いうことで苦労をかけさせたくないと思い 必死に働いてきた今も実家で両親と暮らし ているのだが2人の支えや周りの人の理解 もあって穏やかな日々を過ごせていたある 時のことだ職場で共に働く仲間であり学生 時代からの後輩である木下さんからとある 相談を受け た最近誰かにずっとつけられている気が するん です聞いてみると取引先の担当者が 疑わしい らしいで待ち伏せをされていたりよく行く コンビニで待ち合わせたりとにかく怖い そうだ私としても感化できるような問題で はなく詳しく聞いてみるとある驚くべき 真実が浮き彫りとなった木の下さんを ストーキングしていた取引先担当者の名は 松本 孝幸そう私の元夫 だまさかの事実に私はどう反応したらいい かわからず頭を抱えてしまうそれを心配 そうに木下さんが見ていたので深呼吸をし た後さらに詳しい話を聞いてみ たプライベートな連絡先を聞かれたり食事 に誘われたりして困ってて今までこんな ことなかったから私もどうしたらいいのか 分からないん です今の取引先とはもう随分長いことお 世話になっており男性の担当者がいたとし てもこういった問題に発展したことは1度 足りともなかっ たそれなのに元夫がこんなことをしている と知ってショックの次に怒りの感情が ふつふつと湧き上がってくる木下さんから 元夫の話を聞けば聞くほどあの黒歴史とも 言える地獄のような結婚生活と最悪の 終わり方を思い出し腹が立つの だやっと元夫との因縁を断ち切って新たな
スタートを切ったというのに元夫は思わぬ 形でまた私の人生に介入してき たそんな元夫に私は復讐することを決意し た私は勇気を振り絞って木下さんを ストーキングしている男が自分の元夫で あることを 打ち明ける最初木下さんは驚いて言葉を 失っていたものの私の考えを聞くと納得し 協力してくれるとも言っ たとりあえず木下さんと元夫が数日後に 相談を控えているとのことなのでその日は 私も同席することにし たすると木下さんは私が来るということを 聞いてアドしたようにため息を つくいくつになっても最低なことをして人 を困らせる元夫にはきつい給を据えて あげることに決めた 覚悟しておいて ねそれからあっという間に数日が経過私に 悩みを打ち明ける前の木下さんは漠然とし た不安を抱えていてどこかそわそわしてい た態度だったのだが今は全く違う私が同席 するということな安心感と盾ができたこと が支えになっているのかとてもいい表情を して元夫の到着を今か今かと待ってい た私がいるということなんてつゆ知らずの 元夫はご機嫌な様子で相談予定のカフェに 入ってき たあろうことかスキップをして いる仕事中それも大事な相談が控えている というのに木下さんの下の名前を親しげに 呼んでこちらに歩み寄ってき ただが私が視界に飛び込んできた途端元夫 はピシっと固まった口をパクパクさせて こちらを凝視しやっての思いでかれるよう な声でこう言っ たななんでなんで血がここにいるんだ よもう随分と会っていなかったのに私の ことを覚えているとは意外だった私は驚い ている元夫のことはおえなしにこまでの ことを注意し た彼女につきまとうのはいい加減やめて ほしい の木下さんに業務時間外で接触をしたり下 の名前で呼んだりすることを咎めた小中で あるならまだしも木下さんは嫌がっている これは立派なストーカー行為 だすると元夫は出すように私のことを鼻で 笑った後椅子にとふんぞり返るようにして 座ったの だ何も知らない元夫は私が何者かを理解 する前にありえないことを口に するお前みたいな何もできない女が俺に 文句を言うなシングルマザーなんてしてる お前にごちゃごちゃ言われる筋合いはねえ
よまさかの発言にイラっとした私だって 好きでシングルマザーをしているわでは ないそもそも私の今の状況を作り上げた長 本人が元夫なのだからその無責任な発言に は度肝を抜かれた数年前に解決いや封印し ていたはずの元夫への怒りが徐々に解放さ れていくのを感じたすると元夫は私が恐れ をのいていると勘違いしたのかどうでも いいことをペラペラと口に する自分は今の会社で相当いいポストに ついているのだとか転職が成功して 大金持ちになったとかどうでもいいこと ばかりだったしかも全部大ほらだ私は当然 元夫が平社員であることを確認しているだ が私がそこまで知っているとは考えてもい ない元夫は聞いてもいないのに私と別れた 後のことを語り始め た お前と別れてから運気が上昇したんだよ 宝くじで当選したし今の会社に採用して もらったし彼女だってできたそう言って 木下さんのことをねっとりとした視線で 見つめる木下さんは小さく悲鳴をあげた後 まさになって私のスーツの裾をつん だどれだけ自分に水しきっているのだろう かそれもるさんを架空の彼女と見なすほど に まで私は呆れて言葉を失ってしまっ た私の知っている元夫はこんな人ではなく 今目の前にいる人はまるで別人のように なりはててしまっていたから だある程度元夫の木の住むまで自慢話をさ せて私も木の下さんも話の内容は右から左 へ スルーネタが尽きたのか元と夫の言葉が 止まったためここで一気に反撃に出ること にし たところであなた自分は偉い人だと自慢し ているけど違うわよね小林さんに聞いた けどあなたただの平社員 でしょ私の口から自分の上司である小林 さんの名前が出たことに元夫は驚愕し たどうして私が小林部長と知り合いなのか と聞いてくるためここで真実を教えて あげることにし た小林さんとは何度も相談をしているから ね私これでもこの業界で働いて結構立って いるの よその後私は元夫に仕事に関する簡単な 質問を投げかけてみたどれも相談をする上 で必要となってくる知識であるはずなのに 元夫はほとんど答えられずに沈し悔しそう に俯くだけだっ たそしてやっと口を開いたかと思うと 呆れるような弁名をし始めたしかしその
発言の全てが嘘であることを見抜いた私と 木下さんは笑いを殺こらえるのに必死だっ た実際心の中では元夫のことを笑い飛ばし てやっていた のちらっと木下さんの方に視線をやると 先ほどまでの怯えた表情はどこへやら彼女 もまた笑いをこらえるのに必死な行走だっ た何も気づいていない元夫はこの状況が 面白くないのか顔を真っ赤にさせながら 負け惜しみを言って くる40超えたおばさんが必死すぎて惨め だな一生懸命働いてもどうせ貧乏なん だろうがかわいそうだ なそんなことを言って私を煽ってきただが その手には乗らないこれ以上元夫に 付き合っていては時間の無駄だと思い将棋 の駒を進めるようにして私は状況を動かし た何言ってるのあなた勘違いしているわよ これでも私この会社で社長やってるからお 金の心配はないの よ私の話を聞いた元夫はあ はあありえないだろうがお前みたいな出損 ないの女が社長だなんて嘘 だと言って信じようとはしないそこで私は ため息まじりに自分の名刺を元夫の前に 差し出し た申しをくれましたが私こういうもの です差し出された名刺を無意識のうちに 受け取った元夫はゆっくりと視線を落とす 私の名前の上には代表取り締まり役社長と 書いてあったため驚きからか目を見開いて 強直してい た嘘だ信じたくないと言った元夫の心の声 が聞こえてくるような気が するそのくらい元夫は表情だけで自分の心 を語っていたように思えたの だ名刺を見てもなを信じられないのか木下 さんの方を向いて何かの冗談だよなと自分 の意見に対する同意を 求めるしかし木下さんが微笑みながら私の ことを社長だと言うと元夫は半笑いのまま 動かなくなってしまっ た実は元夫と離婚した後私は勤めていた 会社を退職してしばらくは実家のお世話に なってい たその時近くの企業で生後5ヶ月の入から 預かってくれる宅書を併設していると聞き 応募しようかずっと悩んでいた私にとって 経験のない美容系の会社だったから だそんな時友人から自分の会社で働かない かと声をかけられたのだその友人には私が 職を探していることを伝えていたのでそれ で誘ってくれたの だろう偶然にも友人の務めている会社が私 がをっていた霊の企業だったの
だ友人の後押しやこれまでの経験を変われ て私は即採用の連絡をもらっ たそうして数年間仲間たちと切磋琢磨して 乗り切り確かな実力を伸ばしていっ たそうして人脈や実力をつけた私は仲間数 と共に今の会社を起こしたのだ元いた会社 とは取引先関係というで良な関係を気づき つつ肌に思い悩む女性のために安くて効果 のある商品を独自開発する会社を 設立思ったよりも反響が大きくあっという 間に会社は成長を遂げていった最近では 取引先も増えて雑誌に取り上げられること も多く取材の連絡も何件か入ってい た全部先輩の人柄の良さや営業のおかげ ですよ私先輩と一緒に仕事ができて本当に 幸せ です以前木下さんがそんな風に言ってくれ た時は嬉しかっ た木下さん以外にも同じようなことを言っ てくれる社員はたくさん いる私は顧客はもちろんのこと会社のため に一生懸命働いてくれる従業員こそ1番の 宝だと考えてい た従業員が快適に過ごせる労働環境を 整えることを第一としてやってきた結果 会社は旧成長のまた田中にあるの だこの話を聞いた元夫はまるで狐につまま れたような顔をして呆然として いる私は追い打ちをかけるように自分の 会社と元夫の務める会社がこれまでどの ようにして歩み寄ってきたのかを語っ たあなたの会社の社長と私は私が会社員 時代からの付き合いなの私が会社を 立ち上げたらすぐに取引をしたいって言っ てくれて ね私が思いをはせるようにして社長との 過去を語ると元夫はガクガクと震え始め たまさか自分の会社の社長と私がビジネス における分厚い信頼関係を気づいていると は思っても見なかったの だろう社長は私が右も左もわからない新人 時代から優しくしてくださった方で私が 独立したいと夢を語った時も君ならできる と言って背中を押してくれた人なのだ今で も私のことをまるで娘のように可愛がって くれているきっと元夫の件については私の 方から社長にはっきりと伝えたらしるべき 対応をしてくれるはず だ元夫にそう伝えると元夫の青かった顔は どんどん真っ白になっていき目には うっすらと涙を浮かべてこちらを見てい た捨てられた子犬のようなうるんだ瞳を 向けてくるが愛に元夫にかけるような道場 は一切 ない元夫はようやく自分が置かれている
状況に気づいたのか震える声で懇願してき た頼む社長には内緒にしてくれもう彼女に は近づかないからこの年でやっとの思いで この業界に入れたん だそう言って許しをこうが私が元夫を許す わけがないのだそもそも許すきでいたら 内緒で同席なんてし ない会社の宝である社員が困っていると いうのならそれを助けるのが社長の 務め彼女がプライベートでも困っている 以上あなたを許す気は一切ない から言い放ちすがってくる元夫の手を 払いのけてやっ た最後に見た元夫の表情はこっておりこれ から待ち受けている自分の悲惨な未来を 想像し絶望しているようだっ たその後私は今回の件を元夫が勤めている 会社の社長に報告した話を聞いた社長は 木下さんに申し訳ないと言って謝った後 すぐに対応してくれ た元夫は入社したはいいものの日々の勤務 態度は相当悪かったそうだそれに加えて 取引先従業員へのストーカー行為で木下 さんが正式に被害届けを出したことで 警察沙汰に発展し た次弾で住んだものの会社としては感化 できないと問題視されしまには元夫は会社 のお金を横領していたことも発覚してされ たそれからの元夫は最就職ができずあろう ことか私に復縁を迫る連絡をしてくるよう になっ たもちろんその申し出を断り元夫の連絡先 を着信拒否に するだが元夫は木下さんをストーキングし ていたこともあってか相当にしつこかっ ただから私も当然の権利を主張して元夫に 立ち向かうことにした これ以上私に関わるなら今まで支払ってこ なかった慰謝料と養育費を請求する わ弁護士経由でその胸を伝えたのだがあの 手この手を使って元夫からの個人的な連絡 は絶えず 続くさすがに私も我慢ならず弁護士に今後 のことも含めて再度相談をし養育費の請求 と私や息子に対する接近を禁止することを 伝えた元夫はこのことがとどめとなった ようだ一括請求された養育費と慰謝料を 支払うために貯金を全部崩し口座はすっ かららかになった らしいまともな職にもつくことができず どうやって整形を維持しているのかすら 不明 だ数年前の浮気の件も相手はどうやら結婚 詐欺が目的で元夫は騙されていたらしく さらに今の元夫には何も奪うようなものも
ないためどんな女性も寄りつかない今は 深い公開の念に苛なまれながら寂しい人生 を送っているそう だ私は今でも変わらず会社の社長として 従業員のためにできることをし取引先とも 良好な関係を築いて いる12歳の息子も父親に担優しい少年に 育ち今は実家を出て2人で幸せにそして 仲良く暮らして [音楽] いる